三重の名物・ご当地グルメ完全ガイド|旬の味覚とおすすめ飲食店を紹介

三重の名物・ご当地グルメ完全ガイド|旬の味覚とおすすめ飲食店を紹介

更新日:2026/07/22

自然豊かなエリアです。黒潮が運ぶ豊富な栄養に育まれた伊勢エビやあわびをはじめ、世界的に名高い松阪牛、清流が育む伊勢茶など、山海の幸に恵まれた食文化が根づいています。また、伊勢参りの旅人に親しまれてきた伊勢うどんや、給食から生まれた津ぎょうざなど、新旧のご当地グルメも豊富です。本記事では、三重の代表的な名物やご当地グルメについて、旬のカレンダーやおすすめの飲食店とあわせて解説します。次の三重旅行で外せない一皿を、ぜひ見つけてみてください。実際に三重県を旅する前に、食の奥深さへの知識を深めておきましょう。

素材の味を楽しむ!三重の代表的な「名物」

三重県は古くから朝廷に海産物を献上する「御食国(みけつくに)」として栄えてきた、食の歴史が深い土地です。その伝統は現在にも受け継がれており、伊勢エビやあわびといった高級海鮮から世界に名高い松阪牛まで、贅を尽くした名物が揃っています。ここでは、三重を代表する6つの名物について解説します。

松阪牛|世界の舌を魅了する、美しい霜降りと甘く芳醇な香りの芸術品

画像はイメージです(Photo by PIXTA)

松阪牛は、三重県松阪市を中心に肥育される日本を代表するブランド和牛です。きめ細かな霜降りと、口に入れた瞬間にとろける脂の甘み、そして和牛特有の芳醇な香りが特徴。松阪市内には精肉店直営の名店が点在しており、本場ならではの一皿を堪能できます。

伊勢エビ|伊勢志摩の豊かな海が育む、甲殻類の王様にふさわしい抜群の歯ごたえ

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伊勢エビは三重県の漁獲量が全国でもトップクラスの、伊勢志摩を代表する海の幸です。毎年10月1日に漁が解禁され、プリプリの身と濃厚な味噌が堪能できます。食べ方はお造りから鬼殻焼き、味噌汁など多彩で、志摩市の浜島町は「伊勢えびの町」を宣言しているほどです。

伊勢あわび|神宮奉納の歴史を持つ、磯の香りとコリコリした食感が自慢の高級食材

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伊勢志摩で水揚げされるあわびは、古くから伊勢神宮への神饌として奉納されてきた歴史を持つ高級食材です。海女が素潜りで一つひとつ獲り上げるため、漁獲量が限られており希少価値が高いのが特徴。コリコリとした食感と凝縮された磯の香りは、刺身やバター焼きで存分に楽しめます。

的矢(まとや)かき|的矢湾の清浄な海域で育つ、えぐみがなく極めてクリーミーなブランド真牡蠣

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的矢かきは、志摩市の的矢湾で養殖されるブランド真牡蠣です。出荷前に紫外線殺菌された清浄な海水で浄化処理がおこなわれるため、えぐみが少なくクリーミーな味わいが際立ちます。旬は10月〜3月頃で、生食でも安心して楽しめる品質の高さが全国の食通から支持されています。

あのりふぐ|遠州灘・熊野灘で漁獲され、安乗漁港に水揚げされる天然のトラフグ

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あのりふぐは、志摩市安乗(あのり)漁港に水揚げされる天然のトラフグです。遠州灘や熊野灘の荒波にもまれて育つため、身が引き締まり、天然ならではの力強い旨みが楽しめます。冬が旬で、刺身や鍋、白子料理など、産地ならではの贅沢なフルコースを堪能できます。

桑名のはまぐり|「その手は桑名の焼き蛤」で知られる、身が大きく抜群の旨味を持つ逸品

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桑名のはまぐりは、江戸時代のことわざ「その手は桑名の焼き蛤」にも登場する三重県北部の名産品です。木曽三川が注ぐ汽水域で育つため、身が大きくふっくらとしており、濃厚な旨みが凝縮されています。旬は2〜4月の春先で、焼きはまぐりや酒蒸し、お吸い物で味わうのが定番です。

絶対食べたい!三重の「ご当地グルメ」

三重旅行の楽しみといえば、伊勢参りの歴史とともに育まれたご当地グルメです。もっちり太麺の伊勢うどんから、給食生まれの津ぎょうざまで、滞在中に一度は体験したい代表的な5つの味を解説します。

伊勢うどん|もっちりとした極太の柔らかい麺に、濃厚なたまり醤油のタレが絡む名物

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伊勢うどんは、伊勢市で古くから親しまれている郷土料理です。通常のうどんとは異なり、極太の麺を1時間近くかけて柔らかく茹で上げるのが特徴。だし汁は使わず、たまり醤油ベースの濃厚な黒いタレを絡めていただきます。伊勢参りの旅人が疲れた体でもすぐに食べられるよう、消化の良い柔らかい麺が生まれたともいわれています。

四日市とんてき|分厚い豚肉をニンニクと濃いめのソースで豪快に炒めたスタミナ食

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四日市とんてきは、分厚い豚ロース肉をニンニクとともに濃いめのウスターソースで豪快に炒めた四日市市発祥のご当地グルメです。肉に切れ目を入れてグローブのような形に広げるのが定番のスタイル。ソースの香ばしさとニンニクのパンチが効いた味わいは、白ご飯との相性が抜群です。

てこね寿司|カツオやマグロの醤油漬けを酢飯に合わせた、伊勢志摩伝統の漁師料理

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てこね寿司は、カツオやマグロの切り身を醤油ダレに漬け込み、酢飯の上にのせた伊勢志摩の郷土料理です。もともとは漁師が船上で獲れたての魚を手で豪快に混ぜて食べたのが始まりとされています。大葉や生姜、海苔などの薬味を添えて食べるのが定番で、伊勢志摩エリアの食堂や旅館で広く提供されています。

津ぎょうざ|直径15センチの大きな皮で餡を包み、カラッと揚げた津市発祥の給食グルメ

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津ぎょうざは、1985年頃に津市の学校給食から生まれたご当地グルメです。直径15センチの特注の皮で餡を包み、低温の油でじっくり揚げるのが特徴。パリパリの皮とジューシーな餡のコントラストが人気で、2019年にはB-1グランプリでグランプリを獲得しました。市内の飲食店ごとに具材が異なるため、食べ比べも楽しめます。

松阪の鶏焼き肉|網の上で香ばしく焼き上げる、甘辛い濃い目の味噌ダレが特徴の隠れた名物

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松阪といえば松阪牛が有名ですが、地元で日常的に愛されているのが鶏焼き肉です。甘辛い味噌ダレに漬け込んだ若鶏を網の上で香ばしく焼き上げるスタイルで、松阪市内には鶏焼き肉の専門店が数多く点在しています。松阪牛に比べてリーズナブルに楽しめるため、地元ならではの食文化を体験したい方にもおすすめ。

いつが一番美味しい?三重の「旬カレンダー」

: 桑名のはまぐり(桑名市)、伊勢あわび(伊勢志摩)、伊勢茶の新茶(鈴鹿市・四日市市など)
: 岩がき(鳥羽市・志摩市)、てこね寿司(伊勢志摩)、松阪の鶏焼き肉(松阪市)
: 伊勢エビ(10月解禁)(伊勢志摩)、松阪牛(松阪市)、紀州みかん(御浜町・熊野市など)
: 的矢かき(志摩市的矢湾)、あのりふぐ(志摩市安乗)、答志島(とうしじま)トロサワラ(鳥羽市)

現地で行きたい!三重グルメを堪能できる名店・おすすめ飲食店

  • 岩戸屋

    三重県|伊勢市

    伊勢神宮から一番近い食事処

    伊勢神宮から徒歩約30秒、おはらい町の入り口に佇み、お多福印がトレードマークの「岩戸屋」は、松阪牛、伊勢鶏など、伊勢志摩の素材を使った料理が食べられる店。多数取り扱うご当地グルメのなかでも、女性におすすめなのが、松阪牛の希少部位・イチボを炙り、ポン酢であっさりといただくヘルシーな「松阪牛サラダ膳」。また、伊勢の地に約100年ある老舗和菓子店としての顔を持ち、神宮のお札をかたどった「生姜糖」や、日持ちが良く上品な味わいの「岩戸餅」など、お伊勢参りの観光客に好評な土産物も取り扱う。

    住所:三重県伊勢市宇治今在家町58

    営業時間:8:45~17:00もしくは17:30※季節により変動あり、参宮亭は16:00まで、土産購入可

    定休日:無休

  • 寶来亭

    三重県|伊勢市

    伊勢の名物グルメが多彩に楽しめる店

    内宮前おはらい町の老舗土産物屋「二光堂」に併設された「寶来亭」は、伊勢神宮への参宮客のお腹を満たしてきた伊勢の名物グルメをいただける店。肉があふれるほど盛られた「寶来亭 ステーキ牛丼」や、漁師が船上で漬けにした刺身をご飯に混ぜて食べたのがはじまりといわれる郷土料理「てこね寿司」、太い麵にたまり醤油がベースの真っ黒いツユがかかった「伊勢うどん」など、どれも格別な旨さだ。また、入り口では芳ばしい香りの牛串が購入でき、店内では土産物が買えるので、お参りのついでにふらっと立ち寄るのもおすすめ。

    住所:三重県伊勢市宇治今在家町60(二光堂内)

    営業時間:10:00~17:00(LO16:30)

    定休日:無休

  • 焼肉 味園

    三重県|松阪市

    七輪の炭火で焼く霜降り肉を特製タレで堪能

    JR・近畿日本鉄道の松阪駅から徒歩約2分の好立地に立つ老舗焼肉店。松阪牛や国産黒毛和牛など、厳選されたやわらかな霜降り肉が、リーズナブルに味わえる。昔ながらの七輪の炭火で好みの加減に焼き上げ、旨味を引き立ててくれるさっぱりとした特製ダレでいただこう。人気の「塩上ロース」は数量限定なので、早めに注文を。冷麺などのサイドメニューや自家製キムチなども楽しみたい。落ち着いた雰囲気の店内はテーブル席や座敷席、個室も用意されている。11時から22時までの通し営業なので、幅広いシーンで利用できそう。

    住所:三重県松阪市京町1区17-9

    営業時間:11:00~15:00(LO14:30)、16:00~22:00※土・日・祝日は11:00~22:00(LO21:30)

    定休日:火曜日

三重の名物グルメと一緒に楽しみたい観光・旅行プラン

名物グルメを旅の目的にするなら、周辺の観光スポットや宿泊地と組み合わせて旅程を考えるのがおすすめです。たとえば、伊勢神宮の参拝とおかげ横丁での伊勢うどん食べ歩き、鳥羽の水族館と海女小屋での海鮮体験、松阪の城下町散策と松阪牛のすき焼きなど、食と観光をセットで楽しめるエリアが県内各地に点在しています。グルメを軸にルートを組めば、移動のたびに三重の味を堪能できる旅になるでしょう。

三重の名物・ご当地グルメによくある質問

Q1. 三重県は南北に非常に長いですが、最高峰のブランド海鮮(伊勢エビ・牡蠣・フグなど)を現地で堪能するならどのエリアを目指すべきですか?

A.伊勢エビ・あわび・あのりふぐ・的矢かきといったブランド海鮮が集中しているのは、鳥羽市〜志摩市にかけての伊勢志摩エリアです。このエリアには産地直送の海鮮料理を提供する旅館や海女小屋が点在しており、一度の旅行で複数のブランド食材を堪能できます。桑名のはまぐりを目当てにする場合は、県北部の桑名市を訪れるとよいでしょう。

Q2. 伊勢参りの名物である「伊勢うどん」は、なぜ一般的なうどんに比べてあのように麺が太く、柔らかいのですか?

伊勢うどんの太くて柔らかい麺は、長旅で疲れた伊勢参りの旅人が消化に負担をかけずにすぐ食べられるようにと工夫されたものといわれています。1時間近くかけてじっくり茹でることで、独特のもっちりとした食感が生まれる点が特徴。だし汁を使わずたまり醤油のタレだけで食べるシンプルなスタイルも、提供の手間を省いて素早く出せるようにという配慮から生まれたとされています。

まとめ

本記事では、三重を代表する名物や旬の食材、ご当地グルメの魅力について、おすすめの飲食店や旅行プランとあわせて解説しました。御食国の歴史を受け継ぐ三重には、伊勢エビや的矢かきなど伊勢志摩に集中するブランド海鮮と、松阪牛をはじめとした山の幸、そして伊勢うどんや津ぎょうざといった地元密着のソウルフードが共存しています。伊勢神宮への参拝とあわせて各エリアのグルメを巡れば、歴史と食が一体となった三重ならではの旅が実現できるでしょう。旬のカレンダーを参考に、自身の旅程にあったグルメプランを組み立ててみてください。

旅色編集部 なかやま

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 なかやま

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