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2026/08/05
アメリカからの渡航者の約12人に1人——。東京・麻布台ヒルズの『森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス』が、2026年7月31日、来館者数400万人を達成しました。来館者の約7割は世界185以上の国と地域から訪れた外国人。まさに“世界が選ぶ”デジタルアートミュージアムです。今回、旅色編集部はその現場を取材。達成間近に訪れた海外のご家族の声とともに、人気の理由と見どころをお届けします。
この記事の目次
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「teamLab Borderless」のロゴが迎える、麻布台ヒルズの入口
麻布台ヒルズへの移転オープンから、およそ2年6カ月での到達でした。
400万人という数字の“中身”を見ていくと、この場所がどれほど多くの国から支持されているかがよく分かります。
来館者のうち、実に約70%が訪日外国人です。その出身は世界185以上の国と地域にわたり、アメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリス、ドイツといった遠方からの来館者が約半数を占めています。近隣アジアからの旅行者だけでなく、地球の反対側からもわざわざ足を運ぶ人が多いことが、この数字から見えてきます。
さらに驚かされるのが、来館者を訪日客全体と照らし合わせた割合です。2024年2月から2026年6月までに日本を訪問した外国人のうち、オーストラリアからの渡航者は約9人に1人、アメリカからも約12人に1人が、このチームラボボーダレスに来館しています。日本を旅する多くの人にとって、訪れるべき場所のひとつになっていることがうかがえます。
※公式ウェブサイトのチケット購入者データ(調査期間:2024年2月9日〜2026年6月30日)および訪日外客統計(JNTO)より
チームラボボーダレスは、アメリカの国際的なニュース雑誌TIME誌による「World's Greatest Places 2024(世界で最も素晴らしい場所 2024年度版)」にも選ばれています。世界が認めた場所という評価も、遠方からの来館を後押ししているのでしょう。
数字の背景にいるのは、一人ひとりの旅人です。達成間近のこの日、取材に応じてくれたのは、ヨーロッパから来日した三世代・5名のご家族でした。

400万人達成を記念した来館者インタビューの様子
印象的だったのは、この来館が“旅のついで”ではなく“目当て”だったことです。ご家族は日本滞在およそ3週間の旅の行き先のひとつに、この麻布台ヒルズのミュージアムをしっかり組み込んでいました。わざわざ航空券を取り、ここを目指して来日したのです。
400万人達成という節目については「知らなかったので驚いた」と話しつつ、こう続けてくれました。
「今回、初めて『森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス』を訪れました。来場者400万人達成の節目であったことについては知らなかったので驚いていますが、日本に来る前からウェブサイトなどでチームラボボーダレスについて情報を調べていたので、感激しています。」

取材に応じてくれたご家族。手にしているのは、来館を記念して贈られたギフト
どの作品も美しかったと語るご家族が特に挙げたのが、光の球体が広がる《Bubble Universe》と、自分で描いた海の生き物が泳ぎ出す作品でした。
「チームラボボーダレスについてはSNSを通じて知りました。光の球体の作品が特に印象に残っていますが、どの作品も非常に美しく、本当に素晴らしい体験になりました。海の生き物の絵を描いて泳がせる作品も楽しかったです。」
取材のなかで、ちょっとした発見もありました。この日の記念ギフトのひとつであるアロマキャンドル「Lamp」は、《Bubble Universe》の作品空間と同じ香りでつくられています。それを手にしたご家族が、実際に香りを確かめて「同じ香りがする」と表情をほころばせる場面がありました。空間で味わった体験が、そのまま持ち帰れる——作品とギフトが一本の線でつながる瞬間でした。
ご家族が印象に残ったと話してくれた2作品を、あらためて紹介します。

無数の光の球体に包まれる《Bubble Universe》
無数の光の球体に包み込まれる、幻想的な作品空間です。光が呼応し合いながら移り変わり、見る人の存在によっても表情を変えていきます。後述する記念ギフトのアロマキャンドルは、この空間と同じ香りでつくられています。

自分で描いた海の生き物が泳ぎ出す《スケッチオーシャン》
自分で描いた海の生き物が、目の前の大きな海のなかを泳ぎ出す参加型の作品です。描くという能動的な体験が加わることで、子どもから大人まで夢中になれる一角。取材したご家族も、ここで描いた絵が印象に残っていると話してくれました。
400万人達成を記念して、来館者に贈られるギフトも見どころのひとつです。館内での体験を、そのまま持ち帰れる内容になっています。
館内の「スケッチファクトリー」で生産できる、来館時刻を「タイムスタンプ」としてデザインしたギフトです。その人だけの“訪れた瞬間”が刻まれる、記念にぴったりの一点。トートバッグのほか、Tシャツやハンカチもつくることができます。
《Bubble Universe》の作品空間と同じ香りをまとったキャンドルです。火を灯すと内側だけが溶けていき、残った外側がランプシェードに変化。やがてキャンドルはランプへと姿を変え、炎の光がやわらかな光へと移ろっていきます。作品の記憶を、香りと灯りで持ち帰れるアイテムです。
館内のティーハウス「EN TEA HOUSE - 幻花亭(げんかてい)」で提供されているEN TEAの茶葉を使ったティーバッグです。ひとつはお茶本来の甘みや旨味をしっかり引き出した水出し緑茶。もうひとつは、爽やかなレモングラスをブレンドしたほうじ茶。幻花亭では、濃く抽出したお茶に温かい低脂肪乳と和三盆を合わせた「ほうじ茶 レモングラス ラテ」も味わえます。
森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 なかしま
ライター:なかしま