山梨で甘い体験! 信玄餅詰め放題&桔梗屋テーマパークの魅力と攻略法大公開!
山梨県が誇る「桔梗信玄餅(ききょうしんげんもち)」。甘さとコクが舌を包み込む黒蜜と、鼻をくすぐる香ばしさのきな粉とが絡み合い多くの人々を虜にしています。そんな桔梗信玄餅をさらに深く、お得に楽しむのなら、「桔梗信玄餅 工場テーマパーク」がおすすめです。桔梗信玄餅の詰め放題、工場見学、スイーツ、アウトレット商品の購入まで楽しめます! 今回は、詰め放題の最適な時間帯や、見逃せないスイーツ、工場見学など、連日賑わうテーマパークを最大限に楽しむための攻略法をレポートします。※2023年6月訪問時の情報です
目次
伝統の桔梗信玄餅からテーマパークまで、魅力を探る
桔梗信玄餅で知られる「桔梗屋」は、明治22(1889)年創業の老舗和菓子メーカー。大ヒット商品である桔梗信玄餅は昭和43(1968)年の誕生以来、人々に愛され続けています。その後も新たな商品が生まれ続け、桔梗信玄生プリン、桔梗信玄餅アイス、桔梗信玄餅生ロールなど、多くの人気商品が誕生しています。
「桔梗屋」は、ただの和菓子メーカーではありません。北杜(ほくと)市明野町(あけのまち)にある「ハイジの村」や、忍野(おしの)村にある日本有数の淡水魚専門水族館「森の中の水族館。」といった、テーマパークや水族館などの運営も行っています。
なかでも「桔梗信玄餅工場テーマパーク」は、11,000平方メートルの広大な敷地内に楽しさがギュッと詰まったテーマパークです。
桔梗信玄餅を詰め放題できる「グリーンアウトレット1/2」をはじめ、格安で購入できるアウトレット商品が並ぶ「社員特価販売1/2」、さらには桔梗信玄餅や桔梗信玄生プリンの製造過程を見学できる工場も。
ほかにも、お土産や贈り物ショップ「桔梗屋東治郎」、食事やスイーツが楽しめる飲食店、お弁当激安コンビニ、なんと「餅もちの社」なる神社まであります。「桔梗屋」の魅力を満喫しつつ、お得に、いろんな楽しみ方ができます。
行列必至! まずは、整理券をゲットしよう
桔梗信玄餅の詰め放題を体験するには「整理券」が必要です。せっかくなので、1番の整理券をゲットしようと早朝4:00に到着。まだ、駐車場が解錠されていないので隣接する「かぶとむしの森」の駐車場を利用します。敷地内に入ると、先客が10数名もいました! 前の方に話をきいてみると「3:00に到着した」とのこと。上には上がいました。
整理券は1人1枚、「列に並んでいる方のみ」に配布されます。複数人で行く場合は、一緒に並ぶ必要があります。ずっと、立ちっぱなしは疲れますので折りたたみ式の椅子を持参するといいかもしれません。
無事に整理券をゲット! 私が訪れた日は、5:45に配布が開始され、6:00の時点で140枚の配布が終了しました。整理券の配布時間と配布枚数は日によって違います。休日だと5:00以降のスタートが多いようです。
平日にもチャレンジしましたが、7:30到着で40番。8:15には50枚の配布が終了していました。平日なら大丈夫だろう……と油断してはいけません。詰め放題はとにかく人気があるため、8:00台では整理券をゲットできないことがほとんどです。
待ち時間も有効活用!早起き特典ガイド
桔梗信玄餅の詰め放題の開始時間は、毎日9:00スタートです。ただ、整理券を持っていても、9:00ぴったりに参加できるわけではありません。
一度に体験できるのは30組前後。終了した人と交代で次の人と入れ替わるシステムです。整理券番号が200番台になると、詰め放題の開始時間が12:00頃になる可能性もあります。
ただし、自分の順番が来るまで、ずっと待機している必要はありません! スマートフォンでQRコードを読み込んで登録するとLINE通知で呼び出してくれるシステムがあります。周辺を観光したり、近くの人は一度、家に帰ることもできるので便利。
「詰め放題のために、早起きするのは大変だったな~。朝ごはんどうしよう? 」と、考えていた矢先「早起き特典! 山梨名物のほうとう食べ放題企画」が開催されていました。整理券と一緒に割引券を貰えます。整理券配布後〜8:00まで、通常価格1,000円のところ、大人500円、小学生300円、幼児無料で本格的な煮込みほうとうが食べ放題です。開催日は土日が多いようです。
新ルール! 一度、決めたら引き返せない詰め放題
8:45、遂に番号が呼ばれました。この日は通常より15分早めてのスタートとなりました。会場の入り口でビニール袋を1枚貰い挑戦した私が、桔梗信玄餅の詰め放題のルールやポイントを解説します。
<1st ステージ>一度決めたら後戻りできない!
「袋に詰める桔梗信玄餅の数を予想して申告」というルールが詰め放題をさらに刺激的にします。袋に詰め切れなかった桔梗信玄餅は1個100円で買い取りになってしまうのでヒントを参考に慎重に考えましょう!
挑戦は何回でも可能で、少なめに申告して余裕があったら追加できます。私は最初に12個に挑戦!
<2nd ステージ>ひたすら詰めるべし!
テーブルに着いたら、はやる気持ちを抑えて一旦深呼吸しましょう。制限時間はありません。
最初に、桔梗信玄餅に付いている爪楊枝を外していきます。
次に、袋の中に両手を入れて、左右に引っ張り、ビニール袋を伸ばしていきます。やっておくと後々楽になります!
桔梗信玄餅を縦に、五角形の形を意識しながら真ん中に1個詰めると計6個入れることができます。台座になるようにするのがポイント。2段目も同じ要領で、ビニールは入れながら広げていく感じ。結構伸びますが、破けてしまうとやり直しになるので注意。
1段目6個、2段目6個、計12個入りました。次に、袋を結びます。結び方は「一本縛り(風船縛り)」のみ。これが至難の業……。一本縛りができないと「詰めた」とはみなされません。信玄餅を押えながら袋の上部をゆっくり引っ張ると余裕が生まれ縛りやすくなります。
<ラストステージ>ドキドキの瞬間!
最後にスタッフの方のチェックが入ります。袋が破れていたり、一本縛りができていないとやり直しとなります。失格なら再チャレンジコーナーで0からとなります。
無事合格! 220円を支払って終了です。「12個なら簡単」と意気込んでいましたが、最後の一本縛りが一苦労でした。10個から始めて余裕があったら追加していくパターンが良いのかなと思いました。
工場見学へ! ここで、桔梗信玄餅愛が倍増
夢のような体験を終え、次は工場見学へ。9:00~16:00に予約無しで無料見学ができます。(桔梗信玄餅のラインは11:20~12:20の間、止まっています。)
1日に約12万個出荷される桔梗信玄餅をはじめ、桔梗信玄生プリン、黒蜜をたっぷり染み込ませた桔梗信玄棒の製造過程をガラス越しに見学できます。
見学ルートに従って、歩いて見学して周る方式で、上階から黒蜜を詰める工程や生地をしっかり混ぜて熱を入れる工程など見学ができます。案内板の下にあるボタンを押すと、自動音声で詳細の説明を聞くことができます。
驚くことに、ビニールで桔梗信玄餅を包装する工程は全て手作業。だからこそ、温かみのあるやわらかい包装になっているんですね。1個あたり5秒〜6秒で包んでいくスピードに熟練の技が光ります。
発売当初は包装する機械を購入するお金がなく包装は手作業。包みやすい風呂敷包みが採用されたとのこと。いざ発売すると「風呂敷の包装が珍しい」と話題になり、瞬く間に大ヒットとなりました。製造工程を目の当たりにすると、今まで以上に桔梗信玄餅が好きになってしまいました。
「桔梗信玄ソフト+」が評判! テーマパークカフェで、ひとやすみ
工場見学を終え、ルートに従い階段を下りていくと、どこからか甘い香りが漂ってきました。「テーマパークカフェ」を発見! 桔梗信玄餅をトッピングしたソフトクリームなど、オリジナルスイーツが味わえるカフェスペースです。
1番人気は、1日2,000個も売れることがある「桔梗信玄ソフト+」。ソフトクリームの周りに桔梗信玄餅が3つ、きな粉と黒蜜をたっぷりトッピングした定番の桔梗信玄ソフトに、しっとり食感の「桔梗信玄棒」をプラスした一品です。
さっぱりとした甘さの控えめのソフトクリームに、きな粉の香ばしさと黒蜜の深みのある甘さが見事に絡み合います。
ほかにも、濃い抹茶ソフトにプレミアム桔梗信玄餅吟造りをトッピングした「プレミアム桔梗信玄ソフト」や、桔梗信玄ソフト+と濃い抹茶の2つの味が一度に味わえる「桔梗信玄ソフトミックス」も楽しめます。
定番から限定コラボまで驚きの品揃え! 「桔梗屋東治郎 一宮店」
テーマパークカフェと同じ建物内に位置する「桔梗屋東治郎 一宮店」は、桔梗屋の幅広い商品ラインナップを取り揃えています。主力商品である桔梗信玄餅はもちろん、桔梗屋の各種銘菓はお土産、贈答用に人気です。
国土交通省観光庁後援のおみやげグランプリ2015でグランプリを受賞した「桔梗信玄生プリン」。生クリームときな粉のコクがあり、とろけるような風味が特徴です。
各企業とコラボした商品、オリジナルグッズなど多種多様なアイテムが並んでいます。
どんな1日になるかはあなた次第
「桔梗信玄餅工場テーマパーク」は、桔梗信玄餅の詰め放題からお買い物、工場見学の裏側の魅力、そして限定スイーツの極上の味まで、桔梗屋の世界が満載です。楽しいだけでなく、一粒で二度おいしい感動をもたらす、心をくすぐる場所です。帰り道、両手が戦利品でいっぱいになること間違いなし! この究極の甘い旅行を、ぜひ一度体験してみてください。
最後に、テーマパーク内にある神社「餅もちの社」で参拝することもお忘れなく(笑)。
多くの旅が実現しますように!