「魔法」を味わえる川越のオーガニックレストラン
蔵造りの町並みが残る川越に、まるで物語の世界から飛び出してきたようなオーガニックレストラン『魔女の煙突』があります。色鮮やかな料理やドリンクに使われているのは、自然の恵みを生かした食材の数々。オーナーが「魔法」と呼ぶ食材の力と、料理に込められた思いを探ります。
目次
自然の恵みが生み出す「魔法」の料理
かわごえ魅力発信部のEMIです。
蔵造りの町並みが続く川越の街を歩いていると、ひときわ目を引く建物があります。
真っ赤な外壁に、不思議な雰囲気をまとった店構え。その名は『魔女の煙突』。
店名だけを聞くと、魔法やファンタジーの世界を思い浮かべるかもしれません。しかし、この店でいう“魔法”とは、不思議な力のことではないんです。
「人は食べたものでできています。自然界が作り出す食材が“魔法”で、私たち生き物に“魔法”をかけてくれていると思うのです。」
そう話すオーナーにとって、魔法とは自然の恵みそのもの。料理に使われる野菜や果物、野草など、一つひとつの食材に宿る力を信じ、オーガニックや天然素材にこだわった料理を提供しています。
着色料を使わずに鮮やかな色を表現したパスタやドリンクは、思わず写真を撮りたくなる美しさ。それでいて、「自然のものだけでここまで表現できるのか」と驚かされます。
母への思いから生まれた、特別な一杯
そんな食材へのこだわりの原点は、幼い頃の経験にあります。
肝臓を患っていた母親には厳しい食事制限があり、食べられるものが限られていたそうです。「病気を抱える人こそ、食べることで元気になってほしい。」その思いから食の力に興味を持ち、野生動物が植物の力で体調を整えることを知ったことをきっかけに、野草や野菜、果物など自然の食材について学び続けてきたといいます。
その想いを象徴する一杯が、『森の魔女からの贈り物』。
病を抱えていた母親のために考案し、母親も好んで飲んでいたレシピをもとに作られた人気メニューです。オーナーにとっては、食材の力を信じ続けてきた歩みそのものを表す一杯でもあるんだとか。
「魔女とは、植物の力を知り、人を元気にする知識と調理法を持つ人なんです」
そう聞くと、『魔女の煙突』という店名にも納得。
川越の街角で出合う、もうひとつの物語
店内へ一歩足を踏み入れると、赤い壁や魔法の書、手作りの装飾が並び、まるで物語の世界に迷い込んだよう。料理だけでなく、その世界観も訪れた人を非日常へと誘ってくれます。
「仕事の関係で県外から越してきて、たどり着いたのが川越でした。“なんか良い”と思って住み始めた町なんです」地域の人たちに支えられながら、この場所で夢を形にしてきたオーナーは、「地元の人にも気軽に来てもらえて、癒しの場所になれたら」と話してくれました。
歴史ある町並みを楽しんだあとに立ち寄れば、そこには自然の恵みを“魔法”と呼ぶオーナーがつくり出す、もう一つの川越の魅力が待っています。
『森の魔女からの贈り物』を片手に、その"魔法"を味わってみてはいかがでしょうか。今日も川越市の片隅で、自然がくれた“魔法”を一皿に込めながら『魔女の煙突』の物語は、これからもこの街で紡がれていく。
◆魔女の煙突
住所:埼玉県川越市松江町2丁目1−2
営業時間:ランチ11:30〜15:00(Lo.14:30)/ディナー18:00〜22:00(Lo.21:30)
定休日:月曜日
駐車場:なし
電話:080-6473-5479










