荒川線と桜のおいしい関係。春が待ちきれなくなるランニングスポット

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今年は暖冬で、桜の開花も早いのではと言われていますね。ということで今回は都電荒川線を利用して行く、春を感じられるランニングスポットをご紹介! 「東京さくらトラム」という相性がある荒川線は、沿線の至るところで桜を楽しめるようになっているんですよ。
電車と桜を同時に楽しみたい人向けスポット
都電の駅でいえば荒川二丁目駅の近く、三河島水再生センターの脇にランニングにぴったりの遊歩道があるんです。美しい桜を眺めながら、遊歩道をのんびりとランニング。

ソメイヨシノが咲き乱れていて、気持ちが良い! タイミングがあえば、列車の行き来も同時に眺めることができます。
列車が頻繁に通る荒川線ですが、歩道と列車との距離がすごく近いことも特徴です。ランニングしているわきを列車がすり抜けていくのはちょっとスリリングで、一緒に走っているような気分に。荒川線は列車と歩道だけでなく、線路沿いに並ぶ民家との距離もとても近いので、生活の中に列車が溶け込んでいるように感じられるんですよね。
その昔、夕飯時になると各家庭の台所からいい匂いが漂ってきて、列車に乗っている人の鼻にまで届いていたので、荒川線の列車は「台所電車」と言われていた時代もあったそうです。
川沿いでのんびりと桜を眺めたい人向けスポット
続いて、最寄駅は荒川遊園地前駅。「あらかわ遊園」を越えて……隅田川沿いに出ます! 駅から「あらかわ遊園」の間も桜並木になっているので、軽やかな足取りで前に進めちゃいます。ここは道が広くて整備されていて走りやすいです。私が走っている時は、お散歩している人、親子でお花見をしている人など、みなさんのんびりとした時間を過ごしていて、私も穏やかな気持ちになれました。「あれ、ここ、東京なのかな?」と錯覚しちゃうくらい。開放的な気分でランニング旅が楽しめましたよ。

実は川沿いランは私の好きなコースのひとつでもあります。空が広く感じられて、四季も堪能できるので、とてもおすすめです。ランニングで火照った体をクールダウンするのにもぴったり。
桜のアーチを楽しみたい人向けスポット
荒川線・早稲田駅からすぐ! 神田川沿いも桜が入り乱れて咲いています。遊歩道や隅田川沿いに比べて、桜がギュッと密集しているのも特徴です。道の上いっぱいに枝を広げて咲くので、桜の花のアーチをくぐっているよう。
高戸橋から神田川を見ると……

ジャン! タイミングが良ければ桜と電車と一緒にシャッターを切ることができます。
「花より団子」の人向けスポット
荒川線を利用したらぜひ立ち寄っておきたい甘味処があります。それが甘味処「いっぷく亭」。こちらは、なんと! 庚申塚駅三ノ輪橋方面のホームにあるお店なんです! 店内から列車の出入りが見えちゃう距離感で、とてもユニークです。私がいただいたのは春限定の桜のスイーツ。

もう食べ進めてしまった写真ですが、苺のアイスクリーム、寒天、おもち、白玉、桜のあんこがのっています。目で眺めるだけでなく、舌でも桜を味わうという贅沢。冷たくて、食べ応えもあり美味しかったです。こちらのお店ではおはぎも有名で、春限定の「桜餡のおはぎ」もあるのでぜひチェックしてみてください。
移動に列車も使って桜も楽しむ、ランニング旅はいかがでしたか?

私が紹介した以外にも、飛鳥山公園、尾久の原公園など桜の名所がたくさんある都電荒川線の沿線。みなさんも、咲き誇る桜を追いかけながらランニング旅を楽しんでみてくださいね。