Plan No.1280

吉野りり花Yoshino Ririka

日帰り

静岡へ寺院巡りの女子旅　厄除けだんごで開運！

袋井（静岡県）
予算：2,000円〜

・旅行する時期やタイミングにより変動いたします。あくまでも目安ですので、旅行前にご自身でご確認ください。
・料金は1名あたりの参考価格で、宿泊施設は1泊2食付き週末料金を参考にしています。

更新日：2022/08/31

旅エッセイスト吉野りり花

日帰りで運気アップ！

静岡県袋井市へ、開運の旅に出かけませんか？日帰りで観光名所「遠州三山」の寺院を巡ります。厄除開運のご利益があるとされる「法多山尊永寺」で名物の「厄除けだんご」をいただき、目の霊山では見応えのある寺宝を見学。徳川家康ゆかりの禅寺では出世祈願もして、運気アップの女子旅を！

スタートはここ！

法多山尊永寺（はったさんそんえいじ）

だんご茶屋

油山寺（ゆさんじ）

秋葉総本殿可睡斎（あきはそうほんでんかすいさい）

Spot.1法多山尊永寺（はったさんそんえいじ）
Spot.2だんご茶屋
Spot.3油山寺（ゆさんじ）
Spot.4秋葉総本殿可睡斎（あきはそうほんでんかすいさい）

掛川IC

1スポットめ駐車場まで車約20分

車を停め、徒歩すぐ

SPOT1

厄除だんごが有名な厄除観音

法多山尊永寺（はったさんそんえいじ）

市指定文化財の黒門

「諸尊堂北谷寺」のおびんずるさま

「諸尊堂北谷寺」の大黒様

氷室様の冷やし甘酒

遠州三山（静岡県袋井市にある3つの寺院のこと）の一つに数えられる高野山真言宗の別格本山。聖武天皇の勅を受け行基上人が自ら刻んだ本尊の聖観世音菩薩（しょうかんぜおんぼさつ）を安置したのが始まり。厄除開運のご利益に霊験（れいげん：祈りに対して現れる利益）あらたかであるとされ、古くから厄除観音と呼ばれた。

DATA

【住所】静岡県袋井市豊沢2777
【TEL】 0538-43-3601
【営業時間】＜拝観時間＞8:30～16:30
【定休日】無休
【料金】拝観自由、＜門前ごりやくカフェ＞氷室様の冷やし甘酒（テイクアウト）200円

吉野りり花のおすすめポイント

★ 「厄除だんご」で有名な寺院。広い境内にはたくさんの見所があり、田遊祭（たあそびまつり）、あじさいまつり、風鈴まつり、もみじまつりと四季折々に祭りやイベントが開催されます
★ 本堂横にある「諸尊堂北谷寺」は旧本堂であり、本尊や北谷観音のほか、病人や怪我人が体の悪いところを撫でると治るといわれる「おびんずる」さんや「出世大黒天」も祀られています。諸病平癒や出世を願う方はお詣りください
★ 境内は広く、階段や坂も多いためかなり歩きます。参詣後にひと休みしたいときは「門前ごりやくカフェ」に立ち寄るのがおすすめ。暑い季節は境内の「氷室神社」にちなんだ「氷室様の冷やし甘酒」を。スーッとしみこむ甘さに疲れが癒やされますよ

徒歩すぐ

SPOT2

法多山名物・厄除だんごを味わう

だんご茶屋

店内飲食やお持ち帰りも可

尊永寺境内にある茶屋。厄除だんごは江戸時代の十三代将軍家定公の頃に幕府献上の土産に添えられ、将軍家より「くし団子」と命名されたことがはじまり。以来150年以上もの間、法多山名物として親しまれている。

DATA

【住所】静岡県袋井市豊沢2777（尊永寺内）
【TEL】 0538-42-4784（法多山名物だんご企業組合）
【営業時間】 8:00～17:00
【定休日】不定休
【料金】店内お召し上がり200円、お土産（お持ち帰り）一箱700円

吉野りり花のおすすめポイント

★ 「厄除だんご」は五本の串に刺してあります。この五本は頭、首、胴体、手、脚を表し、だんごに厄除の意味が込められていると伝えられています
★ 「厄除だんご」を注文すると、一皿にだんご2カサとお茶がついてきます。おだんごの柔らかさとあんこの優しい甘さが絶妙。法多山の緑を眺めながら味わうと、なお爽快です
★ 法多山では、月に一度「お茶湯日」といわれる日があり、この日に参拝すれば、いつもの日に増して御利益があるとされています。この「お茶湯日」限定の「お茶だんご」や、「夏期の厄除氷」、紅葉の季節の「栗だんご」など、季節限定のだんごもありますよ。限定だんごがある時期にお友達と訪れた際は、シェアしながら定番の「厄除だんご」も一緒に味わってみるのもいいですね

1スポットめ駐車場まで徒歩すぐ

車を取り、車約15分

SPOT3

目の霊山で「ごりやくめぐり」はいかが？

油山寺（ゆさんじ）

方丈には長さ120mの大念珠が

行基によって開山された真言宗寺院。御本尊として行基作の薬師如来を祀り、目にご利益あらたかとして信仰されている。山門は掛川城大手門として井伊直好が建立したもので、明治維新の際に眼病全快のお礼として掛川城主から寄進され移築された。

DATA

【住所】静岡県袋井市村松1
【TEL】 0538-42-3633
【営業時間】＜拝観時間＞9:00～16:30
【定休日】無休
【料金】＜ごりやくめぐり入堂拝観＞300円

吉野りり花のおすすめポイント

★ 天平勝宝元年（749年）、孝謙（こうけん）天皇が御本尊の薬師如来に眼病平癒を祈願し全快したことから、目の霊山として信仰されています。目の健康を祈願したい方はぜひお詣りください
★ 「ごりやくめぐり」の拝観を申し込むと、方丈（住職の居室）にある樹齢1000年の槙（まき）から作られた大念珠（ねんじゅ：じゅず）や薬師千体佛（せんたいぶつ：同一面に同形の多数の仏像を彫刻または描いたもの）、書画など見応えのある寺宝の数々を見学でき、「宝生殿」では四天王・十三仏戒壇めぐりを体験できます

車約15分

SPOT4

徳川家康公ゆかりの禅寺

秋葉総本殿可睡斎（あきはそうほんでんかすいさい）

御真殿

大黒殿

大東司

出世六の字穴

秋葉三尺坊大権現を祀り、火伏（ひぶせ）総本山として信仰される曹洞宗寺院。幼少の松平竹千代（後の徳川家康公）を乱世の中陰に陽に支えた可睡11世等膳和尚との深い縁を今に伝える、徳川家ゆかりの見所が随所に残っている。

DATA

【住所】静岡県袋井市久能2915-1
【TEL】 0538-42-2121
【営業時間】＜拝観時間＞8:00～16:30
【料金】拝観志納金500円

吉野りり花のおすすめポイント

★ こちらを訪れたらぜひ見学したいのが、大東司（だいとうす）。東司とはお手洗いのことですが、こちらの東司は昭和12年に完成した歴史あるお手洗いで、トイレの仏様である烏蒭沙摩明王（うすさまみょうおう）像が見守っておられます
★ 大黒殿には家康公も篤く信仰していたと伝わる、開運出世大黒尊天が祀られています。出世を願う方はぜひお詣りを！
★ 御真殿の脇から坂を登った先には、徳川家康ゆかりのほら穴「出世六の字穴」があります。ここは戦国時代に武田勢に追われた徳川家康公が、穴に身を隠して命拾いをしたという伝説の舞台。その後、家康公が出世したことから、このように呼ばれています