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東北新幹線で巡る 春の福島・中通り

新幹線を使って旅をしたことはありますか? その魅力は、速さ、安全性や快適さ、車窓の風景、駅弁など、数え出したらきりがありません。そこで、JRグループと共に「ふくしまDC(デスティネーションキャンペーン)」を開催中の福島県をピックアップ。福島県は日本3位の面積を誇り、地域によりさまざまな表情を見せてくれます。今回は、東北新幹線の新白河駅、郡山駅、福島駅の3つの駅を起点に、福島・中通りを巡る旅を紹介します。そこに共通するのは、地域の恵みへの感謝や愛着、訪れる人を優しく迎える温かさ。初めて訪れても、懐かしさや安らぎを覚えるような不思議な魅力にあふれています。例年、福島の桜が開花するのは4月上旬。また、写真家の秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」と語ったという花が美しい「花見山公園」があるなど、これからの時期の福島は春旅をするのにぴったりです。

文/近藤由美

ACCESS
東京から
●東京駅 ⇒ 東北新幹線で約1時間20分 ⇒ 新白河駅
●東京駅 ⇒ 東北新幹線で約1時間20分 ⇒ 郡山駅
●東京駅 ⇒ 東北新幹線で約1時間30分 ⇒ 福島駅
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福島県 福島・中通り

福島・中通りってどんなエリア?

中通りは、奥羽山脈と阿武隈山地に挟まれた福島県の中央エリア。太平洋側の浜通り・旧磐城国(きゅういわきのくに)、内陸側の会津(旧会津藩)の影響を受けつつも、独自の文化や歴史が受け継がれています。新幹線や高速道路が整備されているため県外からもアクセスしやすく、旅行中の移動も便利。また、桃をはじめ、さくらんぼ、ぶどう、梨やりんごなど、季節を追ってフレッシュなフルーツに出会えるのも魅力です。

「ふくしまDC(デスティネーションキャンペーン)」とは?

2026年4月から6月30日まで開催されている観光キャンペーン。JRグループと県・市町村・地元の観光事業者が共に地域の魅力を発信しています。温泉や絶景といった自然、発酵の文化が息づく食、歴史や文化、アクティビティなど、知らなかった福島を知るチャンス。期間中はさまざまなイベントも予定されています。

新白河駅

日本で唯一新幹線が停まる“村”にある新白河駅。
奥州三古関の一つ、白河関跡や
日本最古の公園・南湖公園などの名所があります。

01 疲れを癒す心尽くしの料理とおもてなしが魅力 カフェレストラン 森の風 ~君へ届け~

カフェレストラン 森の風 ~君へ届け~
「とろーりバスク風チーズケーキ」600円
「とろーりバスク風チーズケーキ」600円
「ホットコーヒー」500円。香り高く、すっきりとした味わい
「ホットコーヒー」500円。香り高く、すっきりとした味わい

2025年にオープンしたカフェレストラン。一から手作りしている料理のなかでも、マストでオーダーしたいのが「ハンバーグ」です。食感にこだわって厳選した3種類のひき肉をブレンドすることで、ステーキのような肉々しさに。彩りよく盛り付けられたサラダのボリュームもうれしいポイント。デミグラス、チーズ、和風おろしから好みのソースと共に召し上がれ。オーダーが入ると、サイフォンを使って淹れるコーヒーはひと味違うおいしさで、リラックスした気分にさせてくれます。デザートは、「チーズが苦手なお客様にも喜ばれています」という、トロリとした食感のチーズケーキを。

DATA 住所/福島県西白河郡西郷村真船観音山3-16
電話/0248-21-8089
時間/11:00~17:00(LO16:30)
定休日/火曜日、月2回水曜日

押し花絵画や卓上の装花が目と心を和ませてくれる店内
押し花絵画や卓上の装花が目と心を和ませてくれる店内
カフェレストラン 森の風 ~君へ届け~
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郡山駅

駅周辺は高層ビルや商業施設が密集して華やかな雰囲気。
そこから少し足を伸ばすと豊かな自然や温泉があり
観光やグルメの充実度が高い街です。

02 月3回デザインが変わる御朱印が話題の縁結びの神さま 磐梯熱海 高司神社

磐梯熱海 高司神社

磐梯熱海温泉の奥座敷、田園の静けさに包まれた高玉の里にある神社。縁結びをはじめ、安産、子授け、生成、厄払いなどのご利益を授かることができます。また、特筆すべきは1ヶ月に3回もデザインが変わる、趣向を凝らしたカラフルな御朱印。「御朱印から当社を思い出してほしい」と、神職自らが境内の風景や飾り物、季節の植物をモチーフにした消しゴム判子を作り、御朱印にオリジナリティをプラスしています。境内には幹回り約5メートル、樹齢約400年の大杉の御神木があり、夏場は涼しげな木陰を、秋になると落ち葉の絨毯を作ります。

DATA 住所/福島県郡山市熱海町高玉字南田仲35-1
電話/024-984-3316
時間/9:30~16:00(1~3月は10:00~15:00)
定休日/水・木曜日(1~3月は平日)※臨時休務あり

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03 趣ある古民家で味わう地産地消の豊かな料理と伝統文化 農cafe baikamo

農cafe baikamo

「baikamo」とは店の近くで白い花を咲かせる水草のことで、花言葉は「幸せになります」。店主の古川さんは、「お客さまが幸せになりますようにと願いを込めました」と話します。江戸時代の古民家をリノベーションした店内は、地域の交流と癒しの拠点。年間100品目以上の自家栽培した食材と、地元の農家から届けられる採れたての野菜やハーブ、果物を主役にした料理をいただけます。そのため、季節ごとに異なるメニューに出会えるのも醍醐味。また、ヤマブドウ工芸のワークショップを開催することもあり、地域に根差した伝統に触れることができます。

DATA 住所/福島県郡山市湖南町中野向町2747
電話/050-8888-4244
時間/11:00~15:00、18:00~LO 20:00
※ディナーは要予約、冬期は変動があるため公式Instagramを要確認
定休日/不定休

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福島駅

行政・商業・観光がコンパクトに集まる
県庁所在地であり、県北エリアの拠点の街。
果樹園や直売所が並ぶ「フルーツライン」へはここから。

04 生産者に近く消費者にも近い。5,500の名産品が一堂に 福島観光物産館

福島観光物産館

福島弁で「来てください!」という意味の「コラッセふくしま」に入る物産館。県を代表する生産者やこだわりを持ってものづくりに取り組む生産者を選び、直接仕入れた銘酒、お菓子、農産物、海産物や民芸品など約5,500品が並びます。「◯◯さんが作ったトマトとか、生産者さんの顔が見える商品ばかり。愛情を持ってご紹介していますので、気軽に声をかけてください」と館長の櫻田さん。併設の「ふくしまラウンジ」では、地酒の飲み比べや地元で評判の自家焙煎コーヒーなどを味わえるので、お土産選びの前のお試しとして利用するのもおすすめです。

DATA 住所/福島県福島市三河南町1-20 コラッセふくしま1F
電話/024-525-4031
時間/9:30~19:00、ふくしまラウンジ10:30~19:00(LO18:30)
定休日/年始、年に1日ビルのメンテナンス休業あり

土湯温泉郷で日帰り温泉を楽しむのもアリ!

土湯温泉観光協会
土湯温泉観光協会

福島駅から路線バスで約40分のところにあるのが、1,000年以上の歴史を重ねる「土湯温泉郷」。無色透明の単純泉や炭酸水素塩泉、硫黄泉などさまざまな泉質を楽しめます。町内にある4つの足湯や公衆浴場、旅館の日帰り入浴から旅のプランに合わせてチョイスを。入浴後は、少し足を伸ばして滝の吊り橋まで散策に出かけてみては。温泉饅頭やプリン、納豆スティックなどの食べ歩きや、こけしの絵付け体験(約1時間)も楽しそう。

DATA 土湯温泉観光協会
住所/福島県福島市土湯温泉町字下ノ町22-1
電話/024-595-2217

土湯温泉観光協会