【大分】定番から穴場までおすすめキャンプ場12選 周辺観光スポットもあわせて紹介
2024/07/29

2026/09/18
福岡から日帰りでも訪れられる大分県豊後高田市は、昭和30年代(1955~1964年)の商店街がそのまま残る、時をこえた町。ボンネットバスに揺られたり、商店街を歩いたりすれば、まるで昭和の時代へ足を踏み入れたかのような気分に。海沿いに広がる長崎鼻では季節の花畑と海の絶景を楽しみ、国東半島に伝わる富貴寺や熊野磨崖仏では古代からの祈りの文化を感じることができます。まだ九州を訪れたことがない方にこそ知ってほしい、豊後高田ならではの魅力をご案内します。
この記事の目次
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福岡から車や公共交通機関でアクセスできる豊後高田市は、都市部の喧騒から少し離れて、懐かしさと自然、そして祈りの文化にふれられるエリアです。まずは福岡からの行き方と、現地での巡り方を押さえておきましょう。

福岡から豊後高田へは、電車と路線バスを組み合わせて向かうのが基本ルートです。博多駅から特急電車を利用して宇佐駅まで約1時間35分、そこからバスに乗り換え、豊後高田バスターミナルまで約10分で到着。乗り換えを含めても2時間ほどで到着できるため、日帰りでも十分に楽しめる距離感といえます。
福岡空港や博多駅周辺には高速バスも発着しているので、荷物が多い場合は高速バスでの移動も合わせて検討するとよいでしょう。高速バスは、別府市、大分市に到着し、そこからJR+バス、レンタカーで豊後高田市へ向かいます。時刻や運賃は季節やダイヤ改正によって変わることがあるため、出発前に最新情報を確認しておくと安心です。

豊後高田市街地の「豊後高田昭和の町」までは公共交通機関でも十分アクセスできますが、長崎鼻や富貴寺、熊野磨崖仏といった国東半島に点在するスポットは、公共交通だけで回るのはやや不便です。
これらのスポットを効率よく、そして自分のペースで巡りたいなら、レンタカーでの周遊がおすすめ。JR宇佐駅や大分空港周辺、別府市、大分市でレンタカーを借りれば、昭和の町から国東半島の寺院群、海沿いの絶景スポットまで、1日でまとめて巡ることも可能になります。レンタカーの利用が難しい場合は、観光タクシーで巡ることもできますよ。
豊後高田観光のハイライトといえば、昭和30年代の面影をそのまま残す「豊後高田昭和の町」。商店街をのんびりと歩くもよし、レトロなボンネットバスに乗るもよし、思い思いの方法で懐かしい時間を味わえます。
「豊後高田昭和の町」は、全長約550mの商店街に、昭和30年代当時の店構えがそのまま残るエリアです。各店舗には代々伝わる昭和の道具やめずらしい宝物、「一店一宝」の展示や、その店ならではの「一店一品」が用意されており、歩くたびに新しい発見があります。
「アジア都市景観賞(2017年)」を受賞したことのあるこの街並みは、国内でも随一の独特な空気感が魅力。台湾の方にとって「昭和」という時代はなじみが薄いかもしれませんが、レトロな看板や当時の生活雑貨にふれるうちに、どこか懐かしいような、新鮮なような不思議な気持ちになるはずです。普通に歩けば15分ほどの通りですが、一軒一軒立ち寄りながら巡ると、1〜2時間はあっという間に過ぎていきます。
商店街散策と合わせて楽しみたいのが、1957(昭和32)年に製造されたボンネットバスです。桂川沿いを走る15分ほどのミニ周遊で、日曜日や祝日を中心に運行されており、ガイドさんによる案内も好評。写真映えするスポットがたくさんあり、SNSにアップしたくなる風景にも出合えます。
散策の拠点となるのが「昭和ロマン蔵」で、6万点ともいわれる駄菓子屋のおもちゃを展示する施設のほか、昭和30年代の民家や教室を再現した施設、昭和レトロなファッションを体験できるレンタルスペースなど、見どころが満載。館内には本格的な和食が味わえるレストランもあるので、休憩がてら立ち寄るのもおすすめです。
豊後高田には、昭和レトロだけでなく、自然豊かな絶景スポットもあります。四季折々の花々が楽しめる「長崎鼻」と、”日本の夕陽百選”に選定される「真玉海岸」をご紹介します。
長崎鼻|季節の花畑と海景
長崎鼻は、海に突き出た岬の上にキャンプ場や美術館、海水浴場などが集まる複合的な観光エリアです。何より見逃せないのが、自然豊かな敷地内に広がる花畑。春には菜の花、夏にはひまわりが咲き誇り、青い海を背景にした花景色は写真映えします。海水浴場にはキャンピングトレーラーやBBQサイト、サウナまで揃っていて、花を眺めるだけでなく1日のんびりと過ごすこともできます。夏の時期にはひまわりをテーマにしたイベントが行われているので、訪れる時期に合わせて開催情報を確認しておくと、より楽しみが広がります。
長崎鼻ヴィラリゾート
長崎鼻周辺をじっくりと観光したい方は、「長崎鼻ヴィラリゾート」での宿泊もおすすめです。オーシャンビューの南欧風コテージで海に沈む夕日と海から昇る朝日を一望できるほか、各部屋にはテラスや焚火台、バレルサウナ(有料)も完備。自然に囲まれながら、思い思いのチルタイムが過ごせるでしょう。
真玉海岸|干潟に映る夕日
長崎鼻から車で15分程度の真玉海岸は、大分県内で唯一、水平線に沈む夕日を眺められる景勝地として「日本の夕陽百選」にも選定されています。最大の魅力は、干潮時に現れる遠浅の干潟。縞模様に広がる干潟と夕日の光と影のコントラストは、まさに1枚の絵のような美しさです。干潮と日の入りが重なるタイミングが一番の見頃となるため、訪れる際は事前に時間を調べておくのがポイント。海岸沿いにある観光交流拠点施設「真玉海岸恋叶♥ゆうひテラス」では、特産品のそばやそば粉を使用したスイーツを味わいながら夕景を眺めることもできます。
真玉海岸恋叶♥ゆうひテラス
真玉海岸恋叶♥ゆうひテラス
昭和レトロや自然豊かな絶景だけでなく、国東半島には1000年以上にわたって受け継がれてきた独特の宗教文化「六郷満山文化」の世界が広がっています。豊後高田市内でも訪れやすい3つのスポットをご紹介します。
熊野磨崖仏|日本最古級の磨崖仏、鬼が積んだ石段の先へ
大分県の国東半島を代表する歴史スポットの1つ「熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)」。六郷満山の札所である胎蔵寺から山道を登り、さらに「鬼が一夜で積んだ」とのいわれがある険しく不ぞろいな石段を登り切ると、岩壁に刻まれた日本最古級・最大級の磨崖仏が目の前に現れます。
磨崖仏は、約7mの端正なたたずまいの「大日如来」と、どことなくユーモラスな表情の高さ約8mの「不動明王」。国の重要文化財に指定されており、大日如来は平安時代後期、不動明王は鎌倉時代初期に作られたといわれています。
熊野磨崖仏は、六郷満山文化の象徴ともいえる存在で、圧倒的な存在感と歴史の重みがあり、今も多くの人々を魅了しています。国東半島ならではの悠久の歴史を、肌で感じてみませんか。
熊野磨崖仏
富貴寺|九州最古の木造建築、国宝・富貴寺大堂
富貴寺は、平安時代に宇佐神宮の関係者によって開かれたと伝わる由緒ある寺院です。なかでも国宝に指定されている「富貴寺大堂」は、現存する九州最古の木造建築として知られ、宇治の平等院鳳凰堂、平泉の中尊寺金色堂と並び、「日本三阿弥陀堂」に数えられるほどの存在です。堂内には極楽浄土を描いた壁画が残されており、1000年以上前の祈りの空間が今も静かに息づいています。境内には仁聞石や鎌倉時代の笠塔婆が点在し、新緑や紅葉の季節にはより一層趣が深まります。
富貴寺
長安寺|四季の花が迎える「花の寺」
四季折々の花が咲くことで知られる「花の寺」長安寺。桜、シャクナゲ、モミジや椿など、どの時期に訪れても美しい花が出迎えてくれます。
長安寺は平安~鎌倉時代には約1,000人の僧侶を統括する総寺院として勢力をもっていた由緒あるお寺です。収納庫には、六郷満山を象徴する像であり、国指定の重要文化財である「太郎天童子立像」が保管されています。
国東半島にはこうした石仏や古寺が点在しており、祈りの文化を身近に感じることができます。
長安寺
豊後高田は、里の恵みと海の恵みの両方を味わえる土地でもあります。西日本有数の産地として知られる「そば」と、国東の海でとれる海産物、それぞれの魅力をご紹介します。
豊後高田市は、西日本でも有数のそばの産地。一般的なそばは年に一度の収穫ですが、豊後高田では春と秋の年2回栽培されているのが大きな特徴で、7月と11月には新そばの時期を迎えます。生産から加工、手打ちまでを同じ土地で行っているため、鮮度の高いそばを味わえるのも魅力です。
確かな腕でお客様に安心して豊後高田そばをお召し上がりいただくため、認定店制度を設定。市内には、挽きたて・打ちたて・茹でたて(3たて)を守った手打ちそば認定店が12店舗あり、なかにはそば打ち体験ができる施設「豊後高田そば道場」もあります。自分で打ったそばをその場で味わえる、旅の思い出づくりにもぴったりの体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。
豊前海に面した豊後高田では、新鮮な海の幸も楽しめます。地元で獲れるジャコエビをたっぷりと使った「岬かき揚げ丼」は、白いご飯の上にかき揚げをのせた、サクサク食感が自慢のご当地グルメ。甘めの特製ダレがご飯やかき揚げによく絡み、エビの香ばしさとの相性も抜群です。
「農・海産物直売所 サンウエスタン」や「SOBA CAFE ゆうひ」など、市内の岬かき揚げ丼認定店では、ジャコエビ100%のかき揚げを、注文を受けてから調理して提供しています。豊後高田でしか味わえない味を、ぜひ堪能してください。
豊後高田は、見どころがコンパクトにまとまっているエリアでもあります。旅の日数や目的に合わせて、無理のない滞在プランを立ててみましょう。
豊後高田昭和の町の散策だけなら1〜2時間ほど。長崎鼻や真玉海岸、富貴寺や熊野磨崖仏まで足をのばすなら、まる1日かけてゆっくりと巡るのがおすすめです。レンタカーがあれば、午前中に昭和の町、午後に国東半島の寺院と海の絶景を巡るというように、効率よく1日で周遊することもできます。滞在時間に応じてスポットを絞り込み、目的や興味に合わせたプランを組み立ててみてください。

豊後高田市だけを日帰りするのはもちろん、福岡から日田を経由し、豊後高田まで足をのばす周遊ルートもおすすめです。江戸時代の風情が残る天領・日田の町並みを楽しんだ後、昭和の町へと向かえば、江戸から昭和へ、時代を巡るような旅の物語が生まれます。レンタカーなら、福岡・日田・豊後高田をまとめて巡るモデルコースも組みやすく、九州の歴史と文化を一度に体感できる旅になるはずです。

日田観光完全ガイド|天領の面影残る豆田町、日田温泉と『進撃の巨人』のゆかりの地へ
江戸幕府の直轄地「天領」として栄えた日田は、豊かな水と歴史ある町並みが息づく城下町です。福岡からJRで気軽にアクセスでき、日帰りや小旅行に最適。歴史的町並みが残る豆田町、三隈川の水郷風景、そして『進撃の巨人』ゆかりの地めぐりと、多彩な魅力が出迎えてくれます。歴史と現代文化が調和する日田へ出かけてみませんか。
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福岡市観光完全ガイド|グルメ・屋台・ショッピング、九州の玄関口を遊び尽くす
福岡空港から博多まで、地下鉄でわずか5分。福岡は、台北・高雄から直行便も飛ぶ、食と街歩きの密度が際立つ九州最大の都市です。博多ラーメンにとどまらず、もつ鍋や水炊き、屋台文化など、何度目の日本旅行でも新しい発見がある福岡の魅力を凝縮してご紹介。九州各地への周遊拠点としての楽しみ方も合わせてお届けします。
記事を読む▸旅の思い出に欠かせないのがお土産選び。豊後高田ならではのおすすめアイテムと、台湾へ持ち帰る際に気をつけたいポイントをまとめました。
豊後高田を代表するお菓子の1つに、人形長命焼があります。「菓子禅高田屋」で販売する和菓子で、富貴寺大堂や熊野磨崖仏など市内の名所をかたどった形が目を引きます。生地に練り込まれているのは、地元で「1株食べると1日長生きする」といい伝えられる、元気食材の香々地長命草(紫ボタンボウフウ)。抹茶に似た風味が優しく広がります。あんは4種類あり、食べ比べを楽しめるのも魅力です。
また、持ち帰り用のお土産として、乾麺タイプの豊後高田そばが人気。自宅でも豊後高田の味を手軽に楽しめます。昭和レトロなデザインをモチーフにした雑貨・お菓子なども、旅の記念にぴったり。昭和の町の商店街を歩きながら、それぞれのお店で見つかる「一店一品」を探してみるのも楽しみのひとつです。
豊後高田のお土産品としては少ないものの、肉製品や野菜類、卵製品の台湾への持ち込みは禁じられています。また、地酒などの液体物は機内持ち込みの制限や、酒類の免税範囲の対象になります。要冷蔵品や一部の食品は、持ち込み条件が異なる場合があるため、お土産を購入する前に、台湾の税関や輸入規制に関する最新情報を確認しておくと、現地で慌てずに済むでしょう。

豊後高田は、昭和30年代の商店街を歩ける「豊後高田昭和の町」と、国指定重要文化財である熊野磨崖仏、そして長崎鼻や真玉海岸の海の絶景という、いくつもの顔を持つ「魅力あふれる町」です。福岡からのアクセスもよく、レンタカーがあれば1日で効率よく周遊できるのも魅力。豊後高田そばや岬かき揚げ丼といった里と海の恵みも楽しみながら、九州でまだ知られざる時をこえた旅へ出かけてみませんか?
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 なかしま
ライター:peekaboo