空知ドライブの休憩に最適! 体にやさしいスイーツがある「Cafe Bimake」は美唄市の“窓口”でした[北海道]

北海道

2023.06.29

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空知ドライブの休憩に最適! 体にやさしいスイーツがある「Cafe Bimake」は美唄市の“窓口”でした[北海道]

札幌と旭川の間にある空知地方は、夏のドライブに最適。ひと休みには欠かせないカフェも多数ありますが、せっかくなら名物を! 空知地方のちょうど真ん中にある美唄(びばい)市の中心街、美唄駅前のホテルビジコー1Fにある「Cafe Bimake(カフェ ビメイク)」では、美唄市の特産品を使ったスイーツが勢ぞろい。しかもこのお店、2022年7月にオープンしたニューフェイスです。店主の林さんにお話を聞いてみると、美唄市出身で美唄市の地域おこし協力隊でもありました。美唄にアツい思いがあるパティシエの作る美唄スイーツ、おいしくないわけがありません。

写真/村上未知

目次

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おすすめは美唄市の名産品を使ったスイーツ

パティシエからカフェ運営へ

美唄市の食の魅力を次の世代へ繋ぐ

お客さんの顔が見える“美唄市の窓口”みたいなカフェ

おわりに

おすすめは美唄市の名産品を使ったスイーツ

――看板商品「米粉のカヌレ」はしっとりしているのに軽やかで、おいしいですね!

ありがとうございます。美唄市の特産品である米粉を使いたいと思って開発したんです。「おぼろづき」の米粉と、大豆を使って、外はガリッと中はもっちりとしていて、ほかにはないみずみずしい食感で人気なんですよ。かなり試行錯誤しましたが、自信作です。ほかにも、市内の小学生とコラボした「四つ葉のハスカップスフレパンケーキ」は土日だけの限定品。今後も新しいメニューを開発していこうと思っているんです。

Cafe Bimake

四つ葉のハスカップスフレパンケーキ700円

「米粉のカヌレ」はバニラ(奥・300円)、ハスカップ(右中・340円)、クルミチョコ(手前・340円)の3種類

パティシエからカフェ運営へ

――林さんが地元・美唄市でカフェをオープンした経緯を教えてください。

小学校の頃からパティシエになるのが夢で、高校生レストランでも知られる三笠高校の製菓コースに入りました。卒業後は岩見沢市の「赤いリボン」に就職して夢が実現。そのあと、いろんなお店で修行するうちに、食べる人と直接コミュニケーションがとれるカフェを開きたいと思うようになったんです。ただ、カフェをやるなら地元・美唄で開くことに意味があると思いました。

――それはなぜですか?

育ててもらった感謝というか、恩返しをしたいっていうのが一番大きい理由です。また、家族や友人がいることも含めて、美唄市は自分が一番居心地のいい大好きな場所です。そんな思いを常々周囲に話していたので、話を耳にした美唄市役所の方から「地域おこし協力隊としてカフェをやりませんか?」とお声がけいただいたんです。Cafe Bimakeのある場所は美唄駅前のホテルビジコーのエントランスにあって、市が観光に関連するインフォメーションスペースにしようとしていたそうなんですが、担い手がおらず、「その場所を使える人を」という感じでした。

Cafe Bimake

店主の林 美希さん(左)と、一緒に働く米澤さん(右)

――「美唄市でカフェを開く」という夢が早々に叶ったんですね!

当時は25歳。自分のカフェを開くのはまだ先だと思っていたので、開店にあたって実は結構悩みました。ちょうど転職したタイミングでもありましたし、不安も大きかったんです。「まだ自分には早いかな」とも思いましたが、これを逃すとどんどん夢が先に延びてしまいそうだったので、思い切ってやってみることにしました。

美唄市の食の魅力を次の世代へ繋ぐ

――オープンにあたって、どんな準備をしたんですか?

美唄市で生まれ育ちましたが、知らないことも多かったので、まずは勉強を。そこで道内唯一のくるみ農家さんが市内にあると知って、お話を聞きに行きました。現在、日本に流通しているくるみはほとんどが外国産ですが、食べ比べてみると香りも味も全然違うんです。これは美唄の誇れるものだなと思いましたが、市内でくるみを使った商品はそこまで多くないので、もっとアピールしたいと思うようになりました。くるみ農家さんも、「昔はたくさんのくるみ農家があったのに、今はうちだけ」と話されていて、もっとしっかり皆さんに伝えていかなきゃいけないな、と。知られていないと、後継者不足などで途絶えてしまうかもしれません。美唄を PR することで次の世代にも繋げていけると感じています。

Cafe Bimake
Cafe Bimake

――Cafe Bimakeで大切にしていることはありますか?

素材のおいしさを生かすために、甘味や添加物を極力入れないように意識しています。美唄の農産物って本当においしいんです。例えば、札幌で働いているとき、時々実家に帰って美唄市産のお米を食べてみると全然違うんです。外に出たからこそ気づけたことですね。農家さんもアツい人が多いんですよ。農薬をできるだけ使わないようにしたり、新たな農法を見つけたり。そんな美唄の食の魅力をもっと発信したいと思っています。

お客さんの顔が見える“美唄市の窓口”みたいなカフェ

――「パティシエになる」や「カフェを開く」など次々に夢を実現していますが、次の夢を教えてください。

まずは地元の人に愛されるお店でありたいと思っています。私は地域の人と交流を持ちたいという気持ちが強いので、これからも地域に根差した活動をやっていきたいですね。地元の小学生とコラボして新しいスイーツを作ったり、地域のイベントにはなるべく参加したりしています。カフェをやりたかったのも、お客さんの顔を直接見られるから。食べる人の近い存在でいることができるカフェがやりたかったんです。そのなかで、美唄を代表するお土産になるようなお菓子をつくりたいと思っています。添加物を使わないようにしているので、あまり日持ちがしなかったり、冷蔵の商品だったりが今はまだ多いので、今後も開発は頑張っていきたいですね。そんな商品を通して、美唄市に恩返しをしていきたいです。また、地元で愛されることもそうですが、駅に一番近いお店ですし、“美唄市の窓口”みたいな存在になりたいなと思っています。まだまだ先は長いです(笑)。

Cafe Bimake

林さんが美唄市で一番好きな場所は「国道12号の途中から見える何気ない田園風景。本当にきれいでほっとします」

Cafe Bimake
住所/北海道美唄市東1南2-3-3 HOTEL BIJIKO1階
電話/070-9019-5654
時間/13:00~18:00、土・日曜日10:00~18:00
定休日/水・木曜日

おわりに

旅先のカフェは一つの目的地と言っていいほど重要です。駅前、しかもホテルのエントランスという入りやすい場所にあるのは観光客にはうれしいところなので、これから注目です! ちなみに、地元の方にハスカップパンケーキについて伺ってみると「一人で 1 個ってなると結構ボリュームがあるように思うんですけど、生地はふわっふわで、ハスカップソースの酸味も相まってペロと食べられます。横に添えてあるカラフルな琥珀糖をひと口いただけばハスカップの酸味が爽やかな甘さとなって、さっぱりと最後までおいしいんです」と完璧な食レポ。地元の人にも愛されているCafe Bimakeにぜひ足を運んでください。Cafe Bimakeがある美唄市を巡る旅プランは、「月刊旅色2023年7月号」で掲載中。貫地谷しほりさんが巡る美唄市の旅をご参考にどうぞ!

月刊旅色2023年7月号

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#カフェ #北海道 #カヌレ #パンケーキ #美唄市

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『月刊旅色』副編集長。写真家・浅田政志さんの連載「宿旅」を担当して痛感したのは、全国各地にいい宿がたくさんあるということ。趣味は「温泉石鹸」集め。名物・お土産探しが大好きですが、下戸なので銘酒やお酒との相性はちんぷんかんぷんです。

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