【京都在住ライターのご近所さんぽ】注目度UP! 秋晴れの“海の京都”でドライブ旅
2024年夏、今年も、ほんま、暑かったですねぇ~。まだ夏日もありますがだんだんと秋に近づいてる気がします。この夏、家から出るのが嫌になってしまうほどの暑さの中、せっかくのお休みやし、家に籠ってるんも何やもったいないような気がして、街中からちょっと離れた“海の京都”へ海を見に出かけてきました。秋晴れの日にもすっきり気持ちいドライブができると思いますよ。
目次
今回のドライブコース
今回訪れたんは、丹後半島は“海の京都”と呼ばれてるエリア。
これからの紅葉にもピッタリの網野町から出発して、舞鶴までを堪能するドライブです。
もう一つの京都“海の京都”
今回は、京都府の北の方、海に面したいわゆる“海の京都”ってよばれる地域へ向かいます。
初めて聞く言葉で、“海の京都”ってなんやろ?って思わはる人もいはるやろうと思うし、旅のお話に行く前にちょっと説明しときましょか。
“海の京都”は、日本海に面する京都府北部地域、福知山市、舞鶴市、綾部市、宮津市、京丹後市、伊根町、与謝野町の総称です。
観光に来はる人が思い浮かべはる京都のイメージは、京都市の中心部、細い路地があって舞子さんがいはって、お寺さんがぎょうさんあるって感じですやろうけど、実は、京都府は南北に結構広いんです。北部は海に面していて、景勝地や温泉、おいしい海の幸なんかもあって、きれいなとこです。ちょっと前までは、高速が途切れ途切れで海まで出るのに結構時間がかかったさかい、なかなか行きにくかったけど、最近は京都縦貫自動車道がちゃんと整備されたさかい行きやすうなって、市内から2時間ぐらいで海まで行けるようになりました。伊根の舟屋とか、天橋立、舞鶴の赤レンガ倉庫群は、このごろ結構な人気スポットみたいですけど、”海の京都”には、それだけやあらへん、ええとこがぎょうさんあります。
今回のドライブ旅では、全部回り切れへんかったけど、“海の京都”の一部をご紹介します。
網野町で海の幸を満喫
目的地は最北端のエリアに位置する網野町。明媚な景色が広がるエリアで、昔は絹織物の産地として栄え、今でも工場が点在しています。夏場は海水浴、冬は蟹を食べに訪れるお客さんでにぎわいます。
網野町を最初の目的地にしたのは、おいしい海鮮と地酒を堪能するため。
夕方に京都を出発して、千代原口から京都縦貫道で北へ向かいました。混んでるやろかと思ってたけど、それほど混雑もなく約2時間の快適ドライブ。
夕飯は「居酒屋壱エもん」さんへ。京丹後市網の庁舎のすぐそばにあります。現在の大将のお父さんの時代から町の人たちに愛されている老舗の居酒屋さんです。
20時に予約をしてお店に向かうと、日曜日の夜だというのにほぼ満席。ほんまに地元の人に愛されたはるお店なんやなぁ~。
いただいたのは、お刺身の盛り合わせ、カマやき、そして地酒。ほんま、月並みな言い方やけど、お刺身は脂がのってて甘くて、口の中で溶けていく感じ。やっぱりお魚食べようと思たら、海のそばがいちばんやねぇ。お酒は、地元の木下酒造さんが毎年夏に出してはる「アイスブレーカー」っていう夏のお酒。ペンギン柄の可愛いラベルが目印で、すっきりしたあじわいです。きりっと冷やして飲まはるのがおすすめです。ほんまに、おいしかったわぁ。
◆居酒屋壱エもん
住所:京都府京丹後市網野町網野768
電話:0772-72-0248
営業時間:ランチ(水~金曜日のみ)12:00~14:00、夜 18:00~23:00
定休日:月曜日
ちなみに、網野庁舎の隣の建物には「アミティ丹後」があり、網野の名産品やおみやげもんを買うことができます。野球が好きな人には、「野村克也ベースボールギャラリー」が併設されているのも魅力かも。
◆アミティ丹後
住所:京都府京丹後市網野町網野367
電話:0772-72-5261
営業時間:9:00~17:00
夕日ヶ浦海岸を右手に久美浜湾まで
ほろ酔い気分で眠りについて翌朝は、お日さまの光と一緒にすっきりおはようさんです。
京都市内よりずいぶん気温が低いみたいで、海風が吹いて気持ちのいい朝。
宿は素泊まりやったし、どっかおいしい朝食探しに行こうかなぁ~って思いながらスマホで検索。見つけた素敵なカフェは、開店前やし……。せっかくやし車で20分ほどの久美浜湾まで行ってみることにしました。途中、日本の夕日百選に選ばれた夕日ヶ浦海岸沿いを通ります。近くにある夕日ヶ浦温泉、今回は行かへんかったけど、めちゃくちゃ夕日がきれい。宿によっては、夕日を眺めながら温泉に入れるとこもあるし、冬に大事な人とゆっくりまったりもいいよなぁって一人妄想を膨らませたりして。
夕日ヶ浦海岸を右手に、果物の直売所が並ぶ国道を抜け、昨日飲んだ木下酒造さんの前を通っていくと、目にまえに久美浜湾の深い青が見えてきます。
湾というくらいやから海なんやけど、湖みたいな静かな青。晴れた空に浮かぶ白い雲が鏡のように映った水面は、今までに見たこともないような透明度です。
海辺のパーキングに車を止めて、途中で買ってきたコーヒーをゆっくり飲みます。
日常のあれやこれやを全部捨て去って時を止めてしまいたいような、ゆったりと、満ち足りた、至福の時間が流れていきました。
いつも人であふれてる京都市内からは想像もできひん、静かな静かな海の景色、これが“海の京都”の神髄なのかもしれません。
◆夕日ヶ浦海岸
住所:京都府京丹後市網野町浜詰
◆木下酒造直営店
住所:京都府京丹後市久美浜町甲山1512
電話:0772-82-0071
営業時間:9:00~17:00
定休日:1月1日
花咲く裏庭で絶品手打ちそば
久美浜湾から東へ向かう途中、そろそろお腹が空いてきたのでランチを検索。
海鮮は昨日食べたしなぁ~、洋食は重たいしなぁ~、なんてあれやこれや……。
予定していたルートからだいぶ外れるけどいいところを見つけたのは、「手打ちそば 土肥」。
「あのぉ、予約できます? 今から30分後くらいに行きたいんですけど」
「あ、予約はやってないんやけど。大丈夫ですよ」
こんなやり取りの後、たどり着いたんは立派な暖簾がかけられた一軒家。
店先の「裏庭で食事できます」と書かれた看板を不思議に思いながら案内されたのは、広い裏庭のテラス席。庭には色とりどりの花が咲き、数種類の蝶々がひらひらと花の間を飛んでるし。なんか、もう、不思議のお国のアリス? しばらく待った後、おそばが運ばれてきました。添えられた辛味大根の辛さがいい感じにマッチして、ちょっと遠かったけどここにして正解やったと思えるひと時でした。
◆手打ちそば 土肥
住所:京都府京丹後市弥栄町吉沢553
電話:0772-65-3246
定休日:月曜日
絶景! 山陰ジオパーク
お腹を満たした後は、丹後半島絶景ポイントを巡るルートへ。ドライブ好きにはたまらなく気持ちいいコースです。ここは、ユネスコ世界ジオパークに認定されている山陰ジオパークの一部。
ジオパークの駐車場に車を停めて立岩へ。海に突き出した高さ20mの巨大な一枚岩ですが、海岸に打ち寄せられる波に遮られ、砂浜の両側で異なる表情を見せてくれます。立岩に夢中になりながら振り返ったら、木製の橋が架かっていて、ぎょうさん人が歩いたはりました。橋の上から写真を写すと立岩全体がきれいに映るそうです。
立岩を後に、車は晴れた空の下、左手にずっと海を見ながら国道178号線を進みます。
途中、ポケットパーク、屏風岩、犬ヶ岬を越え、灯台のある経ヶ岬など気になるスポットがいくつもあって車を停めてゆっくり景色を眺めながらゆるりと気ままにドライブ。
どこをとっても、日本海の深い青に山の緑が映えてめっちゃキレイ。時より風が吹いて髪を乱すけど、子どもの頃に戻ったようなウキウキ気分になりました。
夢見心地で見ていた景色が海から町へ変わる頃、お日さまはだいぶ傾いてきました。朝、網野町を出発してきましたが、久美浜湾からぐるっと丹後半島を巡ったドライブも終点の舞鶴に到着しました。今回の旅はここまで。
おわりに
今回のドライブでは”海の京都”を駆け足で通り過ぎたので寄らへんかったけど、まだまだぎょうさん見るべきスポットがあります。
メジャーなんは、伊根の舟屋群とか天橋立。伊根の舟屋群は、海の端ぎりぎりに舟屋と呼ばれる民家が立ち並び、近年「日本のヴェネツィア」ってよばれて外国からのお客さんもぎょうさん来たはります。
丹後半島へはドライブで何回も行ったことがあるけど、秋には海の色が深い青色に変わるし、紅葉もキレイに色づきます。
なにより、夜に見上げる星々は降るようにロマンティック。
海へ向かう道路沿いも秋の花が咲いて、名産品の丹波栗も食べごろ、地ビールなど見どころ満載。
もうちょっと秋が深まったら、ランチしに日帰りドライブもええかなぁ。
みなさんも、あんまり知られてないけどめっちゃキレイな丹後半島、機会があったら行ってみたらよろしいえ。












