酒と桜と女が一人、老舗酒蔵から穴場酒場まで京都酒どころ伏見を巡るほろ酔いおさんぽ旅

京都府

2025.03.17

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酒と桜と女が一人、老舗酒蔵から穴場酒場まで京都酒どころ伏見を巡るほろ酔いおさんぽ旅

京都在住の旅色LIKESライター・ちあきが、京都の酒どころの伏見を巡ります。京阪中書島駅を出発して十石船の船つき場から酒蔵の景色を見て、伏見桃山城に寄り道し利き酒を楽しむ徒歩約5時間コースです。

目次

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伏見と言えば坂本龍馬

酒蔵の街を歩く

酒蔵レストラン「月の蔵人」でランチを

足を延ばして伏見のお城へ

商店街ではしご酒

おわりに

伏見と言えば坂本龍馬

酒樽と龍馬は伏見のシンボル

親切な地図がところどころにあります

京阪線は京阪神に住んでる人にとってはおなじみの私鉄で“おけいはん”の愛称でよく知られています。
改札の外には等身大坂本龍馬さんパネル。伏見には、寺田屋を定宿にしてはった坂本龍馬が伏見奉行所の役人から襲撃を受けた時にピストルで追っ手を交わして逃げたっていうお話が残っています。この時、機転を利かせて龍馬の逃走を手助けしたのがのちに妻となったお龍。そやから、伏見は坂本龍馬のロマンスの地でもあるんです。今は、当時の寺田屋を再現した建物が残っていて、龍馬ファンの人たちが見に来たはります。

ほなら駅前の地図に従って、酒蔵の街へぶらぶらしましょか。
あ、そや。今日はおさんぽの最終目的地を先に発表しときます。ここからぶらっと歩いて酒蔵の街を抜けて、大手筋商店街で利き酒をするという酒好きさん垂涎のコースです。やっぱり、酒どころに来たらお酒飲まんとねぇ。

京阪中書島前に建長寺さんの石碑があります

京阪中書島前に建長寺さんの石碑があります

商店街の中をしばらく歩いたら特徴的な赤い竜宮門のあるお寺さんに行きつきます。長建寺(ちょうけんじ)というお寺です。長建寺さんは京都で唯一弁天さんをご本尊にしたはるお寺さんです。

桜の下を行く十石船(2024年春撮影)

2024年春撮影

お寺さんの目の前に船着き場があって、そこから十石船が出ています。ゆらゆらと船に揺られ酒蔵の街を巡るのも一興、特に桜の時期は息をのむような景色が見えますさかいカメラマンもぎょうさん来たはります。

◆伏見十石船
住所:京都府京都市伏見区南兵町247
電話:075-623-1030
営業時間:2025年3月20日~12月7日
定休日:月曜日
料金:中学生以上1,900円、小学生以下900円

「伏見十石船」の情報はこちら

酒蔵の街を歩く

月桂冠大蔵博物館

酒蔵が軒を連ねる

お酒のタンクもちらほら

十石船に揺られて水の上から伏見を堪能したら今度は陸を歩きましょ。
船着き場から表通りへ出たら、月桂冠大蔵記念館の前に出ます。この通りは古い酒蔵が立ち並び、風情を感じられる場所です。伏見界隈は現在でも大小合わせて20以上の酒蔵が点在し、それぞれの蔵で趣向を凝らした地酒がいただけます。大手酒造メーカーの月桂冠も京都伏見で1637(寛永14)年に創業され、今年で389年という老舗。その月桂冠の長い歴史に触れることが出来る月桂冠大蔵記念館はこの界隈のランドマーク的な建物で酒造りのエピソードを楽しめるし、もちろん利き酒が楽しめます。

◆月桂冠大蔵記念館
住所:京都府京都市伏見区南浜町247
電話: 075-623-2056
営業時間:9:30~16:30(最終受付16:00)
定休日:8月13日~8月16日、12月28日~1月4日
料金:20歳以上600円、13歳~19歳100円、12歳以下無料

「月桂冠大蔵記念館」公式HPはこちら

酒蔵レストラン「月の蔵人」でランチを

下駄箱も雰囲気がある

高い天井は酒蔵の名残

蔵人定食は毎月メニューが変わります

手作り豆腐がおいしい

この界隈にはレストランが沢山あって鶏料理の名店もあるんやけど、今日のランチは月桂冠の古い酒蔵を改装した日本酒レストラン「月の蔵人」でいただくことにします。運がよかったら、1日30食限定の蔵人御膳にありつけます。甘い自家製のお豆腐と、小さい小鉢に入った9種類のお料理が出てきます。もちろん、利き酒セットもありますさかい、お酒のお好きな方は飲み比べてみはったらどうです?

◆月の蔵人
住所:京都市伏見区上油掛町185-1
電話:075-623-4630
営業時間:平日ランチ 11:00~15:00ディナー 17:00~22:0
土日祝日ランチ 11:00~15:00 ディナー16:00~22:00
定休日:元旦、大晦日、ほか年3回臨時休業あり
料金:2,000~3,000円

「月の蔵人」公式HPはこちら

足を延ばして伏見のお城へ

キャッスルランドの入口だった櫓門

天守閣は耐震性に問題があるので現在は内部未公開

利き酒でふんわりいい気分の午後は、ちょっとだけ足を延ばして坂道を登って伏見のお城に行ってみましょ。
京都にはお城がないとよく言われます。なんでかっていうと御所があるから。そやけど、二条城というれっきとしたお城はあります。残念ながら天守閣がないのでお城という雰囲気でもないけど、春には見事な桜が咲く名所です。
そしてもう一つ、伏見にもお城があります。元は豊臣秀吉が隠居場として1594(文禄3)年に建てはったお城やそうやけど、1600(慶長5)年の伏見城の戦いで焼けてしまいました。その後1602(慶長7)年に徳川家康が立派なお城を再建しはったそうです。当時は豪華なお城やったそうやけど、長い年月の間に朽ち果て、今建ってるんは伏見桃山キャッスルランドという遊園地の敷地内に建てられた建物です。今はキャッスルランドも閉園になって、残るは天守閣と櫓門(やぐらもん)だけとなっています。けど春は桜が咲いて綺麗やさかいお花見の人が集まってきたりするんです。

◆伏見桃山城運動公園
住所:京都府京都市伏見区桃山町大蔵
電話: 075-602-0605

商店街ではしご酒

三番街にあるお酒屋さん

春らしいお酒を三種

お城まで行ったら、夕刻に近づいてきたし、そろそろ戻って最終目的地の大手筋商店街へ向かって、伏見桃山城からまっすぐ坂を下りていきます。
御香宮の横を通って鳥居をくぐったらアーケードがスタート。まっすぐに伸びるアーケードは結構長くて、鳥居の下から順番に一番街、二番街、三番街、四番街と続くんです。道沿いにはいろんなお店があって、生活用品はみんな揃うんちゃうやろか。前に「カルネ」の食べ比べの記事で書いた志津屋さんもあります。おいしそうなので吸い込まれそうになるけど、今夜の1軒目は三番街にある酒屋の吟醸酒坊 油長さん。店頭にはぎょうさんお酒の瓶が並んでいます。店内にはカウンターがあって、酒屋おすすめのお酒をいただけるんです。居酒屋さんやあらへんから、ほんまに日本酒好きな人が隠れ家のようにそっとよらはるカウンターです。

◆吟醸酒坊 油長
住所:京都府京都市伏見区東大手町780
電話:075-601-0147
営業時間:10:00~20:00
定休日:火曜日 、第1・3水曜日※休日の場合は~17:00、翌水曜休み

「吟醸酒坊 油長」公式HPはこちらから

カウンター席もカッコいい

1つのグラスで20ミリほど。全部で約2合分です

2軒目に行くのは、油長さんから少し歩いた先の「伏見酒蔵小路」。入り組んだ小路の中に7つのお店が営業したはる独特のスタイルのお店です。まぁ、ゆうたら、ショッピングモールのフードコートのような場所。お料理を出前で持ってきてもらえるので、席に着いたらいくつものお料理が楽しめるのがおもしろいです。そして、なんといっても日本酒メニューが充実している。今回は、酒蔵の街歩きらしく「十八蔵のきき酒セット」でいい気持ちになりながら締めとしようと思います。

◆伏見酒蔵小路
住所:京都市伏見区平野町82番地2~納屋町115番地
電話:075-601-2430

「伏見酒蔵小路」公式HPはこちら

おわりに

本日のおさんぽは、京都の中心から少し南へ下がって酒蔵の街を歩いてみました。歴史をたどるもよし、ほろ酔い気分で利き酒を楽しむのもよし、春の桜を楽しむのもよし。春恒例の月桂冠の蔵開きのイベントは、3月15日に開催されるようですよ。大手筋商店街にはまだまだ魅力的なお店がぎょうさんあるさかい、そのうち詳しくピックアップしてお届けしようと思います。

「月桂冠蔵開き」の情報はこちら

【京都在住ライターのご近所さんぽ】日本でここだけの三本柱鳥居と京都人の大好物「志津屋のカルネ」へ

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