絵心ゼロでも描けた!旅の記憶を絵にする「水彩スケッチ」レッスンを体験

東京都

2025.06.13

LINEでシェア
はてなでシェア
pocketでシェア
絵心ゼロでも描けた!旅の記憶を絵にする「水彩スケッチ」レッスンを体験

旅色LIKESライターのふみこさんが主催した「水彩スケッチレッスン」が5月末に都内で開催されました。講師は、ふみこさんの水彩画の師匠、クリスティーナ先生。水彩画って難しそう……と思いきや、実はめちゃくちゃ気軽に始められるんです。道具はポーチにすっぽり収まるミニマムサイズで、ちょっとしたコツさえつかめば、絵心ゼロでもいい感じに描けちゃう! そんな目からウロコのレッスンの様子をたっぷりお届けします。

目次

閉じる

実は超気軽に始められる水彩スケッチ

道具はコレだけあればOK

紙を“見ずに”輪郭を描く練習

100均の水筆ペンが色塗りに活躍

「BOX POP」でスケッチを日記風に仕上げる

水彩スケッチで残す旅の思い出

次回のレッスン開催は秋ごろ予定

実は超気軽に始められる水彩スケッチ

旅色ライター・ふみこさんが旅先の景色をスケッチにして残しているのを見て、「これ、やってみたい!」と思っていた人も多いはず。でも、水彩画って技術が必要そうだし、道具も多くて大変そう……と思っていました、今日までは。

プロのガイド推薦! 浅草観音裏のツウな楽しみ方

人に惚れて街を好きになる! ツアーガイド・ふみこが築地場外市場のとっておきをご案内

結論、クリスティーナ流の水彩スケッチなら、輪郭はボールペンで描けばOK、色塗りは100均の水筆ペンでOK。でっかいバケツや水場も不要。旅先、カフェ、新幹線の中、思いついたらいつでもどこでもささっと描けるんです。「うまいヘタは関係ない、とにかくやってみることが大事!」という先生に、さっそくそのコツを教わります。

ちなみに、クリスティーナのレッスンは全編英語です。今回は、通訳案内士でもあるふみこさんが通訳してくれました。

Christine Lopp(クリスティーナ ロップ)先生

Christine Lopp(クリスティーナ ロップ)先生

クリスティーナの水彩ジャーナル

クリスティーナの水彩スケッチ

クリスティーナの水彩ジャーナル

クリスティーナの水彩スケッチ

クリスティーナの水彩ジャーナル

クリスティーナの水彩スケッチ

◆Christine Lopp(クリスティーナ ロップ)先生のプロフィール
カリフォルニア生まれのアーティストで講師、グラフィックデザイナー。2017年に家族とともに来日し、日本の暮らしの美しさに魅了される。17年間「水彩ジャーナル」の講師を務め、東京での生活を30冊以上の作品に描き続けている。書道や墨絵、木版画も学び、日本の芸術文化に深く触れている。著書のジャーナルも出版予定。

道具はコレだけあればOK

とりあえずこれだけあればOK

とりあえずこれだけあればOK

初心者にぴったりの、「これだけあればOK」なセットがこちら。すべてがポーチに収まる、コンパクトなサイズ感です。

・約B5サイズのスケッチブック
・ボールペン(1.0mm)
・4色の絵の具&パレット
・水筆ペン

そのほか、筆を拭き取るためのペーパー、水を入れるための小さな容器(ヨーグルトやゼリーの空き容器で代用OK)を使います。外出先で描く場合は、水筆ペンにあらかじめ水を入れておけば、水入れは不要とのこと。

ちなみに、絵の具とパレットは、ミントタブレットくらいの小さなケースに収まるタイプもあります。こんなにミニマムな道具で始められるなんて、ちょっと驚き!

ミニサイズの絵の具ケース。上部をパレットとして使う

ミニサイズの絵の具ケース。上部をパレットとして使う

紙を“見ずに”輪郭を描く練習

レッスンではまず、対象を見ながら、紙を見ずにアウトライン(輪郭)を描く「BLIND CONTOUR(ブラインド・コンター)」という斬新な技法に挑戦。スケッチブックを机の下に隠し、片手にペン持って、ひたすら対象だけを見ながら一筆書きで線を引いていきます。いびつな線になったり、パーツがズレたりもしますが、先生いわくそこが“味”になるとのこと。

実は机の下で描いてます

実は机の下で描いてます

皆が机の上にある対象(こけし、植物、ぬいぐるみなど)を見ながら、机の下でおのおのスケッチブックに輪郭を描いてみた結果……

こんなかんじになりました。さすがに“味”がすぎる!?

こけし

こけし……?

ERIさん作・サボテン(?)

ERIさん作・サボテン(?)

だんだん慣れてきました。これは急須

だんだん慣れてきました。これは急須

最初は線がぐちゃぐちゃになって焦りましたが、何度か描くうちに少しずつ慣れてきました。BLIND CONTOURをマスターすれば、対象と紙をいちいち見比べなくても、スピーディーにアウトラインが描けるように。線が歪んでもガタついても、それが“味”になるのがこの手法のいいところ。「うまく描かなきゃ」という意識を手放せば、ぐっと気楽にスケッチが楽しめます。

100均の水筆ペンが色塗りに活躍

100均の水筆ペン、発明した人天才では

100均の水筆ペン、発明した人天才では

着彩には100均でも手に入る「水筆ペン」を使用。中に水を入れて使えるこのアイテム、これさえあればバケツなどの水入れが不要なので、旅先でのスケッチに大活躍なんだとか。先生いわく、「日本の最高の発明!」とのこと。

絵の具をたっぷりの水で溶いて一気に塗ると、ムラなくきれいに広がります。乾かないうちに色を重ねればやさしくにじみ、乾いてから重ねると、しっかりとした色合いに。気づけばみんな無言で集中。デジタルに囲まれた日々だからこそ、アナログな筆と紙の手ざわりが新鮮です。無心になって、ひたすら色を重ねていく……まさに“マインドフルネス”な時間。

ちなみに、用意されていた絵の具は黒・青・黄・赤の4色だけ。でも意外にも、これだけでさまざまな色がつくれてしまうんです。

ほかにも、絵の具が乾く前に塩やアルコールスプレーを振って質感を出したり、DIYテープを使ったりと、ひと手間で表情を変えられるのも水彩ならではの楽しさです。

「BOX POP」でスケッチを日記風に仕上げる

描いたモノがはみでるように囲むと雑誌っぽくなる

描いたモノがはみでるように囲むと雑誌っぽくなる

お次は、水彩スケッチをジャーナル(日記)風に仕上げるレッスン。描いたスケッチを囲むようにボックスを描き、タイトルと日付、空いているスペースに今日の出来事などを書き添えていきます。このデザインを「BOX POP(ボックスポップ)」というそう。

スケッチをボックスで囲いタイトルや文字を入れる

スケッチをボックスで囲って、タイトルを添えるだけで……あら不思議。どんな絵でも、ぐっとアートっぽさが増してきます。さらにちょっとした文字を組み合わせれば、写真では残せない、自分だけの記録=ジャーナルの完成です。

色の塗り方は自由で、背景だけ色を塗る、主役だけ塗る、なんでもアリ。それでは、参加した皆さんの作品をいくつか発表します!

色合いがおしゃれなリリさんのこけし

余白の使い方にセンスを感じるりえさんのテディベア

タイトルに気合いが入ったフクダの急須

ふみこさん作・スケッチ中のリリさん

水彩スケッチで残す旅の思い出

今回のレッスンでいちばん心に残ったのは、「水彩スケッチって、うまく描かなくてもいいし、こんなに簡単にできるんだ!」という発見。絵心がなくても、それなりに見える作品ができあがるのがうれしくて、筆を動かすたびにワクワク。クリスティーナの明るくフレンドリーな人柄、センスあふれるアトリエの空気も心地よく、気がつけばあっという間に時間が過ぎていました。

スマホで撮った写真は、意外と見返さなかったり、どこかに埋もれてしまったり。でも、手で描いたスケッチは、そのときの空気や気持ちまでも不思議と記憶に残るものです。

レッスンのあとのランチで訪れたお店では、その場でスケッチ→帰宅後に着彩という流れで、今日の思い出を一枚に閉じ込めてみました。

ちょっと間違えちゃっても、それが味!

ちょっと間違えちゃっても、それが味!

こんなふうに旅や日々の何気ない記録を残せるのって、ちょっといいですよね。これからはお出かけのときに水彩セットをバッグに入れて、ちょこちょこ描いていこうと思います。

次回のレッスン開催は秋ごろ予定

現在、クリスティーナはアトリエの引っ越し中。次回の水彩スケッチレッスンは秋ごろを予定しているそうです。

「絵なんて描いたことない」という方こそ楽しめる、気軽で楽しい水彩体験。興味のある方はぜひ、次回のレッスンにご期待ください! 詳細は旅色LIKESメンバーサイトでお知らせします。ふみこさん、素敵なイベントの開催ありがとうございました。

◆今回の水彩スケッチレッスンイベントの概要
日時:5月31日(土)10:00~12:00
場所:東京都港区麻布にあるクリスティーナのアトリエ(現在引越し中)
参加人数:6名
参加料金:旅色LIKESメンバー特別価格
次回開催:2025年秋ごろ予定
※気になる方は旅色LIKESメンバーサイトでご確認ください

クリスティーナのSNSやHPもぜひチェックしてみてくださいね。日本の風景や素敵な作品、彼女ならではの世界観が楽しめますよ。さらに、日本各地を旅したジャーナルの出版も予定されているので、お楽しみに!

クリスティーナ先生のInstagram
クリスティーナ先生の公式HP

Related Tag

#アート #イベントレポート #旅色LIKES

Author

編集部 フクダ

編集部

フクダ

月刊旅色や旅色FOCALなどを担当しています。旅色の仕事のおかげで旅の楽しさに覚醒しつつある引きこもり。プラモデル、ガンプラ、モビルスーツが大好きです。

Articles

編集部 フクダ

「旅先納税」って何?川越市で体験してみたらお得に旅を満喫できた

編集部 フクダ

「宇都宮餃子」を全国に広めた仕掛け人・鈴木章弘氏に聞く!名物をバズらせる秘訣って?

編集部 フクダ

今イケてる自治体は?須崎市に革命を起こした元公務員・守時氏に聞く令和時代の地方創生

New articles

- 新着記事 -

「魔法」を味わえる川越のオーガニックレストラン
  • NEW

埼玉県

2026.11.01

「魔法」を味わえる川越のオーガニックレストラン

かわごえ魅力発信部 Emi

Emi

かわごえ魅力発信部

川越のちょっと奥で、大満足のランチ見つけた
  • NEW

埼玉県

2026.10.31

川越のちょっと奥で、大満足のランチ見つけた

かわごえ魅力発信部 岡部 裕樹

岡部 裕樹

かわごえ魅力発信部

日常をちょっと贅沢にする、本格フランス菓子店
  • NEW

埼玉県

2026.10.31

日常をちょっと贅沢にする、本格フランス菓子店

かわごえ魅力発信部 しろも

しろも

かわごえ魅力発信部

「街を置き去りにしちゃいけないんだ」。マリオ・ベリーニの建築思想と「ピーマン通りの肉詰め」秘話
  • NEW

山梨県

2026.10.30

「街を置き去りにしちゃいけないんだ」。マリオ・ベリーニの建築思想と「ピーマン通りの肉詰め」秘話

リゾナーレ八ヶ岳・広報担当 日野

日野

リゾナーレ八ヶ岳・広報担当

【旅色特別企画】台湾東部・花東を旅して、5日間で映像に。国際観光映像制作コンテスト「台湾の東 23.5°N」
  • PR

全国

2026.10.26

【旅色特別企画】台湾東部・花東を旅して、5日間で映像に。国際観光映像制作コンテスト「台湾の東 23.5°N」

tabiiro 旅色編集部

旅色編集部

tabiiro

マイナス20℃の寒さを楽しさに変える! 星野リゾート トマム「氷のホテル」ができるまで ~継ぎ目のない一枚氷に宿る、職人とスタッフの熱量~

北海道

2026.10.19

マイナス20℃の寒さを楽しさに変える! 星野リゾート トマム「氷のホテル」ができるまで ~継ぎ目のない一枚氷に宿る、職人とスタッフの熱量~

星野リゾート トマム・広報担当 佐藤

佐藤

星野リゾート トマム・広報担当

More▶