
滋賀県のおすすめの神社仏閣
滋賀県の神社仏閣では三尾神社や天皇神社、三井寺(園城寺)がおすすめです。
湖と歴史の調和する場所の寺社をおすすめ順に紹介します。
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三尾神社
859年、園城寺(三井寺)の鎮守として創建された。本殿は1426年に室町幕府第4代将軍・足利義持により建造されたもので、国の重要文化財に指定されている。ウサギは、当社の創建に関係深い三尾明神の遣いとされることから、境内各所にウサギの彫刻がある。
- 滋賀県大津市園城寺町251
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天皇神社
鎌倉時代後期の創建とされる。本殿は滋賀県内に3棟しかない切妻造のもので、国の重要文化財に指定されている。また、境内には室町時代のものと思われる石造宝塔や層塔が残っている。
- 滋賀県大津市和邇中
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三井寺(園城寺)
天台寺門宗の総本山で、686年創建の古寺。天智・天武・持統の三天皇の産湯が汲まれた「御井」の井戸が境内にあることから、「三井寺」と通称される。100点以上の国宝・重要文化財があり、多くの見どころを持つ。近隣には歴史博物館などの施設もある。
- 滋賀県大津市園城寺町246
- 8:00~17:00
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正明寺
聖徳太子(574年~622年)の創建と伝えられ、戦国時代の戦火を受けて消失したが江戸時代に入り再興された。本堂は国の重要文化財に指定されており、桃山時代の建築であった京都御所の一棟を江戸初期に移したもの。
- 滋賀県蒲生郡日野町松尾556
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豊国神社
長浜の豊国神社は、長浜城主としてこの地域を統治した豊臣秀吉の三回忌にあたる1600年に創建された。1603年に江戸時代が始まると、江戸幕府によって秀吉を祀ることが禁止されたため社殿が壊された。その後明治時代になると、秀吉の三百回忌にあたる1898年に拝殿が再建されて現在に至る。現在では、豊臣秀吉の他、戦国武将の加藤清正や木村重成などが祀られている。
- 滋賀県長浜市南呉服町6-37
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多賀大社
多賀大社の創建時期は不詳だが、平安時代に編纂された延喜式に「多何神社二座」という記述があることからこの頃には神社が存在し二神が祀られていたことが分かる。神社に残された文献では15世紀末頃からの出来事が記述されているが、古来から人々の信仰を集めていたようである。多賀社で配られるお守りが杓子の形をしているのは、元成天皇の病になった際、多賀社の神官が治癒を祈願して炊いた飯にシデの木で作った杓子を添えて献上したところ天皇の病が完治したという逸話が元になっている。境内の庭園は国の名勝に指定されている。
- 滋賀県犬上郡多賀町多賀604
- 8:00~16:00
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苗村神社
創設時期は不詳だが、962年に社殿(現在の西本殿)が造営された記録が残っており境内にある社殿の多くが国宝や国の重要文化財に指定されている。神仏混合時代の名残りから、不動堂には明王像が安置されており、一般の明王像が直立不動なのに対し、この像は動きのある特徴的な像になっている。
- 滋賀県蒲生郡竜王町綾戸467
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御上神社
孝霊天皇時代、三上山を神体として祀ったのが当社の始まりとされ、718年に現在の場所に社殿が造営されたと言われる。境内には、鎌倉時代後期の造営と推定される本殿(国宝)のほか、木造狛犬・拝殿・楼門(いずれも重要文化財)など、多くの貴重な文化財が存在する。
- 滋賀県野洲市三上838
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正法寺(藤の寺)
奈良時代(710年~794年)創建と伝わり、元禄5年(1692年)に近くの八坂神社にあった観音堂をこの地に移して再興したと言われている。境内に樹齢300年を越える藤の木が3本あり、「藤の寺」として親しまれている。見頃は5月上旬~中旬で、幅5m、奥行80mの藤棚が見事。重要文化財の石造宝塔もある。
- 滋賀県蒲生郡日野町鎌掛2145
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盛安寺
創建は不明だが、文明年間(1469年~1487年)に杉若盛安が再興し、自分の名を付けたと伝えられる。観音堂に安置される十一面観音立像は、平安時代(794年~1185年)の作とされており、国の重要文化財に指定され、5・6・10月の土曜日とGW、1月1日~3日のみ公開される。
- 滋賀県大津市坂本1-17-1
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竹生島神社(都久夫須麻神社)
正式名称は「都久夫須麻神社」。日本三大弁天のひとつとされ、長浜城主時代の豊臣秀吉が篤く崇拝したことで知られる。本殿は国宝に指定されている。
- 滋賀県長浜市早崎町1821
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観音正寺
観音正寺の創建年は不詳だが、近江を遍歴していた聖徳太子が湖面から現れた人魚と出会ったことをきっかけに当寺を建立し、聖徳太子自らが千手観音像を彫って寺の本尊にしたという言い伝えが残されている。中世以降は南近江一帯を統治していた六角氏の庇護を受けて繁栄した。1993年、本堂が火災に遭った際に本尊の千手観音像も焼失したため、新たに千手観音像が造られた。新しい観音像は高さ6.3mの巨大な坐像で、インド国内で伐採や輸出が規制されているものの特別に許可を得て取り寄せた23トンの白檀の木が使われている。
- 滋賀県近江八幡市安土町石寺2番地
- 8:00~17:00
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龍潭寺
龍潭寺は1600年に行基によって創建された臨済宗の寺院で、江戸幕府末期に大老としてアメリカとの条約締結を強行し開国へ導いた井伊直弼を排出した井伊家の菩提寺である。龍潭寺は「庭の寺」と呼ばれるほど境内には庭園が多くある。これは、龍潭寺に禅宗の大学寮があり、その中に造園を学ぶ園頭科があったことが関係している。 ※大老:江戸幕府の役職で、将軍を補佐する最高職
- 滋賀県彦根市古沢町1104
- 9:00~16:00
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鶏足寺
735年、行基によって創設された古寺。その後荒廃したが799年最澄により再興。中世は繁栄したが江戸幕府の終焉とともに衰退し、 現在は廃寺となっている。秋は紅葉の名所として、多くの人で賑わう。
- 滋賀県長浜市木之本町古橋
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宝厳寺
724年、行基により創建。厳島神社・江島神社(神奈川県)とともに日本三大弁才天の1つに数えられている。境内にある唐門は、豊国廟(豊臣秀吉の霊廟)から移設したものであり、極彩色の彫刻と飾金具で飾った華麗な装飾が桃山時代の雰囲気を伝える貴重なものとして国宝に指定されている。
- 滋賀県長浜市早崎町1664
- 9:30~16:30
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弘誓寺
正応3年(1290年)に創建。古い町並みが続く静かな金堂地区に、堂々とひときわ高くそびえ立つ。現在の本堂は宝暦5年(1753年)再建されたもので国の重要文化財に指定されている。
- 滋賀県東近江市五個荘金堂町615
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聖衆来迎寺
延暦9年(790年)最澄による創建。織田信長の家臣である森可成の墓があったことから焼討ちを逃れ、そのため文化財の宝庫といわれるほど国宝・重要文化財が多く残っており、毎年8月16日に公開される。県指定名勝の庭園も有名。
- 滋賀県大津市比叡辻2-4-17
- 9:00~15:00
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石道寺
石道寺は726年に創建された真言宗の寺院で、もとは現在地よりも1kmほど山奥にあったが、1914年に現在地に移設された。本尊の十一面観音像は国の重要文化財に指定されている。
- 滋賀県長浜市木之本町石道
- 9:00~16:00
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長寿寺
創建時期は不詳だが、奈良時代(710年-794年)に聖武天皇の勅願によって創建されたとされる。常楽寺・善水寺とともに湖南三山の1つに数えられる。本堂は、鎌倉時代初期における純和風の建造物として装飾が優れており、建物の構造が技術史的に価値が髙いことから国宝に指定されている。
- 滋賀県湖南市東寺5丁目1-11
- 9:00~16:00
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太郎坊宮(阿賀神社)
正式な名称は「阿賀神社」。標高350mの赤神山の中腹にあり、社を守護する天狗「太郎坊」の名で親しまれる。本殿の前には、神力によって左右に別れたという巨岩「夫婦岩」や、周囲の景観を一望できる展望台がある。
- 滋賀県東近江市小脇町2247
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小野神社
創建年代不詳。祭神の「米餠搗大使命」は、遣隋使として随の国に赴いた小野妹子の先祖で、日本で初めて餠つきをしたと伝えられている。そのため、製菓の神として菓子業者から広く信仰を集めている。境内にある「小野道風神神社」は、国の重要文化財に指定されている。
- 滋賀県大津市小野1961
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伊香具神社
伊香具神社の創建年は不詳だが、各種記録によれば千年以上の歴史を誇る湖北地域において随一の名社である。参道の先には「伊香具式」と呼ばれる珍しい形の鳥居がある。また、参道に立ち並ぶ八重桜は例年4月中旬~5月上旬に見頃を迎える。
- 滋賀県長浜市木之本町大音688
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白鬚神社
滋賀県で最古、約2000年の歴史を誇る神社。長寿・縁結びなどの神・猿田彦命(さるたひこのみこと)を祀る。「近江の厳島」とも呼ばれ、朱塗りの大鳥居が湖中に立ち、島を背景にした風景が美しい。9月の例大祭には多くの参拝者が訪れる。
- 滋賀県高島市鵜川215
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釈迦山 百済寺(湖東三山)
百済寺は606年に聖徳太子によって創建された天台宗の寺院で、金剛輪寺と西明寺とともに湖東三山と称される。百済寺という名称からこの寺は朝鮮半島からの渡来人に関係が深いと推察される。中世以降は火災や戦乱さらに織田信長による焼き討ちなどで、焼失と再建が繰り返された。百済寺の境内地は国の史跡に指定され本堂は国の重要文化財に指定されているほか、紅葉の名所として知られる。
- 滋賀県東近江市百済寺町323
- 8:30~17:00
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浄厳院
聖徳太子(574年~622年)の創建と伝えられる。太子が全国に建てた48伽藍のうち、近江国の12伽藍の1つだともいわれている。天正7年(1579年)5月には、信長の命により浄土宗と日蓮宗の僧による仏教論争(いわゆる安土宗論)が当寺で行われたことで知られる。国の重要文化財に指定されている本堂は信長が多賀村(現・近江八幡市)の興隆寺の弥勒堂を移したものである。
- 滋賀県近江八幡市安土町慈恩寺744番地
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大笹原神社
986年の創建。応永21年(1414年)の建立。良質なもち米が採れるこの地域は鏡餅発祥の地とされ、鏡餅の元祖を祀った「鏡の宮」が境内に建てられている。本殿は国宝に指定されており、小規模ではあるが細部手法が美しく、中世の神社建築の傑作の1つと言われる。
- 滋賀県野洲市大篠原2375
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兵主大社(兵主神社)
兵主大社は718年に創建された。「兵主」という名前から鎌倉時代以降は武士からの信仰を集め、源頼朝からの神宝寄贈、足利尊氏による楼門造営、徳川将軍家からの社領寄進などを受けて繁栄した。庭園は平安時代後期に作庭されたものといわれ、国の名勝に指定されている。
- 滋賀県野洲市五条566
- 9:00~16:00
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膳所神社
奈良時代の創建といわれる古社。中世以降は武将からの崇敬を集め、豊臣秀吉や徳川家康たちが神器を奉納したという記録が残っている。明治時代になり、明治政府が進めた廃城政策により膳所城が廃城となった。境内にある表門は、この時に膳所城から移築したもので国の重要文化財に指定されている。
- 滋賀県大津市膳所1丁目14-14
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教林坊
教林坊は、聖徳太子によって創建された観音正寺の塔頭として605年に創建された寺院で、新緑の春と紅葉の秋のみ一般公開される。聖徳太子が林の中で教えを説いたことから「教林」と名付けられ、境内には「太子の説法岩」と呼ばれる大きな岩がある。また、小堀遠州によって作庭された庭園にも苔が生えた庭石や巨石が点在することから「石の寺」とも呼ばれる。 ※塔頭:大寺院内に設けられた小寺や庵
- 滋賀県近江八幡市安土町石寺1145
- 9:30~16:30