体験レポート

【島根県】“美肌の湯”玉造温泉・松乃湯で見つけた、心も体もゆるむひととき
ぱぴー(綴りびと)ぱぴー(綴りびと)

島根県:玉造温泉

カップル・夫婦 / 40代 / 訪れた時期:7月

2026/08/20

【島根県】“美肌の湯”玉造温泉・松乃湯で見つけた、心も体もゆるむひととき

大阪から車で約4時間、“美肌の湯”として知られる島根県・玉造(たまつくり)温泉へ。今回宿泊した「松乃湯」は、七色の勾玉をテーマにした客室や、山陰の味覚を楽しめるバイキング、庭園を望む温泉が魅力の宿です。夏は温泉街で「玉造温泉夏まつり」も開催。夫婦で心と体をゆるめる1泊2日を紹介します。

隅々までこだわりを感じる、好きな色に囲まれた客室

コンセプト和洋室「彩-IRODORI」

畳でごろんもよし、もちもちクッションに埋もれるもよし

備え付けのハーブティ。脱カフェインでリラックス

大充実のスキンケア

島根旅行を考え始めたのは約1年前。一度は見送った旅でしたが、慌ただしい日々が落ち着き、1年頑張った自分たちをいたわる旅を改めてしたい。そんな思いで選んだのが、美肌の湯”として知られる玉造温泉の「松乃湯」でした。

松乃湯には勾玉をコンセプトにした「彩-IRODORI」という七色の部屋(黄・紫・ピンク・青・赤・緑・オレンジ)があり、それぞれのテーマカラーで彩られています。私たちが宿泊したのは「緑」のお部屋。偶然にも私の好きな色で、ここでもご縁を感じました。また、畳からは井草の香りがふわっと漂い、どこか懐かしい雰囲気に。島根の豊かな自然の力を思わせる空間でした。
また、畳には一人掛けのビーズクッションソファが。座ると沈み込み過ぎない程よい安定感で、よく見てみると日本のメーカーでした。私、メイドインジャパンってなぜか安心しちゃうんですよね。
さらに、コンセプトルームならではのアメニティも魅力的。玉造温泉の源泉(温泉水)をたっぷり配合したスキンケアコスメブランド・玉造温泉姫ラボのスキンケアアイテムに加え、シャワールームには京都発のサステナブルオーガニックコスメブランド・NEMOHAMO、そしてPOLAのアイテムまで揃っていました。細部まで至れり尽くせりのお部屋のおかげで、温泉に入る前から自分をゆるめる時間が始まりました。

肌はしっとり、体はすっと軽く。温泉で味わう"整う"感覚

1F大浴場

1F露天風呂

貸切風呂「陶器の湯」

貸切風呂「岩の湯」

貸切風呂「木の湯」

貸切風呂「瓶の湯」

楽しみにしていた温泉は、期待以上のものでした。温泉大浴場・月照の湯は男女入れ替え制で、ジャグジーやサウナも備わっていて、滞在中に何度も入りたくなる充実ぶりでした。ほかにも4タイプの貸し切り露天風呂があり、それぞれ異なる趣をゆっくりと楽しむことができました。熱すぎず、夏でも心地よく浸かれるちょうどいい湯加減。自宅ではついシャワーで済ませてしまいがちなこの時期に、庭園を眺めながら露天風呂に身を預けていると、時間がゆっくりと流れていくような感覚に包まれます。
そして何より驚いたのは、お風呂上がりのこと。いつもなら「急いで化粧水をつけなきゃ」と焦ってしまうのですが、この日はそんな気持ちにすらなりませんでした。肌はしっとり、もっちり。美肌の湯と言われる理由を、自分の肌で実感した瞬間でした。もちろん肌への効果は評判通りでしたが、それだけでなく体の巡りも良くなったようで、すっと体が軽くなる感覚も。いわゆる“整う”というのは、こういう体感のことをいうのかもしれません。

お酒に自分鍋、ひら焼きまで。心もお腹も満たされた夕朝食

山陰まるごと ごっつおバイキング

酒蔵直送の搾りたて、島根の地酒

カニつみれと奥出雲しいたけ、宍道湖しじみなどを入れて旨味たっぷりの塩出汁鍋が完成

オクラの胡麻和えとイカの麹漬けがお気に入り

旅の楽しみといえば、やはり食事です。夕食のビュッフェでは、しまね和牛のローストビーフやヒラマサなどのお刺身など山陰の食材を使った料理がずらり! さらに、食事のお供に夏限定の日本酒三種飲み比べをオーダー。「私はこれが好き」「自分はこっちだな」なんて言い合いながら、新鮮なお刺身やカニと一緒に味わうひとときは、夫婦の会話も弾む時間になりました。
今回初めて体験したのが、好みの食材をいれて作る「自分鍋」。スープも三種類の中から選べます。自分のペースで火を入れながら、できあがりを待つ時間まで楽しいものでした。これなら家族で訪れても、子どもが食べやすい鍋やお酒に合う大人鍋まで、思い思いに作れそうです。ほかのビュッフェではなかなか出会えない体験で、強く印象に残りました。
翌朝のビュッフェには、島根のおばんざいが地域別に並べられていました。季節の野菜を使った料理が多く並んでいて、朝から自然と箸が進みます。なかでも印象的だったのは、魚のすり身を焼いたオリジナルの「ひら焼き」。ほんのりとした甘さが感じられる、やさしい味わいでした。旅行中はつい食べ過ぎてしまいがちですが、不思議と罪悪感を覚えることのない、心地よい朝食のひとときでした。

玉湯川沿いの夏祭りへ。浴衣で歩く、何気ない夫婦の時間

今年の夏祭りは7月18日(土)~8月31日(月)まで

二人で浴衣を着て歩くのって結婚前以来かも

夕食のあとは、浴衣に着替えて温泉街を散策。8月末まで夏祭りが開催されていたので、地元の方々に交じって下駄の音を石畳に響かせてみました。郷土芸能ショーやキッズ夜店などが行われ、射的に挑戦する親子連れの姿を見守りながら「うちの子たちもあんな頃があったね」なんて話す、いつもよりゆっくりとした時間。大人二人で、こんな何気ないひとときをつくれるのは、贅沢なことだなと感じました。

●玉造温泉・夏まつり
期間:7月19日(土)~8月31日(日)
・タマステージ
第1部20:00~地元アーティストによる日替わりステージ
第2部20:45~伝統芸能「安来節」、どじょうすくいショーなど
場所:玉造温泉ゆ~ゆ前川沿い特設ステージ ※雨天、荒天時はゆ~ゆ3階大ホールにで開催

・キッズ夜店
時間:19:00~21:30
場所:松乃湯斜め前駐車場スペース ※雨天時も開催いたします。

おわりに

玉湯川(たまゆがわ)の両脇に旅館が立ち並んでいる

川沿いには足湯もあったが、この日は猛暑のため、川に足を浸けて涼むのみ

玉造温泉は“美肌の湯”として知られていますが、今回の旅で感じたのはそれだけではありませんでした。好きな色に囲まれた空間、井草の香り、やさしい温泉、島根の味覚、浴衣で歩く温泉街……。その一つひとつが重なり、帰る頃には自然と元気になっている感覚がありました。自分を大切にして、心を軽くしてくれる。そんな休日のきっかけをくれた松乃湯での宿泊は、最高の夫婦時間になりました。

  • ぱぴー(綴りびと)

    ぱぴー(綴りびと)

    旅と世界遺産が好きで、「旅の楽しさをもっと身近に伝えたい」という思いからライター活動に挑戦しています。現在は世界遺産検定1級を目指して勉強中。コミュニティメンバーとの交流を楽しみながら、旅の魅力を伝える力を磨いていきたいと思います。

    ※旅色綴り(旧旅色LIKES)コミュニティメンバーです。

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 旅色編集部

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