Special Interview Tomomi Itano
Special Interview 葵 わかな
ドラマはもちろん映画、舞台、ナレーションと表現の幅を広げ、報道番組の出演や作家の取材もこなす葵わかなさん。最近は「気ままな一人旅にハマっている」というほどマイペースに自分らしく旅をされています。夏は高原エリアを訪れるのが好きという葵さん。北海道ニセコ町のまじりっけなしの大自然に出合ってどんな思いを抱かれたのでしょうか?
雪が溶けた山に広がる鮮やかな緑 私が知らなかった“もう一つのニセコ”

ニセコ町は初めてでしょうか。
夏に訪れてみてどんな発見がありましたか?

初めての訪問だと思っていたのですが、母に話を聞くと子どもの頃に家族旅行でこの辺りを訪れていたんです。その時も夏で、キタキツネを見たのが印象に残っています。ニセコ町というとスキーリゾートのイメージが強いですが、夏になって雪が溶けると山は鮮やかな緑の自然が顔を出すことにあらためて気づきました。元々、長野や山梨を訪れるのが好きですが、北海道は道路も広くて開放的。白樺の風景にレンガや赤い屋根の建物があるのも素敵です。夏の暑い時期でもアスファルトの照り返しがなく、のびのびと涼しく過ごせるのが魅力だと感じました。

今回はニセコ町の自然のなかを
アクティブに巡っていただきました。
癒やされた風景はありましたか?

ニセコ髙橋牧場では緑がとにかく鮮やかだったのが印象的ですね。そのなかに小さいお花が咲いていたのがきれいで癒やされました。今回はトゥクトゥクやグリーンバイクにも乗りましたが、道が広く、風を全身で感じられたのが心地よかったです。最近の夏は暑くて爽快感が感じにくいですが、ここならそれが十分に感じられます。特にグリーンバイクは車と違ってむきだし。疾走感があり、水平に広がる自然を感じられて、ゆったりとのどかな時間が過ごせました。

ICOR NISEKOやニセコ蒸溜所を訪れて感じられたことはありましたか?

水がキーワードになってくる町ですね。いろいろなところに川が流れていて、ICOR NISEKOでは少し雨が降っていたのも豊かな水を感じられました。水がきれいな町に来たと思うとそれだけで癒やされます。ニセコ町では、清流や湧き水を使って化粧水や蒸溜酒がつくられていました。ニセコ蒸溜所の支配人の方から「この土地と水がいいと思ったから蒸溜酒造りが始まった」と聞いて、お酒も土地と一緒につくっていくものというのを初めて知りました。ジンを飲んでみると、この土地の水の爽やかさが感じられたのはおもしろかったですね。ニセコ町に来たからこそ、そうしたストーリーが体験できました。

化粧水も蒸溜酒も この自然とともに育まれたもの

葵さんは普段からピクニックがお好きだそうですね?

はい。8月になるとニセコアンヌプリで星空観察ができると聞きました。みんなでゴンドラに乗って山頂の広場で星空を眺めるなんて最高だなと思って興味津々でした(笑)。日中の緑だけでなく、星空がきれいというのは環境に配慮されているから。つくられたものではなく、ありのままの自然をそのまま楽しめるというのがいいなと思いました。季節が進んで真夏になると、この辺りはとうもろこし畑になってひまわりも見られるそうです。そのままの自然があるからこそ、いろいろな姿が見られるんだなと思いました。

今回、出合った食のなかで
これはニセコ町の宝物だなと
感じたものはありましたか?

とにかく野菜がおいしかったですね。アスパラ、ヤングコーン、スナップエンドウ。どれもシャキシャキで。アスパラはバジルソースをかけて青々しさを楽しむような爽やかな味つけが好きで、今回それもいただきました。夏になると食べてみたいのは、ズッキーニ。ベーコンと一緒に焼いてシンプルに料理してみたいです。野菜はおいしければおいしいほど塩だけでいただくほうがいいと思っています。配送もできると聞いたのでたくさん持ち帰りたいです。

お土産はなにか購入されましたか?

ニセコ髙橋牧場ではチョコレートを買いました。乳製品だけじゃなくておつまみみたいなものもたくさんありましたね。ニセコ蒸溜所のジンやICOR NISEKOの化粧水もここでしか入手できないもの。帰ってからナチュラルな香りや肌ざわりを楽しみたいと思っています。国内旅行だと、普段から道の駅には絶対立ち寄ります。野菜やその土地のビールやワインを買って帰ることもあります。旅先では友達とシェアできないので、帰ってからみんなと話しながら思い出話をするのが楽しいですね。

爽快な環境のなかで のびのびと自然が感じられる場所

最近は一人旅がお好きなんですね?

この1年くらいハマっています。それまであわただしくアクティブな旅が多かったんですけど、一人だとのんびりと余白の多い旅ができる印象です。荷物もどんどん身軽になりました。一方で冒険している感覚もあって、自分で調べたり誰かに聞いたり。予想外のことが起きても意外となんとかなるので、達成感もあります。ニセコ町にまた来るなら、ハイキングや川下りで今回とは違った自然の表情を知るような冒険がしてみたいです。冬はスキーリゾートのイメージがありますが、雪景色の川下りもできると聞いて楽しそうだと思いました。ハイキングや川下りのあとに温泉に入っておいしいものを食べて飲んで(笑)。最高ですね!

葵 わかな
葵 わかな Wakana Aoi
Profile
1998年生まれ、神奈川県出身。2009年に女優デビュー。2017年に連続テレビ小説「わろてんか」でヒロインを演じる。その後もミュージカル「ロミオ&ジュリエット」で初舞台に挑むなど、ドラマだけでなく映画、ナレーションなどでも幅広く活躍している。近年では「すべての恋が終わるとしても」「ホンノウスイッチ」などで主演を務める。ヒロインを演じた映画「2126年、海の星をさがして」が今秋、全国で公開予定。