スキマ観光にも! 札幌ツウな筆者がおすすめする、女性のひとり旅で心地いい場所5選
こんにちは。旅色LIKESライターの&ヨシカです。今回は、9月中旬の札幌出張で見つけた、札幌大通周辺でテレワークや一人ご飯ができそうな場所を紹介します。毎年2回ほど札幌に行くため、有名観光スポットやグルメよりも、もし札幌周辺に住んでいるとしたら? と想像しながら探した少しマニアックなスポットもありますので、ぜひご覧ください。
目次
図書館をリノベーションした「北菓楼(きたかろう)札幌本館」
札幌のメジャーエリアの中心にある大通公園から北へ1本入ったところに、北海道土産で有名な「北菓楼 札幌本館」があります。大正15(1926)年に図書館として建てられてから、美術館としても使用されていましたが、平成28(2016)年に建築家・安藤忠雄氏のデザインによって「北菓楼」に生まれ変わりました。ワクワクしながら建物に入ります。
朝10時のオープンと同時に入店。外から見ると3階建ての建物のように見えますが、3階部分が吹き抜けになっているためとても開放感があり、大きな窓から差し込む光も美しく、心地良い空間です。2階のカフェは11時オープンなので、階段の前にあるウェイティングボードに名前を書いてから近くの大通公園を散歩して時間を潰しました。時間になると順番に2階へ案内されるのですが、2階へ続く階段がとても素敵。エレベーターもありますが、ぜひ階段を使ってみてください。
テントのようにアーチになった真っ白な天井と、1階から続く吹き抜けのおかげで広々とした空間になっています。さらに、天井まで壁一面が本棚になっていて、6,000冊もの本があるそう! 手に取りやすい位置に安藤忠雄氏の作品集もありました。
ランチ利用の予定でしたが、ケーキやソフトクリームも食べられて990円のお得なケーキセットに。ケーキもドリンクもどれも魅力的で選ぶのが大変でした。店内では本棚の本を自由に取って読めるので、スイーツをいただきながら一人で読書される方も多くいました。PC を開く雰囲気ではなかったので、私はスケジュール帳を開いて今後の旅の予定を考えていました。今度来る時はお肉のたっぷり入ったオムライスを食べたいな……。
せっかくなのでお土産もチェック。私は必ず、お店限定の商品がないか確認します。札幌本館の限定商品は、「夢がさね」というクラシックショコラと「北海道廳立圖書館(ほっかいどうちょうりつとしょかん)」というチョコサンドクッキーの2種類。私はシェアしやすくてパッケージも可愛い「北海道廳立圖書館」(1,600 円)を買うことにしました。ラングドシャ20枚とチョコレート10枚が入っていて、チョコレートを2枚のラングドシャで挟んで食べられるようになっています。生菓子も売っていて、シュークリームが人気とのこと。ソフトクリームやシュークリームを買って大通公園をお散歩しながら食べるのもいいですね。
◆北菓楼 札幌本館
住所:北海道札幌市中央区北1条西5丁目1-2
電話:0800-500-0318
営業時間:10:00~18:00(2階カフェは11:00~17:00(食事 LO14:00、デザート・ドリンク LO16:30)
定休日:無休
道端でテレワーク……期間限定の「do it your street!」に遭遇
建物の中にいるより自然の中で仕事したいと思っている私にピッタリのイベントを見つけました。北菓楼のちょうど前の「道庁南エリア」と呼ばれる場所でこの日偶然行われていた社会実験「do it your street」。ビルの1階部分にさまざまなタイプのワークスペースが用意されていました。残念ながら電源が取れないためPC作業で長居はできなかったのですが、風を感じながらゆっくり読書したり、ノートを持ち込んで考えたりするには良い空間。ここでちょっとした打ち合わせも良いかも。過ごしやすい気温で晴れた日にこんな場所があればいいのにな。
仕事で煮詰まったら、リフレッシュと運動をかねてパーティーバイクで札幌の街をサイクリング。パーティーバイクとは、全長4m・幅2m・高さ3m の9人乗り自転車です。ヨーロッパやアメリカで「ビールを飲みながらこぐ乗り物」として人気なのですが、日本に3台しかありません。そんなパーティーバイクがこのイベントで北海道に初上陸! 自転車と同じように車道の左に寄って走っていきます。ハンドルを持っている運転手だけはお酒を飲めませんが、後ろで自転車をこぐ人は飲酒可能なので、ちょっとした移動バーみたいな使い方もできます。私は飛び入りで最後のひと席に乗せてもらったのですが、地元の会社員や旅行中の大学生など初対面の方と色々話しながら約20分のサイクリングは楽しかったです。いつもは歩いて見る札幌の景色をちょっと違った見方ができたのも面白かったです。
仕事に役立ちそうな本の揃った「札幌市図書・情報館」
そういえば図書館が近くにあったはず……と記憶を辿って行ってみると、いつもどおり満席。2階に上がったことがなかったので行ってみるとフリースペースがたくさんありました。電源は取れなさそうですが、快適に作業できる広いスペースがあるため、高校生や社会人で満席になっていました。
札幌市内在住・在勤で貸し出しカードを持っている人が席を予約できる端末を発見。スタッフさんに尋ねると、都度カウンターで申込書の記入と身分証明書を提示することで道外から来た私でも席を利用できることがわかりました。複数人で打ち合わせできる席、携帯やPC持ち込み不可の本を読むことに特化した席、PC作業の席……など、目的に応じてスペースが分かれているのでストレスなく利用できるのが素晴らしい! 席は90分制ですが、席が空いていれば再度予約を取り直して繰り返し利用できます。こんな立地の良い場所にお仕事出来るスペースがあるのは羨ましい限りです。次回の札幌出張でも是非利用したいです。
◆札幌市図書・情報館
住所:北海道札幌市中央区北1条西1丁目 札幌市民交流プラザ 1・2 階
電話:011-208-1113
営業時間:平日 9:00~21:00 (調査相談最終受付 20:00)、土・日・祝日 10:00~18:00(調査相談最終受付 17:00)
定休日:第2・4水曜日、12月29日~1月3日
札幌夜ご飯の定番! お一人さまでも気軽に入れる「ひげのうし」
札幌駅から地下道を通って行くとほぼ雨に濡れずにアクセスできるジンギスカンのお店「ひげのうし」が最近のお気に入り。ジンギスカンは一人で入るにはハードルが高いですが、このお店には「おひとりさまセット」があるので気軽にお肉が食べられます。ちなみに、セットの場合は6種類のお肉から3種類を選べます。また、QRコードからオーダーできるので、注文済みの値段を見て予算を考えながら追加オーダーができます。本店が満席の時は、徒歩5分ほどの南5条店の席を押さえて案内してくれるところも気に入っています。
◆ジンギスカン ひげのうし 本店
住所:北海道札幌市中央区南3条西5丁目
電話:011-281-2980
営業時間:月~土曜日 17:00~翌 1:00(LO24:30)、日・祝日 17:00~24:00(LO23:30)
定休日:年末年始
札幌の夜はやっぱり〆パフェ「ななかま堂」
最近出張先での夜の定番は夜カフェに行くこと。札幌と言えば〆パフェの聖地。〆パフェのお店はどこに行っても行列です。その中でも比較的待ち時間が短く、お一人さま率が高いのがすすきのにある「ななかま堂」。夜パフェ専門店を営業しているGakuグループのひとつで、ドリンク込みで 2,000円~2,500円と少し贅沢ですが、見た目が本当に美しいパフェが味わえます。早めに夕食を食べて20時までに入店すると待ち時間なく入れる可能性が高そうです。
◆夜パフェ専門店 ななかま堂
住所:北海道札幌市中央区南4西5第4藤井ビル 2F
電話:011-596-8607
営業時間:18:00~24:00(LO23:30)、金・土・祝前日 18:00~翌2:00(LO翌1:30)
定休日:無休
おわりに
今回は、大通公園から徒歩圏内の一人で過ごしやすい場所を紹介しました。札幌駅や円山公園周辺、他のエリアにもブックカフェや緑豊かな公園などひとり時間を楽しめるお気に入りの場所がたくさんあります。機会があれば取り上げたいと思いますので、お楽しみに。