ネットの情報だけじゃわからない! 訪れたからこそわかる驚きとワクワクを味わう唐津旅に出る
「ちゃんと旅を考えると、旅はたのしくなる」をモットーに旅する旅色LIKESライターの美娜です。今回訪れた佐賀県唐津市は、福岡市内から車で約1時間。歴史と自然が融合された魅力たっぷりな場所です。SNSなどのネットの情報を活用して旅をする人も多いなか、私自身もその情報を利用して旅をしてきました。集めた情報で旅してみると、情報以上の驚きと発見も! ちゃん旅、インターネットの情報を元に巡る旅をお届けします。
目次
見方を変えたら新しい世界が見える!? 「環境芸術の森」
佐賀県唐津市から車で約30分。作礼山(さくれいざん)の中腹に位置し、環境芸術家の鶴田正明氏によって育てられた約10ヘクタールある広大な森です。2万本以上の植樹をし、人の手を加えることで、本来の姿を守っていくという信念のもと作られています。人工物が目に入ることがなく、土・水・木・空気と存分に自然を堪能できる場所です。季節ごとの花が咲き、訪れた人々を迎えてくれます。散策路は自然豊かなので足場が悪かったり、虫が登場したりしますが、大自然に囲まれると穏やかな気持ちにさせてくれます。どこか懐かしくそして心温まる、そんな森でした。
4月中旬~6月が新緑、11月は紅葉を楽しめます。
10年ほど前に誰かが撮った写真がきっかけで、取り上げるメディアが増え、人気写真スポットとなった風遊(ふうゆう)山荘。140年前の住宅を移築した建物の中にある漆喰のテーブルには、周りの景色が反射して映ります。テーブルにカメラを置いて撮影すると写真全体が自然であふれる1枚に。テーブルの手前の角にカメラを置き、構図を調整すると、風遊山荘まで映り込むようになります。SNSではその情報を拾えていなかったので、訪れたから発見できたことでした!
またスタッフの牧さんは、新型コロナウイルスによる規制が緩和されてからオーバーツーリズムを感じているそう。写真を撮りに来てくれることは嬉しいけども、せっかく訪れたのならば森についてのお話をしたり、写真の撮り方を伝えたりして、時間と愛情をたっぷり込められたこの森を知ってもらいたいとの思いを語ってくれました。コロナによる外出制限での来訪者の減少、SNSでバズったことによる想定外の来客……人が来ないよりも来てもらった方が嬉しいはずなのに、もどかしさを感じました。ただ変わらないのは、訪れる人を常に気持ちよく迎えたい、という牧さんたちのあたたかいおもてなしです。ぜひ訪れた際にはその温かさも感じてくださいね。
♦環境芸術の森
住所:佐賀県唐津市厳木町平之667
電話:0955-63-2433
開場時間:9:00~16:00
入場料:大人・高校生 700円、小・中学生 300円、小学生以下 無料 ※11月のみ料金が異なります。詳しくは公式HPをチェック。
定休日:不定休
海とつながる「田島神社」
門をフレームに鳥居と海。
唐津市呼子加部島にある、肥前最古といわれる田島(たしま)神社。宗像三女を祀っており、遣唐使が航海安全を祈願したともされる場所です。鳥居をくぐり、拝殿へとお参りすると、港が見えてきます。参道からそのまま海につながっているようで、この場所で旅の安全を祈願した理由がわかるようような気がします。小高い丘に鎮座し、石段からつながる姿がより崇高な雰囲気でした。
♦田島神社
住所:唐津市呼子町加部島3965-1
電話:0955-82-3347
こんなところで働いてみたい! 外観も内装も美しい「旧唐津銀行」
JR唐津駅から約10分ほど歩くと、モダンな煉瓦造りの建物が見えてきます。東京駅を設計した唐津出身の建築家・辰野金吾監修のもと、弟子の田中実が設計しました。建物は当時イギリスで流行したヴィクトリア様式のひとつであるクイーン・アン様式を日本化したもので「辰野式」と呼ばれています。赤レンガ調の建物の外観もさることながら、内装が素晴らしく、映画のセットのような雰囲気です。平成9(1997)年まで佐賀銀行唐津支店として使われ、現役だった姿がきれいに残っています。こんなところで働けたら、毎日の業務もスイスイこなしてしまいそうな美しい内装でした。
♦旧唐津銀行
住所:佐賀県唐津市本町1513-15
電話:0955-70-1717
営業時間:9:00~18:00
休館日:12/29~12/31
入館料:無料
誰でもウェルカム! 「KARAE/唐重」
旧唐津銀行から徒歩約5分、JR唐津駅からは徒歩約2分の場所にある「KARAE/唐重(からえ)」。ホテルや映画館、カフェレストラン、ギャラリー、シェアオフィス、観光案内所が入った複合施設です。唐津で暮らす人にも、旅で訪れた人にも唐津の面白さをあらためて届けたい。唐津の魅力が積み重ねる場所になりたいという思いを込めて“重”を感じる「KARAE:カラエ」という名前になったそうです。レストランでおいしそうに食事をしている人、ギャラリーで作品をじっくり吟味する人、中庭のフリーのテーブルで楽しそうに談笑する人、そして旅をしている私。まさに重なって同じ空間にいるようでした。
♦唐重
住所:佐賀県唐津市京町1783
電話:0955-53-8063
営業時間:各店舗によって異なる。公式HPをチェック
おわりに
今回はSNSやインターネットを利用し、検索上位にあるスポットから旅程を考えました。いつもの私の興味があるところから少しはみ出るところもあって、新たな発見になったり、知らないことを知りたいからこそお店の方に思い切って話しかけることができたり。いつもの旅にわくわくがさらに重なった旅になりました。九州に住んでいても、唐津の中に新たな発見もあるのなら、きっと一度行ったことのある旅先も地元ももっとワクワクが見つけられるはず! また同じことをしてみようかな。














