【東京・奥多摩】意外と知らない!? 渓谷のダイナミックな紅葉と東京アドベンチャーラインを楽しむ電車旅
みなさんこんにちは。旅色LIKESライターのじゅんです。「奥多摩」と聞くと、自然が美しい場所ではあるものの、車でないと行けなさそうな場所、というイメージを持っている方もいるかと思います。しかし、「東京アドベンチャーライン」を使えば、迫りくる山々に多摩川に掛かる橋など、都内とは思えないほどのダイナミックな風景を手軽に楽しめます。今回はこのローカル線が通る駅から徒歩圏内で行けるスポットを紹介します。これからの紅葉シーズン(奥多摩は例年10月下旬~11月中旬)のお出かけにもぴったりです。
※写真は2024年撮影
目次
駅舎にも注目! 東京アドベンチャーラインとは
青梅駅〜奥多摩間の13駅(青梅線)の愛称で、2018年から運行が始まりました。2022年からはラッピングされた車両も登場し、奥多摩の生き物などが描かれていて賑やかでワクワク感ある列車です。ちなみにラッピングには春・夏・秋・冬の4種類があるので、どの車両に当たるかは当日のお楽しみ。沿線は小さな無人駅ばかりですが、個性派揃いの駅舎が多いのも見どころの一つ。また、ホームにある駅名の横には、その駅にちなんだものがシンボルマークとして描かれています。地域のお祭り、植物、橋、神社などさまざま。さらに、各駅にあるベンチは多摩産木材を使用したもので、よく見るとシンボルマークも刻印されています。多摩産木材はホームにある駅名の枠にも使用されており、駅舎内だけでも地域へのこだわりがあちこちに隠れています。
昭和レトロな青梅駅からスタート。車窓の景色を楽しむ
東京アドベンチャーラインの出発地点・青梅駅。改札付近は名画の看板とレトロステーション化したノスタルジックな雰囲気で、東京アドベンチャーラインの各駅舎の見所なども一覧掲示されています。隣接している「まちの駅・青梅」には、青梅食材を使用したメニューを提供するカフェ、ここでしか買えない「ロールショコラ」や産みたての新鮮たまご、御岳山の神主の家で女将が作り当主が内神殿でお清めをしたジンジャ糖(生姜糖)などが販売されているコーナーなどがあります。なかなか手に入らない逸品が揃っているので必ず立ち寄ってほしいです。
◆まちの駅青梅
住所:青梅市本町163-2-2
電話番号:0428-22-0888
営業時間:10:00~19:00 ※喫茶は~18:30
川井駅のホームからの奥多摩大橋
青梅駅を出発して進んでいくと、車窓がどんどん緑深くなっていきます。一部の駅は高台にあるので、眺めるように山々と渓谷を楽しめます。私のおすすめは御岳駅~川井駅にかけて見えてくる奥多摩大橋。緑に囲まれた自然の中に白い橋が際立ちとてもきれいで、車内から写真を撮っている人も。また所々の駅では対向列車とのすれ違いで、少し停車時間が長くなるのもローカル線ならでは。対向列車が来るまでゆったりと車窓の風景を楽しみながら待つのも心地良いです。電車に揺られながら30~40分程度で奥多摩駅に到着です。
終着の奥多摩駅でご当地グルメを堪能
東京最西端の駅でもある奥多摩駅。駅の周辺には徒歩圏内に温泉・渓谷・キャンプ場があり、最近ではクラフトビールの醸造所もオープンしました。路地裏に入ると古民家がいくつか並ぶ、ノスタルジックな風景も。紅葉のシーズンの週末は多くの人でにぎわい、朝早くから近くの駐車場は満車にもなります。奥多摩駅に到着すると駅前では丁度、キッチンカーの「わさび食堂」が出ていました。地元のわさび農家が運営していて、もちろん、使用しているわさびは自家製。せっかくなのでシンプルに鰹節とわさびの「わさび丼」をテイクアウトで注文してみました。ホカホカのご飯に鰹節とわさびに醤油をかけて、削りたての鰹節からは今すぐにでも食べたくなるくらいのいい香りがします。
◆わさび食堂
出店場所:奥多摩駅前
※営業日・営業時間はHPで要確認
ずらりと並ぶクラフトビール、ついついラベルで選びたくなります
駅前の道路を渡った先には奥多摩でクラフトビールを製造する造醸所のお店「VERTERE(バテレ) Bottle Shop」が。ラベルは白地に1枚の写真があるだけのシンプルなデザイン。違う写真の缶が並んでいるのを見ているだけでもなんだか楽しくなります。ビールはあまり詳しくないので、直感で西多摩地区限定品「Erato(エラト-)」をゲット。奥多摩産の「治助(じすけ)イモ」というじゃがいもを使用しているそうです。また、近くには「VERTERE Taproom本店」というクラフトビールと軽食も楽しめる古民家のビアカフェも。週末には有料でブルワリーの工場見学も行っているのでクラフトビールが好きな方におすすめです。
◆VERTERE Bottle Shop駅前店
住所:西多摩郡奥多摩町氷川211
営業時間:10:00~18:00
定休日:月〜金曜日
◆VERTERE Okutama Taproom本店
電話番号:0428-85-8590
住所:西多摩郡奥多摩町氷川212
営業時間:11:00~19:30(フードLO18:00、ドリンクLO19:00)
定休日:月〜金曜日
アウトドア体験からゆるり旅も満喫できる奥多摩駅周辺
奥多摩駅から歩いて約5分のところには氷川渓谷があります。渓谷に掛かる氷川小橋の上からは都内とは思えないほど美しい景色が広がっており、これからの紅葉シーズンはもちろん、新緑の季節も爽やかで気持ちがいいです。この日は購入したわさび丼とクラフトビールを片手に吊り橋近くの川原で昼食をとることに。川の流れをBGMに、旅色で購入したOTOMOをレジャーシート代わりにすればアウトドア気分が一気に増します。わさび丼は粗削りの鰹節のうま味とわさびのピリッと感が絶妙で、ビールとも相性が抜群。お腹を満たした後は駅周辺に戻り周囲を散策。氷川大橋から氷川渓谷を眺めたり、路地裏のローカル感あふれる横丁を歩いたり……。ゆるり旅にぴったりなエリアでした。
◆氷川渓谷
住所:西多摩郡奥多摩町氷川181
沢井駅まで折り返し、歴史ある蔵元へ
奥多摩駅から青梅方面へ折り返し、沢井駅で途中下車。徒歩約5分の場所には「澤乃井小澤酒造」があります。駅の改札機の裏には地酒のペイントがあり、駅舎の上には楼閣のようなものがあるのが特徴です。「澤乃井小澤酒造」は創業1702(元禄15)年から続く蔵元で、すぐそばを流れる多摩川と季節によって変わる風景を、地酒と一緒に堪能できる場所です。敷地内にはカフェもあるので、お酒が苦手な方でも立ち寄れます。カフェのほかにも敷地内にはさまざまな見どころがあり、なかでもきき酒処では常時10種類のお酒をおちょこ一杯分ずつ楽しめます。使用したおちょこは持ち帰れるのでちょっとしたプレゼントをいただいた気分に。事前予約があれば酒蔵見学も可能です。
徒歩で散策するからこそ発見がある日向和田(ひなたわだ)駅
沢井駅から4駅先にある日向和田駅の徒歩圏内には、梅の名所で有名な「梅の公園」があります。それにちなんでか、駅名の下にはかわいらしい梅結びの水引きがあり、とてもかわいらしいです。駅からも看板が見える「へそまんじゅう総本舗」は、青梅でお饅頭といったらここ、といっても過言ではないお店。昔ながらのお饅頭は蒸したてホカホカ絶品! しっとりした皮にあんこがぎっしりつまっています。皮の色は茶と白がありますが、どちらも中身は粒あん。甘すぎず後味もすっきりしているので、何個でも食べれてしまいそうです。
◆へそまんじゅう総本舗
住所:青梅市日向和田3-863
電話番号:0428-24-6064
営業時間:9:00~17:00
定休日:無休
駅のすぐそばには多摩川にかかる神代橋があり、ここからの眺めはいつ見ても壮大で、山の間を流れる多摩川がとても綺麗です。ドライブ旅だと気づかずにが通り過ぎてしまいがちですが、歩いてるとこんな絶景も堪能できるのがいいですね。神代橋を渡って徒歩約5分のところには2024年7月にオープンした「GOOD SHED (グッドシェッド)」があります。元は梅干しを売っていたお店をリノベーションし、揚げたてのオールドファッションドーナツをベースにさまざまなトッピングも楽しめます。ソルテッドバターやキャラメルクッキーなど10種類以上のラインナップがあり、どれもおいしそう……。注文してから揚げられるドーナツは、外はサクッと中はフワフワ。初めて食べた時からリピーター宣言してしまいました(笑)。
◆GOOD SHED
住所:青梅市梅郷5-923-4
営業時間:9:00~17:00
定休日:月曜日
さいごに
電車旅はバスを利用したり、長距離を歩いたりのイメージもありますが、東京アドベンチャーラインは乗り換えもせず、四季折々の景色が楽しめるスポットが沢山あります。週末の日帰り旅、気軽な一人旅、お酒好きのほろ酔い旅にもぴったりです。寒い季節には温泉に入ったり、おいしいそばを食べたり体を温めながら過ごすのも。これからの時期は紅葉も見頃なので、魅力がたくさんある奥多摩へ気軽に出かけてみませんか?














