【秋田】横手のかまくらは、おとぎ話の世界みたいだった! 幻想的な景色に癒される秋田の1泊2日旅

秋田県

2026.01.25

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【秋田】横手のかまくらは、おとぎ話の世界みたいだった! 幻想的な景色に癒される秋田の1泊2日旅

旅先で出会うおいしいごはんとお酒が大好きな、旅色LIKESライター・酒旅担当のERIです。雪景色が美しい季節がやってきました! 冬ならではの風景に魅せられ、子どもの頃から憧れていたかまくらをいつかこの目で見てみたい、そんな思いから秋田県横手市で行われる「かまくら祭り」を訪れました。450年以上続く小正月の伝統行事です。街には、大小さまざまなかまくらが並び、冬の夜を幻想的な光で包み込みます。地元の人々のあたたかいおもてなしに触れられる「かまくら祭り」は、今年は2月13日、14日の2日間開催されます。

目次

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450年以上前から続く伝統行事「かまくら祭り」

かまくらに明かりが灯り始め幻想的な夜の景色へ

祭りを祝う地酒のふるまい。

まつりの夜におすすめ。地酒と料理を味わう「よこてのわがや」。

伝統の祭りにふれて

450年以上前から続く伝統行事「かまくら祭り」

小さなかまくらが街のあちこちに。

かまくらつくりに励む子どもたち。

子どもたちが作ったかまくらの作品のプレゼントも。

秋田県横手市で毎年二月に行われるかまくら祭り。米作りに欠かせない水の神様「水神様」をお祀りし、家内安全、商売繁盛、五穀豊穣を祈願するお祭りです。横手駅を降りると、たくさんのかまくらが出迎えてくれました。

横手城のふもとはおおきなかまくらがたくさん。

街のあちこちにも。

かまくらの中には祭壇が作られ水神様が祀られています。

小学校の校庭には子どもたちが作った小さなかまくらがたくさん。

3,500個のミニかまくらが作られる蛇の崎河原。

かまくら祭の会場は、市内の複数のエリアに点在しています。会場内を行き来するバスもありますが、かまくらの景色を見ながら徒歩で周るのもおすすめです。会場の小学校には校庭に、子どもたちが一生懸命つくった小さくて愛らしいかまくらがたくさん。中には、水神様や願い事が飾られていました。市内を流れる横手川の河川敷「蛇の崎河原」では、地元の中学生たちがせっせとミニかまくらをつくっていました。きっと青春の一ページに刻まれる思い出になるのだろうなあ、と子どもたちの未来を想像してみたり。

かまくらに明かりが灯り始め幻想的な夜の景色へ

小さなかまくらに明かりが灯る。

蛇の先河原は、まるで天の川のよう。

かわいい雪ん子ちゃんたちからおもてなし。

夕暮れになるとかまくらに明かりが灯り始めます。河原のかまくらの一つ一つに明かりがともされ、幻想的な景色で街が彩られました。かまくらでは「はいったんせー(かまくらに入ってください)おがんでたんせー(水神様を拝んでください)」「あまえこいらんかえー(甘酒はどうですか)」とかわいい方言で子どもたちが呼びかけ、甘酒やお餅をふるまってくれます。まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような気分になりました。

祭りを祝う地酒のふるまい。

祭りを祝ってどぶろくがふるまわれました。

山内濁酒「六華」、秋田名物・いぶりがっこも。

お祭りを祝って山内地区で仕込まれたどぶろくの山内濁酒「六華」が振る舞まれていました。横手市山内地区は、名水に恵まれた自然環境と、米どころの横手ならではの良質なお米があること、そして昔から農家民宿を中心に自家醸造の文化が根付いてきた背景があることから国のどぶろく特区に指定されました。清らかな湧き水と雪深い土地で育つお米から生まれる「六花」は、口に含むととろんとした舌ざわりで、ほのかな米の甘みがふわりと広がります。冷え込む夜の空気の中でいただく一杯は、体の芯までじんわり染みわたるような、格別の味わいでした。山内地区は秋田名物・いぶりがっこの名産地でもあり、一緒にふるまわれました。ちょっと苦手に思っていたどぶろくでしたが、いぶりがっこと最高に合う!

まつりの夜におすすめ。地酒と料理を味わう「よこてのわがや」。

見過ごしてしまいそうな店構えの「よこてのわが家」。

見過ごしてしまいそうな店構えの「よこてのわが家」。

かまくらの灯りに包まれた景色を楽しみながらあるいていると、にぎやかな飲食店街を少し離れた先に、ひっそりと佇む一軒のお店を見つけました。築約100年の入母屋造りの古民家を改装した「よこてのわがや」。横手出身の店主が、地元食材を活かした創作料理と、東北の蔵元から厳選した日本酒を提供する人気店です。外観は落ち着いた隠れ家のような雰囲気ですが、一歩中へ入ると明るくスタイリッシュな空間が広がります。ドリンクメニューは日本酒だけでなくサワーやカクテルも充実していて、どの料理にも合わせやすいお酒が揃っています。

山廃仕込み「飛良泉」(ひらいずみ)。

津軽半島の純米酒「田酒」。(でんしゅ)。

「しめ鯖のブランタード」。

「生のりと牡蠣のアヒージョ」。

旅先では地酒をいただきたい私は、秋田の老舗酒蔵・飛良泉本舗の「飛良泉 山廃純米酒」をまずは一杯。秋田県産の酒米を原料に、山廃仕込み※1 で造られた純米酒です。山廃らしいきりっとした酸が心地よいアクセントとなり、熟成由来のやさしい旨みがじんわりと広がる、奥行きのある味わいが印象的でした。続いて、青森の西田酒造店が醸す「田酒 特別純米酒」。その名の通り、田んぼから採れるものだけを原料とし、米本来の旨みをまっすぐに表現した一本です。口に含むと、ふくよかな米の旨味が広がり、「これぞ日本酒」と思わず頷いてしまう味わい。どちらも、米どころ東北の厳しい冬の寒さの中で丁寧に醸された、土地の力を感じるうまい酒でした。オーダーした「しめ鯖のブランタード」や、「生のりと牡蠣のアヒージョ」など、和と洋を上手に融合させた料理が、酒の味わいをいっそう引き立ててくれました。


※1「生酛(きもと)造り」と呼ばれる伝統的な製法のひとつ。酒母造りの工程における米をすりつぶす作業(山卸)を行わず(廃止)、自然の乳酸菌の力と時間をかけて育てる製法。複雑味のある酸や旨みが生まれやすいのが特徴です。

◆よこてのわがや
住所:秋田県横手市中央町3-8
電話:090-3890-5091
営業時間:17:30~22:30、 日曜日17:30~22:00
定休日:月曜日

「よこてのわがや」公式HPはこちら
「よこてのわがや」公式Instagramはこちら

伝統の祭りにふれて

古くから伝わる伝統的な「横手の雪まつり」。厳しい冬のあいだ、小正月行事としてこの祭りを心待ちにし、祭りが終わるころには雪がゆるみ、春の訪れを感じるのだそうです。そんな季節の移ろいとともにある行事だからこそ、街の人々が心からこの祭りを楽しんでいる様子が、自然と伝わってきました。東北の祭りは、米作りとのかかわりがとても深く、豊作を祈り、実りを祝い、自然の恵みに感謝するためのもの。その想いの延長線上にあるのが、この土地で醸されてきた酒です。かまくらの灯りの中で味わう一杯は、雪国の暮らしや人々の営みが、そっと重なって感じられました。
2026年は、2月13日、14日に開催です。冬ならではの幻想的な景色の中で秋田のおいしい酒を味わいに訪れてみてはいかがですか?

◆横手のかまくら
日程:毎年2月中旬(2026年は2月13日、14日)
会場:横手市市役所本庁舎前・横手公園・二葉町・その他市内一円
開催時間:18:00~21:00

「横手のかまくら」の情報は「横手市」公式サイトから

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