体験レポート

2026/09/24
【富山・氷見】富山湾ビューの宿「移り住みたくなる宿『イミグレ』」で、母娘で味わうフレンチと絶景の1泊2日
富山県の西部、日本海に面した港町・氷見市。富山湾でとれる新鮮な魚介と海の向こうにそびえる立山連峰の眺めが自慢の土地です。今回は60代の母と30代の私、母娘ふたりで海辺の宿「イミグレ」へ。氷見の食材を使ったフレンチや窓の外に海が広がる客室、近隣の温泉、そして氷見の街歩きも満喫しました。秋の氷見は、市内各地で伝統芸能「獅子舞」が行われる季節。魚種豊かな海の幸や氷見米など、食の魅力も増す時期に訪れたい、母娘の1泊2日旅を紹介します。
この記事の目次
- 富山湾を望む氷見の一軒宿「イミグレ」へ
- 木のぬくもりあふれる和洋室のスイートルーム
- 全席オーシャンビュー! 地産地消のフレンチディナー
- 「おいしいね」と終始ご機嫌な母
- 思いがけず出会えた真っ赤な朝日と、地元漁師飯風の朝食
- 宿をあとに、藤子不二雄Ⓐ先生ゆかりの港町・氷見を歩く
- 氷見で過ごした1泊2日の母娘旅を終えて
目次を開く ▼
富山湾を望む氷見の一軒宿「イミグレ」へ
今回の宿泊先は、氷見市小杉にある「移り住みたくなる宿『イミグレ』」です。富山駅方面から向かう場合は、高岡駅を経由してJR氷見線で氷見駅へ向かい、そこからタクシーまたはバスでアクセスできます。大阪・京都方面からは、特急サンダーバードで敦賀(つるが)へ向かい、北陸新幹線に乗り継いで新高岡駅または富山駅方面へ向かうルートが便利。私たちは今回氷見線が運休していたため、高岡駅から路線バスに乗り約50分かけてイミグレ最寄りの「小杉」バス停へ。バス停から宿まではすぐでした。
木のぬくもりあふれる和洋室のスイートルーム
イミグレは「食と景観」をテーマに掲げる海辺の一軒宿で、全6室のお部屋と、2棟のグランピング施設があります。どの客室からも富山湾を望め、天候に恵まれれば海越しに立山連峰まで見渡せるのだとか。今回私たちは、和洋室のスイートルームに泊まりました。客室に入ってまず感じたのは、ゆとりある広さと隅々まで清掃が行き届いた清潔さ。最大5名で宿泊できるそうです。母娘旅や家族旅にも使いやすい一方で、イミグレには2名で泊まれるスーペリアルーム[洋室]やスタンダードルーム[洋室]もあります。富山湾を眺める客室でゆっくり過ごし、夕食は海を望むレストランで氷見の食材を使ったフレンチを楽しむ。そんな静かな時間を大切にしたいカップルや夫婦にも、心地よく過ごせる宿だと感じました。
私たちが滞在した部屋からもなんとも開放的なオーシャンビュー!「すごい!広い!」と思わず声が出るほどでした。窓の外には青い海と鮮やかな芝生の緑が広がっています。海と芝生のコントラストが清々しく、気持ちも晴れやかになりました。
お宿自体に大浴場や温泉設備はありませんが、宿泊者には近隣の温泉施設で使える無料入浴券が用意されています。今回は夕食前に向かうことにしたのですが、ふかふかのベッドに横になると、つい起き上がるのが惜しくなってしまいゴロゴロしていると、フロントから「タクシーの手配をしましょうか?」と電話が。こちらからお願いする前に声をかけてくださるスタッフの心配りに、ホスピタリティの高さを感じました。
タクシーで移動し、天然温泉にゆったり浸かって旅の疲れを癒しました。気さくな運転手さんとの会話もいい思い出。宿に戻って飲んだ、キンキンに冷えたビールは格別でした。
全席オーシャンビュー! 地産地消のフレンチディナー
お待ちかねの夕食は、地元食材を使ったフレンチです。
全席から富山湾を望める劇場型の洗練されたデザインです。段差のついたカウンター席に座ると、日中は目の前いっぱいに海が広がります。景色そのものがごちそうの一部になっているようでした。
コースでは富山・氷見の魚介や地元野菜、氷見牛などがいただけます。中でも印象的だったのは、最初の一品目の氷見産飛魚のマリネ。グラスを開けると煙がモクモクと溢れてきて、新鮮な氷見のお魚と燻製の深い香りを堪能できました。また、サーモンやねぎ、にんじん、キャベツなどを重ねた彩り豊かなテリーヌも絶品。アンチョビソースと合わせていただくと、素材本来の甘みが際立ちました。真鯛のポワレも氷見産で、白身は柔らかく皮はパリッとしていて、食感を楽しめる一皿でした。
器にもこだわりが感じられ、温かい料理は温めた器、冷製スープは冷やした器で提供されるという徹底ぶり。味付けは濃すぎず、魚介や野菜本来の持ち味をしっかり楽しめました。メインの氷見牛は驚くほどやわらかく、口の中でほどけるような食感です。氷見の海と山の恵みを一皿ずつ味わう贅沢な時間でした。
「おいしいね」と終始ご機嫌な母
母は料理をひと口食べるたびに「おいしいね」「楽しいね」「来てよかったね」と満面の笑みを浮かべていました。ドリンクはビールやワイン、富山の地酒などをオールインクルーシブで楽しめます。グラスが空くと、スタッフの方がタイミングよく「お次はいかがですか?」と声をかけてくださいました。
母は「うれしいね」と何度も口にしながら、すっかりほろ酔いモードに。「これまでの苦労が一気に報われたよ!」と喜ぶ姿を横目に、こちらも嬉しい気持ちになりました。デザートには、氷見の朝日をイメージしたというフランボワーズショコラが登場。翌朝の日の出時刻も教えていただきました。
この日は旅の疲れとおいしい料理、お酒のおかげか、22時頃には自然と眠くなりました。窓の外から虫の声が聞こえるなか「いい一日だったな」と思っているうちに、いつの間にか眠りについていました。
思いがけず出会えた真っ赤な朝日と、地元漁師飯風の朝食
翌朝5時、窓の外には空が赤く染まり太陽が顔を出していました。前夜、スタッフの方に日の出の時刻を教えていただいていたこともあり、少し早起きして眺めた朝の景色。空が少しずつ赤く染まり、海の向こうから光が差し込む様子は、海辺の宿に泊まったからこそ出会える特別な時間でした。
朝食には、富山らしい食材を使った和食が並びました。焼き魚がふわっふわ! ご飯が進む美味しさです。朝日を眺めたあとにいただく朝ごはんは、前日の夕食とはまた違った味わいでした。
宿をあとに、藤子不二雄Ⓐ先生ゆかりの港町・氷見を歩く
チェックアウト後は、氷見の街なかを少し散策しました。潮風通りやまんがロードを歩くと、どこか懐かしい佇まいの街並みが残っていて、母も「故郷の島原に似ているね」とひと言。夏の日差しに汗ばみながらも、海から吹く潮風が心地よく感じられました。氷見市中心部には、氷見市出身の漫画家・藤子不二雄Ⓐ先生の作品に登場するキャラクターのモニュメントが点在していて、街を歩きながら探すのも楽しみのひとつです。
途中で立ち寄った「氷見市潮風ギャラリー」では、原画や複製原画を中心とした展示のほか、「忍者ハットリくん」や「怪物くん」といった代表作の紹介、先生が青春時代を過ごした「トキワ荘14号室」の再現コーナーもあり、母娘で童心に返るような時間に。
さらに「ひみの海探検館」こと「氷見市漁業文化交流センター」では、魚や漁業文化を紹介する展示、富山湾や氷見の漁師体験を映像で楽しめるVRシアター、魚の情報を学べるAR展示などに触れ、港町・氷見らしさを感じられました。
街歩きの締めくくりは、ラーメン店「貪瞋癡(とんじんち)」へ。注文した煮干しラーメンは、煮干しの旨みと醤油の香りがふわりと広がる味わいで、氷見に来たら海鮮だけでなく、ご当地ラーメンも楽しみたいと思わせてくれる一杯でした。
氷見で過ごした1泊2日の母娘旅を終えて
ありがとう氷見。いい旅でした
今回の旅で心に残ったのは、富山湾を望む客室の開放感と、氷見の食材を一皿ずつ味わうフレンチ、そして母が何度も見せてくれた笑顔でした。日々仕事やタスクに追われている私にとって、心を休める大切な時間にもなりました。
母娘はもちろん、大切な人とゆったりとした時間を過ごしたいときにぴったりの、氷見らしさに満ちた宿でした。また季節を変えて訪れたいと思います。
移り住みたくなる宿『イミグレ』
- 住所
- 富山県氷見市小杉232番地1
- アクセス
-
電車をご利用の方:
【東京方面】東京ー<北陸新幹線>ー新高岡駅ー<城端線>ー高岡駅ー<氷見線>ー氷見駅
【名古屋方面】名古屋ー<特急しらさぎ>ー敦賀駅ー<北陸新幹線>ー新高岡駅ー<城端線>ー高岡駅ー<氷見線>ー氷見駅
【大阪方面】大阪ー<特急サンダーバード>ー敦賀駅ー<北陸新幹線>ー新高岡駅ー<城端線>ー高岡駅ー<氷見線>ー氷見駅
【氷見駅から】バス:氷見駅口ー<加越能バス 灘浦海岸・脇行き>ー小杉ー<徒歩2分>ーイミグレ、タクシー:氷見駅ー<タクシー>ーイミグレ(約15分) 車をご利用の方: 【東京方面】練馬ICー<関越道>ー藤岡JCTー<上信越道>ー上越JCTー<北陸道/能越道>ー氷見北IC ※約5時間50分
【名古屋方面】一宮ICー<名神高速>ー一宮JCTー<東海北陸道>ー小矢部砺波JCTー<能越道>ー氷見北IC ※約3時間15分
【大阪方面】豊中ICー<名神高速>ー米原JCTー<北陸道>ー小矢部砺波JCTー<能越道>ー氷見北IC ※約4時間55分
【氷見北ICから】国道160号線を七尾・能登方面へ 約10分でイミグレ着 - 駐車場
- 20台
- 送迎情報
- 送迎サービスなし
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修: 旅色編集部
ライター:おせり
Copyright MAPPLE, Inc.
Copyright indepth, Inc.
※掲載情報は取材時のものであり、変更が生じている場合がございます。詳細は各施設にご確認下さい。
近くにある人気のスポットをピックアップ!






