朝峯神社
高知県/高知市
朝峯神社
アサミネジンジャ
安産・子授けの御神徳に信仰が集まる古社
高知県高知市介良に鎮まり、平安時代の「延喜式神名帳」に名が記される格式高い神社。古くから安産・子授けの神様、酒造の神様として篤く信仰されている。子育て世代の人々が気軽に訪れられるようにと社務所に授乳室やキッズスペースを備え、子育ての悩みや情報を共有できる場としても活用されている。また、「風鈴祭り」やマルシェでにぎわう一方、高知市指定無形民俗文化財の秋祭りでは、行子(ぎょうじ)と頂女郎(いたじょう)が参列する神幸行列など、神輿行列の本質的な形態が残る独特の習俗を今に伝えている。
-
更新日:2026.07.22
【8月 夜間参拝のご案内】
7月に初開催した夜間参拝は、多くの参拝者で賑わいました。
8月はその経験を活かし、警備・誘導体制をさらに強化。安心してゆったりとお参りいただける環境を整えて開催されます。
ライトアップの演出も新たに一新。照明の配置や光の雰囲気を見直し、風鈴がより幻想的に浮かび上がる、昼間とはまったく異なる夜の境内が広がります。
開催日
8月7日(金)・8日(土)
8月14日(金)・15日(土)
ライトアップ時間
日没〜21時ごろ
社務所受付時間
9:00〜21:00ごろ
見どころ
・風鈴ライトアップ
・限定御朱印・授与品
・出店(0〜2店舗予定)
夏の夕暮れから夜へと移ろう境内で、涼やかな風鈴の音色とやさしい灯りに包まれるひとときを。
特別な夏の思い出づくりに、ぜひ訪れてみてください。期間2026年8月7日〜2026年8月15日
詳しくはこちら
- 創建年代は不詳ながら平安時代に書かれた「延喜式神名帳」に名を連ねている、1000年以上の歴史を誇る由緒正しい古社。
- 富士山本宮浅間大社より勧請し、介良富士を神体山として鎮座。主祭神に木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)を祀る。
- 秋祭りは高知市指定無形民俗文化財となっており、行子(ぎょうじ)と頂女郎(いたじょう)が行列する貴重な神事を伝承している。
宮司
野村 尊應
「朝峯神社」32代目宮司として奉職。いつでも気軽に訪れてほしいと、足を運びやすい神社になるよう環境造りに日々邁進(まいしん)している。
旅路に刻まれる和の印影
安産・子授けの神様、酒造の神様としての御神徳にちなんだ御朱印や、季節を表した美しい透かし御朱印、月替わりの御朱印などが授与されており、訪れるたびに異なる意匠に出合えるのも特徴のひとつ。
七五三
お宮参り
縁結び
縁切り
金運
商売繁盛
厄除け
無病息災
安産祈願
合格祈願
交通安全
子宝
芸能
恋愛成就
五穀豊穣
家内安全
学業成就
病気平穏
| 開催月 | 行事 | 時間 |
|---|---|---|
| 6月30日 | 輪抜けさま | |
| 7月10日 | 夏祭り | |
| 7月中旬〜9月 |
風鈴祭り
梅雨明け頃から9月頃 |
|
| 10月 第3日曜日 | 秋祭り |
過去の物語を辿る
由来、由緒
平安時代の「延喜式神名帳」に名が載る古社
創建した年は明らかでないものの、清和天皇の御代858~876年にはすでに鎮座していたと伝えられる。また、927年(延長5年)にまとめられた「延喜式神名帳」に「朝峯神社」と記載があり、土佐国における延喜式内社21社のうちの1社に列していた。さらに「延喜式神名帳」を調査・考察した歴史書「式社考」にて、901年(延喜1年)完成の歴史書「日本三代実録」の第13巻・866年(貞観8年)に、「朝岑神」の神階が従五位下から従五位上に昇叙されたと書かれていることがわかっている。このように歴史ある当社は富士山を神体山とする全国の浅間神社の総本社、富士山本宮浅間大社より勧請し、介良富士を神体山として鎮座。1766年(明和3年)に「比島神明宮」「城内八幡宮」「天皇宮」「朝倉神社」「長浜若宮八幡宮」「潮江天満宮」とともに土佐藩主・山内家ご祈願所となった。
神話を身近に感じる御祭神との結び付き
主祭神に木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、相殿神に瓊々杵命(ににぎのみこと)、大山津見命(おおやまづみのみこと)を祀る。本殿裏に女陰に似た形状の岩屋があり、木花開耶姫命が炎の中で無事出産された神話と結び付き安産信仰が生じた。また、枯れることのない湧泉があり、この御神水が神酒に用いられたことから酒造信仰へとつながった。
神輿行列の起源をとどめる独特の秋祭り
高知市の無形民俗文化財に指定されている秋祭りには、棒打ちやてんぐのほか、神輿行列の本質を伝える行子(ぎょうじ)と頂女郎(いたじょう)が参加する。行子とは母親の腕に抱かれた幼児や幼童のことで、神輿が発達するまでは神霊を乗り移らせ練り歩いた。また、行子の世話役である頂女郎は、古代信仰で神懸かりの手段だった白粉の厚化粧姿で同行する。
社殿
永い歴史のなかで祈りを受け継ぐ神聖な社殿
「朝峯神社」の社殿は、永い歴史のなかで人々の祈りを受け継いできた神聖な場所。古くは延喜式内社として崇められ、江戸時代には土佐藩主・山内家の祈願所のひとつとして篤い崇敬を集めた。参道入り口には、俗界と神域とを区切る結界としての役割を持つしめ縄が張られたしめ柱が立っており、しめ縄をくぐり境内に入ると1859年(安政6年)建立の狛犬(こまいぬ)が片手を挙げている。その姿はなんともほほ笑ましく、歓迎の雰囲気を感じ取れるだろう。一の鳥居をくぐると「式内朝峯神社」と書かれた社号標が立つ。さらに参道の階段を上ると二の鳥居があり、くぐった先に拝殿が鎮座。そしてその上段に本殿が位置するという2段構えの社殿構造になっている。拝殿より奥、本殿へは女人禁制となる、安産・子授け信仰で名高い由緒ある古社である。
心静かに祈りを捧げる参拝の空間
社殿は参拝者が神様と向き合い、願いを届ける神社の中心的な場所になる。鳥居をくぐり、清らかな空気が流れる境内に厳かな社殿が現れると、心は自然と日常から解き放たれ、自分自身の内面を見つめ始めるだろう。安産、子授け、家内安全など、さまざまな願いを胸に訪れる人々を優しく迎え入れてくれる社殿は、静かなひとときが過ごせる特別な空間だ。
休憩できるスペースのある授与所
授与所はお守りや御朱印の授与だけでなく、参拝者がゆっくり過ごすための「待合」スペースも備えている。ご祈祷の待ち時間や参拝の合間に座ることができ、小さな子どもが上がれるよう畳の小上がりが設置してあるので、安産祈願やお宮参りなどで訪れる家族連れにも嬉しい。人々を温かく迎え入れる「朝峯神社」ならではの、もてなしの心にあふれる空間だ。
本殿と神秘の「女陰石」
生命の信仰を受け継ぐ本殿と「女陰石」
拝殿の奥、少し上った場所に立つ本殿の向かって右側に、高さ約6mの「女陰石」が鎮座している。この神聖な岩は女性器を体現しており、古くから女性の生命力や子宝、安産の象徴として信仰を集め、永い歴史を歩んできた。また、湧き水が枯れることがなく常に湧き続けているその神々しい景観が、主祭神・木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の安産神話と結び付き、「朝峯神社」が安産・子授けの神様として崇敬される大きな由縁となっている。神話で語り継がれる物語のひとつに、木花開耶姫命が火を放たれた産屋の中で、炎に包まれながらも無事に3神の出産を成し遂げたという、母としての強さを象徴する話がある。安産を願う人々の思いを支える信仰は悠久の時を超えて受け継がれ、この地は祈りを捧げる特別な神域として崇められ続けている。男性のみが参拝可能。
自然そのものを神として敬う信仰の聖地
古くから神聖な場所として大切に守られてきた本殿は、拝殿の奥に鎮座する。その本殿の傍らには「女陰石」があり、自然が生み出した造形でありながら生命の誕生を象徴する存在として信仰され続けてきた。湧き出る水は特別な力を宿すと昔から信じられており、自然そのものを神として敬う日本古来の信仰を今に伝える「朝峯神社」ならではの見どころとなる。
安産・子授け信仰の神域
生命の誕生を象徴する巨大な岩「女陰石」は子宝や安産を願う人々の信仰を集め、絶えることなく清水が湧き出すその神秘的な姿に古くから人々は畏怖の念を抱いてきた。境内は山の斜面を利用する形になっており、拝殿からさらに上った場所に鎮まる本殿と「女陰石」の周辺には厳かな神気が漂っている。生命の尊さと神々への感謝があふれてくる特別な場所だ。
土佐藩主・山内家の祈願所
格式の高さを物語る藩主・山内家からの崇敬
江戸時代に当たる1766年(明和3年)に、「比島神明宮」「城内八幡宮」「天皇宮」「朝倉神社」「長浜若宮八幡宮」「潮江天満宮」に加えて、8社目の土佐藩主・山内家の祈願所となった。山内家の殿様も馬に乗って足しげく参拝するほど篤く崇敬したことが伝わっている。「朝峯神社」は平安時代に完成した「延喜式神名帳」や「日本三代実録」にその名が載る由緒ある古社であり、この時さらに土佐藩主によって国家安泰や領地繁栄、海路の安全、武運長久、領民の平安などを祈願する重要な神社として位置付けられたことは、当社の格式の高さを物語る要因のひとつとなった。ここからまた永きにわたり地域の熱心な信仰を集め、土佐の歴史とともに歩んでゆくこととなる。
土佐藩主の祈りを支えた格式ある社
土佐藩主・山内家の祈願所において、「朝峯神社」は歴代藩主がたびたび訪れるほど特別な存在だったといわれ、なかでも山内一豊は自ら馬に乗って来訪し参拝していた。このように当社は歴代藩主の信仰を受けたことで格式がさらに高まり、地域の人々からも篤く崇敬を集めていくこととなる。今も境内には歴史の重みと権威を示す、気品ある神気が流れている。
藩政時代の信仰文化を今に伝える祈りの聖地
山内家ゆかりの歴史に触れることで参拝はより奥深いものになるだろう。山内家に仕え「万葉集古義稿本」を著した鹿持雅澄が奉納した和歌「まいのぼるこの朝峯の皇神に手向ける麻と散る桜かも」や、藩の命で「南路志」をまとめた武藤平道奉納の「のどかなる御世のしるしと、廣前にはなのしふゆふ掛けてくるかも」には、神社の風情や信仰心が描かれている。
定期開催の多彩なイベント
子育てを支える気軽な交流の場
通常、キッズスペースとしても使用されている授与所2階の広間で、定期的にイベントが開催されている。子育て中の保護者たちが悩みを共有したり情報交換したりできる、地域の子育て支援の場として話題になっており、神社の穏やかな環境のなかで親子がゆっくりと過ごせるのも嬉しいポイント。開催されるイベントは、マタニティヨガ、マタニティクラス、ベビーマッサージ、離乳食講座、犬猫の譲渡会などさまざまで、参拝後に気軽に立ち寄れるのも特徴のひとつだ。安産・子授けの神様として知られる「朝峯神社」だからこそ整えられる、環境と気配りにあふれたイベントにぜひ参加して、大変ななかでも子育てのハードルを下げる多彩なアイデアを共有しながら、みんなで楽しい子育てを体験していこう。
命をつなぐための保護猫・保護犬の譲渡会
保護猫、保護犬の活動団体による譲渡会が、定期的に開催されている。新しい家族との出会いを待つ動物たちと迎え入れを考える人々をつなぐ活動は、命の誕生や成長を見守る神社だからこその取り組みでもある。人と動物が幸せに暮らす未来を願う地域に根差した試みとしてにぎわっているので、今すぐ譲渡が叶わない人も、動物たちの様子を見に訪れてみよう。
地域の魅力と出合える「朝峯神社マルシェ」
定期開催される「朝峯神社マルシェ」で、普段の神社とは異なる熱気を楽しもう。参道には、梅雨明けから9月頃にかけて約1,000個の風鈴が揺れる風鈴棚が設置され、涼やかな音色と美しい風景に心躍らせながら「ネパールカレー」「無添加かき氷」「米粉クレープ」といったグルメやハンドメイドの雑貨、ワークショップなどさまざまな出店が満喫できる。
- 住所
- 高知県高知市介良乙1927
- アクセス
- 車:高知東部自動車道なんこく南ICより約5分、高知自動車道高知IC・南国ICより約15分
電車:JR土讃線土佐大津駅より車で約10分
バス:とさでん交通潮見台・JA高知病院線「北島」停留所より徒歩約5分 - 公式HP
- https://asamine-jinja.jp/
- TEL
- 088-860-1482旅色を見たとお伝えいただくとスムーズです。
- SNS
- FAX
- 088-860-3849
- 営業時間
- 社務所:9:00~17:00、お祓い:9:30~16:00
- 定休日
- 水曜日※戌の日・祝日・年始を除く
- 料金
- 詳細は公式HP参照
- 駐車場
- 20台
テーマやシチュエーション別に、スポット周辺のモデルコースを紹介。
高知県の旬のおでかけスポットやイベント情報をご紹介!気になるところへ足を運んでみましょう!
近くにある人気のスポットをピックアップ!














