長崎の名物・ご当地グルメ完全ガイド|旬の味覚とおすすめ飲食店を紹介

長崎の名物・ご当地グルメ完全ガイド|旬の味覚とおすすめ飲食店を紹介

更新日:2026/07/27

長崎県は、東シナ海に面した複雑なリアス式海岸と数多くの離島を有する、海の幸に恵まれたエリアです。古くから中国やオランダとの交易拠点として栄えた歴史から、和・洋・中が融合した独自の食文化が根づいており、長崎ちゃんぽんやトルコライスといった他県にはないグルメが数多く生まれています。また、長崎和牛や長崎ハーブ鯖、茂木びわなど、豊かな自然が育むブランド食材も見逃せません。本記事では、長崎の代表的な名物やご当地グルメについて、旬のカレンダーやおすすめの飲食店、観光プランとあわせて解説します。異国情緒あふれる街並みを散策しながら、長崎でしか出合えない味をぜひ体感してみてください。

素材の味を楽しむ!長崎の代表的な「名物」

長崎県は、対馬海流がもたらす豊かな漁場と温暖な気候に恵まれ、海産物から農畜産物まで多彩な名物が揃っています。なかには、独自の養殖技術や栽培方法で他県との差別化を図ったブランド食材も多く、食通の間でも高い評価を受けています。ここでは、長崎を代表する6つの名物について解説します。

長崎和牛|九州の豊かな自然が育んだ、肉本来の旨味と上品な脂のブランド牛

画像はイメージです(Photo by PIXTA)

長崎和牛は、温暖な気候と豊かな自然環境のなかで丁寧に肥育された黒毛和牛です赤身の旨みと上品な脂のバランスが良く、口どけのよい柔らかさが特徴。ステーキや焼肉はもちろん、しゃぶしゃぶでも肉本来の旨みを存分に楽しめます。

長崎ハーブ鯖|ハーブ入りの飼料で育つ、生で安心して食べられる極上のサバ

Photo by PIXTA

長崎ハーブ鯖は、ナツメグ・オレガノ・シナモン・ジンジャーなどの西洋ハーブを配合した飼料で育てられるブランド養殖サバです。ハーブの効果でサバ特有の生臭さが抑えられ、血合いの色も鮮やかに保たれる点が特徴。

茂木(もぎ)びわ|生産量日本一!瑞々しい果汁と優しい甘さが広がる初夏の気品

Photo by PIXTA

茂木びわは、長崎市茂木町を発祥とするブランド果実です。長崎県は国内でも有数のびわの生産量を誇っており、温暖な気候と海からの潮風がみずみずしい果肉と優しい甘みを育んでいます。旬は5〜6月のわずかな期間で、傷みやすいため産地直送でしか味わえない鮮度の高さも魅力のひとつ。

平戸のあご(トビウオ)|炭火で焼き上げ天日干しにする、長崎の出汁文化を支える特産品

Photo by PIXTA

平戸市周辺で水揚げされるトビウオは「あご」と呼ばれ、長崎の出汁文化を支える欠かせない食材です。新鮮なトビウオを炭火で焼き上げてから天日干しにする「焼きあご」は、上品で深みのあるだしが取れるのが特徴。長崎のちゃんぽんや雑煮の出汁にも利用されるほか、近年は全国的にも「あごだし」ブームが広がり、注目度が高まっています。

西海(さいかい)みかん|独自のマルチ栽培が生み出す、濃厚なコクと高い糖度のブランド蜜柑

画像はイメージです(Photo by PIXTA)

西海みかんは、長崎県西海市で栽培されるブランドみかんです。畑の地面にシートを敷いて雨水を遮断する「マルチ栽培」により、果実の水分量をコントロールして糖度を高めています。濃厚なコクと酸味のバランスが良く、贈答品としても人気があります。

長崎のカラスミ|越前ウニ・三河コノワタと並ぶ日本三大珍味、職人技が光る逸品

Photo by PIXTA

長崎のカラスミは、ボラの卵巣を塩漬けにして天日干しで仕上げる高級珍味です。長崎は江戸時代から中国との交易を通じてカラスミの製法が伝わったとされ、現在も職人が手作業で丁寧に仕上げています。薄くスライスしてそのまま食べるほか、日本酒のお供としても絶品です。

絶対食べたい!長崎の「ご当地グルメ」

長崎旅行の楽しみといえば、異国文化との交流から生まれたご当地グルメです。中国にルーツを持つちゃんぽんから、アメリカ仕込みの佐世保バーガーまで、滞在中に一度は体験したい代表的な5つの味を解説します。

長崎ちゃんぽん・皿うどん|明治時代に誕生した、山海の具材の旨味が凝縮された麺文化

Photo by PIXTA

長崎ちゃんぽん・皿うどんは、明治時代に中華料理店の店主が中国人留学生のために考案したとされる郷土料理です。豚肉・かまぼこ・エビ・キャベツなど十数種の具材を炒めてスープで煮込み、太めの麺と合わせます。皿うどんは同じ具材をとろみのあるあんかけにして、パリパリの揚げ麺にかけたものです。

佐世保バーガー|米海軍直伝!注文を受けてから手作りする佐世保のソウルフード

画像はイメージです(Photo by PIXTA)

佐世保バーガーは、戦後に米海軍から直接レシピを教わったことがきっかけで誕生したといわれるご当地グルメです。「注文を受けてから作り始める」のが流儀であり、手作りならではのボリュームと出来たてのジューシーさが人気を集めています。お店ごとにパティの厚さやソースの味が異なるため、食べ比べも楽しめます。

トルコライス|ピラフ・パスタ・トンカツがワンプレートに乗る、長崎の欲張り洋食

Photo by PIXTA

トルコライスは、ピラフ・ナポリタン・トンカツを一皿に盛り合わせた長崎発祥のご当地洋食です。名前の由来には諸説あり、「トリコロール(三色)」が転じたという説が広く知られています。ボリューム満点で食べごたえがあり、長崎市内の喫茶店やレストランでは定番メニューとして親しまれています。

島原の具雑煮(ぐぞうに)|お餅と十数種類の具材を土鍋で煮込む、島原半島伝統の郷土料理

画像はイメージです(Photo by PIXTA)

島原の具雑煮は、お餅を鶏肉・穴子・ごぼう・れんこん・卵焼きなど十数種類の具材とともに土鍋で煮込む料理です。その起源は、島原の乱で籠城した一揆軍が餅と山海の食材を煮込んで食べたことにあるとも伝えられています。具だくさんの贅沢な味わいは、一般的な雑煮とは一線を画す長崎ならではの一杯です。

五島うどん(地獄炊き)|椿油を塗って細く引き延ばす、強いコシをあご出汁で味わう伝統麺

画像はイメージです(Photo by PIXTA)

五島うどんは、五島列島に古くから伝わる手延べうどんです。生地に椿油を塗りながら細く引き延ばすため、ツルツルとした喉ごしと強いコシが両立しています。名物の食べ方は「地獄炊き」と呼ばれ、大鍋で茹でた熱々の麺をすくい上げ、あごだしのつけ汁でいただきます。

いつが一番美味しい?長崎の「旬カレンダー」

: 茂木びわ(長崎市茂木)、大島トマト(西海市)、壱岐の春カツオ(壱岐市)
: 平戸の赤うに(平戸市)、五島のケンサキイカ(五島市)、野母崎の伊勢エビ(8月下旬解禁)(長崎市)
: 平戸の焼きあご(平戸市)、西海みかん(味まる等)(西海市)、対馬の黄金アナゴ(対馬市)
: 長崎ハーブ鯖(松浦市・長崎市)、小長井(こながい)カキ(諫早市)、五島・対馬の寒ブリ(五島・対馬)

現地で行きたい!長崎グルメを堪能できる名店・おすすめ飲食店

  • 焼肉 牛仙

    長崎県|長崎市

    牧場直営の店で品質の良い「長崎和牛」を堪能

    長崎電気軌道新地中華街停留場から徒歩約7分の場所にある「焼肉 牛仙」。長崎県雲仙市にある「荒木牧場」の直営店で、“世代を問わず、たくさんの人に「長崎和牛」の魅力を知ってほしい”というオーナーの思いから、牧場で育てたブランド牛「長崎和牛」を手頃な価格でいただくことができる。夜の焼き肉メニューはもちろん、「長崎和牛サーロインステーキ御膳」など、ランチメニューも充実。店で提供している米や、一部の野菜は自家農園で作ったものを使用しており、店頭では生産した米や野菜の販売も行っているのが嬉しい。

    住所:長崎県長崎市籠町6-3 マシェール唐人坂1F

    営業時間:昼:11:30~15:00(LO14:30)、夜:17:30~21:00(LO20:30)

    定休日:水曜日

  • 五島手延うどん おっどん亭

    長崎県|五島市

    伝統製法で作られた絶品の五島うどん

    五島列島の玄関口・福江港から車で約10分、五島うどんを昔ながらの伝統製法で作る「中本製麺」直営のうどんの店。人気メニューは、五島うどんの代名詞でもある「地獄炊きうどん」や、甘辛く煮込んだ牛肉と玉ねぎが相性抜群の「肉うどん」など。さっぱりといただけるワカメや梅しそが練り込まれた「三色うどん」も一度は食べたいメニューだ。のど越し良くコシの強い、「日本三大うどん」のひとつともされる五島うどんを堪能したい。隣の物販コーナーには、「中本製麺」のうどんや、アゴダシ、五島の名産品なども並ぶ。

    住所:長崎県五島市吉久木町831-1

    営業時間:11:00~14:30※売店は9:00~17:00

    定休日:火曜日※祝日の場合は営業

  • 長崎卓袱浜勝

    長崎県|長崎市

    時代を超えて愛される長崎県の伝統料理を堪能

    1968年に創業し、地元の人や観光客に長く愛される郷土料理店「長崎卓袱浜勝」。和食、中華、西洋を融合した、長崎県で受け継がれてきた伝統ある郷土料理がいただける。朱塗りの円卓を囲みながら複数の料理を取り分けるスタイルで食事が楽しめるのが特徴。また、丁寧な接客も魅力のひとつで、料理の由来についても丁寧に教えてもらえるという。1階のホールは和洋折衷のカジュアルな雰囲気で、2階の洋室は優雅な空間となっており、日常使いから観光の際の食事、大切な記念日まで、さまざまなシーンで気軽に活用できる。

    住所:長崎県長崎市鍛冶屋町6-50

    営業時間:11:00~21:30(LO20:00)

    定休日:12月31日、1月1日

長崎の名物グルメと一緒に楽しみたい観光・旅行プラン

名物グルメを旅の目的にするなら、周辺の観光スポットや宿泊地と組み合わせて旅程を考えるのがおすすめです。たとえば、長崎市内のグラバー園や出島散策とちゃんぽんの食べ比べ、佐世保のハウステンボスと佐世保バーガー巡り、五島列島の教会群と地獄炊きうどん体験など、食と観光をセットで楽しめるエリアが県内各地に点在しています。グルメを軸にルートを組めば、異国情緒と食の発見が同時に味わえる長崎ならではの旅が実現できるでしょう。

長崎の名物・ご当地グルメによくある質問

Q1. 長崎県内で、本場のちゃんぽんや新鮮なブランド海鮮を効率よく楽しむなら、どこを拠点にするのがおすすめですか?

A.ちゃんぽん・皿うどん・トルコライスといった長崎の代表的なご当地グルメが集中しているのは長崎市内であり、新地中華街や思案橋エリアを拠点にすれば効率よく食べ歩きが楽しめます。ブランド海鮮を目当てにする場合は、五島うどんやケンサキイカなら五島列島、黄金アナゴなら対馬、佐世保バーガーとハーブ鯖なら佐世保と、離島や県北にも足を伸ばすとエリアごとに異なる食文化を体験できます。

Q2. 長崎名物のユニークな洋食「トルコライス」ですが、なぜ「トルコ」という名前がついているのですか?

A.名前の由来には諸説あり、ピラフ・パスタ・トンカツの三色が「トリコロール(三色旗)」を連想させることから転じたという説が広く知られています。ほかにも、トルコが東洋と西洋の文化が交わる国であることから和洋折衷の料理にその名を重ねたという説もあり、はっきりとした定説は定まっていません。

まとめ

本記事では、長崎の名物やご当地グルメについて、旬のカレンダーや観光プランとあわせて解説しました。中国やオランダとの交易の歴史を背景に持つ長崎には、ちゃんぽんやトルコライスといった和洋中が混ざり合う独自のグルメと、長崎和牛やハーブ鯖、茂木びわなど風土が育んだブランド食材が共存しています。グラバー園や教会群といった異国情緒あふれる街並みを巡りながら、その土地の味を楽しめるのは長崎旅行ならではの醍醐味です。旬のカレンダーを参考に、自身の旅程にあったグルメプランを組み立ててみてください。

旅色編集部 なかやま

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 なかやま

掲載情報の一部の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright MAPPLE, Inc.
Copyright indepth, Inc.
※掲載情報は取材時のものであり、変更が生じている場合がございます。詳細は各施設にご確認下さい。

旅色IDを作ると
お気に入り」することが可能になります

旅色ID作成▸

旅色IDをお持ちの方はこちらログイン▸