
2026/11/06
県内のそば街道発祥地であり、そば屋さんが多く、そばが有名な山形県村山市。今年で最後の開催となるそば花まつりで、打ちたてのそばを堪能後、母なる川最上川の三難所やそば花畑、村山市の名物である天然じゅんさいのじゅんさい沼を巡るバスツアーなど様々な体験ができました。
バスツアーでは、ただ景色を見るだけでなく、ガイドさんによる解説が入ることでより深く楽しむことができました。実際に見て、聞いて、食べて、感じたそば花まつりの魅力をご紹介します。
今回このまつりのレポートをするのは山形県立村山産業高等学校に在籍している高校生の私たちです。
地域の魅力を学び、体験し、発信することで観光・旅行の観点から地域活性化、また人口減少に歯止めをかけることができないか、そういった研究をしています。
今回は地域の名産のひとつでもある「そば」について紹介し、少しでも村山の魅力を知ってもらうきっかけになればと思い、記事にしてみました。
県内のそば街道発祥地である山形県村山市で行われるそば花まつり。そば花が一面に広がる9月に開催され、30年間親しまれてきました。しかし惜しまれつつも今年で最終回となりました。
そばの生産が盛んな村山市大高根地区で毎年開かれ、30年目を迎えたそば花まつり。職人さん打ちたてのそばを味わえるまつりとして、親しまれてきました。そば花畑、じゅんさい沼、最上川三難所「隼」の三つの村山市の名所を巡るバスツアー、物産販売、徳内ばやしの披露が行われました。
10時からの開催でしたが、10時前からすでに多くの人で賑わい、たくさんの方が板そばを求めて集まっていました。職人さんの打ちたてを提供しており、皆さんとても美味しそうにそばを味わっていました。家族連れや知人と一緒に訪れる方が多く、楽しそうに談笑しながら、まつりを満喫していました。
そばのほかにも、地元でとれた野菜の販売やアユの塩焼きやマルシェなどが出店されており、そばを食べて野菜を購入して、マルシェをみて、とても満足感のある魅力にあふれていました。また村山産業高校「又新連」による徳内ばやし演舞が披露され、会場全体が華やかで迫力のある踊りに圧倒されました。
そばのほかにも、地元でとれた野菜の販売やアユの塩焼きやマルシェなどが出店されており、そばを食べて野菜を購入して、マルシェをみて、とても満足感のある魅力にあふれていました。また村山産業高校「又新連」による徳内ばやし演舞が披露され、会場全体が華やかで迫力のある踊りに圧倒されました。
次にバスツアーに参加しました。天気は少し曇っていて空気は涼しい感じでした。そば花鑑賞バスは大高根地域市民センターをスタートとし、出発しました。バスガイドさんはそば花畑の話だけでなく、高木酒造や朝日鷹のことについても丁寧に説明しながら案内してくれました。
大高根地域市民センターを出発すると、まずはそば花畑へ。一面に緑と白の二色で美しい景観が広がるのが印象的でした。
曇り空のおかけで涼やかな風が吹き、そば花畑がより美しい景色に見えました。村山市の豊かな自然と秋の訪れを静かに感じられる贅沢な一日になりました。
山形県立村山産業高等学校 流通ビジネス科
とてもきれいなそばの花ですが、香りは独特で肥料のような香りがしました。
そば花畑の後はじゅんさい沼へ。
じゅんさい参考写真
透明なゼリー状のヌメリに包まれた、ツルツルとした食感が特徴の淡水性の水草です。主に若い芽の部分を食用とします。夏の高級和食食材として親しまれています。さっとゆでて氷水で冷やし、酢醤油やポン酢でいただく酢の物や、お吸い物の具にするのが定番。
沼一面を覆っているものがじゅんさいで、このじゅんさいを収穫し、食用品として扱います。じゅんさい沼は「江戸時代に、農業用のため池として作られ、いつの頃から天然のじゅんさいが咲くようになった」という歴史があります。水面を鮮やかな緑で埋め尽くし、まるで別世界に来たような圧倒的な静けさが印象的でした。
じゅんさい沼は1~2人で箱型の木舟に乗り、長い竹竿を使って自分で水面を滑りながら、水中のじゅんさいを一つひとつ手でつかみ取る体験ができます。
例年6月上旬から7月下旬と言われています。別世界に行ったような圧倒的な静けさを味わいたい人は、ぜひ足を運んでみてください。
最上川
最後は最上川三難所「隼」へ。ダイナミックな川の流れと静かな自然美が見事に調和していたことが印象的でした。最上川三難所は舟下りもでき、季節ごとに色を変える山の迫力は、展望台から見る景色とは一味違い、自然と一体になる体験を与えてくれます。
ガイドさんが「紅葉の時期がとても綺麗」と教えてくれました。秋は紅葉が一面に広がり、最上川と紅葉の美しいグラデーションを味わうことができます。
山形県立村山産業高等学校 流通ビジネス科
三難所の中でも川の流れが急で、間違えて入ったら戻ってこれないかもしれませんので注意を!
このまつりの主役となるそばは、その場でゆで上げられ、水で締める様子をみることができ、普段はなかなか味わえない打ちたてのそばを味わえます
。特設会場の簡易テーブルで外の空気を感じながら味わう細めのそばは、香り豊かでのど越しがよく、箸が止まらなくなるような美味しさでした。同じテーブルで相席となった方とお話をさせて頂き、このそば花まつりを通じて知り合いの方や同級生の方と再会し、交流する憩いの場になっていることを知りました。
今回、そば花まつりの中でそばまつりに来てくれた方とコミュニケーションをとりながらそばについてのアンケートを取ってみました。
その結果、 村山市内の方や山形県内の方が多く来ていたことがわかりました。山形県内の人にはそばが人気と分かりましたが、県外の人にはそばの魅力を伝えられていないことにも気づきました。
来場者に「そばの魅力は何だと思いますか」という問いに対して
多くの人が「香りや歯ごたえ」と、答えていましたが他の回答としては、「素材の味を楽しめる」、「ゆで方」、「歴史」などがあげられました。
アンケートを通して「来場者の年代や県内外の方がどのくらいそばについて知っているのか」などを改めて知ることができました。今回のアンケート結果をもとに県内外問わず魅力を伝えていきたいです。
たくさんの人で賑わい、たくさんの人がそばを食べて笑顔になっている、とても素敵なまつりでした。知らなかった村山市の魅力やそばのことも知れる良い体験となりました。実行委員会の方に終了の理由について伺ったところ地域の高齢化や人口減少などが要因だとお聞きしました。長年多くの人々に愛されたそば花まつりがなくなってしまうのは、とても残念ですが、今後はそば花まつりに替わる「そば」を主とした新しいイベントを考えているとおっしゃっていました。そのイベントでも地域の方々が交流する場となり、より一層村山のそばが広まるきっかけになってほしいです。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修: 山形県立村山産業高等学校 流通ビジネス科
ライター:山形県村山産業高等学校 流通ビジネス科
山形県立村山産業高等学校 流通ビジネス科
アユの塩焼きをお子さんが美味しそうに食べていて、凄く食べたくなりました。