
2026/11/06
そば街道発祥の地。山形県村山市で、そば打ち体験に参加しました。私たちは、体験を通してたくさんの観光客の方々に村山市のそばの魅力を知ってもらいたいと考えました。そのために、まずは私たちがそばができるまでの工程や職人の方の技術を様々な方法で学んできました。ひきたて・うちたて・ゆでたての「3たて」の魅力や体験したからこそわかるそば作りの難しさや楽しさを紹介します。
今回このまつりのレポートをするのは山形県立村山産業高等学校に在籍している高校生の私たちです。
地域の魅力を学び、体験し、発信することで観光・旅行の観点から地域活性化、また人口減少に歯止めをかけることができないか、そういった研究をしています。
今回は地域の名産のひとつでもある「そば」について紹介し、少しでも村山の魅力を知ってもらうきっかけになればと思い、記事にしてみました。
最上川に沿って多くのそば屋が立ち並んでいます。15キロメートルを「最上川三難所そば街道」といい、素材にこだわりを持った9店舗と、そば打ち体験ができる1店舗があります。
店舗が立ち並ぶそば街道は、労をねぎらう「そば振る舞い」でお腹を満たすという伝統を受け継ぎ、村山のそばを多くの人に食べてもらおうと始まりました。美味しいそばが食べられる村山市として祭りやイベントを開催し、そばに親しんでもらえます。
【土づくり・種まき】 7月~8月
【発芽】 まいてから3~5日くらい
【開花】 約1か月で白い花が咲く
ドローン作業
村山産業高校の農業経営科では今年からドローンでそばの種まきを行いました。ドローンにすることにより短時間で少ない人数でも効率よく作業を進められ、若い世代でも楽に農作業をできるようになっています。想像していたよりも大きくて飛んでいる姿は迫力があり興味深かったです。
山形県は盆地や山間部が多く、夏の日中と夜間の寒暖差が激しいのが特徴。この気候がそばに栄養と強い甘み、高い香りを与えます。
豊かな山々から湧き出るきれいな地下水や雪解け水が、そば打ちやゆで上げに欠かせない要素となっています。
昔の村山地方では、農作業の後に大きな板に盛ったそばと酒を大勢で囲む「そば振る舞い」という労をねぎらう風習があり、これが山形そば文化の原点となっています。板そばって大勢で食べるから「仲間との縁が切れないように」という願いも込められているらしい!!
山形県はラーメン消費量でも全国トップクラスですが、「おそば屋さんで美味しいラーメン(鳥中華)も食べられる」という独特の麺文化の共存関係があり、「ラーメン県そば王国やまがた」を観光PRに掲げています。
そば打ち道場 農村伝承の家
そばを食べに来てくれる観光客を増やすために、まずは私たちがそば打ち体験をしてきたのでレポートをします。今回私たちがやってきたのは村山市河島にある「そば打ち道場 農村伝承の家」!
講師の高橋さんにそば打ちを教えていただきました。
まずそばを打つ前にそば作りの基本として、「3たて」という言葉をお聞きしました。「ひきたて・うちたて・ゆでたて」この3たてにそばを感じられる魅力がある。
伝承館さんでは、そばの実を製粉したばかりの挽きたてのそば粉を使用しています。そば粉に水を入れるたびに、そばのいい香りが引き立ち、作っている最中から香りを楽しめます。こねているときは、砂のような状態から粘土のようにまとまっていく様子を、見て触って楽しむことができました。
まとまったそば粉を伸ばす際にも注意点があり、猫の手で麺棒をもって「ニャー」と言いながら優しい気持ちで伸ばしていきました。高橋さんによると、伸ばす際に強く伸ばしすぎたり、遠慮がちに伸ばしたり、片方に偏ってみたり、人それぞれ伸ばす際に性格が出るらしいです。私たちも2グループに分かれて体験した際、2つともお互いの個性が出ていて違う食感を楽しむことができました。そばを打つ際も、集中力が必要で同じ幅でリズムよく打っていかないと太さが変わってしまいます。うちたての生地を切る包丁は普通の包丁とは違い、重く大きかったため、最後のほうは力が入らなくなって大変でした。
ゆでる作業は講師の高橋さんがしてくださいました。間もなくゆでたてのそばが到着! 食べる際、そばがつやつやしているうちに食べたほうが美味しいということを教えていただきました。また、一口目でつゆにつけて食べるのではなく、最初はそば本来の味を楽しむためにそのまま食べることで混ぜている際に感じたそばの香りをより深く感じることができました。
ぜひ、美味しいそばを楽しめる村山市に食べに来てけらっしゃい。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修: 山形県立村山産業高等学校 流通ビジネス科
ライター:山形県村山産業高等学校 流通ビジネス科