白根三吉神社

福島県/伊達市

白根三吉神社

シラネサンキチジンジャ

気持ちに寄り添い心のよりどころになる神社

相手の思いを知ろうとする気持ちが大切なことを教える昔話「聞き耳頭巾」から、“さんきちさまはききみみずきん”をキャッチコピーとする白根三吉神社。迷いに寄り添い、心のよりどころになるようにと九星気学を用いて相談事に向き合い親しまれている。江戸時代の三大飢饉で苦しんでいた際、宮司家先祖の夢枕で、太平山三吉神社の分霊を祀るよう告げられたことに始まる崇敬神社となる。白根地区の氏神は兼務・瀧野神社。また、龍神様にご縁のある白根三吉神社・瀧野神社・霊山神社で「龍神三社巡り」が行われている。

薬師の峰・修験の山としての信仰と勝負の神を崇める信仰が相まった、秋田県の太平山三吉神社から分霊を拝請。
江戸時代の三大飢饉に苦しんだ折、宮司家先祖が夢枕で分霊を祀るよう告げられ白根地区は救われたと伝わる。
白根三吉神社は氏神ではなく、人生を開運へと導くために、個人的な縁により訪れる崇敬神社である。

宮司が語る！

宮司

こづみ古積よしなが義永

九星気学に精通し、全国各地で講演や指導を行っている。

神聖な「龍神の丘」

社殿裏の「龍神の丘」は龍神様が宿るパワースポットです。2024年7月15日に龍神社を建立しましたので御神気をいただきましょう。四季折々の自然と調和する丘は縁起の良い「龍神三社巡り」のひとつですので、ぜひ心穏やかなひとときをお過ごしください。
兼務・瀧野神社

1185年に宇氣持知神を御祭神に迎えた兼務・瀧野神社です。境内脇の清流には滝があり、龍神様が宿ると伝わることから“滝大明神”と崇められています。1日、辰の日、巳の日は昇殿できますので、歴史ある龍神様の天井絵や、額神使蛇の額をご覧ください。
「一心泣き相撲」

首の座った生後6カ月から2歳半までの、男女の赤ちゃんが参加できる「一心泣き相撲」を、毎年8月11日の山の日に開催しています。健やかなる成長を願う神事に、東北地方で初めて参画しました。元気な赤ちゃんの泣き声が暑い夏を吹き飛ばしてくれます。

旅路に刻まれる和の印影

通常御朱印は毎月デザインが変わるため、訪れるたびに異なる御朱印が拝受できる。また、限定御朱印も人気。兼務・瀧野神社の御朱印は辰と巳の日にのみ頒布され、別の特別印が押される。

七五三
お宮参り
縁結び
縁切り
金運
商売繁盛
厄除け
無病息災
安産祈願
合格祈願
交通安全
子宝
芸能
恋愛成就
五穀豊穣
家内安全
学業成就
病気平穏

開催月	行事	時間
1月1日	歳旦祭
2月3日	節分祭（星祭り）
2月17日	祈年祭
2月23日	天長節
3月31日	春季例祭旧3月3日
4月15日	瀧野神社春季例祭
6月下旬	夏越大祓式
7月下旬〜8月11日	夏詣
8月11日	一心泣き相撲・白根場所山の日
8月15日	英霊感謝祭
9月9日	重陽祭（万病快復祈願祭）
10月17日	瀧野神社秋季例祭
11月7日	秋季例祭
11月22日	ペット健康祈願
11月23日	新嘗祭
12月22日	冬至（星祭り受付開始）
12月31日	大祓式

過去の物語を辿る

由来、由緒

生活と心の支えになり崇敬されてきた歴史

江戸時代の三大飢饉（享保の大飢饉、天明の大飢饉、天保の大飢饉）に白根地区も苦しんだ折、宮司家先祖の夢枕に秋田県は太平山三吉神社の神様が立ち、分霊を祀るよう導いたと伝わる。また兼務・瀧野神社は1185年、“源平の争乱”を避けて白根地区に入植した5つの姓（齋藤、三浦、横山、谷口、霜山）の氏神として祀られ、宇氣持知神を御祭神に迎えた。境内脇の清流には滝があり、龍神様が宿ると伝わることから“滝大明神”と呼ばれ守り神となっている。やがて養蚕が盛んになると、ネズミから蚕を守ってくださった神様のお使いである白蛇を大切に崇めるようになる。正面の額に蛇が描かれており、しっぽの短い白蛇が神使。現在の社殿は1800年に建てられ、龍神様を中心に十二支が描かれた天井絵は220年以上前に作成された作品。辰と巳の日に昇殿して拝観できる（裸足での昇殿は不可）。

社殿

「龍神の丘」に龍神社も加わった社殿

白根三吉神社は、東日本大震災からの復興を祈念した「平成の大造営」により、神聖で機能性のある現代的な社殿を竣工。2016年（平成28年）11月7日に遷座となり、鳥居とともに新たな設えで参拝者を迎えている。御祭神に、開拓開運の神様三吉霊神（みよしのおおかみ）、国造り・縁結び・家庭円満の神様大己貴大神（おおなむちのかみ）、万病快復・医薬の神様少彦名大神（すくなひこなのおおかみ）を祀り、気学や祈祷による心の治療、除霊、万病快復に御利益があると崇敬されている。月替わり御朱印も人気で、夏詣などの行事が開催され人々でにぎわいを見せる。また、境内の「龍神の丘」に龍神社を建立。龍神様が宿るパワースポットで穏やかに癒やされよう。

兼務・瀧野神社

現存する龍神様の天井絵と白蛇の額

兼務・瀧野神社は1185年の創建。宇氣持知神を御祭神に、境内脇の滝に宿り“滝大明神”と呼ばれる龍神様を守り神とした。やがて養蚕が盛んになると、蚕をネズミから守る神使の白蛇にお供えをする“お礼参り”が習慣化。社殿正面には、短尾の御使いの蛇が三方にとぐろを巻いた姿の額が飾られ、現在も神社を守るとされる。1800年に再建された現社殿には、220年以上前に作成された貴重な天井絵も現存。中心に龍神様を配し東西南北に十二支が描かれているが、この方位は正確に測られており、当時の学問と技術の高さをうかがい知ることができる作品となる。辰と巳の日には裸足禁止の条件下で昇殿して拝観することが可能だ。龍神様に深くご縁がある神社を巡る「龍神三社巡り」が開催されており、白根三吉神社と兼務・瀧野神社、そして霊山のふもとに鎮まる霊山神社で龍神様をお参りできる。