小坂坊 持明院
和歌山県/伊都郡高野町
小坂坊 持明院
コサカボウ ジミョウイン
弘法大師空海の教えを今に伝える古刹
「小坂坊 持明院」は1122年(保安3年)頃、持明房真誉大徳によって開創された。弘法大師空海が永遠の瞑想(めいそう)に入る際の作法“御入定大事”。その教えを後世へ伝えるためのよりどころとして築かれた。密教の法流「持明院流」の本山として、武田家や伊達家など名だたる武家が大壇主として名を連ね、諸家の供養や祈願を担ってきた。現在は高野山真言宗の別格本山として宿坊を運営するほか、毎月の護摩祈願や永代供養、納骨の受け入れも行い、多くの参拝者が静かに足を運ぶ場所として親しまれている。
- 1122年(保安3年)頃、持明房真誉大徳が弘法大師空海による“御入定大事”の教えを継承すべく、高野山に創建した。
- 真言密教の法流「持明院流」の本山として永い歴史を刻み、今もなお高野山の宗教的な営みに深く根差した存在であり続けている。
- 武田家や京極家といった諸将が大壇主として名を連ね、祈願や供養を託してきた。その伝統は今も続き、多くの参拝者が足を運ぶ。
住職
竹内 崇真
「小坂坊 持明院」で生まれ育ち、14歳で出家。たゆまぬ修行を経て住職の座を継ぎ、寺院と周辺地域の次代を見据えた新たな活動に情熱を傾けている。
旅路に刻まれる和の印影
寺務所では9~18時の間、延命地蔵菩薩や梶取不動尊の御利益を宿した御朱印のほか、お札、お守り、八十八ヶ所御砂踏場成満之証などを授与している。訪れた証しを手に入れ、旅の思い出を彩ろう。
七五三
お宮参り
縁結び
縁切り
金運
商売繁盛
厄除け
無病息災
安産祈願
合格祈願
交通安全
子宝
芸能
恋愛成就
五穀豊穣
家内安全
学業成就
病気平穏
| 開催月 | 行事 | 時間 |
|---|---|---|
| 毎月 |
朝のお勤め
毎朝行われる仏前での勤行。仏様に供物を捧げ理趣経を唱える。お焼香を行い読経を受けることができ、宿坊宿泊者も参列可能。壇信徒の永代供養もこの際に営まれる。 |
4~10月:6:30、11~3月:7:00 |
| 2月3日 |
開運厄除星まつり
宿曜経の教えに基づき、星回りが変わる節目に自身の星を供養し、厄災を除き開運を祈願。大護摩祈願は13:00頃から執り行われる。 |
13:00頃 |
| 3月中旬 9月中旬 |
仏舎利宝塔合同法要
「はすの会」会員のみ参加。毎年3月・9月の彼岸頃に開催。 |
|
| 8月 第4日曜日 |
五族之墓奉賛会供養会
満州戦没者の法要(「五族之墓奉賛会」会員のみ参加)。毎年8月最終日曜日に開催。 |
|
| 8月7日〜8月15日 |
施餓鬼
六道のひとつ、餓鬼道に落ちて苦しむ亡者を施しによって救う仏教行事。この功徳によって無縁仏を救い、供養者は福を招くと説かれている。 |
過去の物語を辿る
由来、由緒
後世に弘法大師空海の心を伝える寺院
弘法大師空海が永遠の瞑想(めいそう)に入る際の作法や、それにまつわる信仰・伝承をまとめた重要な教え“御入定大事”。この伝承が失われつつあることを憂いた持明房真誉大徳が1122年(保安3年)頃、復興と継承を志して創建したのが「小坂坊 持明院」とされる。門前の小さな坂にちなみ“小坂坊”という別称でも親しまれるこの寺院は、かつて武田家や伊達家、京極家、徳川家など名だたる武家を大壇主に迎えてきた。浅井長政とその夫人・お市の方の肖像画を所蔵し、浅井家ゆかりの寺としても知られた存在だ。護摩祈願をはじめ、「開運厄除星まつり」「施餓鬼」といった行事が年間を通じて営まれるほか、壇信徒の永代供養や納骨も日々受け入れている。境内には歴史ある堂宇が立ち並び、深い静寂が訪れた人を包み込む。祈りの文化は永い年月をかけて積み重ねられ、今も受け継がれている。
伽藍
四季折々の情緒と歴史が調和した境内
高野山の静かな環境に包まれた約2,000坪もの広大な境内には、歴史ある10数棟の堂宇が立ち並ぶ。寺域には日々、読経の響きがわたり、参拝者は落ち着いた空気のなかで祈りの時間を過ごせる。本堂に祀られる本尊の延命地蔵菩薩は長寿延命や子孫長久の御利益で知られ、護摩堂に祀られるもうひとつの本尊、梶取不動尊は開運厄除や家内安全は開運厄除や家内安全を願う人々の信仰を集めてきた。日本庭園史研究家の森蘊氏が手がけた「八葉の庭」をはじめ4つの庭園は四季折々の美しさにあふれ、春の桜色、夏の深緑、秋の紅葉、冬の雪景色と一幅の絵画のような景色が、訪れる人の心を穏やかに満たす。全37室を備える宿坊では、高野山ならではの静寂に身をゆだねながら、ゆったりとした時間が過ごせる。日常から離れた空間で清らかな空気を吸いながら、豊かな自然との一体感を存分に味わおう。
※季節ごとの色彩と静寂に包まれる境内心を結ぶ供養と炎に託す祈願
炎が照らす祈祷と思いを捧げる供養の場
護摩堂では、梶取不動尊を本尊として毎月13日と28日に護摩供が修法される。護摩とは炉に火を燃やし、供物を焼いて本尊に供養する密教の修法。心のなかの迷いや煩悩を薪に見立て、“仏の智慧の火”で焼き尽くすことで心身が清まり、家内安全や病気平癒、開運厄除などさまざまな祈願を捧げることができる。古くから大切に継承されてきた伝統ある儀式であり、節分には通常とは異なる大規模な護摩「開運厄除星まつり」が行われ、多くの参拝者でにぎわう。また、宗派を問わずさまざまな供養も受け付けており、永代供養では僧侶が過去帳に記された一人ひとりの冥福を祈り、毎日欠かさず読経が続く。納骨を伴う供養では、預かった遺骨を本堂で約一年間毎日供養したのち、弘法大師空海が今も鎮座する奥の院の霊堂へと納める。今日も多くの人が手を合わせに訪れ、寺院での祈りは絶えることがない。
※毎月の護摩祈願や各種供養の相談は、寺務所にて随時受け付けている寺社の境内に広がる四季折々の美しい風景と、自然の移ろいをご紹介します。
高野山の静かな時を刻む
美しい深緑が彩る庭園
寺院を彩る紅葉の輝き
歴史を語る静かなる秋
張り詰めた大気の静寂
幻想的な白銀の世界
- 住所
- 和歌山県伊都郡高野町高野山455
- アクセス
- 車:京奈和自動車道かつらぎ西ICより約52分
バス:南海バス各線「蓮花谷」停留所より徒歩約2分
その他:南海高野山ケーブルカー高野山駅より車で約11分 - 公式HP
- https://jimyoin-koyasan.com/
- TEL
- 0736-56-2222旅色を見たとお伝えいただくとスムーズです。
- SNS
- FAX
- 0736-56-3809
- 営業時間
- 7:00~18:00
- 定休日
- 不定休※詳細は公式HP参照
- 料金
- 詳細は公式HP参照
- 駐車場
- 約30台※参詣者無料
テーマやシチュエーション別に、スポット周辺のモデルコースを紹介。
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新緑が境内を包み込む
静寂に満ちたひととき