奥州三名湯のひとつに称される秋保温泉。仙台の市街地からのアクセス抜群ながら、豊かな自然に癒される温泉郷です。
秋保温泉の歴史は古く、古墳時代には欽明天皇が皮膚病を癒やしたと伝えられ、このとき「名取の御湯」の称号を賜ったといわれています。それ以後、秋保温泉は皇室の御料温泉のひとつとして位置づけられました。かの伊達政宗公も、秋保の湯を愛し、伊達家の入湯場として代々大切に守ってきた歴史があります。
東北屈指の温泉地、秋保温泉。「仙台の奥座敷」と呼ばれ、仙台市街地から車で30分ほど走れば、名取川の深い渓谷に沿って温泉街が広がります。緑あふれる秋保郷には、迫力ある奇岩が続く磊々峡やハート型の岩くぼみ、国の名勝にも指定されている壮大な秋保大滝など、自然の面白さを堪能できる観光スポットもいっぱいです。
シチュエーション別
総合評価
4.5
4.0
子ども連れプランのある宿を拠点に、自然いっぱいの「森林スポーツ公園」で家族の楽しい時間を過ごしてみては。
4.5
森に佇む美術館や工房で、アートやクラフトを通じて、夫婦の静かな時間を楽しみましょう。
4.5
絶景を楽しめる「磊々峡」へ。覗橋の欄干から望めるハート型の岩のくぼみは「恋人の聖地」に認定されています。
4.5
「秋保ワイナリー」では「ワインセミナー」も開催されています。じっくりと味覚の教養を深める時間もいいですね。
4.0
緑に包まれた「秋保工芸の里」での散策や伝統工芸体験は、ひと味違った旅の時間になるはず。
4.5
愛犬と泊まれるプランのある宿や、ペットホテルなどを拠点に、大事な家族と温泉旅行を楽しみましょう。
3つの泉質のお湯が湧く秋保温泉。効能は冷え性、末梢循環障害、胃もたれ、糖尿病、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症、ストレスによる睡眠障害など、さまざまな症状に適応があるとされます。
温泉水1kg中の溶存成分(ガス成分を除く)が1,000mg未満で、湧出時の泉温が25℃以上のものが単純温泉。やわらかな肌触りで、肌への刺激が少ないのが特徴です。このうちpH8.5以上が「アルカリ性単純温泉」で、湯上りに肌がすべすべとした感触になるため、“美肌の湯”と呼ばれています。ほぼ全国各地にありますが、代表的な温泉地には岐阜県の下呂温泉、愛媛県の道後温泉などがあります。
温泉水1kg中に溶存物質量(ガス性のものを除く)が1,000mg以上あり、陰イオンの主成分が塩化物イオンの泉質が塩化物泉。海水成分に似た食塩を含む無色透明の湯で、皮膚に塩分が付着して汗の蒸発を防ぐことから湯冷めしにくく、“熱の湯”や“温まりの湯”と呼ばれています。塩分の殺菌効果が、切り傷ややけど、皮膚病などに効能を発揮します。単純温泉の次に多い泉質で、静岡県の熱海温泉や兵庫県の城崎温泉などがあります。
温泉水1kg中に溶存物質量(ガス性のものを除く)が1,000mg以上あり、陰イオンの主成分が硫酸イオンのものが硫酸塩泉。含有成分により、「カルシウム硫酸塩泉」「ナトリウム硫酸塩泉」「マグネシウム硫酸塩泉」に分かれ、それぞれに少しずつ効能が違うのが特徴です。硫酸イオンは血管を広げ、血液の流れを良くする働きがあり、余分な皮脂を落とすので美肌効果も期待。温泉地は、群馬県の伊香保温泉や島根県の玉造温泉があります。
〒982-0241宮城県仙台市太白区秋保町湯元
仙台空港から車で約50分、JR・市営地下鉄仙台駅からバス約50分、秋保温泉湯元下車
仙台南ICから車で約15分