神功皇后の伝説が残る九州屈指の古湯。江戸時代には宿場町として栄え、現在は「日本三大美肌の湯」として知られています。
九州屈指の古湯・嬉野温泉。神功皇后が戦いの帰りにこの地に寄ったところ、傷ついた羽根を川にを浸していた白鶴が元気に飛び立つ様子を見て負傷した兵を川に入れると、そこには温泉が湧いていてたちまち傷が癒えたといいます。そして喜んだ皇后が「あな、うれしいの」と言ったことが、嬉野の地名の起源と伝えられています。
江戸時代には長崎街道の宿場町として栄え、出島のオランダ商人が立ち寄ったことから外国人にもその存在は知られていました。シーボルトの「江戸参府紀行」にも嬉野温泉の記述が残っています。泉質は炭酸水素塩泉。入浴後に肌がつるつるになることから「日本三大美肌の湯」といわれ、女性を中心に人気を集めています。
シチュエーション別
総合評価
4.5
4.5
江戸時代の長崎街道を再現した「肥前夢街道」では、忍者の衣装に着替え、手裏剣や吹き矢などの忍者体験が楽しめます。
4.5
老舗旅館や高級旅館が点在する嬉野温泉。夫婦水入らずでゆっくり、贅沢な時間を過ごしてみるのはいかがでしょう。
4.5
嬉野温泉の隣にある長崎街道の商家町・塩田津は、伝統的建造物が並ぶ町並みが続き、タイムスリップ気分が味わえます。
4.5
広大なお茶畑を眺めながら歩く「九州オルレ嬉野コース」は、再発見スポットが盛りだくさんです。
4.5
「湯遊嬉野チケット」で湯めぐりを楽しみ、そして温泉湯どうふを食べて体の内側からもキレイになりましょう。
4.0
嬉野川沿いに広がる温泉街を一緒に散策するもよし、温かい時期なら轟の滝公園に足を延ばして水遊びも楽しめます。
島根県の斐乃上温泉、栃木県の喜連川温泉と並び、「日本三大美肌の湯」と称される嬉野温泉。ナトリウムを多く含んだぬめりのあるお湯が皮脂や分泌物を乳化して洗い流し、湯あがりにはまるで一皮むけたようなつるつるの肌になります。飲用にも適しています。
〒843-0301佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙
佐賀空港から車で約1時間、JR武雄温泉駅からバス約30分、嬉野温泉バスセンター下車
嬉野ICから車で約5分
嬉野の温泉水で豆腐を炊いた「温泉湯どうふ」は、トロトロとした食感が人気の名物グルメです。嬉野温泉の旅館やホテル、レストランで味わうことができます。そして日本有数のお茶の産地・嬉野では日本茶はもちろん、最近は和紅茶が「渋味が少なくおいしい」と注目を集めています。
温泉街の中心部にある「豊玉姫神社」は、竜宮城の乙姫様こと豊玉姫を祀り、お参りすると肌が美しくなるという「美肌の湯」嬉野温泉ならではのスポットです。そして春におすすめしたいのは「納戸料の百年桜」。茶畑のなかで花を咲かせる樹齢100年の一本桜はまさしく絶景です。