炭酸水素塩泉

炭酸水素塩泉の泉質・効能

炭酸水素塩泉

温泉水1kg中に1,000mg以上の含有成分があり、重炭酸ソーダの含有量が340mgを超える泉質を炭酸水素塩泉と言います。肌の角質や毛穴の汚れをとる働きがあることから、美肌効果が高い泉質です。また、入浴すると石鹸で洗ったようにさっぱりすることから“清涼の湯”とも呼ばれています。飲用できるところも多く、便秘や膀胱炎の改善や予防にも期待できます。温泉地は、秋田県の乳頭温泉や神奈川県の強羅温泉があります。

一般適応症

関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫、筋肉痛、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧、 糖尿病、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、 痔の痛み、疲労回復、健康増進など

浴用:きりきず、末梢循環障害、 冷え性、皮膚乾燥症 飲用:胃十二指腸潰瘍、逆流性食 道炎、耐糖能異常(糖尿 病)、高尿酸血症(痛風)

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3つの種類を
チェック

1978年の温泉法改定で重曹泉と重炭酸土類泉がひとつになり炭酸水素泉に。美肌効果がより高いのが旧重曹泉の「ナトリウムー炭酸水素塩泉」、鎮静、抗炎症作用が高いのが重炭酸土類泉の「カルシウムー炭酸水素塩泉」と「マグネシウムー炭酸水素塩泉」です。

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石鹸効果で
つるすべ美肌に

肌がつるつる、すべすべになるまるでスパのような泉質。肌の不要な汚れを乳化させる石鹸のような効果があり、皮脂や角質を落としてくれます。入浴後は清涼感を感じるほどさっぱり。クレンジング効果が高く肌が乾燥しやすくなるため、湯上り後の保湿は必須です。

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体の中から取り入れて
体調を改善

飲用すると胃の中の酸を中和させ、腸の運動を鎮める効果が期待できます。慢性皮膚病、糖尿病、痛風、肝臓病に適応症があるなど、生活習慣病の改善に役立ちます。ただし飲用には高血圧症、腎臓病の方は控えるなど禁忌事項もあるので、必ず確認しましょう。

厳選温泉地

炭酸水素塩泉の温泉地