硫黄泉

硫黄泉の泉質・効能

硫黄泉

温泉水1kg中に総硫黄が2mg以上含まれている硫黄泉。硫黄型と硫化水素型に分類され、日本では比較的多い泉質です。「温泉のにおいといえば!」の卵がくさったような特有の臭いが特徴。アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症など、肌のトラブルに効能を発揮する泉質です。温泉地は、山形県の銀山温泉、新潟県の月岡温泉などがあります。

一般適応症

関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫、筋肉痛、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧、 糖尿病、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、 痔の痛み、疲労回復、健康増進など

浴用:アトピー性皮膚炎、尋常性 乾癬、慢性湿疹、表皮化膿 症(硫化水素型について は、末梢循環障害を加え る)

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肌トラブル&
便秘解消にも◎

殺菌作用が高い硫黄泉は、アトピー性皮膚炎などの症状の軽減が期待できます。ただし症状がひどい場合は悪化する可能性もあるので、入浴は控えましょう。硫化水素ガスによる血行促進されると新陳代謝が上がるので、デトックス効果も期待できます。

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あの腐った卵臭の
正体は…?

独特の腐った卵臭は、硫黄自体のにおいではなく、硫黄と水素が化合した硫化水素によるもの。苦手な人もいますが、温泉気分が高まるにおいでもあります。ただし硫黄のにおいは洋服につくと簡単に落ちないので、においうつりがしにくい服を着ていきましょう。

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メガネやアクセサリーは
外しておくのが正解

硫化水素に触れると金属は酸化して黒く変色してしまいます。うっかり外し忘れそうなピアスや指輪をはじめ、ネックレス、腕時計、メガネなど金属製のものは湯気に触れるだけでも変色の恐れが。入浴前はもちろん、温泉地に入ったら外しておくことをおすすめします。

厳選温泉地

硫黄泉の温泉地