泉数は和歌山県最多。美肌の湯で心も体もリラックス

南紀勝浦温泉

住所和歌山県東牟婁郡那智勝浦町

• この記事の目次

• 風光明媚な自然と歴史を持った地

• 生鮮生まぐろの水揚げが日本一

• 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」熊野那智大社・那智山青岸渡寺

• 南紀勝浦温泉に滞在して観光したいおすすめスポット

• 南紀勝浦温泉で味わいたい料理

■風光明媚な自然と歴史を持った地

南紀勝浦温泉は紀伊半島南部に位置し、温暖な気候で過ごしやすく、緑豊かな山々、美しい海に囲まれた風光明媚な温泉地です。

源泉数は177（平成30年3月現在）と和歌山県で最多を誇り、湧き出る美肌の湯は「泉質が良い！」と好評。また海沿いにある温泉が多く、潮騒を聴きながら絶景を楽しむことができるので、自然に囲まれゆっくり過ごせます。

源泉によって泉質も異なることがありますが、南紀勝浦温泉の主な泉質は硫黄成分を含む塩化物泉、あるいは単純硫黄泉です。シミ予防が期待できる硫黄成分に保湿保温に優れた塩化物泉の働きをプラス。ほんのりと硫黄泉らしい香りと海の温泉らしい情緒が旅気分を盛り上げてくれます。

■生鮮生まぐろの水揚げが日本一

生鮮生まぐろの水揚げ量 日本一を誇る那智勝浦町では、一度も冷凍されていない「もちもち」食感の”生まぐろ”を楽しむことができます。

勝浦で水揚げされるまぐろは「はえ縄漁」というまぐろ資源を大切にする漁法で獲れたまぐろが大半。勝浦地方卸売市場 第２売場 展望スペース「TSUNAGOOD つなぐ」ではセリの様子が見学できるほか、パネル資料や「過去最大クロマグロの実物大横断幕」も展示しています。

市場の隣には「勝浦漁港にぎわい市場」もあり、様々なまぐろ料理を食べ比べできるほか、連日開催される解体ショーも見学できます。

■世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」熊野那智大社・那智山青岸渡寺

「紀伊山地の霊場と参詣道」は2024年で世界遺産登録20周年を迎えます。構成資産である熊野那智大社と那智山青岸渡寺は隣り合わせに建ち、今も神仏習合の名残を感じさせるパワースポットです。

■南紀勝浦温泉に滞在して観光したいおすすめスポット

熊野那智大社は熊野三山の一つで、古来より多くの人々の信仰を集めてきました。熊野地方は「甦りの地」とも呼ばれており、その理由は『黄泉の国へと通ずる熊野へ行き、一度死んで魂を清め、生まれ変わって現世に戻る』といった意味があります。

また熊野那智大社別宮である「飛瀧神社」のご神体「那智の滝」は、日本三大名瀑の一つで落差日本一を誇ります。日本三大火祭りの一つ、毎年 7 月１４日に斎行される「那智の扇祭り」も見どころです。

那智山青岸渡寺は西国三十三札所の第一番札所。本堂は豊臣秀吉が再建したもので、桃山時代の特徴を色濃く残しており、2004年 7 月にはユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されました。
またここには、豊臣秀吉が寄進した日本一の大きさの「大鰐口」があります。

吉野熊野国立公園内におよそ800ｍもの広大な砂浜を有するブルービーチ那智があります。ここは〝快水浴場百選〟に選出された海水浴場の中から12か所のみに与えられる特選に輝くなど、那智勝浦町を代表する観光地の一つです。

漁師町の面影を残す旧市街を中心に、至る所にかつてまぐろのはえ縄漁で使用されていたガラスの浮き球「ビン玉」が飾られ、一帯はビン玉通りと呼ばれています。さらに毎週土曜夕方にはビン玉通りのビン玉がライトアップされて幻想的な雰囲気に。

そのほか、那智勝浦町で水揚げされた生まぐろをPRするとともに水産振興を図るための取り組みの一環として、町内2か所に〝ビン玉モニュメント〟が飾られています。こちらも夜にはライトアップされ、街歩きの観光客の目を楽しませてくれるほか、フォトスポットとしても密かな人気。

また、ビン玉通りには旧勝浦町から那智勝浦町までの歴史や文化を伝える無料休憩所〝入船館〟があり、古い漁具や大漁旗、大正時代～昭和20年代頃までの貴重な写真も展示されています。一休みしながらこの町の歴史を学んでみてはいかがでしょう。

紀の松島めぐりは勝浦港周辺の島々を巡る体験。周囲約17㎞の区間の紺碧の海に浮かぶ大小さまざまな島の中には「ラクダ岩」「ライオン島」など動物になぞらえた島や、歴史の言い伝えを持つ島もあります。

太平洋のダイナミックな絶景と和歌山県随一の海岸美を遊覧船で海から眺めてみてください。

■南紀勝浦温泉で味わいたい料理

自然に優しいはえ縄漁で獲れた冷凍されていない「生まぐろ」は外せません。ぜひ那智勝浦町でたっぷり味わってみてください。

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