公衆浴場、ホテル・旅館・民宿の浴室の日帰り利用など、さまざまな施設で日帰り温泉が楽しめる嬉野温泉。オレンジ色のとんがり屋根が目をひくレトロな建物の公衆浴場「シーボルトの湯」は、江戸時代に藩営浴場として整備され、シーボルトも利用したという歴史ある施設です。自家源泉の公衆浴場「百年の湯」では、大浴場はもちろん、5つの趣の異なる貸切家族風呂を完備。そのほか、誰でも利用できる無料の足湯や足蒸し湯、手湯の施設もあり、心ゆくまで美肌の湯を満喫できます。
嬉野の中心街からひと走り。「椎葉山荘」は緑深き椎葉山とのどかな棚田に挟まれ椎葉川沿いに佇む。木々のざわめき、川のせせらぎ、鳥のさえずり、虫の声。音なき音が四季折々の渓谷美と相まって、訪れる人々の心を解きほぐす。そんな渓流沿いの一軒宿では、何もしない贅沢を味わいたい。2014年「人間国宝に学ぶ有田焼の世界とクルーズトレイン『ななつ星 in 九州』の旅4日間」の1泊目にも選定された、静謐な宿で、名湯・嬉野温泉に癒されのんびり寛ぐ至福のひと時を。
大正14年創業の「大正屋」は、嬉野温泉街の中心にありながら、杉木立に囲まれた閑静な湯宿。“日本三大美肌の湯”のひとつ、嬉野温泉の自家源泉を有しており、男女2ヵ所ずつある大浴場や、客室の内湯でたっぷりと堪能できる。大浴場は、湯船を囲むように緑が植えられたり、人工滝が流れる日本庭園を間近に望めるなど、まるで露天風呂のような趣。また、宿泊ゲストは「大正屋グループ」の宿「湯宿 清流」と「椎葉山荘」の温泉施設を自由に利用できるので、湯めぐりを存分に満喫したい。