【熱海・伊豆・日帰り】雨の日でも楽しめるおすすめスポット16選

【熱海・伊豆・日帰り】雨の日でも楽しめるおすすめスポット16選

観光・カルチャー

2024/10/10更新

観光地として高い人気を誇る静岡県の伊豆は、自然や温泉、レジャースポットなどさまざまな楽しみがいっぱいのエリアです。中でも南端に位置する熱海市や伊東市は、新幹線ならば東京駅から最短約35分とアクセスも良く、日帰り観光にもぴったり。休日や長期休みには、旅行を計画する方も多いのではないでしょうか?
しかし、いざ当日を迎えたら雨が……なんてこともありますよね。しかし、がっかりする必要はありませんよ。伊豆には雨の日でも楽しめる観光スポットがたくさんあります。突然の雨や梅雨のシーズンも、今回ご紹介するスポットを参考に思いきり伊豆観光を楽しみましょう。

伊豆半島の各エリアについて

静岡県を代表する観光地「伊豆」は、大きく4つのエリアに分けられていることをご存じでしたか? 伊豆観光をより楽しむために、まずはエリアについてご紹介しましょう。これから伊豆旅行を計画している方や、伊豆の中でもどこに行こうか迷っている方は参考にしてみてくださいね。

東伊豆エリア

今回ご紹介する熱海市・伊東市は、この東伊豆エリアに含まれます。首都圏からアクセスもしやすく、古くから温泉地として有名な熱海は、お城や神社、美術館などもあり、世代を問わず子どもから大人まで楽しめる観光地です。ほかにも伊東や伊豆高原といった地域が含まれます。

南伊豆エリア

伊豆半島で最も海水浴場が多く、水質評価が非常に高いことで知られており、「ヒリゾ浜」や「石廊崎」(いろうざき)など絶景スポットがたくさん。主要な街である下田は、かつてペリーが来航した街として有名で、歴史情緒感じられる街でもあります。

西伊豆エリア

駿河湾沿いに位置する自然豊かなエリアで、景勝地が多く、美しい夕日が見られるスポットが点在しています。特に大田子海岸(おおたごかいがん)と堂ヶ島海岸の2箇所は「日本の夕陽百選」にも選ばれた夕陽の名所。ロマンチックなひとときを彩るなら欠かせないエリアです。

中伊豆エリア

4つのエリアの中で唯一海と接していない山間エリア。豊かな自然と、数多くの温泉や歴史ある寺社などで四季を感じる観光を楽しめます。

<東伊豆エリア・熱海市>

MOA美術館

景観とアートを美しく融合させた美術館

「MOA(エムオーエー)美術館」は、相模灘や伊豆半島を一望できる高台に立ち “海が見える美術館” として知られています。絵画・工芸など東洋美術を中心に、数多くの貴重な美術品を展示しています。
また、こちらの美術館には景色や展示に加え、本格的なビストロを味わえるレストランや、オーガニックコーヒーを提供しているカフェなどもあるので、半日かけてゆっくりと過ごすのもおすすめです。

陶芸工房 doka土火

熱海観光の思い出になるものづくり体験

熱海駅から徒歩約5分の場所にある陶芸工房がこちら。手ろくろを使い、貴重な黒御影土で好きな形を作ることができる本格派「手びねりコース」のほか、有田製の素焼きの皿に“ゴス”という藍の絵の具で文字や絵を描く「有田絵皿コース」があります。そのほか陶器製のスプーンに絵付けし、翌日受け取り可能な「スプーン絵付けコース」といった気軽な体験ができるのも魅力の一つです。子どもから大人まで楽しめ、講師がわかりやすくレクチャーしてくれるので、初心者でも安心して参加することができます。熱海観光の思い出を形に残すのもすてきですね。

起雲閣

数多くの著名人にも愛された名邸

1919(大正8)年に別荘として築かれた「起雲閣」は、「熱海の三大別荘」と称賛された名邸の一つ。NHK連続テレビ小説「花子とアン」をはじめ、多くのドラマの舞台でも登場し話題になりました。一度はテレビで目にした方も多いのではないでしょうか?
1947(昭和22)年に旅館として生まれ変わり、熱海を代表する宿として文豪たちにも愛されてきました。現在は熱海市の文化財として一般公開されています。日本、中国、欧州などの装飾や様式を融合させた洋館は独特の雰囲気を持ち、優美な気品を醸し出しています。

熱海城

絶景・体験・遊びが満喫できる熱海の名勝

錦ヶ浦の山頂にそびえ立つ「熱海城」。城郭は歴史的に実在したものではありませんが、1959年の設立から熱海を代表する観光スポットとして愛され続けています。特に伊豆の全景を見渡す天守閣展望台からの眺めは格別。相模湾を眺めるヒルトップテラスのレストランでのランチやカフェタイムでは、優雅なひとときを過ごすことができるでしょう。ほかにも江戸庶民との知恵比べが楽しめる「江戸のなぞ絵・遊び絵展」や、別館のSNS映え写真が撮れる「熱海トリックアート迷宮館」など見どころもたくさんありますので、こちらにも立ち寄ってみてください。

ATAMI BAY RESORT KORAKUEN

IZU-ICHI(イズイチ)

IZU-ICHI(イズイチ)

生まれ変わった熱海の複合型リゾート

1965年から愛されてきた「熱海後楽園ホテル」が、2019年3月に複合型リゾート「ATAMI BAY RESORT KORAKUEN」としてリニューアルしました。熱海最大級の日帰り温泉施設「オーシャンスパ Fuua(フーア)」、フードマーケットやダイニングでショッピングや食事を楽しめる「IZU-ICHI(イズイチ)」といった施設がそろいます。
オーシャンスパ Fuuaでは、海に浮かんでいるかのような気分に浸れる、全長約25mもある日本最大級の露天立ち湯をはじめ、源泉掛け流しの露天風呂も完備。そのほか、展望サウナや岩盤浴もあり、日頃の疲れをリフレッシュすることができます。
IZU-ICHI内にあるレストラン「HARBOR'S W」では、ランチやカフェ、ディナー、バーなど旅のシーンに合わせた利用が可能となっています。

アタミ・ロープウェイ

ダイナミックな景観を楽しみたい方におすすめ

山麓駅から八幡山山頂まで約3分間の空中散歩が楽しめるのが、こちらのロープウェイ。一気に上がっていくロープウェイの眼下では、熱海の街がぐんぐん小さくなり、空と海の景色がダイナミックに広がっていきます。行き着く先は、熱海随一のパノラマ展望台と大人のテーマパーク「熱海秘宝館」。カップルに人気の隠れた名所となっています。そのほか山頂駅から徒歩数分のところには「熱海城」や「トリックアート迷宮館」があります。雨が小降りなら少し足を延ばしてみてはいかがでしょう。

<東伊豆エリア・伊東市>

道の駅 伊東マリンタウン

食べて遊んで癒やされて五感で楽しむ道の駅

国道135号線沿いにある「道の駅 伊東マリンタウン」の広大な敷地内には天然温泉「シーサイドスパ」や遊覧船、伊豆ならではの料理を味わえるレストラン足湯など、伊豆の恵みを体験できるコンテンツが盛りだくさん。シーサイドスパにはリラクゼーションメニューも多数用意されているので、心身ともにリフレッシュしましょう。時間がないときは、無料で利用できる天然温泉の足湯や、ペットと入れる足湯でくつろげます。雨で冷えた身体を芯から温めたら、グルメやショッピングを思いきり楽しみたいですね。

川奈ステンドグラス美術館

五感で楽しむ癒やしの美術館

19世紀と現代のステンドグラスが展示されている「川奈ステンドグラス美術館」。礼拝堂を思わせる館内は、ステンドグラスから漏れる陽光が幻想的な空間を演出し、まるで宝石箱のよう。イギリスのマナーハウスを彷彿とさせる建物内では、多くのアンティークステンドグラスに魅了されます。

陶芸工房mojomojo

緑のなかに佇む秘密基地のような陶芸工房

“秘密基地のような、オモチャ箱みたいな……緑の中の小さな工房”の「陶芸工房mojomojo」は、シンプル&ポップなスタイルが特徴となっています。電動ろくろ・手びねり・ラインアートの3つのコースで陶芸を楽しめ、伊豆高原旅行の思い出やオリジナルのお土産作りにも最適です。アットホームな雰囲気の中、スタッフが丁寧にサポートしてくれるので、初心者や子どもでも安心して参加できるものうれしいですね。伊豆観光の思い出を自分の手で形に残してみてはいかがでしょう。

立ち寄り温泉 伊豆高原の湯

自然林の中の野天風呂でリゾート気分を堪能

自然豊かな伊豆高原に位置する「伊豆高原の湯」では、日帰り温泉が楽しめます。天然石を配した野趣に富む露天風呂が自然林のなかに点在し、緑に囲まれて爽快な湯あみを満喫できますよ。サウナや気泡風呂がそろう内湯のほか、肌のキメを整える泥パックが名物です。こちらの泥パックは温泉を利用すれば無料で試すことができ、そのまま入浴できる露天風呂、パックをした顔を撮影できる「どろカメラ」も人気があります。記念に一枚残してみてはいかが? また、お風呂上りにリラックスできるハンモックや大広間、マッサージチェアなど設備も充実しています。雨で冷えた身体をしっかり温めて旅の疲れを癒やしましょう。

伊豆テディベア・ミュージアム

世界中で愛されているテディベアワールドへようこそ

1903年に誕生した「伊豆テディベア・ミュージアム」では、世界中に愛され続けているテディベアのコレクションが楽しめます。館内にはギネスブックにも載っている「テディガール」をはじめとするアンティークベアや、世界各国の作家による作品など数多くのテディベアが展示されており、メルヘンな空間を演出しています。
ショップにはぬいぐるみはもちろん、タンブラーやクッキーなどのオリジナルのお土産がそろっており、限定グッズも見逃せません。ミュージアム・ショップと隣接しているティールームでは、くつろいだ雰囲気の中、手作りケーキと紅茶をいただけます。テディベアの顔を描いたブラウニーやカフェラテなどは、口にするのがもったいないほどのかわいさです。

崔如琢美術館

伊豆高原で中国の美しい水墨画を楽しむ

静岡県伊東市にある格調高い建築の「崔如琢(さいじょたく)美術館」は、中国で人気の現代水墨画家・崔如琢氏の作品を展示する美術館。四季折々の中国の雄大な自然や植物をダイナミックかつ細密に描いた作品は、見る者を情景のなかに引き込みます。館内には日本庭園や、海が見えるレストランもあり、雨の日でも日常の喧噪を忘れさせてくれます。

KANADE NO MARCHE

伊豆で訪れたい品揃え豊富な食のセレクトショップ

1,500種類以上の商品が揃う「KANADE NO MARCHE」。“地産地消・ユニーク・健康とバランス”の3つのテーマで商品がセレクトされており、観光客だけでなく地元の人も買い物に訪れます。農家から直送される野菜や果物、地ビール、150種類以上のワイン、フェアトレードのコーヒー、惣菜など品揃えも幅広く人気です。

アクティビティルーム モリノオト

オリジナルの思い出を作り旅を彩るアクティビティ

遊びを楽しむアクティビティ施設。料理や薪割りなど子どもも大人も参加できるプログラムが用意されています。人気があるのは「手作りピザ体験」で、ほかに「レジンクラフト体験」「箸作り体験」などプログラムは多数。屋内施設のため雨天でも利用でき、すべて手ぶらで参加可能。家族や友人、大切な人と一緒に特別な体験をしてみてはいかが。

Premium Seafood BBQ

雨でも楽しめる日帰りの手ぶらBBQ

思い立ったら手ぶらでバーベキューを楽しめる「Premium Seafood BBQ」。入場料にソフトドリンク飲み放題・調味料・備品代が含まれており、片付けも必要ないので安心です。利用時間が2時間30分の「BBQデッキ」と、使用時間は5時間で炭火が楽しめる「プレミアムBBQサイト」があり、伊豆半島の魚介やブランド牛など厳選された新鮮食材を満喫できます。

<南伊豆エリア・下田市>

下田海中水族館

イルカを間近で見て遊べる楽しい水族館

下田湾の自然の入り江を利用した、見るだけでなくさまざまな体験が可能な「下田海中水族館」。イルカを間近で楽しめる観覧席で、迫力あるイルカショーや触れ合い体験ができると好評です。ほかにもアシカやアザラシのショー、コツメカワウソへの餌やりなど、動物が身近に感じられる体験プログラムが目白押し。子どもから大人まで遊べるのでおすすめです。

おわりに

都心からのアクセスも良い東伊豆エリアは、日帰り観光にもぴったり。今回は雨の日におすすめのスポットをご紹介しました。普段はアウトドア派の方も、雨をきっかけにいつもは行かないようなスポットへ足を運んでみることで、新しい発見が見つかるかもしれません。ショッピングやグルメはもちろん、歴史を学べるスポットやものづくり体験施設、日帰り温泉など、それぞれの場所でゆっくり過ごしながら、伊豆の魅力を堪能してみてくださいね。

旅色編集部 なかやま

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記事企画・監修:旅色編集部 なかやま

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