【福岡】博多駅周辺・徒歩圏内のおでかけスポット21選

【福岡】博多駅周辺・徒歩圏内のおでかけスポット21選

観光・カルチャー

2024/08/27更新

山陽・九州などの新幹線に加え、福岡空港から約4kmという立地の博多駅は、ほかにも在来線や地下鉄、バスなどが交通網が整備されており、公共交通機関での移動がしやすい街といえるでしょう。その博多駅周辺には、商業施設や劇場などが集約された都市型観光施設、緑に囲まれた公園、動物園、美術館、寺社などが多く存在します。それらの中から21の観光スポットを、徒歩や公共交通機関で巡ってみませんか? もしくは新幹線への乗車前、空港に向かう前にふらりと立ち寄ってみてはいかがでしょう。

【博多区】ポポンデッタ アミュプラザ博多店

細部まで作りこまれたジオラマを鑑賞

ポポンデッタは、駅直結のJR博多シティのアミュプラザ8階にある鉄道模型の店です。九州地区の鉄道車両を中心に、新品・中古の鉄道グッズや書籍などを豊富に取りそろえています。情景を作り込んだジオラマに、持ち込み鉄道模型を走らせることのできる「レンタルレイアウト」も展開。そのジオラマは、駅ビルなどの建物や往来する車だけでなく、人々が生活している様子までも再現しています。そんな細部を鑑賞するのも鉄道模型の楽しみの一つです。
※博多駅より直結

【博多区】三井ショッピングパーク ららぽーと福岡

多種多様なエンターテインメント施設を備えた大型商業施設

2022年4月、九州初の「ららぽーと」としてオープン。5階建ての館内には約220店舗が集結。福岡発の人気ショップやグルメの店もあります。エンターテインメントやアクティビティ施設としては、Yogibo(ヨギボー)シートを日本で初めて導入した映画館や、フットボールパーク、高さ約20mの実物大 νガンダム 立像、おもちゃ美術館などの多種多様なエンターテインメント施設を用意。
※博多駅から電車で竹下駅下車、徒歩約9分

【博多区】キッザニア福岡

職業体験から給料まで。本格的な社会体験ができるスポット

3~15歳のお子さんたちが楽しみながら社会の仕組みを学べる職業・社会体験施設。本格的な設備や道具を使って、さまざまな仕事やサービスを体験できます。また仕事を体験すると、キッザニア専用の通貨「キッゾ」が給料としてもらえます。このキッゾはキッザニア内ショッピングモールでのお買い物の支払いに使え、キッザニア内の銀行に貯金することも可能です。このように本格的な設備や道具で仕事体験できることに加え、給料の使い方・貯金まで体験できる仕組みになっています。
※博多駅から電車で竹下駅下車、徒歩約9分

【中央区】福岡城跡

ライトアップされる桜の名所

黒田官兵衛、長政父子が慶長6(1601)年から7年かけて築いた城。築城の名手といわれた加藤清正が絶賛した名城です。建造物はあまり残っていませんが、石垣や縄張りがほぼ当時のままの姿をとどめているため、国の史跡として指定されています。現存する最古の建物である多聞櫓(たもんやぐら)の内部は通常、非公開となっていますが、イベント時などに一般へ公開されています。この時が、他城の多聞櫓とは内部構造が異なるところが見学できるチャンスです。また桜の季節に開催される「福岡城さくらまつり」ではライトアップされるので夜桜を楽しめます。
※博多駅から電車で赤坂駅下車、徒歩約8分

【中央区】大濠公園

約38万平方メートルの水景公園

博多湾の入江を利用して作られた福岡城の外濠を造園工事し、1929(昭和4)年に県営大濠(おおほり)公園として開園。総面積が約39万8,000平方メートルあり、うち約22万6,000平方メートルの池を有した水景公園です。冬の夜間には「ウインターイルミネーション」が開催され、幻想的な水景を楽しめます。また春にチューリップ、夏にひまわり、秋にコスモスなどが咲く緑豊かな公園として市民の憩いの場にもなっています。
※博多駅から電車で大濠公園駅下車、徒歩すぐ

【中央区】福岡市動植物園

動物園と植物園が隣接するスポット

福岡市動植物園は、約100種類の動物を飼育する福岡市動物園と、約2,600種類の植物を展示する福岡市植物園が隣接するスポットです。動物園では、キリン、カバ、アラビアオリックスなどに加え、深さ4mの大プールを備えたペンギンエリアの展示や、動物の生態などを体験型のデジタルコンテンツやワークショップなどで楽しく学べる「動物情報館ZooLab(ズーラボ)」を行っています。一方の植物園は、バラ園、温室、芝生広場などでさまざまな植物が観賞できます。芝生広場には標高73mの展望台があり、天神や博多駅方面が一望できます。
※博多駅から電車で薬院大通駅(動植物園口)下車、徒歩約15分

【中央区】prado

植物の美しさにハッとさせられる作品

小さい頃から花を愛し、日本フラワーデザイナー協会から講師として認められたフラワークリエイターが、草月流の師範資格も取得し、開いたフラワーアレンジメント教室がprado(プラド)です。“もっと気軽にお花を楽しんでほしい”との思いから教室を立ち上げたのこと。作品は、花とベジタブル(野菜)を組み合わせたアレンジメントなど、植物の美しさを引き立たせた作品に出合えます。
※博多駅から電車で薬院駅下車、徒歩約15分

【中央区】天神中央公園

約6,000平方メートルの芝生広場でノンビリ

明治通りから少し入ったビルの谷間におよそ6,000平方メートルの芝生広場を有する公園です。移転した旧福岡県庁の跡地が整備され、1989(平成元)年に県営都市公園になりました。その歴史を汲んで、噴水広場にあるギリシア神殿のような柱のオブジェは、1915(大正4)年に建設された旧県庁で使われていた石柱や石材を再利用したものです。また園内東側の薬院新川沿いには、ソメイヨシノ、サトザクラ、ヤマザクラなど、約50本が並び、桜の名所としても有名です。
※博多駅から電車で西鉄福岡(天神)駅下車、徒歩約6分

【中央区】福岡シンフォニーホール

残響時間2.0秒の本格的なクラッシック専用音楽ホール

アクロス福岡の本格的なクラシック専用の音楽ホール。総座席数は1,871席。空間における音の響き具合を測るための尺度である残響時間が、満席でも2.0秒を超えるシューボックス型のホールです。可変機構を備えた音響反射板により、世界一流のフルオーケストラから室内楽、アマチュア発表会、コンクールまで幅広い演奏を楽しむことができます。
※博多駅から電車で西鉄福岡(天神)駅下車、徒歩約7分

【中央区】福岡市赤煉瓦文化館

ライトアップされ22:00まで内部見学可能な重要文化財

赤煉瓦に白い花崗岩が映える1909(明治42)年竣工の英国風の洋館は、国の重要文化財に指定されています。当初は、日本生命保険の九州支店として、明治時代を代表する建築家の辰野金吾と片岡安に設計されたものでした。1969(昭和44)年には国の重要文化財に指定され、市へ譲渡されます。その後の1994(平成)年に現在の名称へ変更。同時に館内を無料で一般公開。大理石の玄関や照明器具、カーテンなどは建築当時の仕様に復元されたものです。夜にはライトアップされ、22:00まで館内見学が可能なので、夜に映える写真を撮りに行ってみませんか。
※博多駅から電車で天神駅下車、徒歩約5分

【中央区】福岡県立美術館

地元の美術・工芸品が約1万点

1964(昭和39)年11月3日、福岡県福岡市天神の須崎公園内に、美術館と図書館の複合施設である福岡県文化会館として開館。1985(昭和60)年に美術館と図書館は分離独立し、現在に至ります。コレクションは、高島野十郎など郷土にゆかりの深い芸術家の絵画や、博多織や久留米絣などの染織、上野焼(あがのやき)や小石原焼(こいしわらやき)に代表される陶芸などの工芸品もあり、その数は約1万点を数えます。
※博多駅から電車で天神駅下車、徒歩約10分

【博多区】キャナルシティ劇場

多彩な公演を行う総合エンターテインメントシアター

キャナルシティ博多ノースビル4階にある劇場。2022年までは劇団四季専用劇場でしたが、現在は舞台、ミュージカルを中心に、音楽ライブ、ダンス、落語、日本伝統芸能などを公演する総合エンターテインメントシアターになっています。ジャンルも喜劇、悲劇、マジックショー、フラメンコ、パントマイムなどと多彩。また劇場内には、荷物を預けられるコインロッカーが備えられているので、買い物帰りや旅の途中でも荷物を気にせずに観賞できます。
※博多駅から徒歩約10分

【博多区】博多歴史館

山笠図屏風、秀吉の朱印状は必見

博多の歴史や、博多祗園山笠、櫛田(くしだ)神社の社宝などに関する史料を展示している施設です。山笠図を代々描いた三苫家の山笠図屏風や、追山の大絵馬、現代博多人形師らが再現した古代山笠、博多の町割りを指導した豊臣秀吉が出した朱印状、室町時代の松囃子の古面などとさまざまな時代の史料が収蔵されています。櫛田神社の境内にあるので、参拝後に立ち寄ってみましょう。
※博多駅から電車で中洲川端駅下車、徒歩約5分

【博多区】櫛田神社

博多祇園山笠、博多おくんちが奉納される神社

地元では「お櫛田(くしだ)さん」の愛称で親しまれる博多の総鎮守。7月に開催されるお祭り「博多祇園山笠」では、祭りのクライマックスである7月15日の「追い山笠の櫛田入り」が奉納される神社です。また10月下旬に神輿行列などの大神官のお祭り「博多おくんち」も開催。両お祭りの期間外は、飾り山笠や神輿行列の御神輿が境内に展示されています。それらを見ていると、博多っ子の祭りにかける熱い意気込みが伝わってきます。
※博多駅から電車で中洲川端駅下車、徒歩約5分

【博多区】福岡アジア美術館

美術品、書籍でアジアントリップ気分

博多リバレイン内にあり、1999(平成11)年に開館。アジアの近現代の美術作品を系統的に収集し展示する美術館です。アジア23カ国・地域の多様な作品をコレクションしており、2022年時点で約4,500点を収蔵しています。ギャラリー、美術情報コーナー、あじびホールなどがあり、制作やワークショップも開催。また館内にあるオープンスペースの「アートカフェ」は、アジア・アート・旅に関する約1万冊の書籍があり、それらを席でカフェを楽しみながら手に取って読むことができます。
※博多駅から電車で中洲川端駅下車、徒歩すぐ

【博多区】博多座

歌舞伎、宝塚、吉本新喜劇が上演される劇場

歌舞伎、ミュージカル、宝塚歌劇、吉本新喜劇など幅広いジャンルの演劇を上演する演劇専用劇場。約1,500の客席は、どの席からも迫力ある舞台が楽しめる3層構造となっています。5月末に「六月博多座大歌舞伎」の出演者たちが乗船した船で、中洲の清流公園から劇場近くまでの博多川を下るの“船乗り込み”が行われます。博多の夏の風物詩であるとともに、歌舞伎ファンにとって注目のイベントとなっています。
※博多駅から電車で中洲川端駅下車、徒歩すぐ

【博多区】東長寺

5,000以上の仏に囲まれた日本一大きな福岡大仏

東長寺(とうちょうじ)は、空海(弘法大師)が日本で最初に創建した寺院です。福岡藩二代藩主黒田忠之をはじめとする黒田家の菩提寺でもあります。また祀られている「福岡大仏」は、木造座像としては日本一の大きさを誇るので必見です。1988(昭和63)年より4年の歳月をかけて、高さ10m、重さ30tほどある檜の座像として彫られました。さらに、背後に7仏と13仏が彫刻された高さ16.1mの光背と、約5,000の小仏が彫り込まれた後壁面も座像に含まれます。ほかでは国の重要文化財に指定されている木造の千手観音像や、市の重要文化財に指定されている六角堂などもあります。
※博多駅から電車で祇園駅下車、徒歩すぐ

【博多区】ベイサイドプレイス博多

海沿いにある複合型商業施設

博多湾沿いにある「ベイサイドプレイス博多」は、さまざまなお店が集まる複合型商業施設です。食事処や温泉、市場などが入っています。その食事処では、たくさんの九州グルメを味わえます。ほかにも子どもが遊べる大型遊具や施設なども充実しているので、子連れに人気があるスポットでもあります。さらに温泉施設や、ゴルフ、バスケットボール、フットサルといったスポーツレジャー施設もあるので、老若男女問わず楽しめるスポットです。
※博多駅からバスで博多ふ頭(ベイサイドプレイス)バス停下車、徒歩すぐ

【博多区】博多ポートタワー

フルカラーLED照明になりパワーアップ

高さが約100mある博多港のシンボルタワー。地上約70mの展望室からは、360度のパノラマで、船が行きかう博多港や海の中道、ビルが立ち並ぶ福岡市街地などが一望できます。2020(令和2)年に改修工事が行われ、タワーをライトアップする照明がフルカラーLED照明となり、季節やイベントに合わせて色合いを変える演出が行われています。ライトアップの時間は季節やイベントによって変わるので、公式HPでご確認ください。
※博多駅からバスで博多ふ頭(ベイサイドプレイス)バス停下車、徒歩すぐ

【博多区】マリンメッセ福岡

B館がオープンしたマリンメッセ

展示機能、アリーナ機能、ホール機能を併せ持つ、九州最大の多目的コンベンション施設です。外観は、波とカモメをイメージした特徴的なデザインとなっています。スポーツ大会、音楽ライブ、商談会、展示会などに利用されている施設です。また最大収容15,000人の「マリンメッセ福岡」を「マリンメッセ福岡A館」に改称。そして2021年は新たに最大収容6,000人の「マリンメッセ福岡B館」をオープンさせています。気になるイベントがあるなら訪れてみては?
※博多駅からバスでマリンメッセ前バス停下車、徒歩すぐ

【東区】筥崎宮

独特のつくりをした一之鳥居

筥崎宮(はこざきぐう)は、宇佐、石清水両宮とともに日本三大八幡宮に数えられます神社です。鎌倉時代の蒙古襲来(元寇)で吹いたといわれる“神風”で、厄除・勝運の神社としても有名になります。境内には、国や県の重要文化財に指定されたものが多くあります。その中でも作りに特徴を持っているのが一之鳥居です。
※博多駅から電車で箱崎宮前駅下車、徒歩すぐ

おわりに

博多駅周辺の観光スポットをご紹介しました。全国的に有名なお祭りや、花の名所、ライトアップ、演劇、特別公開などといった期間限定のイベントもありましたね。そんな特別な時期に訪れれば、すばらしい光景に出合えるかもしれません。ふだんから魅力のある観光スポットを、より楽しむために期間を限定して訪れてみませんか? 一味違った博多駅周辺を楽しんでみましょう。

旅色編集部 なかやま

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 なかやま

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