【京都】パワースポットにおでかけ!運気の上がる神社20選

【京都】パワースポットにおでかけ!運気の上がる神社20選

観光・カルチャー

2024/01/10更新

大地と自然のエネルギーがあふれ、癒やしや活力が得られるとされる「パワースポット」は、山や森、町などさまざまな場所にあります。なかでも、神社は心身が浄化される神聖な場所として考えられ、訪れるだけでも良い運気に包まれそうです。本記事では、旅色がおすすめする運気が上がる京都の神社をご紹介いたします。新しい年をより良く過ごせるよう、さらなる運気をチャージしましょう。

【京都市伏見区】伏見稲荷大社

朱色の鳥居が艶やかな千本鳥居

全国におよそ3万社あるといわれる「お稲荷さん」の総本宮。商売繁昌・五穀豊穣のほか、家内安全、諸願成就、安産、万病平癒、学業成就などの祈願で知られています。稲荷山の麓に本殿がありますが、稲荷山全体が神域とされている神社です。この山をぐるりと歩いて参拝する「お山めぐり」のコースは、全長が約4㎞あるそう(徒歩の所要時間2時間以上)。その途中にある千本鳥居は「稲荷塗り」とも呼ばれる真っ赤な朱色が幻想的で人気のスポットになります。千本鳥居を抜けた先、奥社奉拝所の奥には、一対の石灯があります。この灯篭の前で願い事の成就可否を念じて石灯篭の頂部になる空輪(くうりん)を持ち上げてみましょう。そのときに感じる空輪の重さで、願い事の叶いやすさを占う「試し石(おもかる石)」だそうです。ぜひ、試してみてください。

【京都市伏見区】伏見神宝神社

今年の干支、龍神様からパワーチャージ

伏見神宝神社(ふしみかんだからじんじゃ)は、伏見稲荷大社の千本鳥居を抜けていく途中の丘に鎮座しています。天照大御神(あまてらすおおみかみ)を主祭として稲荷大神を配祠(はいし)、十種(とくさ)の神宝(しんぽう)を奉安するパワースポットです。境内には龍が5体おさめられ、摂社・末社には龍頭社(りゅうずしゃ)、八大龍王大神(はちだいりゅうおうおおかみ)、白龍大神(はくりゅうおおかみ)が祀られており、さまざまな龍神様からパワーをいただけそうなパワースポットです。2024年の干支は辰(竜)なので、ぜひ参拝に行ってみましょう。

【京都市左京区】貴船神社

万物のエネルギーが満ちる神社

貴船神社(きふねじんじゃ)は万物の命の源である水の神を祀る、全国2,000社を数える水神の総本宮。運気隆昌(うんきりゅうしょう)、縁結び、諸願成就などのご利益があります。「きふね」は古くから気の生ずる根源として「氣生根(きふね)」と記されており、まさにパワースポットです。参拝方法は、「三社詣」という貴船山の麓にある本宮、奥宮、結社の3社を参ります。結社は、縁結びの神を祀る恋愛のパワースポットとして人気。また、引いたおみくじを社務所の右手にある「御神水(ごしんすい)」と呼ばれる池に浮かべると、占い結果が浮き上がるという「水占(みずうら)みくじ」も人気。ぜひ試してみたいですね。本宮表参道の春日灯篭のライトアップも魅力なので、日没のころに訪れるのも良いかもしれません。

【京都市左京区】下鴨神社

歴史深く自然豊かな、縁結びの神様

「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」というのが正式な名称です。鴨川の下流に祀られているお社というところから下鴨神社などと呼ばれている、京都で最も古い神社のひとつ。美や縁結び、延命長寿、子宝、交通安全など、さまざまなご利益があることで知られています。そして特に人気なのが「相生社(あいおいのやしろ)」の縁結び。御神木でもある「連理の賢木(れんりのさかき)」は2本の木が途中から1本に結ばれている不思議な木。お参りしてご利益を頂きたいですね。また、境内には縄文時代から育成している広さ約3万6,000坪の緑豊かな「糺(ただす)の森」が広がっており、心落ち着く癒しの空間です。

【京都市左京区】下鴨神社境内 河合神社

美を追求する人は必見! 美麗祈願が人気

「糺(ただす)の森」の入口近くに立つ河合神社は、下鴨神社の摂社として古くより祀られ、女性守護としての信仰を集めるお社です。御祭神には神武天皇の母、玉依姫命(たまよりひめのみこと)をお祀りしています。玉依姫命は、玉の様に美しいことから美麗の神としての信仰も深い存在です。また手鏡の形をした珍しい「鏡絵馬」を、自分の顔に見立ててクレヨンや普段使用する化粧品でメイクを施し、裏に願いを書くという願掛けがあります。これで外見だけでなく内面も磨かれて美しくなれるのだとか。

【京都市北区】上賀茂神社

強力な御祭神が降臨したパワースポット

上賀茂神社の正式名称は賀茂別雷(かもわけいかづち)神社です。御祭神の賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)は雷を裂くほどに強い力を持つ神とされ、厄除・災難除け・必勝の神として信仰されています。御祭神が降臨した「神山(こうやま)」のほかにも、境内にある「岩上(がんじょう)」や、細殿(ほそどの)の前に盛られた一対の「立砂(たてすな)」は、御祭神の降臨を象徴するものでパワースポットとされています。

【京都市北区】平野神社

日々の生活の安泰を願う

794年の平安京遷都とともに、平城京から遷座したとされる神社です。御祭神は四柱を祀っており、源気新生・活力生成の神、竈(かまど)の神・生活安泰の神、邪気を振り開く平安の神、生産力の神になります。その一柱である久度大神(くどおおかみ)は、台所、かまどの神様で、京都がかまどを「おくどさん」と呼ぶ由来は、この御祭神によるものです。約60種類400本の桜が咲く桜の名所としても有名で、平野神社発祥の早咲きの品種・魁桜(さきがけざくら)は、京都に春を告げる桜として知られています。そのため、桜にちなんだおみくじ、お守り、絵馬などが用意されています。

【京都市北区】今宮神社

玉の輿の夢を叶えたい人に人気

古来、疫病除けのご利益で有名な今宮神社は、本社や疫社をはじめ、美を司る神さまを祀る宗像社(むなかたしゃ)、技芸の上達を願う織姫社(おりひめしゃ)などが鎮座しています。別名「玉の輿神社」とも呼ばれ、玉の輿の夢を叶えたいという人に大人気。社務所には玉の輿守も用意されています。境内には「阿呆賢さん(あほかしさん)」と呼ばれる神占石があり、軽く手で撫で身体の悪いところを摩れば、健康の回復を早めるといわれています。また、「重軽石(おもかるいし)」ともいわれ、諸願成就を願い占う石でもあるので、ぜひ試してみて。無病息災のご利益が得られるともいわれている門前名物・あぶり餅もおすすめです。

【京都市右京区】野宮神社

竹林に囲まれた風情ある神社

野宮(ののみや)神社は、その昔、天皇の代理で伊勢神宮にお仕えする斎王(皇女、女王の中から選ばれます)が伊勢へ行かれる前に身を清められた聖地。その様子は源氏物語「賢木の巻」に美しく描写されています。縁結び・子宝安産のご利益で人気があるほか、学問、商売繫盛などの祈願もあります。風情ある黒木鳥居はクヌギの木の皮を剥かないまま使用する、日本最古とされる様式で作られた鳥居です。野宮大黒天のそばにある神石「お亀石」を撫でながらお祈りすると、 1年以内に願い事が成就するといわれています。

【京都市右京区】車折神社

京都嵐山の開運神社

車折神社(くるまざきじんじゃ)は、金運・商売繁盛・良縁・厄除け祈願の神社。まずは、「清めの社」を参拝し、悪い運気・因縁を浄化し、心身を清めましょう。社にある円すい形の砂山は、立砂(たてすな)と呼ばれ悪運を浄化するパワースポットです。携帯の待ち受けにすると運気が良くなるといわれているので、撮影を忘れずに。そして、神主がおはらいをした石が入ったお守り・祈念神石(きねんしんせき)を、社務所で購入することができます。「願い事を叶えるパワーストーン」として人気。このお守りをもって本殿をお参りするのが良いそうなので、参拝前に購入しましょう。後日、願い事が叶ったら、拾った石にお礼の言葉を記し本殿前に納めることもお忘れなく。また、末社には芸能人やアーティストが訪れる、芸能・芸術・技芸上達のご利益がある社や、運気上昇の御守りがおすすめの龍神様をお祀りしている「水神社」もあります。

【京都市上京区】北野天満宮

受験生が訪れる学問成就のパワースポット

全国約1万2,000社の天満宮・天神社の総本社です。古来「北野の天神さま」の呼び名で親しまれ、入試合格・学業成就・文化芸能・災難厄除祈願のお社として幅広く信仰されています。境内には、神の使いである「撫で牛」像が十数体祀られており、撫でると諸病平癒のご利益を授かるそうです。自分が不調を感じているところと、同じところを撫で治癒を願いましょう。また、梅の名所としても有名で、2月下旬~から3月中旬には約50品種1,500本の梅が見ごろを迎えます。華やかな梅を愛でたら、気分が上がりそうです。

【京都市上京区】菅原院天満宮神社

菅原道真公の御生誕の地といわれる神社

菅原院天満宮神社は、菅原道真公の御生誕の地、また邸宅「菅原院」があった場所に建立された神社です。境内には道真公が初湯に用いたという「初湯の井戸」が残っており、今も湧水するこの水はミネラル分が多く大変まろやか。これを受験や病気の時に飲むとご利益をいただけるそう。水は持ち帰りもできます。境内には、できもの、はれもの、皮膚病、癌平癒のご利益がある末社、梅丸大神社もあり、病気平癒を願う人も多く訪れます。

【京都市中京区】錦天満宮

繁華街唯一の鎮守社として親しまれる

京の台所である錦市場を真正面にして新京極通のど真ん中に鎮座しています。学問の神様として知られる菅原道真公を主祭神とする、学業や商売繫盛、厄除けなどのご利益がある神社。人が近づくと、神楽が鳴り出して獅子舞が踊り始め、コインを入れると獅子がおみくじを運ぶ「からくりおみくじ」は見ごたえがあります。総合みくじ・和英文みくじ・恋みくじほか6種類のおみくじがあるので、ぜひ試してみて。また、コロンとしたフォルムが可愛い梅の実を木でかたどったお守り「大願梅(たいがんうめ)」は、願い事を大願梅の中に収め木栓で封じ、境内の「大願梅の樹」に奉納します。願い事を神様以外の誰にも見られないというのが嬉しいですね。

【京都市東山区】八坂神社

美と良縁に恵まれたい人に人気

全国にある約2,300の祇園社の総本社。本殿が国宝で摂社・末社、建造物29棟が重要文化財として指定されている神社です。本殿は、龍が住むといわれる龍穴の上に建っており、建物自体がパワースポットになっています。八坂神社は厄除け、疫病退散、商売繁昌のほか、縁結び・美容祈願などのご利益もいただける神社。美の神・美御前社の社殿前には、「美容水」といわれる御神水が湧き出ています。良縁祈願のハート形絵馬や、大国主社前に並ぶ願掛けうさぎなども良縁を願う人に必見。公式HPや授与所をチェックしておきましょう。また、日本三大祭のひとつ、夏の祭礼・祇園祭(ぎおんまつり)からもパワーをいただけそうですね。

【京都市東山区】瀧尾神社

金運・仕事運で知られる神社

創建は平安時代ともいわれる瀧尾(たきお)神社には、弁財天、大黒天、毘沙門天の三御柱の大神様が祀られています。大丸百貨店の創業者である下村彦右衛門(しもむらひこざえもん)が熱心に参拝したこともあり、金運・仕事運・商売繁盛・出世開運に恵まれるパワースポットとして知られています。檜皮葺(ひわだぶき)の本殿、幣殿・拝所・回廊・拝殿はそれぞれ京都指定有形文化財で、拝殿の天井には全長約8mの龍の立体彫刻があり、その姿は迫力満点。2024年の干支でもありますので、この見事な龍をぜひ拝みに行ってみましょう。

【京都市東山区】安井金比羅宮

悪い縁は断ち切り、良縁を招こう

安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)は悪縁を切り、良縁を結ぶ神社。主祭神の崇徳(すとく)天皇は、讃岐の金刀比羅宮で一切の欲を断ち切って参籠(おこもり)されたことから、古来より断ち物の祈願所として信仰されてきました。男女の縁はもちろん、病気、酒、煙草、賭事など全ての悪縁を切り、良縁に結ばれるご利益をいただけそうです。境内には、真ん中に穴のあいた大きな縁切り縁結び碑(いし)があり、形代(かたしろ)に願いを書き、穴を表からくぐり悪縁を断ち、再び裏からくぐることで良縁を結んでくれるといわれています。新しい一歩を踏み出したい人におすすめです。

【長岡京市】長岡天満宮

長岡京市の天然記念物・キリシマツツジは圧巻

菅原道真公を主祭神とする長岡天満宮は、合格祈願と学業成就のご利益がある天満宮。本殿は京都府有形文化財に、祝詞舎・透塀・手水舎などは長岡京市有形文化財に指定されています。景勝地として知られる境内には八条ケ池が広がり、その中堤の両側には樹高約2.5mを超えるキリシマツツジが、例年4月下旬に見頃を迎えます。満開を迎えたキリシマツツジの真紅の回廊は息を飲む美しさ、ぜひ見ごろ時期に訪れたいですね。 香り付きの花みくじや、梅とキリシマツツジがデザインされた長岡天満宮ならではの御朱印帳もおすすめ。

【宇治市】宇治上神社

格式ある神社でパワーチャージ

平等院の鎮守社、本殿は日本最古の神社建築で世界遺産に登録もされている宇治上(うじかみ)神社。宇治川の東岸に位置する朝日山の麓に鎮座し、学問の神として信仰され、学業成就、受験合格のご利益があるとされています。御祭神の一柱でもある、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)は、名前の中に「菟」の字が使われています。また古代の宇治は、「菟道」と書いて「うじ」と呼ばれていたこともあり、境内にはうさぎの像などが多くみられます。可愛いうさぎの形をしたお守りやうさぎのおみくじが人気です。樹齢は300年を超えるといわれる「けやきの木」や今も湧き出ている宇治七名水のひとつ「桐原水(きりはらすい)」もパワースポットになります。

【宇治市】宇治神社

可愛いうさぎを見つけご利益を

宇治の氏神とされる宇治神社は、もとは宇治上(うじかみ)神社と一体だったそうです。宇治上神社と同様、宇治橋より上流の右岸に鎮座。学業成就、受験試験合格の神様・菟道稚郎子(うじのわきいらつこの)が祀られています。御祭神がこの地に向かわれる際に、うさぎが道案内をしたという故事から、正しい道へと導く「神使のみかえり兎」が崇められています。そんな宇治神社のパワースポットは、本殿の右側の木々に囲まれたうさぎの置物がある場所です。願掛けすると正しい道へ導いてくれます。そして、人気なのが「願掛けうさぎさん巡り」。絵馬に願いごとを書き、本殿へお参り。その後、本殿を時計まわりに3周する間にうさぎの置物を3つ見つけられれば、絵馬に書いた願い以上のご利益を授かれるそうです。さらに毎月1日には、もうひとつの置物である“ブロンズのうさぎ”が現れるので、願掛けにチャレンジしてみて。うさぎの中におみくじが入っている可愛い「みかえり兎」おみくじもおすすめです。

【宮津市】元伊勢籠神社

伊勢神宮のふるさと、格式を誇る古社

正式名称は「丹後一宮 元伊勢 籠神社(たんごいちのみや もといせ このじんじゃ)」です。伊勢神宮に奉られる天照大神(あまてらすおおかみ)、豊受大神(とようけおおかみ)がこの地から伊勢に移されたという故事から、元伊勢と呼ばれる古社。本殿の高欄(柵)に据えられた五色の座玉(すえたま)は、伊勢神宮と籠神社だけの貴重なものになります。その座玉を模した「五色の座玉守」が人気です。本殿の奥にある、奥宮・眞名井神社(まないじんじゃ)は、古代の祭祀場「磐座(いわくら)」があり、豊受大神、天照大神をはじめとする神々が祀られている特別な場所。毎月、新月と満月の日に籠神社と眞名井神社を参拝する「むすひ詣り」があります。新月(朔)と満月(望)には、古来より大切にしてきた天地・万物を生成・発展させる “むすひ”のご利益があるといわれ、このときにだけ授与される「産霊守(むすひまもり)」は特別です。ぜひ頂きたいですね、公式サイトHPのカレンダーをチェックしてお出かけしましょう。

おわりに

京都でおすすめの運気が上がる神社をご紹介しました。それぞれさまざまなご利益や特徴がありますね。訪れる際には、必ず作法に則ったお参りをしましょう。作法を守ることで、きちんとご利益を授かることができます。また、霊山や森などのパワースポットを訪れる際には、小石ひとつでも持ち帰ることを禁止している場合があります。軽率な行動は控えましょう。いただいたお守りは毎日、肌身離さず持ち歩くのが良いようです。そして、願いが叶ったら、お礼のお参りもお忘れなく。パワーチャージをして2024年を豊かに過ごしましょう。

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