【2024年・おでかけ】梨狩りの時期や季節はいつから?食べ放題の楽しみ方や品種の特徴を徹底解説
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2024/07/10更新
果物狩りの中でも人気のある「梨狩り」の季節がもうすぐ始まります。本記事では、2024年の梨狩りのベストシーズンや食べごろの見極め、もぎ取り方、持ち物・服装選びなど、満喫するための情報を徹底解説。梨狩りを計画する際に役立つ情報をまとめて紹介します。
この記事の目次
- 1. 2024年の梨狩りを楽しむための基本情報
- 2. 梨狩りを楽しむための服装と靴の選び方
- 3. 持ち物リスト(梨狩り・食べ放題・持ち帰り)
- 4. 梨のもぎ方と梨狩りを楽しむためのポイント
- 5. 美味しい梨の選び方と食べ方
- 6. 品種ごとの味と食感の違い
- 7. 梨を使ったおすすめレシピ
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1. 2024年の梨狩りを楽しむための基本情報
梨狩りの前に、収穫時期や、もぎ取り方のコツ、持ち帰りの注意点などを知っておくと、より一層充実した体験ができるでしょう。ここでは、梨狩りに必要な基本情報について詳しくご紹介します。
梨狩りの時期
梨狩りの時期は、7月から10月といわれています。まず早生(わせ)品種が7月から8月まで。人気の高い「幸水(こうすい)」や「豊水(ほうすい)」などの中生(なかて)のものは8月上旬から9月上旬。晩生(おくて)の「二十世紀」などは9月から10月です。
また、日本各地で梨狩りの時期が多少異なります。梨の栽培が盛んな関東地方では8月上旬から10月下旬です。次に盛んな九州地方では6月下旬から11月下旬。二十世紀梨が誕生した鳥取県は7月下旬から9月上旬、東北地方は8月下旬から11月上旬、北海道は9月上旬から11月上旬になります。ただし都道府県単位でも異なりますし、2023年は千葉県などで記録的な猛暑やひょうの被害で、晩生の品種が9月で収穫を停止することがありました。まずは訪れたい農園の情報を公式HPなどで事前に調べておきましょう。
2. 梨狩りを楽しむための服装と靴の選び方
梨狩りを楽しむためには、適切な服装と靴の選び方が重要です。屋外で過ごすため、動きやすさや、天候にも対応した快適機能が必要になります。
梨狩りに適した服装のポイント
快適という点では、まず長袖のシャツや長ズボンを選ぶことです。虫刺されや日焼けを防げます。しかし夏なので長袖シャツに長ズボンでも、通気や遮熱、速乾、UVカットなどの機能を備えたものを選びましょう。そのような機能を備え、快適活動きやすい服は、トレッキングなどのアウトドアウェアやスポーツウェア、屋外用作業服などでしょう。着慣れたカジュアルなものでも前述の機能を備えているものを選びましょう。また、日差しを防ぐ帽子も忘れずに。
梨狩りにおすすめの靴の種類
梨狩りにおすすめの靴の種類は、歩きやすさと安全性を兼ね備えたものです。例えば、トレッキングシューズなどの靴底に滑り止め加工されているものがよいでしょう。
3. 持ち物リスト(梨狩り・食べ放題・持ち帰り)
梨狩りを楽しむための必須アイテムを、梨狩り、収穫後の食べ放題、持ち帰りなどといったシーン別で紹介します。
梨を狩る時の必須アイテム
長袖と長ズボンなどの服装や帽子、靴などについては前述しましたが、手袋も持っていきましょう。汚れやケガへの対策となります。夏ならば、水分補給の飲物、虫よけスプレー、日焼け止めクリーム、汗を拭くタオルなどが必須アイテムです。また晩生の品種の収穫時期は秋にかかるため、気温の変化にも考慮しなくてはなりません。当日の天気や気温をチェックし、上に羽織るものを用意しておきましょう。
食べ放題を楽しむための必須アイテム
梨狩りの後は、食べ放題です。まず、ピクニックシートなどの座るためのアイテムを持っていきましょう。次にナイフとフォーク。ナイフは果樹園で貸し出しくれることもありますが、フォークもあると食べやすいです。加えて食器類も。紙皿やカップを持っていくことで、手で梨を持つことなく清潔に食べることができます。さらに、ウェットティッシュなどの手を拭くものも手元に置いておきましょう。水道がなく、手についた果汁などをすぐに洗い流せないような場所で、重宝します。
収穫した梨を持ち帰るための袋や箱も用意しておきましょう。軽量や折りたためるなどの持ち運びやすい物を選ぶと便利です。梨を袋や箱に入れる際には、傷つけないよう丁寧に扱うこと。ただし食べきれない分を持ち帰るには、梨狩りの体験料とは別で、持ち帰り料金が発生するケースもあるので、注意しましょう。
4. 梨のもぎ方と梨狩りを楽しむためのポイント
梨のもぎ方
梨をもぐ時は、ハサミやナイフなどの道具は不要で、梨の下側に手を添えて、上に優しく持ち上げると枝から外れます。
お子さん連れで楽しむためのポイント
お子さん連れで梨狩りを楽しむためには、まず園内の通路が広いやバリアフリー対応であること。さらに子ども用トイレや手を洗う水道の距離、着替えができる場所の有無もチェックしましょう。可能であれば混雑する時間帯を避けるなどもポイントです。
お子さんたちが興味を持つような工夫をすることも大切です。もぎ取り方を教えてあげることで、学びの場にもなります。また、梨狩りだけでなく、周囲の自然や昆虫観察も楽しむと良い体験になるでしょう。お子さんと一緒に写真を撮ることで、思い出も残せます。
最後に、休憩場所の確認も重要です。お子さんたちが疲れた際に、休憩しやすい場所を見つけておくと便利です。お弁当や軽食を持参し、適度な休息を取りながら楽しむことが大切。飽きずに楽しむためには、無理をせず、お子さんのペースに合わせましょう。
5. 美味しい梨の選び方と食べ方
美味しい梨を見分けるポイント
美味しい梨を見分けるポイントは5つあります。ひとつ目は「色味」です。表面の色が濃い黄色みがかっていること。ふたつ目は「手触り」です。表面がツルツルしていること。3つ目は「軸」。枝と梨をつなぐ軸が、干からびてなく、しっかりしていること。4つ目は「おしり」。梨のおしり(下側)の見た目が、ぼってとした形で、色が回っているもの。最後の5つ目は、同じ大きさなら、ずっしり重いものを選ぶ。重いもののほうが水分量は多く、みずみずしいからです。なお梨は熟したものを収穫しましょう。その理由は後述で紹介します。
追熟が少ない梨の保存方法
日本の梨は、洋梨やバナナ、桃、リンゴなどのように収穫後も美味しさが増す「追熟」が少ないフルーツです。木からもぎ取られた瞬間から、水分が失われます。追熟が少ないので、完熟に近いものを収穫しましょう。また保存方法は、常温は不可で、冷蔵庫の野菜室に入れることが基本です。洗わずに一個ずつ新聞紙やキッチンペーパーで包み、軸を下にすると、水分が蒸発せず鮮度を保てます。また美味しさという点では、食べる1時間から2時間前に冷蔵庫で冷やすと美味しさが増します。
梨の栄養を多く摂るカット方法
梨は、皮と果肉のあいだにポリフェノールなどの栄養素や食物繊維が多く含まれています。ただし皮は厚く、口触りも好みが分かれるので、カットの仕方や調理するなどの工夫で、皮ごと食べることに挑戦してみてください。また梨は皮に近いところに甘みがあり、芯に近いところは酸味があります。カットする際は、皮をできるだけ薄くしましょう。酸味を残したい場合は、芯ギリギリでカットします。カットした梨は、砂糖水にくぐらせると変色を防げます。
6. 品種ごとの味と食感の違い
梨の品種とその特徴
代表的な品種の味を紹介すると、「幸水(こうすい)」は甘さの中にほどよい酸味があり、果汁も豊富です。「豊水(ほうすい)」はしっかりした甘味の中に、さわやかな酸味が含まれ、シャッリとした食感が特徴です。「二十世紀」は果汁が豊富で、さっぱりとした爽やかな甘みになります。
ほかの品種では、「新高(にいたか)」が500から800gもある最大級サイズの梨で、酸味はほとんどなく甘みが強く果肉はなめらかな食感です。「秋麗(しゅうれい)」は小ぶりなサイズですが、甘さと酸味が程よく調和しています。「にっこり」は、酸味の少ないしっかりとした甘さで、果汁が多く、果肉は滑らかです。
7. 梨を使ったおすすめレシピ
梨は適正な保存方法でも、みずみずしく食感も良く食べられるのは、収穫から約10日ほどだそうです。約10日で食べられる量にも限りがあります。そこで味や見た目を変えるや、ご飯の一品にする、保存期間を少し伸ばすなどのレシピをいくつかご紹介します。
梨を使った簡単スイーツレシピ
スイーツにして味を変えて梨を楽しみましょう。まずは、シンプルなコンポートがあります。梨を薄くスライスし、砂糖とレモン汁を加えて煮るだけです。程よい甘さと酸味が絶妙なバランスを保ちます。
そのほかにはタルトもおすすめです。市販のタルト生地を使い、その上に梨のコンポートを乗せて焼くだけです。手軽に作れ、見た目も華やかです。
梨のパフェも手軽に作れるデザートです。カットした梨、バニラアイス、ホイップクリームを重ねるだけで、おしゃれな一品が出来上がります。
梨を使ったおしゃれなサラダ
ご飯の一品になるような梨を使ったサラダのレシピも紹介しましょう。最初は、梨とルッコラ、ブルーチーズを使ったサラダです。この組み合わせは絶妙で、梨の甘さがブルーチーズの強い風味を引き立てます。
次に、梨とクルミ、ベビーリーフを合わせたサラダもおすすめです。クルミの香ばしさが梨の甘さとよく合います。
最後に紹介するのは、梨とスモークサーモンを使ったサラダです。ドレッシングにはオリーブオイルとレモン汁を使い、軽やかな味わいに仕上げます。梨のシャキシャキ感がアクセントとなり、おしゃれな前菜としても最適です。
おわりに
いかがでしたか? 梨狩りの際の参考になりましたでしょうか。収穫体験後の食べ放題や、梨を使った料理など、さまざまな調理方法があるのも魅力ですね。甘みが強くさっぱりとした後味で、特に暑い季節に食べると一層爽やかさを感じられます。今年の夏は瑞々しい梨を存分に味わってみてはいかがでしょうか。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 なかやま
ライター:旅色編集部 なかやま
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