【島根おでかけ】御朱印集めにも!おすすめの神社・神宮・寺院23選

【島根おでかけ】御朱印集めにも!おすすめの神社・神宮・寺院23選

カルチャー

2025/03/03更新

「神々の国」とも呼ばれる島根県には多くのパワースポットが点在し、神社や寺院をお参りすることで、縁結びや開運、勝負運など、さまざまなご利益が期待できます。また、魅力的な御朱印も多く、御朱印集めも楽しめます。そんな島根のおすすめの神社・神宮・寺院を紹介します。

こちらの情報は2025年2月時点のものです。訪れる前に公式HPなどで最新情報を確認することをおすすめします。

島根県でおすすめの神社・神宮・寺院を紹介

※画像はイメージです

歴史や自然を感じながら寺院や神社を参拝しよう

島根県は数多くのパワースポットが点在し、御朱印巡りにぴったりです。出雲大社、須佐神社、佐太神社など、歴史と神話に彩られた神社が多くあり、さまざまなお守りや御朱印がいただけます。御朱印帳を片手に、大自然のパワーを感じながら寺院や神社を巡ることで、心身ともにリフレッシュできるでしょう。

一畑薬師

目の病気の治癒を祈願するパワースポット

島根県出雲市の一畑薬師は、平安時代の寛平6年(894年)に創建された臨済宗の寺院です。古来より「目のお薬師さま」や「子供の無事成長の仏さま」 として広く親しまれています。大きく“め”と描かれた絵馬 があり、多くの人がお参りに訪れます。

寺院は標高200mの一畑山上に鎮座し、本堂は1300段あまりの石段を登ったところにあります。森に囲まれた参道は神秘的で、山頂からは「国引き神話」の舞台となった美しい海や山々の景色が広がります。座禅や写経などの修行体験 を行っているので、参加してみてはいかがでしょうか。

高野山真言宗 千手院

松江城が一望できるフォトスポット

「千手院」は、江戸時代初期に松江城築城の際に鬼門封じのために創建された高野山真言宗の寺院で、松江城を見渡せる高台に鎮座しています。境内からは松江の街並みと松江城を絶好のアングル で眺めることができ、フォトスポットとしても人気です。

境内の不動堂は、勝負祈願に御利益のあるパワースポット として知られ、スポーツ選手の成功例など多くの逸話があります。また、市の天然記念物に指定されている樹齢約250年の枝垂桜は、春になると鮮やかに開花し、ライトアップされた夜桜 を見るために多くの人が訪れます。

雲樹寺

ツツジとサツキの名所

島根県安来市の「雲樹寺」は1321年に孤峰覚明禅師が開創した禅宗寺院で、孤峰覚明禅師を慕って500人を超える修行者が日々を過ごしたとされています。「子授け観音」や「酒断ち地蔵」 などを祀り、本尊「拈華微笑佛」の御朱印をはじめ、観音堂「三光堂」の御朱印や安来清水寺との両参り御朱印などがいただけます。

広い境内の本堂裏には、島根県安来市の名庭「足立美術館」のモデルになったとされる「元禄の庭園」 があり、訪れる人の心を和ませてくれます。枯山水を中心とした美しい庭園で、雲樹寺の別名の由来であるツツジやサツキを鑑賞できる のも魅力のひとつです。

佐太神社

八百万の神々が集う神社

4世紀頃の創建とされる島根県松江市の佐太神社は、出雲大社、熊野大社と共に「出雲國三大社」のひとつ です。毎年11月には「神在祭」が行われ、八百万の神々が集まる ことで知られています。また、9月に行われる御座替神事では、ユネスコ無形文化遺産に登録されている「佐陀神能」 が奉納されます。

3つの社殿が横並びになった「三殿並立」のめずらしい建築様式 で、国の重要文化財にも指定されています。境内には多くの神様が祀られており、なかでも境外にある田中神社は、「縁結び」と「縁切り」の神社が背中合わせに建てられためずらしい神社です。ユニークなおみくじや悪縁を切り良縁を結ぶお守り などがあります。

物部神社

月変わりや金運・勝負運のお守りも

島根県大田市の三瓶山のふもとに鎮座する石見国一宮「物部神社」は、1500年以上の歴史を持つ神社です。物部氏の祖神「宇摩志麻遅命」を祀り、古くから文武両道や鎮魂、勝運 の神様として信仰を寄せられてきました。本殿は春日造としては全国一の大きさ で、重要文化財を含め多くの貴重な文化財を所蔵しています。

砂金が含まれる富金石で造られためずらしい手水石 があり、手水を使ったあとに玉の形をした石に触れると、勝運や財運などのご利益があるといわれています。また「翔運守」は、毎月1日に色変わりで限定頒布されるお守り で、1カ月を無事に過ごせた感謝とこれからの無事を願う「お朔日参り」の際にいただけます。

長浜神社

多彩な御朱印が揃う

島根県出雲市に鎮座する「長浜神社」は国引き神話の神「八束水臣津野命」を祀り、「妙見さん」として親しまれ、勝利やスポーツ上達、不動産守護、縁結び などにご利益があるとされています。豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に行われた百日祈願で家臣が弓を立てかけた「弓掛けの松」 があり、勝負運のパワースポットとして知られています。

妙見信仰をイメージした金字、月ごとに替わるデザインや言葉の朱印が入った御朱印、見開きの御朱印など多彩な御朱印があり、御朱印集めをしている人にもおすすめです。なかでも“炙り絵朱印” は、動物などの斬新な絵柄やメッセージが描かれ、何度もお参りに訪れる人が多くいます。

出雲大社

国づくりの神「大国主大神」を祀る

出雲大社は紀元前に創建されたとされ、日本神話と深い関わりを持っています。古くは「杵築大社」と呼ばれていましたが、1871年(明治4年)に「出雲大社」に改称されました。国宝の本殿は大社造と呼ばれる建築形式 で、伊勢神宮の「神明造」と並ぶ、神社本殿建築の代表的な様式です。また、楼門や銅製鳥居など多くの建造物が国の重要文化財に指定されています。

鷲原八幡宮

歴史と伝統が息づく神社

島根県鹿足郡の「鷲原八幡宮」は、平安時代の天暦年間(947年〜956年)に宇佐八幡宮から分霊 を受けたのが始まりです。鎌倉時代には、この地域を治めていた吉見氏が1387年に鶴岡八幡宮から分霊 を受け、現在の場所に社殿を建立しました。津和野の守護神として長年崇められ、歴代の津和野藩主からも厚く敬われてきました。1387年に建てられた本殿と楼門、1711年に建てられた拝殿は、国の重要文化財 に指定されています。

水若酢神社

隠岐の島に鎮座する日本海の守護神

島根県隠岐の島に鎮座する「水若酢神社」は隠岐国一宮で、日本海を守護する神として知られる水若酢命 を祀っています。本殿は隠岐地方特有の「隠岐造」という建築様式で建てられ、国の重要文化財に指定されています。

日御碕神社

日本の夜を守る神社

島根県出雲市に鎮座する「日御碕神社」。「上の宮」は紀元前536年に、「下の宮」は948年に建てられ、それぞれが国の重要文化財に指定されています。「下の宮」は「日沈の宮」 とも呼ばれ、その由来は創建時に村上天皇から「日本の夜を守れ」という勅命を受けたことによります。

太皷谷稲成神社

約千本の鳥居が連なる参道

島根県津和野町の「太皷谷稲成神社」は、1773年に津和野藩7代藩主の亀井矩貞が藩の平安を祈願し、京都の伏見稲荷大社から分霊を受けて創建 したものです。当初は藩主だけが参拝できる社でしたが、明治時代以降に一般の人々も参拝できるようになりました。日本五大稲荷のひとつとして有名で、全国の「稲荷神社」の中で唯一「稲成」と表記されます。参道には約千本の鳥居 が連なっており、その壮観な景色も魅力のひとつです。

神魂神社

めずらしい建築様式の神社

島根県松江市に鎮座する「神魂神社」は、平安時代中期の900年頃に創建されたとされています。室町時代初期(1346年)に建てられた本殿は国宝に、また境内の貴布祢稲荷両神社は国の重要文化財に指定されています。社殿は、奇数を重んじる神社ではめずらしい二間社流造 で、他には類を見ない特異な建築です。

清水寺

三重塔のある寺院

島根県安来市の「清水寺」は、587年に創建された天台宗の寺院です。何度か火災に遭いましたが、そのたびに復興され、現在の姿になりました。境内には山陰地方ではめずらしい三重塔 があり、また、1393年に建てられた根本堂は国の重要文化財 に指定されています。

萬福寺

雪舟が作庭した庭園

島根県益田市に鎮座する「萬福寺」の前身は、平安時代に創建された「安福寺」です。室町時代初期の1374年に、現在の場所に移築され萬福寺となりました。本堂は国の重要文化財 に指定されており、庭園は水墨画家・雪舟によって作庭 され、国の名勝に指定されています。

衣毘須神社

潮が引いた時だけ現れる参道

島根県益田市の小浜海岸の岩礁に鎮座する「衣毘須神社」は、1709年に建てられた小さな祠から始まり、1867年に現在の場所に移されました。日本絵画の巨匠、東山魁夷が皇居の障壁画「朝明けの潮」 を描く際に、この神社の風景をモデルにしたと伝えられています。神社への参道は、潮が引いた時にだけ現れる 特別な光景となっています。

熊野大社

出雲の格式高い神社

島根県松江市の「熊野大社」は、素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀る神社です。奈良時代の地誌「出雲国風土記」には、出雲国で最も格式の高い神社 と記されています。また、かつては出雲大社以上に信仰されていたことも書かれています。

永明寺

津和野城主によって創建された寺院

島根県津和野町の「永明寺」は、1420年(応永27年)に津和野城主の吉見頼弘によって創建された寺院です。江戸時代には曹洞宗の寺院として栄えました。境内には、本名の森林太郎の名が記されてい森鴎外の墓や、徳川秀忠の怒りを買い切腹した、津和野藩主の坂崎出羽守の墓があります。

医光寺

国の名勝に指定される庭園

島根県益田市の「医光寺」は、1363年に創建された崇観寺の塔頭が起源です。戦国時代に崇観寺が荒廃した後、医光寺が再興され、現在に至ります。水墨画家の雪舟が作庭したとされる庭園は、国の名勝に指定されています。

月照寺

松江藩主の菩提寺

島根県松江市の「月照寺」は松江藩主・松平家の菩提寺で、初代の松平直政から9代・松平斎貴までの墓があります。墓所は破壊を免れ、歴代藩主の廟門が残っています。山門の前にある宝物館には、藩主ゆかりの品々が展示されています。

八重垣神社

縁結びのパワースポット

島根県松江市の「八重垣神社」は、神話や伝承の舞台として知られ、縁結びで名高い神社です。宝物庫に収められた壁画は、神社の壁画としては日本最古の壁画とされ、重要文化財に指定されています。

由良比女神社

イカの伝説が残る神社

隠岐国一宮「由良比女神社」の創建時期は不明ですが、「続日本後紀」(842年)に記載があります。神社の海上にある鳥居周辺には、10月から2月にかけてイカが集まることで有名です。これは、祭神である由良比女が海に手を入れた際に、イカが手を引っ張ったことを詫びるために集まるという伝説に由来します。

鰐淵寺

紅葉の名所

「鰐淵寺」は鰐出雲市にある名刹で、平安時代末期の豪傑・武蔵坊弁慶が修行した場所といわれています。紅葉が美しく、秋になると多くの人がお参りに訪れます。

須佐神社

須佐之男命を祀る神社

日本神話の神「須佐之男命」を主祭神として祀る、島根県出雲市の「須佐神社」。733年に完成した「出雲国風土記」には、須佐之男命がこの地を「須佐」と名付けたという記述があります。境内には樹齢1300年を超える杉の大木があります。

数多くのパワースポットが点在する島根で御朱印巡り!

※画像はイメージです

「神々の国」とも称される島根の神社や寺院を紹介しました。それぞれの場所で手に入る特別な御朱印やお守りは、心に残るものとなるでしょう。島根を訪れた際には、ぜひこれらの神社や寺院を巡り、その魅力を存分に味わってください。

旅色編集部 おおもと

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 おおもと

掲載情報の一部の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright MAPPLE, Inc.
Copyright mi-lab, Inc.
※掲載情報は取材時のものであり、変更が生じている場合がございます。詳細は各施設にご確認下さい。