【日帰り電車旅・東西線・千代田線】東京メトロ24時間券で行くおすすめスポット11選
観光・カルチャー
2024/02/07更新
東京の中野駅から千葉県の西船橋駅をつなぐ「東京メトロ東西線」。沿線にはビジネス街である大手町や、老舗の名店が集まる日本橋など、歴史あるレトロな東京の姿を垣間見ることができます。一方、東京の代々木上原駅と北綾瀬駅をつなぐ「東京メトロ千代田線」の沿線には、都会のオアシス的な存在として人気の観光名所や、下町の雰囲気を醸すスポットなど、駅によって異なる観光が楽しめます。
駅をまたぐ複数のスポットにおでかけの際は、「東京メトロ24時間券」を購入しておくとお得に移動することが可能となります。今回は、東西線と千代田線沿いそれぞれのおすすめスポットを11選ご紹介しますので、おでかけの参考にしてみてください。
この記事の目次
- 【飯田橋駅】東京大神宮
- 【九段下駅】靖国神社
- 【門前仲町駅】富岡八幡宮
- 【葛西駅】地下鉄博物館
- 【表参道駅】表参道・新潟館ネスパス
- 【明治神宮前駅】表参道ヒルズ
- 【表参道駅】根津美術館
- 【乃木坂駅】乃木神社
- 【日比谷駅】日比谷公園
- 【日比谷駅・二重橋前駅】帝国劇場
- 【湯島駅】旧岩崎邸庭園
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東京メトロ24時間券とは?
日比谷線沿いの観光スポットを存分に楽しむなら、東京メトロ全9路線が乗り放題になるお得なチケット「東京メトロ24時間券」が最適です。当日券は東京メトロの各駅の券売機で手に入れることができるほか、前売り券は定期券売り場でも入手可能となっています。有効期間は24時間で、価格はお手頃な600円(6歳以上12歳未満の子どもは300円)。この便利な乗車券を活用して、東京メトロ東西線・千代田線沿いの観光スポットを巡る一日旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
東京メトロ東西線
【飯田橋駅】東京大神宮
「東京のお伊勢さま」として親しまれている縁結びスポット
1880(明治13)年に東京における伊勢神宮の遥拝殿として創建された神社。ご祭神が伊勢神宮の内宮・外宮と同じ「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」「豊受大神(とようけおおみかみ)」であることから、「東京のお伊勢さま」と呼ばれ親しまれています。
結びの働きを司る造化の三神が祀られていることから、都内屈指の縁結びスポットとして良縁を願う人が多く訪れています。拝殿の右側には樹齢100年以上の椎の木があり、この地に遷座された時から多くの人の願いを見守り続けています。こちらのご神木は待ち受け画面に設定するとご利益があるといわれる話題のパワースポットです。運気アップや願いごとがある方はぜひカメラに収めてみては。
※東京メトロ東西線飯田橋駅より徒歩約5分
東京大神宮
【九段下駅】靖国神社
日本の歴史を辿りながら参拝を
「靖国神社」は、幕末・明治維新以降、日本のために戦って亡くなった人たちの御霊を神霊として祀る場所です。日本による国民のための神社として、特別な眼差しを向ける人も多く、年間多くの人が敬意と感謝を込めて参拝しています。
壮大な鳥居が参拝客を出迎える境内の奥には、回遊式の神池庭園があり、その景色の素晴らしさから名園と呼ばれています。また特徴的な施設として、「遊就館(ゆうしゅうかん)」と「靖国偕行(かいこう)文庫」があります。遊就館は戦争で亡くなった人たちの遺品の収蔵や展示する場所であり、靖国偕行文庫は戦争に関する当時の資料、図書などが収蔵されています。一般へ開放されているため、歴史をたどりながら参拝しみてはいかがでしょうか。
※東京メトロ東西線九段下駅より徒歩約5分
靖国神社
【門前仲町駅】富岡八幡宮
観衆と担ぎ手が一体となって盛り上がる8月の祭礼も有名
1627(寛永4)年の創建以来、江戸最大の八幡様として「深川の八幡様」と親しまれ、今も昔も変わらぬ信仰を集めています。交通安全や商売繁盛、社内安全、安産祈願などあらゆる祈願を行っていますが、特に縁結びのご利益があるとして知られているスポットです。
8月中旬に行われる「深川八幡祭」は、江戸三大祭りの一つに数えられ、神輿の担ぎ手に沿道の観衆が清めの水を浴びせるのが特徴。観衆と担ぎ手が一体となって盛り上がります。また江戸勧進相撲発祥の神社としても知られており、歴代横綱の名を刻した横綱力士碑などの見どころもお見逃しなく。
※東京メトロ東西線門前仲町駅より徒歩約3分
富岡八幡宮
【葛西駅】地下鉄博物館
「見て、触れて、動かして」学習できる地下鉄ミュージアム
地下鉄の歴史やトンネル内の設備などを学習できる参加型ミュージアム。入り口に進むと、実際に駅で使用されていた自動改札機をくぐって入場するシステムになっています。ワクワクしながら進めば、日本で初めて地下鉄が開通してから現在までの歴史や、トンネルのつくり方、建設技術まで見ごたえたっぷりの展示が待っています。地下鉄プレイランドのコーナーでは電車の運転ができるシミュレーターのほか、東京の地下鉄を、1/80スケールの模型電車で再現したジオラマ「メトロパノラマ」があり楽しみながら学ぶことができますよ。図書室もあり、専門書や専門誌に加え、鉄道関係の一般書や絵本などもあり、子どもから鉄道マニアまで楽しめる博物館です。
※東京メトロ東西線葛西駅より徒歩すぐ
地下鉄博物館
- 住所
- 東京都江戸川区東葛西六丁目3番1号
- アクセス
- 東京メトロ西葛西駅から徒歩3分
- 営業時間
- 10:00~17:00
- 定休日
- 月曜日(休祝日の場合は翌日)、12/30~1/3
- 入場料
- 高校生以上220円、4歳以上100円
千代田線
【表参道駅】表参道・新潟館ネスパス
新潟県の食の情報を発信するアンテナショップ
食を中心に新潟県の旬の情報を発信するアンテナショップ「表参道・新潟館ネスパス」は、表参道駅から歩いてすぐの場所にありアクセス抜群です。1階の物産販売コーナーは、新潟県産のブランド米はもちろん、米の加工品である日本酒、煎餅などの米菓といった、自慢の商品を販売しています。
館内2カ所のレストランでは「佐渡産黒豚のタレカツ丼」や「栃尾あぶらげの葱味噌焼」、「にいがた和牛重」など、現地の食材ふんだんに使った料理や日本酒が堪能できます。地元生産者や自治体などによる特産品の販売や、観光PRイベントなども随時開催。気になった特産品やイベントはチェックしておきましょう。
※東京メトロ千代田線表参道駅より徒歩約1分
表参道・新潟館ネスパス
【明治神宮前駅】表参道ヒルズ
最先端のトレンドを発信する表参道のシンボル的存在
2006年に開館した約100店舗の専門店が集う商業施設。日本のファッション、文化の中心としてトレンドを発信する“文化商業施設”の役割を担い、ファッションやアートなどに関するイベントを多数開催しています。世界的に有名な建築家の安藤忠雄氏による設計で、けやき並木と調和するよう配慮された建築もみどころです。館内の地下3階から地上3階まで吹抜けになったアトリウムには、国内外のラグジュアリーブランドやセレクトショップなどが立ち並び、最先端のトレンドを発信しています。建物の外部にも、通りに面したショップがあるのでお見逃しなく!
※東京メトロ千代田線明治神宮前駅より徒歩約2分
表参道ヒルズ
【表参道駅】根津美術館
庭と建築とアート作品とが一つに融合
東武鉄道の社長などを務めた初代・根津喜一郎氏が収集した、日本や東洋の古美術品コレクションを保存・展示する美術館。所蔵品は 2021年12月末時点で7,613件あり、国宝7件、重要文化財88件、重要美術品95件が含まれています。多岐に渡るコレクションは、茶道具の数々を中心に、仏教絵画、写経、中国絵画、漆工、陶磁など、日本・東洋美術の幅広い分野の一級品がそろっています。
また、日本家屋を思わせる大きな屋根とモダンな外装は、日本を代表する建築家・隈研吾(くまけんご)氏が設計したもの。大きなガラスの開口部によって庭と一体化した展示空間が特徴的で、庭と建築とアート作品とが一つに融合している状態が作り出されています。
※東京メトロ千代田線表参道駅より徒歩約8分
根津美術館
【乃木坂駅】乃木神社
日露戦争で活躍したご夫妻が祀られる神社
外苑東通りに面する閑静な神社。空襲により本殿以下社殿が焼失してしまいましたが、 1962(昭和37)年、ご祭神五十年祭に併せて本殿・幣殿・拝殿が復興されました。こちらの神社には、日露戦争で活躍した乃木希典(まれすけ)将軍とその妻、静子夫人が祀られています。乃木の功績や静子の内助の功から、勝負運や学業成就、縁結びなどにご利益があるとされています。
緑に囲まれた境内は、自然を感じられる都会のオアシスとして親しまれているほか、洗練されたモダンな雰囲気もあり、結婚式場にも利用されています。
※東京メトロ千代田線乃木坂駅より徒歩すぐ
乃木神社
【日比谷駅】日比谷公園
都会のオアシスでのんびり休日を
「日比谷公園」は、1903(明治36)年、日本初の洋風公園として開園しました。園内の 2つの花壇には、一年中色鮮やかな花が咲き、のんびりと腰かけられるベンチが随所に配置されているため、落ち着いた時間を過ごすことができます。また敷地内には音楽堂やテニスコートなどの施設が点在。シンボルの「大噴水」は夜間にはライトアップもされ、ロマンチックな雰囲気を演出します。周辺にはおしゃれなカフェやレストランがあるので、公園の自然を眺めながらのんびりと過ごすことができ、デートにもぴったりのスポットです。
※東京メトロ千代田線日比谷駅より徒歩すぐ
日比谷公園
【日比谷駅・二重橋前駅】帝国劇場
エンターテイメントの中心として多くの名作を生み出してきた劇場
1911(明治44)年に日本初の洋式劇場として開場した「帝国劇場」。以来、「帝劇」という呼び名で親しまれています。芝居やミュージカルを中心にした舞台が上演され、名作・大作を生み出している歴史ある劇場です。近年は「ミュージカルの聖地」といわれるほど、ミュージカル作品の公演が充実しています。
現在の建物は、1966年に建てられたもので複合商業施設となっています。その建築も素晴らしく、モダンなデザインのステンドグラスや金属製のすだれ、水引きを模ったライトなど見どころも満載です。しかし、2025年に建て替えのため一時休館することが発表されていますので、その前に一度は訪れて、歴史的な建築も目に焼き付けておきたいですね。
※東京メトロ千代田線日比谷駅・二重橋前駅より徒歩約5分
【過去】帝国劇場
【湯島駅】旧岩崎邸庭園
建築・歴史・文化・自然を感じながら散策を
岩崎彌太郎(いわさきやたろう)の長男で、三菱第3代社長を務めた久彌(ひさや)の本邸。現在は洋館とビリヤード場、和館の3棟が残っています。これらは、鹿鳴館(ろくめいかん)などの設計を手掛けた、近代建築史に名を残すジョサイア・コンドルによる設計です。17世紀の英国ジャコビアン様式を基調とした館内は、豪華なシャンデリアや華やかな壁の彫刻など、当時のきらびやかな生活を伺わせる重厚な作り。現在は、敷地全体が国の重要文化財となっています。
洋館に隣接する和館では、お茶席とお土産店が併設。和菓子や抹茶をいただくことができます。建築はもちろん、歴史や文化、自然を感じながら散策できる、散歩にぴったりのスポットです。
※東京メトロ千代田線湯島駅より徒歩約3分
旧岩崎邸庭園
- 住所
- 東京都台東区池之端一丁目
- アクセス
- 東京メトロ千代田線「湯島」駅から徒歩3分
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 定休日
- 12/29~1/1
- 料金
- 中学生以上400円、65歳以上200円
おわりに
いかがでしたか? 東西線・千代田線ともに歴史を感じられる場所から最先端を発信するエリアまで、たくさんのおすすめスポットがありました。普段何気なく通過して見落としている場所があれば、これを機に巡ってみるのも良いですね。東京メトロ24時間券は、最安の運賃でも4回乗り降りすれば元が取れるようになっています。このチケットを最大限活用し、行きたいスポットを制覇しましょう!
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 いたがき
ライター:UNTRACE inc.
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