【2024年・秋】紅葉ドライブ!東北のおでかけスポット37選
自然・絶景
2024/10/02更新
東北の秋を満喫するならここ! 紅葉の絶景が広がる、おすすめのおでかけスポット37選を2024年版で、エリアごとにご紹介します。気軽に楽しめるスポットや、少し足をのばして楽しめる大自然の紅葉の絶景など、紅葉シーズンにぜひ訪れてほしい、自然美あふれる名所を厳選しましたので、東北へのドライブプランを考える方は、参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
- 【青森県】八甲田山
- 【青森県】地獄沼
- 【青森県】城ヶ倉大橋
- 【青森県】奥入瀬渓流
- 【青森県】十和田湖
- 【青森県】十二湖
- 【青森県】弘前城
- 【秋田県】鳥海ブルーライン
- 【秋田県】抱返り渓谷
- 【秋田県】小安峡 大噴湯
- 【秋田県】八幡平
- 【秋田県】秋田駒ヶ岳
- 【秋田県】千秋公園
- 【秋田県】角館の町並み
- 【山形県】立石寺
- 【山形県】天童高原
- 【山形県】最上峡
- 【山形県】高畠ワイナリー
- 【山形県】蔵王ロープウェイ
- 【岩手県】弁天島
- 【岩手県】安比高原
- 【岩手県】厳美渓
- 【岩手県】猊鼻渓
- 【岩手県】馬仙峡
- 【宮城県】金華山
- 【宮城県】秋保大滝
- 【宮城県】磊々峡
- 【宮城県】宮城蔵王
- 【宮城県】鳴子峡
- 【宮城県】滝見台
- 【宮城県】円通院
- 【福島県】磐梯吾妻レークライン
- 【福島県】霊山
- 【福島県】塔のへつり
- 【福島県】中津川渓谷
- 【福島県】五色沼湖沼群
- 【福島県】願成寺 白水阿弥陀堂
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青森県
【青森県】八甲田山
美しい渓谷や滝が見られる日本百名山の1つ
八甲田山は標高約1,585mの大岳 を主峰とした、豊かな自然と壮大な景色が魅力的な火山群の総称です。秋にはぶなや岳かんばなどが色づき、運行しているロープウェーを利用すると色鮮やかな紅葉を上から見下ろせます。登山道が整備されているためハイキングやトレッキングが楽しめるほか、周辺には温泉地も点在しており、ドライブの疲れを癒すのにもぴったりの紅葉スポットです。
八甲田山
- 住所
- 青森県青森市荒川寒水沢国有林内
- アクセス
- 青森駅からバスで80分
- 営業時間
- 9:00~16:20(20分間隔で運行)
※11月~2月は15:40まで - 定休日
- 無休
- 料金
- 往復:中学生以上2,000円 小学生700円
【青森県】地獄沼
蒼い水と紅葉のコントラストが美しい底なし沼
約800年前 にあった八甲田山の火山活動により湧き出た温泉水が溜まり、沼となったのが地獄沼です。現在も火山活動の名残である噴気口から硫黄を多く含むガスや温泉が噴き出ており、湯気が立ち上っている姿がまるで地獄のように見えることから「地獄沼」と名づけられています。地獄沼の緑がかった蒼い水に八甲田山の鮮やかな紅葉が映え、見事なコントラストが堪能できるでしょう。
地獄沼
【青森県】城ヶ倉大橋
大パノラマの景色が見られるアーチ橋
城ヶ倉大橋は全長が360m ほどある、日本一長い上路式アーチ橋です。橋からは鮮やかに色づいた八甲田山の紅葉が楽しめるほか、非常に危険なため現在は散策禁止となっている城ヶ倉渓流(じょうがくらけいりゅう)の豊かな大自然を見下ろせます。橋の両端には駐車スペースと休憩所があり、ドライブだけではなく車から降りて紅葉を楽しめるため、撮影スポットとしても人気の場所です。
城ヶ倉大橋
【青森県】奥入瀬渓流
紅葉のトンネルが楽しめる渓流
奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)はミシュラン・グリーンガイドで二つ星に選ばれた観光地で、秋には鮮やかに色づいた紅葉のトンネルが楽しめます。ドライブ以外にも自転車をレンタルして渓流を駆け抜けられるほか、徒歩での散策もおすすめです。特に、早朝の散策は朝霧と木漏れ日による幻想的な風景が見られるため、少し早めに到着できるようにドライブの予定を立てるのもいいでしょう。
奥入瀬渓流
【青森県】十和田湖
自然の雄大さを感じる場所
十和田湖は約20万年前 から始まった火山活動の末にできたカルデラ湖です。水深は最深部では327mほどあり、日本で第3位の深さを誇ります。例年10月中旬から10月下旬にかけて、紅葉が見頃を迎えます。十和田湖畔や外輪山にあるブナなどの木々が赤や黄色に色づき、紅葉が十和田湖の水面に鏡のように映し出され、美しい景色が見られるのが魅力です。遊覧船も運行しており、海上からは、また違う景色が眺められますよ。火山の噴火によってできた十和田湖の風景からは、悠久の自然、そして自然の雄大さを感じられます。
十和田湖
【青森県】十二湖
青池と紅葉のコントラストが美しい湖沼群
十二湖(じゅうにこ)は、世界遺産である白神山地の西側に位置している33湖沼群の総称です。1704年の大地震 で起きた山崩れによってできたとされています。十二湖の中でも特に有名なのは「青池」で、水中の朽ちたブナの大木が見えるほど透明かつ、青く色づいた湖面が美しく神秘的です。セラピーロードと呼ばれる歩道が整備されており、さまざまな散策コースが楽しめます。紅葉を楽しみながら十二湖周辺を散策するにはぴったりのコースです。
十二湖(白神山地)
【青森県】弘前城
歴史ある「弘前城」で、幻想的な景色を楽しむ
弘前公園にある「弘前城」は、津軽を統一した弘前藩祖・津軽為信(つがるためのぶ)が計画し、2代藩主信枚(のぶひら)が築いた名城です。その歴史的価値は国の重要文化財としても認められており、現存する日本最北端の天守として、観光客を魅了しています。紅葉の時期になると外堀から内側にかけてゆっくりと美しく色づきます。赤、オレンジ、黄色…色とりどりの紅葉が重なり合っているので、一歩一歩進むごとに変わる景色を楽しめるのも魅力。さらに、毎年10月末~11月にかけて「弘前城菊と紅葉まつり」を開催しています。弘前城天守や櫓、城門の通常ライトアップに加えて、カエデと桜の紅葉の特別ライトアップを行っているので、昼間とはまた違った景色が眺められますよ。
【過去】弘前城
秋田県
【秋田県】鳥海ブルーライン
秋田県と山形県を結ぶ山岳観光道路
鳥海(ちょうかい)ブルーラインは秋田県と山形県にまたがる観光道路。秋田県側は鳥海山麓の広大な草原を登っていくルートで、ドライブにぴったりの道路です。太平山荘の駐車場に設けられた標高1,000mの展望台 からは広大な日本海が臨めます。よく晴れた日には遠くに飛鳥や佐渡、さらには男鹿半島も見られ、紅葉とともに遠くに見える風景を楽しみながらドライブできるコースです。
鳥海山(鳥海ブルーライン)
【秋田県】抱返り渓谷
回顧の滝が美しい渓谷
抱返り渓谷(だきがえりけいこく)は、ミシュラン・グリーンガイドにも掲載された紅葉の名所です。例年10月中旬頃からカエデやモミジなどが色付きはじめ、10月下旬から11月上旬にかけて紅葉の見頃を迎えます。原生林や青い渓流が美しく、また大小さまざまな滝が見られます。特に回顧の滝は抱返り渓谷の中でも人気の高い名所で、四季の移り変わりで滝周辺の表情も変化します。遊歩道の入口から飯村少年弔魂碑の場所までの散策コースは、さまざまなスポットを見て楽しめるのでおすすめです。
熊の目撃情報が多発しており、遊歩道には音を鳴らす金属製パイプを5箇所設置していますが、1人での散策は危険ですので、必ず2人以上で行動するようにしましょう。
抱返り渓谷
【秋田県】小安峡 大噴湯
世界でも珍しい地形が見られるV字谷
小安峡大噴湯(おやすきょうだいふんとう)は長い年月をかけて、皆瀬川(みなせがわ)の急流が両岸を深く浸食してできたV字谷です。小安峡にかかるアーチ状の橋からは、約60mの高低差 があるV字峡谷を見下ろせます。遊歩道を進んでいくと熱湯と蒸気が激しく噴出している場所にたどり着きます。その場所こそが小安峡最大の名所である「大噴湯」で、熱水や蒸気が溜まった地熱貯蔵層に入った亀裂が露出している、世界でも珍しい地形を見られるでしょう。谷の両岸には、ぶなや楓、もみじなどが黄葉・紅葉し、白い大噴湯の湯けむりの3色による紅葉狩りを楽しめます。
小安峡 大噴湯
- 住所
- 秋田県湯沢市皆瀬新処
- アクセス
- JR奥羽本線湯沢駅から羽後交通小安温泉行きバスで50分、河原湯橋下車すぐ
- TEL
- 0183-47-5080
- 営業時間
- 通年(遊歩道は4月下旬~10月下旬)
- 駐車場
- あり/50台無料
【秋田県】八幡平
原生林や高山植物が広がる紅葉の名所
秋田県と岩手県境にまたがる八幡平は、原生林や高山植物が広がる高原状火山台地です。八幡平には季節に合わせたさまざまなトレッキングコースがあり、四季折々の景色が楽しめます。中でも八幡平山頂周辺を巡るコースが代表的で、遊歩道を歩いていくと、雛桜や衣笠草などの高山植物や大白ひぞの森林が見られます。八幡平の山々の紅葉は、例年9月下旬頃、山頂から次第に色づき始め、徐々に紅葉の見頃は標高を下げていきます。八幡平の見どころである「大沼」や「後生掛」は遊歩道が整備されているので、気軽に散策しながら紅葉が眺められます。八幡平アスピーテラインと八幡平樹海ラインの2つの道路が通っているので、ゆっくりドライブしながら紅葉を楽しむのもおすすめです。
八幡平(秋田県)
- 住所
- 秋田県鹿角市八幡平
- アクセス
- JR花輪線鹿角花輪駅から秋北バス八幡平頂上行きで1時間30分、終点下車すぐ
- TEL
- 0186-23-2019
- 営業時間
- 通年(11月上旬~翌4月上旬は閉鎖)
- 駐車場
- あり/120台 有料
1日500円
【秋田県】秋田駒ヶ岳
花の山とも呼ばれる名山
秋田駒ヶ岳は約1,637m と、秋田一の標高を誇る男女岳や男岳などの総称です。数百種の高山植物の宝庫で、その種類は北日本一ともいわれています。山頂からは鳥海山や岩手山などの山並みや日本一深い湖である田沢湖が一望でき、紅葉の季節にはぶな林などが色づくでしょう。9月上旬から10月上旬までの紅葉シーズンの土・日・祝日は、マイカーなどの乗り入れ規制があるため、登山道口より先はタクシー・ハイヤーやバスなどを利用することになります。
駒ヶ岳(秋田県)
【秋田県】千秋公園
江戸時代の面影が残る日本庭園
千秋公園(せんしゅうこうえん)は、秋田駅から徒歩約10分 の場所にある久保田城の城跡です。明治時代に造園家である長岡安平(ながおかやすへい)の設計により現在の千秋公園へと姿を変え、季節の移り変わりによる日本庭園の変化が楽しめます。秋には公園内に植えられている桜などが色づき、久保田城の城跡とともに美しい景色が楽しめるでしょう。ところどころに残っている江戸時代の面影を紅葉が彩り、風情と歴史を感じさせます。
千秋公園
- 住所
- 秋田県秋田市千秋公園1-1
- アクセス
- JR秋田駅から徒歩15分
- TEL
- 018-888-5753
- 営業時間
- 通年|入園自由、久保田城御隅櫓・佐竹史料館は9:00~16:30(閉館)
- 定休日
- 無休 久保田城御隅櫓は12月1日~翌3月31日休、佐竹資料館は12月29日~翌1月3日休
- 料金
-
久保田城御隅櫓観覧料=100円/佐竹史料館観覧料=100円/
佐竹資料館は改築工事のため2025年9月まで休館予定 - 駐車場
- あり/14台有料
30分100円、12月1日~翌3月31日は利用不可
バス専用駐車場7台あり(要予約)
【秋田県】角館の町並み
武家屋敷の内町と商家・土蔵の外町の区分けに注目
武家屋敷が今も残り、江戸時代の城下町の風情が感じられる「角館(かくのだて)の町並み」。“みちのくの小京都” とも呼ばれ、歴史情緒豊かな光景が広がります。注目したいのは、武家居住区の内町と町人居住区の外町の区分けです。内町には、重要文化財となっている武家屋敷が多く、武家屋敷通りは枝垂桜や紅葉の名所となっています。外町は商家や土蔵が見られ、店舗やレストランといった施設に利用されている建物も多いんです。紅葉の時期は、例年10月下旬から11月中旬で、カエデ、イチョウが赤や黄色に色づきます。黒板塀が続く道に紅葉が舞い、幻想的な世界にまぎれ込んだような感覚を味わえる ので、紅葉の時期に合わせて訪れるのもおすすめです。
角館の町並み
- 住所
- 秋田県仙北市角館町
- アクセス
- JR秋田新幹線角館駅からすぐ
- TEL
- 0187-54-2700
- 営業時間
- 通年見学自由
- 定休日
- 無休
- 駐車場
- なし/
市営桜並木駐車場を利用、200台、1日500円
山形県
【山形県】立石寺
松尾芭蕉の句でも知られる霊山
立石寺(りっせきじ)は、松尾芭蕉の有名な句である「閑さや岩にしみ入る蝉の声」が詠まれた霊山です。1015段 もある長い石段は登っていくと煩悩が消滅するといわれており、登った先にある「奥之院・大仏殿」には悪縁切りのご利益があるともいわれています。道中にある「五大堂」のお堂の奥からは田園風景が見渡せ、立石寺の中でも人気の景観スポットです。また、「弥陀洞(みだらほら)」は雨風で削られた岩壁に仏の姿を見つけられると幸せになれるパワースポットとしても知られています。例年紅葉の見頃を迎える10月下旬から11月上旬には、ライトアップも催され、期間中は18:00~21:00は立石寺境内が光りに包まれるので、普段とは違った景色が楽しめますよ。
宝珠山立石寺(山寺)
【山形県】天童高原
自然が満喫できる高原
天童高原は、夏はキャンプ場やファミリーランド、冬にはスキー場としても有名な場所です。天童高原には美しい紅葉が楽しめる面白山(おもしろやま)への登山口があります。ドライブをさらに楽しむのであれば、天童高原から紅葉川(もみじがわ)渓谷への舗道を楽しむのがおすすめです。立石寺(りっせきじ)方面からも紅葉川渓谷へドライブできますが、天童高原方面からの道は広葉樹が広く分布しており、より紅葉ドライブが楽しめます。
【山形県】最上峡
舟下りで見られるダイナミックな風景
最上峡(もがみきょう)は最上川の中流にある全長約16km の渓谷です。秋には赤や黄色に色づいた山々が両岸から迫ってくるように見える、ダイナミックな紅葉が楽しめます。最上川沿いの国道をドライブするのもおすすめですが、特におすすめなのが最上川の舟下りです。最上川の舟下りでは、船頭のガイドや舟唄を聴きながら最上峡の美しさと迫力を兼ね備えた風景を間近に感じられます。
最上峡
【山形県】高畠ワイナリー
美しい紅葉と注目のワイナリー
「高畠ワイナリー」のある高畠町は県内でも南部に位置し、南は福島県、東は宮城県に隣接する自然豊かな町です。朝晩の気温差により、美しい紅葉を愛でることが出来ます。そんな紅葉とともに楽しめるのが、「高畠ワイナリー」。1990年に自然環境に恵まれブドウ栽培の経験が豊富な“まほろばの里”と呼ばれる山形県・高畠町で創業。ローカルワイナリーとして、世界に胸を張れるような上質なワインを100年かけても造ると強い信念のもと、ブドウ農家とともにワイン造りに挑戦し取り組んでいます。施設では製造工程の見学や試飲が楽しめ、ワイナリーショップでは、ソムリエの資格を持つスタッフもおり、ワイン選びをサポート。ほかにもお土産が豊富に揃うので、お酒の飲めない運転手さんも存分に楽しめます。
高畠ワイナリー
- 住所
- 山形県東置賜郡高畠町大字糠野目2700-1
- アクセス
- [車]東北中央自動車道南陽高畠ICより約11分
[電車]JR奥羽本線高畠駅より徒歩約14分 - 公式HP
- https://www.takahata-winery.jp/
- TEL
- 0238-40-1840
- FAX
- 0238-40-0333
- 営業時間
- 4~11月:10:00~17:00※土・日・祝日は9:00~17:00、12~3月:10:00~16:30
- 定休日
- 1~3月の水曜日、年末年始
- 料金
- 入場無料
- 駐車場
- 500台
【山形県】蔵王ロープウェイ
それはまるで幾重もの秋色を重ねた、名画の世界
蔵王山麓駅から樹氷高原駅、地蔵山頂駅を結ぶロープウェイです。標高1661メートルの山頂駅からは360度の絶景が眺められます。広大な山形蔵王では、例年9月下旬に山頂方面から始まり、温泉街が色づくのは10月中旬から下旬頃です。山頂から次第に色づき始める紅葉は、黄色に橙、赤に煉瓦色と美しいグラデーションを描き、まるで絵画のような景色が楽しめます。また、鮮やかな紅葉を上から眺められるのはロープウェイならでは。幾重もの秋色を重ねた名画の世界をご堪能ください。
蔵王ロープウェイ
- 住所
- 山形県山形市蔵王温泉229-3
- アクセス
- JR山形駅から山交バス蔵王温泉行きで45分、終点下車、徒歩10分
- TEL
- 023-694-9518
- 営業時間
- 通年8:30~16:00(閉場17:00)
- 定休日
- 無休 5・9・11月は点検期間休
- 料金
- 蔵王山麓~樹氷高原(片道)=大人1000円、小人500円/蔵王山麓~樹氷高原(往復)=大人1800円、小人900円/蔵王山麓~地蔵山頂(片道)=大人1800円、小人900円/蔵王山麓~地蔵山頂(往復)=大人3500円、小人1800円/
- 駐車場
- あり/200台有料
12~翌3月の土・日曜、祝日のみ有料、1日1000円
岩手県
【岩手県】弁天島
箱庭のような美しい小島
弁天島は和賀川(わがかわ)の清流の真ん中にある自然が造り出した小島です。秋には配置された樹木が色づき、まるで箱庭のような紅葉と岩肌のコントラストが楽しめます。年間を通して自由に見られ、季節によって移り変わる川下からの景色はまさに絶景です。島内には「いつくしま神社」と呼ばれる神社が祀られており、弁天島付近の清流はイワナの宝庫としても知られています。
弁天島
- 住所
- 岩手県和賀郡西和賀町沢内猿橋
- アクセス
- JR北上線ほっとゆだ駅から岩手県交通貝沢・盛岡バスセンター行きバスで35分、猿橋下車、徒歩5分
- TEL
- 0197-81-1135
- 営業時間
- 通年
- 駐車場
- なし
【岩手県】安比高原
天空から見られる絶景
安比高原(あっぴこうげん)では、年間を通して観光やレジャーが楽しめます。ぶなや岳かんばなどの原生林が広がるトレッキングコースを進むと広がっているぶなの二次林は、日本の森林浴百選の1つです。前森山(まえもりやま)山頂へ約15分のゴンドラ遊覧では、条件がそろうと雲海が見られる場合もあります。紅葉は、例年10月上旬から中旬にかけて見頃を迎え、天空から見られる山々の紅葉の景色はまさに絶景です。ほかにもさまざまなトレッキングコースがあり、紅葉を楽しみながら散策できます。
安比高原
【岩手県】厳美渓
大自然が彫り上げた神秘的な造形美
厳美渓(げんびけい)は磐井川(いわいがわ)の浸食によって、長い年月をかけて彫り上げられた渓谷です。国の名勝に指定されており、約2km 続く渓谷美が楽しめます。遊歩道より続くつり橋から眺める上流と下流の流れはコントラストを感じられ、圧巻の景色です。四季折々の景色が楽しめる厳美渓は、戦国時代の仙台藩主・伊達政宗が「松島と厳美が我が領土の二大景勝地なり」と賛美したとも伝わっています。例年10月中旬頃からモミジが鮮やかに色づき、10月下旬頃から11月上旬頃に紅葉の見頃を迎えます。
厳美渓
【岩手県】猊鼻渓
舟下りをしながら紅葉を楽しむ
そそり立つ絶壁と優雅に流れる砂鉄川が独特な雰囲気を醸し出す猊鼻渓。渓谷を流れる川では2kmの舟下りを楽しむことができ、エンジンを使わずに、船頭さんが棹一本で操船する往復の船下りは、日本で唯一猊鼻渓だけ。例年10月下旬から見頃を迎える紅葉の時期には、赤や黄色に色づくモミジが映し出された水面の上を舟で下り、息をのむような絶景が広がります。大正14年に国の史蹟名勝天然記念物、名勝指定岩手県内第1号に指定され、日本百景の1つとしても知られているスポットです。
猊鼻渓
【岩手県】馬仙峡
国の名勝指定の夫婦岩
馬仙峡(ばせんきょう)は国の名勝指定を受けた日本一の大きさを誇る夫婦岩が有名な景勝地です。秋になるとぶなや楢などが紅葉し、夫婦岩とともに美しい景観が楽しめます。馬仙峡の中でも「明神ヶ淵(みょうじんがふち)」は夫婦岩である男神岩(おがみいわ)と女神岩(めがみいわ)や対岸の大崩崖(おおほうがけ)を眺められる、人気の景観スポットの1つです。崖の途中から地層が変化している大崩崖は海底火山が隆起してできたといわれています。
馬仙峡
宮城県
【宮城県】金華山
海上に浮かぶ黄金色の霊島
金華山(きんかざん)は出羽三山・恐山とともに東奥(とうおう)三大霊場の1つに数えられており、牡鹿半島(おしかはんとう)の海上にあります。金華山内には常緑樹や針葉樹が多く植えられている中で、もっとも紅葉が楽しめるのは弁天堂付近です。島内にある神社の中でも、「黄金山神社(こがねやまじんじゃ)」は屈指の金運のパワースポットとして有名です。「神の使い」として保護されている鹿や猿などの野生動物も見られ、紅葉以外でも島内巡りが楽しめるでしょう。
金華山
【宮城県】秋保大滝
黄金色に輝くイチョウの大木
秋保大滝(あきうおおたき)は国の名勝に指定され、日本の滝百選にも選ばれている滝です。栃木県の華厳の滝、和歌山県の那智の滝に並ぶ日本三名瀑の1つともいわれています。不動滝橋付近の遊歩道を下りるとたどり着く滝つぼからは、落差55mほど の高さから流れ落ちる秋保大滝の大迫力の景色が見られます。隣接する秋保大滝不動尊の境内にあるいちょうの大木が秋には黄金色に色づくため、こちらも人気の紅葉スポットです。
秋保大滝
【宮城県】磊々峡
巨岩奇岩と紅葉が織りなす渓谷美
磊々峡(らいらいきょう)は名取川の浸食により造られた巨岩や奇岩が楽しめる渓谷です。深さ約20m にも達する峡谷が覗橋(のぞきばし)をはさんで約1km 続き、さまざまな奇岩や滝が織りなす渓谷美は写真映えするスポットでもあります。覗橋から下流側には約700m の遊歩道が続いており、徒歩での散策も楽しめるでしょう。秋には渓谷沿いの木々が紅葉して水面に映り込み、巨岩などとともにより美しい景色が楽しめます。
磊々峡
- 住所
- 宮城県仙台市太白区秋保町湯元枇杷原地内
- アクセス
- JR仙台駅から宮城交通秋保温泉行きバスで50分、のぞき橋下車すぐ
- TEL
- 022-398-2323
- 営業時間
- 通年
見学自由 - 駐車場
- なし
秋保・里センター駐車場を利用
【宮城県】宮城蔵王
雄大な自然と大地が広がる場所
宮城蔵王は宮城県と山形県にまたがる蔵王連峰を指し、山頂と麓では紅葉の色づき始めや見頃が異なっています。県境には蔵王エコーラインがあり、紅葉が楽しめるドライブコースです。蔵王エコーライン沿いを走っていくと標高約1,432m地点に「大黒天(だいこくてん)」 があります。大黒天には駐車スペースがあり、付近から登山道が続いているため紅葉トレッキングも楽しめるでしょう。
宮城蔵王
- 住所
- 宮城県刈田郡蔵王町
- アクセス
- JR東北新幹線白石蔵王駅からミヤコーバスアクティブリゾーツ宮城蔵王行きで52分、終点下車、タクシーで40分
- TEL
- 0224-33-2215
- 営業時間
- 通年
- 駐車場
- あり/500台無料
【宮城県】鳴子峡
紅葉が彩る大峡谷
鳴子峡(なるこきょう)は大谷川の浸食によりできた、深さが100m くらいもある大峡谷です。鳴子峡遊歩道は中山平(なかやまだいら)側入口から回顧橋(かいこばし)までと、鳴子側入口から約230m 先の地点までの2種類があります。秋にはもみじや赤しでなどの落葉広葉樹が色づき、散策しながら紅葉が楽しめるでしょう。また、紅葉シーズンには臨時バスが運行しており、ドライブだけでなく公共交通機関でのアクセスも可能です。
鳴子峡
【宮城県】滝見台
3種類の滝が見られる展望台
滝見台(たきみだい)は、蔵王エコーラインの途中にある不動滝・地蔵滝・三階滝(さんかいのたき)の3種類の滝が見られる展望台です。不動滝は蔵王の山中でもとくに規模が大きな滝で、水量も多いため迫力があります。地蔵滝は、安全登山を祈願するため、お地蔵さまを建立し、この滝で身を清めたことから名づけられた滝です。三階滝は3段 に連なって流れ落ちるのが特徴的で、日本の滝百選にも選ばれています。
滝見台
- 住所
- 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉倉石岳国有林内
- アクセス
- JR東北新幹線白石蔵王駅からミヤコーバスアクティブリゾーツ宮城蔵王行きで52分、終点下車、タクシーで20分
- TEL
- 0224-34-2725
- 営業時間
- 通年見学自由
- 定休日
- 無休
- 駐車場
- あり/10台無料
大型バス不可
【宮城県】円通院
荘厳な雰囲気のお寺で貴重な品々を拝観
円通院(えんつういん)は、仙台藩主・伊達家に縁深いお寺です。本堂の奥に、伊達政宗(まさむね)公の孫・光宗(みつむね)の霊廟として1647(正保4)年に建立された三慧殿(さんけいでん)があり、国の重要文化財に指定されています。境内に作られた石庭は、秋の紅葉シーズンにはライトアップされ、幻想的な雰囲気の中で紅葉を堪能できます。寺院では予約不要の数珠づくり体験もでき、歴史好きな方だけでなく、親子旅行やデートにもおすすめ。季節によって表情を変える自然と文化の融合をお楽しみください。
円通院
福島県
【福島県】磐梯吾妻レークライン
湖沼と紅葉が織りなす絶景
磐梯吾妻(ばんだいあがつま)レークラインは、桧原湖(ひばらこ)と磐梯吾妻スカイラインを結び、さまざまな湖沼や唐松などの樹林が見られる観光道路です。磐梯吾妻レークラインの道中にある中津川渓谷は県内外からも観光客が訪れるほどの絶好の景観スポットです。例年紅葉の見頃は10月中旬~10月下旬頃です。磐梯吾妻レークラインのほぼ中間地点に「中津川渓谷レストハウス」があり、渓谷散策の拠点として利用されています。秋の紅葉シーズンには周辺散策の絶好のポイントとなっており、遊歩道もあるため、ドライブだけでなく徒歩での散策も楽しめます。
磐梯吾妻レークライン
【福島県】霊山
奇岩と紅葉が見事な東北の秀峰
霊山(りょうぜん)は奇岩が全山に見られ、新日本百名山にも選ばれています。秋には紅葉と奇岩が織りなす景色が見られる、とても美しい秀峰です。山中にはハイキングコースがあり、太平洋を臨む大迫力の景色を見ながらのトレッキングが楽しめます。標高825mほどの低い山 ですが、岩場が多くあるため確実な歩行が必要です。霊山のハイキングコースは約2時間かかります。
霊山
【福島県】塔のへつり
大自然が生み出した渓谷美
塔のへつりは100万年の歳月をかけて浸食と風化が繰り返されてできた自然の渓谷美です。「へつり」とは地元の方言で「断崖」を表します。さまざまな塔を模した奇岩怪石が立ち並ぶ中には「夫婦石」と名づけられた断崖をはじめ、迫力ある景観が眺められます。国の天然記念物にも指定されており、断崖までかけられているつり橋を渡ると断崖内部の一部を見学できます。特におすすめの季節は紅葉が見頃を迎える秋で、例年10月下旬から11月上旬にかけて、山を彩る紅葉が川面に映り、素晴らしい景色が楽しめます。色彩豊かな風景を眺めながら、周辺を散策するのもおすすめです。
塔のへつり
【福島県】中津川渓谷
自然豊かな渓谷
中津川渓谷は磐梯吾妻レークラインの中にある、約10kmに渡る渓谷です。中津川レストハウスの脇からは遊歩道に下りられます。遊歩道を進むと滝や急流だけでなく大絶壁や原生林も見られ、まるで秘境のような雰囲気です。水流によって削られた明るい灰色の岩肌も美しく、特に人気が高い秋の紅葉シーズンには色彩豊かな渓谷の風景が見られます。
中津川渓谷
- 住所
- 福島県耶麻郡猪苗代町若宮字吾妻山
- アクセス
- 磐越自動車道猪苗代磐梯高原ICから磐梯吾妻レークライン経由で45分
- 定休日
- 冬期:磐梯吾妻レークラインの閉鎖期間(11月下旬~翌年4月中旬)
【福島県】五色沼湖沼群
色彩豊かな神秘の湖沼
五色沼湖沼群(ごしきぬまこしょうぐん)はミシュラン・グリーンガイドに認定された湖沼群の総称です。沼によってエメラルドグリーンなど水面の色合いが異なるため、「神秘の湖沼」とも呼ばれています。沼によって見える色合いが異なる理由は、天候や季節、見る角度、水中に含まれる火山性物質などのためです。五色沼湖沼群を巡る全長約3.6kmのトレッキングコース 「五色沼自然探勝路」があり、2カ所ある入口にはそれぞれ駐車場が設けられています。紅葉の見頃を迎えるのは、例年10月中旬から11月上旬頃です。紅葉と神秘の湖沼群とのコントラストが美しく、色づく木々と美しい水面が織りなす景観が楽しめますよ。
五色沼(五色沼側入口)
【福島県】願成寺 白水阿弥陀堂
浄土庭園に囲まれた優美なお堂
福島県唯一の国宝建造物に指定されており、JR東日本「大人の休日倶楽部」のCMに起用されたことでも話題になったスポットです。2011年の震災時には、仏像にヒビが入るなどの影響があったにも関わらず、震災後わずか半年でいわき市民の手によって修復が行われ、復興のシンボルにもなりました。例年10月下旬~11月下旬に見頃を迎える紅葉を目的に訪れる方も多く、樹齢600年と言われている大銀杏の黄色、そして鮮やかな赤色のグラデーションは、白水阿弥陀堂を美しく彩ります。庭園では、東日本大震災で落ち込んだ観光客を呼び戻すことを目的に、2011年より御堂や樹木、園地や橋梁等の資源を活用した紅葉ライトアップを行っています。
白水阿弥陀堂
- 住所
- 福島県いわき市内郷白水町広畑219
- アクセス
- 常磐自動車道「いわき湯本IC」から15分
- 営業時間
- 8:30~16:00(11月?3月:~15:30)
- 定休日
- 毎月第4木曜日(1月?11月)、2月3日、春分・秋分の日、8月12日?16日・24日、12月20日?31日
- 料金
- 一般500円、小学生300円
まとめ
いかがでしたか? 東北の紅葉スポットは、日帰りで気軽に訪れることができる魅力的な場所がたくさんあります。秋の自然が豊かな公園や山、渓谷や湖など、それぞれの場所で異なる風景や色合いを楽しむことができ、季節の移ろいを感じるには絶好のチャンスです。ドライブで紅葉狩りに行く際は、目的地だけでなく、道中に見える紅葉も楽しんでくださいね。ぜひこの秋は紅葉スポットを訪れて、短い秋を満喫しましょう。
※2024年シーズンは猛暑の影響で、例年と見頃時期が異なるという予報です。見頃時期については各スポットの公式HPなどをご確認ください。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 なかやま
ライター:楠山凪
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