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【全国・おでかけ】人気観光列車18選!ランキング形式で紹介

【全国・おでかけ】人気観光列車18選!ランキング形式で紹介

観光・カルチャー

2024/05/09更新

鉄道好きはもちろん、観光列車に乗ったことがない人も必見です! 今回は読者アンケートを実施し、その結果に基づいて、おすすめの全国観光列車をランキング形式で紹介します。豪華な外観に凝った内装で非日常を体感できるゴージャスなものから、気軽に景色が楽しめるものまでさまざまな種類の観光列車が全国を運行しています。そこで今回、観光列車に興味がある方や旅行を計画している方のために、観光列車をテーマにアンケート調査を行いました。全国の人気観光列車を紹介する前に、アンケート結果を発表するので、旅の参考にしてみてください。

観光列車についてのアンケート結果

【アンケート調査概要】
●調査方法:インターネット調査 ●有効回答数:2,349 ●調査期間:2023/09/15~10/14

「観光列車に興味はありますか?」という質問では、93%の方が”はい”と回答し、ほとんどの方が観光列車に興味があることが分かりますね。
続いて「観光列車に乗って旅行したことがありますか?」という質問では、”はい”と回答した方が35%しかおらず、観光列車に興味はあるものの、乗車したことない方が多いことが読み取れます。

「観光列車で重要にしていることを教えてください」という質問では、”車窓からの景色”と回答した方が1番多かったですが、”食事”と回答した方もほとんど変わらず、景色や列車でのお食事で、非日常体験したい方が多いようですね。また、”料金”と回答した方も多く、観光列車は、高額な豪華列車も多いので、料金を重視する方が多いこともうなずけますね。
今回は、アンケートで「好きな観光列車はなんですか?」という質問結果をランキング形式で紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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1位 【富山県】黒部峡谷トロッコ電車(黒部峡谷鉄道)

黒部峡谷の景観を堪能できるトロッコ電車

人気の観光列車ランキング第1位は黒部峡谷鉄道の「黒部峡谷トロッコ電車」です。こちらは、黒部峡谷を黒部川に沿って旅する小さなトロッコ電車です。客車は、同行人数や気分によって選べます。窓がなく開放感たっぷりな普通客車や、窓つきのリラックス客車でゆったり過ごすことも可能。さまざまなコースが用意してあり、最短では所要時間1.5時間のコースも。1つ目の黒薙駅まで行き、高さ60mの後曳橋からスリル満点の景色を体感することもできます。

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2位 【京都府】嵯峨野トロッコ列車

アールデコ調の客車はノスタルジー感たっぷり

第2位は、嵯峨野観光鉄道の「嵯峨野トロッコ列車」です。ディーゼル機関車に引かれて走るカラフルでクラシカルなトロッコ列車です。トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅まで全長約7.3km、所要時間が約25分の旅では、渓谷の雄大な景色の中に点在するライオン岩や、駅周辺の自然と歴史が調和した京都らしい景色を拝めます。5両編成の客車は木製の椅子や裸電球など、アールデコ調になっておりノスタルジー感たっぷりです。

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3位 【静岡県】大井川鐵道

昭和初期の蒸気機関車とレトロな客車

続いて第3位は、「大井川鐵道」です。SL(蒸気機関車)やEL(電気機関車)の「かわね路号」「南アルプス号」など、多くの観光列車を通年で運行させている鉄道会社。煙を吐きながら走る蒸気機関車は、全部で4両が現役運行中。大井川沿いの茶畑や川の流れが広がるのどかな風景を堪能できます。どれも昭和初期に製造されたもので、木の座席や白熱灯など内装も懐かしい雰囲気が漂うのが魅力です。

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4位 【富山県】黒部ケーブルカー

全線地下式のケーブルカー

第4位は、立山黒部貫光の「黒部ケーブルカー」です。自然保護と豪雪による被害防止のためにトンネル内を走行する、日本では数少ない全線地下式ケーブルカー。トンネルの中間地点で2台のケーブルカーがすれ違うつるべ式によって、標高差およそ400m・最大勾配31度ほどの急斜面を運行しています。黒部平(標高約1,828m)から黒部湖(同約1,455m)の総移動距離は0.8 kmほどで所要時間は約5分となっています。

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5位 【北海道】くしろ湿原ノロッコ号

ゆっくり走って、釧路湿原の雄大な自然を体感

第5位は、JR北海道の「くしろ湿原ノロッコ号」です。北海道の釧路駅から塘路(とうろ)駅をゆっくり走るのがノロッコ号です。釧路川を渡り市街地が途切れると、車では行くことが難しい釧路湿原の雄大で美しい風景を車窓から楽しめます。釧路湿原駅を過ぎるとカヌーで川下りを楽しむ人の姿や、運が良ければエゾシカ・キタキツネ・オジロワシなどの野生動物を車窓から眺めることができるかもしれません。

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6位 【大阪府・京都府・愛知県・三重県】観光特急しまかぜ

提供:近畿日本鉄道株式会社

提供:近畿日本鉄道株式会社

伊勢志摩の景色やグルメが楽しめる観光特急

第6位は、近鉄の「観光特急しまかぜ」です。大阪難波駅・京都駅・近鉄名古屋駅から三重県の賢島駅へ旅することができます。観光特急「しまかぜ」の車体カラーは、伊勢志摩の晴れやかな空をイメージしたブルーを基調としているのが特徴です。“最高級のくつろぎ”をコンセプトに、カフェ車両や和風個室などバリエーション豊かな客室を完備。乗ること自体が楽しみになる演出で、贅沢な時間を過ごすことができます。

7位 【埼玉県】西武 旅するレストラン「52席の至福」

著名シェフ監修のコース料理を味わうレスラン列車

第7位は、西武鉄道の「西武 旅するレストラン「52席の至福」」です。優雅なレストラン列車で、池袋駅・西武新宿駅から出発し、西武秩父駅が終点となります。著名なシェフや新進気鋭のシェフが監修したこだわりのコース料理が、ブランチ・ディナーともに52席限定で味わえることで知られています。車両は、代表的な観光地である秩父の四季と荒川の水流を建築家・隈研吾がデザイン。内装は、沿線の伝統工芸品や地産木材を一部に使用し、渓谷などの自然をモチーフにしています。

8位 【愛媛県】坊っちゃん列車

小説「坊ちゃん」に登場するSLを模した路面電車

第8位は、伊予鉄道の「坊っちゃん列車」です。伊予鉄道の道後温泉駅~松山市駅と道後温泉~JR松山駅前・古町電停の各路線で運行する路面電車。夏目漱石の小説『坊っちゃん』の中で、「マッチ箱のようだ」と表現された小型蒸気機関車をモデルとした復刻版のディーゼル機関車です。情緒漂う列車では、車掌や運転士が昔の制服姿で働いており、観光客からも人気を集めています。

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9位 【青森県・秋田県】リゾートしらかみ

世界自然遺産「白神山」や日本海の景色が広がるローカル線

第9位は、JR東日本の「リゾートしらかみ」です。五能線と呼ばれる青森県の川部駅~秋田県の東能代駅を結ぶローカル線。全区間の距離はおよそ147.2 kmで、車窓からは世界自然遺産の白神山地や日本海の四季折々の景色を楽しむことができます。自然との共生を目指した「橅(ブナ)」編成では、ハイブリッドシステムを採用。内装には、青森ヒバや秋田産の杉などの沿線の木材を使用することで安らぎを演出しています。

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10位 【奈良県】近鉄観光特急「青の交響曲」

“上質な大人旅”がコンセプトの観光特急

続いて第10位は、近鉄の「青の交響曲」です。大阪阿部野橋駅から吉野駅を結ぶ観光特急です。古代ロマンの地とされる飛鳥や修験道の聖地である吉野から奥地まで、車窓から歴史に触れることができます。外装は、落ち着いた濃紺色のボディカラーのゴールドのラインを施しクラシカルな印象に。“上質な大人旅”をコンセプトに、高級感あふれるラウンジ車両やバーカウンターも完備しています。

11位 【佐賀県・長崎県】西九州新幹線「かもめ」

画像提供:JR九州

クラシックとモダン、和洋折衷の西九州新幹線

第11位は、JR九州の「西九州新幹線「かもめ」」です。2022年9月23日に、武雄温泉駅から長崎駅で運行を開始。また武雄温泉駅で、在来線特急「リレーかもめ」(博多駅から武雄温泉駅を運行)と接続し、博多駅から長崎駅を最速1時間20分台で結びます。 “九州らしいオンリーワンの車両”をコンセプトに、JR九州のコーポレートカラーである赤をメインにシンボルマークやゴロを配置。クラシックとモダンを組み合わせた和洋折衷のインテリアデザインで、懐かしさと新しさを感じる空間を演出しています。

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12位 【熊本県】SL人吉

展望ラウンジ、ビュッフェを備えたSL観光列車

第12位は、JR九州の「SL人吉」です。観光列車として、九州の熊本駅〜鳥栖駅間を走る蒸気機関車で、値段もお手頃と人気。肥薩線全線開業100周年を記念し、2009年に運行を開始しました。汽笛の音を聞きつつ、大パノラマの車窓で球磨川渓谷の雄大な眺めを堪能できます。木の温もりが薫るクラシカルな車内は、天井を見上げてもレトロでおしゃれ。また、高級感のある展望ラウンジや車内販売対応のビュッフェも完備しています。なお2024年3月をもって引退することが発表されています。

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13位 【和歌山県】紀州鉄道

営業距離2.7km、平均時速20km、所用時間8分のミニ私鉄

続いて第13位は、「紀州鉄道」です。JR御坊駅~西御坊駅までの営業距離約2.7 kmを、平均時速20 km台でゆっくりのんびり進むミニ私鉄。所要時間は約8分と短いが、全国的にも少なくなってきたローカル鉄道ということで、地元の人達だけでなく鉄道ファンからも愛されていることで有名です。レトロでモダンな車両からは、家の軒先をかすめながら温暖の地といわれる御坊市の風景を眺望できます。

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14位 【山口県】SL「やまぐち」号

内装が異なる客車選びも楽しめる現役SL

第14位は、JR西日本の「SL「やまぐち」号」です。JR新山口駅~津和野駅間の約63kmの距離を、片道約2時間かけて運行する現役のSLです。車内調度品にもこだわった客車は、車両によっても内装が異なるので、車両選びも楽しみながら鉄道の旅を満喫できるのも魅力。SLならではの蒸気音や汽笛を聞きながら、沿線のおすすめスポット「田代トンネル」やのどかな田園風景などを車窓から望めます。

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15位 【宮城県・福島県】フルーティアふくしま

オリジナルスイーツとTEAが楽しめるカフェのような観光列車

第15位は、JR東日本の「フルーティアふくしま」です。カフェのようなボックスシートで、東北本線の郡山駅〜喜多方駅間と、磐越西線の郡山駅~仙台駅間の自然を眺めながら列車旅が楽しめます。フルーツ王国として知られる福島県のりんご・梨・ぶどう・桃などを使用したオリジナルスイーツやドリンクを堪能できることから、“走るカフェ”ともいわれています。月替わりで提供されるメニューは、地元の人気店がプロデュースしていることでも有名です。

16位 【青森県・岩手県】TOHOKU EMOTION

車窓から三陸の海を眺めながら、東北の美味を堪能

第16位は、JR東日本の「TOHOKU EMOTION」です。観光列車全体がレストラン空間になっています。デザイン・アート・景色などさまざまな魅力がありますが、なかでも特にこだわっているのが“食”です。目の前で調理するライブキッチンから届く、東北の食材を使用した人気シェフの絶品料理を味わえます。列車内は、随所に東北の伝統工芸モチーフのインテリアやデザインが配置されるなど、特別感を演出しています。

17位 【神奈川県・静岡県】THE ROYAL EXPRESS

出典:【公式】THE ROYAL EXPRESS

伊豆の美しさを感じる観光列車

第17位は、東急・JR東日本・伊豆急の「THE ROYAL EXPRESS」です。神奈川県の横浜駅~静岡県の伊豆急下田駅を結ぶ列車で、クルーズ旅が叶います。先端技術から誕生した素材や工法に、伝統的素材や職人の技を合わせた、オンリーワンの創造的な車両デザインが特徴です。横浜駅にある専用ラウンジ「THE ROYAL LOUNGE YOKOHAMA」から始まり、伊豆の経済・文化・人を結ぶ公共の移動空間として展開。日帰りで和食・洋食・フレンチなどが楽しめる食事付き乗車プランのほか、季節に応じた1泊2日クルーズプランや特別プランの選択も可能です。

18位 【九州】36ぷらす3

5つのルートを運行する観光列車

第18位は、JR九州の「36ぷらす3」です。観光列車で九州全県めぐりが堪能できる「36ぷらす3」の5つのルートでは、35のエピソードが用意されています。各コースに合わせた地域の美食が味わえるランチプランと、気軽に乗車できるグリーン席プランの2種類は、曜日ごとに異なるコースから選択可能です。観光列車内では、九州の食事・温泉・自然・歴史などをマルチカーでの体験メニューやビュッフェでの車内販売、車内イベントなどで楽しめます。

全国で人気の観光列車で旅を満喫しよう!

今回は、全国の観光列車の中からランキングでも上位に入るおすすめを厳選してご紹介しました。観光列車は、車窓の景色を楽しめたり、日帰りプランがあったり、魅力が多いため、関東や九州地方などの人気エリアで話題のツアーでも注目の的。車内では、地元食材を使った料理を味わえるプランや、お酒が飲めるなど、楽しみ方も自由です。ぜひ自分好みの観光列車の旅を見つけてみてくださいね。

旅色編集部 たじま

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 たじま

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