【九州・佐賀】御船山楽園周辺のおすすめ観光スポット10選
2024/05/07
2023/10/04
九州を代表する温泉地、佐賀県の嬉野(うれしの)温泉。ナトリウムを多く含むとろみのある湯は「日本三大美肌の湯」にも数えられ、古くから湯治場として栄えました。また嬉野市は嬉野茶の生産地、肥前吉田焼、志田焼といった焼き物の産地でもあります。今回は、気軽に立ち寄れる日帰り温泉や街角の足湯をはじめ、嬉野の魅力を体感できる12のスポットを厳選しました。嬉野観光でどこに行こうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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塩田川沿いに建つレトロなオレンジ屋根の「シーボルトの湯」。美肌の湯といわれる嬉野温泉に手軽に入れる公衆浴場として、地元の人々、観光客問わず人気の湯です。男女別の大浴場のほかに5つのある貸切風呂は、家族旅行やカップルでの旅行おすすめ。館内は段差の少ない多目的浴室、車椅子のまま入浴できる貸切風呂など充実したバリアフリー設計で、どなたでもゆっくりと温泉を満喫できます。2階には畳敷きの休憩室が備えられており、湯上がりにくつろぐことも可能。観光で疲れた体をじんわりと癒やしましょう。
嬉野温泉公衆浴場「シーボルトの湯」
2021年、嬉野温泉商店街本通りに誕生した「湯っつら広場」。「ゆっつら」とは「ゆっくり、ゆったり」を表す佐賀の方言です。テーブルのある広々とした足湯に、水深が浅く、ややぬるめの子ども足湯、手軽に温泉を堪能できる手湯、トイレも完備されているので、小さなお子さん連れの旅行でも立ち寄りやすいのが嬉しいポイント。手湯には、その昔、白鶴が湯に羽を浸して疲れを癒やしたという逸話にちなんだ白鶴像も。街歩きの合間に、ぜひ立ち寄ってみてください。
湯っつら広場
椎葉山のふもとにある嬉野温泉の宿「椎葉山荘」の立ち寄り湯、「しいばの湯」。大露天風呂は西九州一の広さで、開放感たっぷりです。温泉街からは少し離れた穴場感も魅力で、椎葉川のせせらぎを聞きながら浸かる美肌の湯は格別。喧騒を忘れて、ついつい長湯をしてしまいそうですね。フェイスタオルとバスタオルは入浴料金に含まれているので、手ぶらで利用できますよ。
椎葉山荘 しいばの湯
「美肌の湯」で知られる嬉野温泉で、「美肌の神様」豊玉姫(とよたまひめ)を祀る、豊玉姫神社。境内で目を引くのは、豊玉姫の使いといわれる白なまずが祀られた「なまず社」です。古くから「肌の病」に悩む湯治客がなまずの絵を奉納して快癒を祈願し、今も美肌を願う人々が絵馬を奉納し参拝しています。二礼・二拍・一礼をした後に、ツヤツヤの白なまず様に「願い水」をかけて、美肌を祈願しましょう。
豊玉姫神社
嬉野川沿いに建つ老舗旅館「吉田屋」が営む「kihaco(きはこ)」。フレンチレストラン・カフェと雑貨のセレクトショップを兼ねた店内は、開放的で木のぬくもりがあふれる、居心地のよい空間です。レストランのランチタイムは、お手軽なランチプレートやフレンチコースなどから選べ、いずれも地元の旬の食材が味わえます。お腹を満たした後は、嬉野茶や肥前吉田焼の器をはじめ、日々の暮らしを彩るアイテムが並ぶショップでお買い物を楽しんで。お洒落な女子旅がしたい! そんな方にもおすすめのスポットです。
Restaurant Cafe&Shop kihaco
江戸時代初期の長崎街道を再現した忍者・歴史体験型テーマパーク。大迫力の忍者ショーをはじめ、手裏剣道場、射的道場など、忍者になりきって楽しめるアトラクションが満載で、家族で訪れるのにおすすめです。週末には、事前の予約で忍者衣装に着替えて忍者修行ができる「キッズ忍者アカデミー」も開催。人気イベントなので、早めに予約しましょう。家族みんなで忍者服を着て村内を歩けば、大盛りあがり間違いなし。写真映えもバッチリです。
元祖忍者村「肥前夢街道」
大吟醸「虎之児(とらのこ)」で知られる、創業明治元年、嬉野温泉唯一の酒蔵。嬉野川沿いに佇む風情ある酒蔵が目印です。敷地内には温泉が湧いており、酒蔵内にはここで働く蔵人のための温泉があるなど、肥よくな温泉地ならではの酒造りが行われています。繁忙期でなければ工場見学も可能。蔵開きや酒蔵まつりの際は母屋の座敷も開放され、室内から目の前を流れる嬉野川を眺めるぜいたくな体験も。各種イベントの時期にあわせて訪れてみるのもいいですね。
井手酒造
工場見学や絵付け体験、窯元直売所でのショッピングが楽しめる、明治元年創業の肥前吉田焼の窯元。工場内で染付や銅板転写といった職人の技を間近に見た後は、貼り絵付け体験でお皿やカップに好きな絵柄の転写和紙を貼りつけて、世界に一つだけの食器づくりに挑戦するのはいかがでしょうか? お子さんでもできる作業なので、家族旅行の思い出づくりにもぴったり。日常使いできる茶碗や急須などのアウトレット品が数多く並ぶ直売コーナーでは、掘り出し物に出合えるかもしれません。
新日本製陶(株)
木製のペンや指輪などの手作り体験ができる工房、「TWEWOFURU(テヲフル)」。素材となる天然木の木目(もくめ)の出方はそれぞれ異なることから、できあがるのは、文字通り「世界に一つ」の個性豊かなアイテムです。リング製作は、形を整え研磨を重ね、ペン製作では素材を選び、加工や回転旋盤を使った切削、研磨を行います。いずれもスタッフの指導があるので初心者でも安心。旅の思い出作りに、大切な人へのプレゼントに、いかがでしょうか?
TEWOFURU
嬉野茶発祥の地、不動山入口の平野に位置する「うれしのお茶ちゃ村」。緑のじゅうたんを思わせる茶畑に囲まれた大自然のなか、茶の香りが漂う仕上製造工場を見学し、出来たて・炒りたての緑茶や紅茶を工場価格で購入することができます。売店には、ほかにもお茶石鹸、うれしの茶クレンジングフォームなどの美容品、有田焼の茶器など、お土産にぴったりな品が並びます。また、工場で挽いた抹茶を使った抹茶ソフトクリームは人気の一品。おやつどきにぜひ訪れたいスポットですね。
うれしのお茶ちゃ村
半ばより盛んに生産されていた「志田焼」をテーマにした博物館。1914(大正3)年から1984(昭和59)年まで稼働していた工場をそのまま引き継いでおり、経済産業省の「近代化産業遺産群」や「佐賀県遺産」などに認定されています。当時の雰囲気を肌で感じることができる建物では、志田焼の作品展示や製造過程の見学ができるほか、陶芸体験も可能。手びねりやろくろ、透かし彫り、絵付けなど豊富なメニューがあり、一年を通して多くの人でにぎわっています。
志田焼の里博物館
嬉野市の隣、武雄市にある「メルヘン村」は、四季折々の花とリスをテーマにした森の遊園地。ミニジェットコースターや観覧車などがあるミニ遊園地エリアや、リスやウサギなど小さな動物たちと触れ合える動物エリアをはじめ、雨の日でも安心して遊べるテントドームや室内ボールプールなど豊富な施設が揃う、子連れ旅行におすすめのスポットです。日本一大きなリスのオブジェに認定された「メルヘン村」のシンボル、巨大リスすべり台「ドン・グリス」は必見。大人も子どもも、ぜひ滑ってみてくださいね。
森とリスの遊園地 メルヘン村
立ち寄り湯がたくさんある嬉野温泉。日帰り旅でも気軽に温泉に入れますし、宿泊すれば温泉の入り比べも楽しいですよ。何より温泉だけにとどまらない、魅力たっぷりの嬉野エリア。日常の喧騒から離れて、グルメや散策、ものづくり体験など、心身ともにリフレッシュする旅を楽しんでみませんか?
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 いたがき
ライター:Okumura Shiho
嬉野温泉公衆浴場「シーボルトの湯」
JR佐世保線武雄温泉駅からJR九州バス嬉野温泉行きで30分、嬉野温泉バスセンター下車、徒歩7分
湯っつら広場
[バス] 嬉野バスセンターより徒歩約8分
椎葉山荘 しいばの湯
JR西九州新幹線嬉野温泉駅からタクシーで10分
豊玉姫神社
[バス]嬉野温泉バスセンターより下車徒歩約2分
Restaurant Cafe&Shop kihaco
[車]嬉野ICより約8分 [バス] 嬉野温泉バスセンターより徒歩約7分
元祖忍者村「肥前夢街道」
[車]嬉野ICより約8分 [バス]嬉野バスセンターより徒歩約15分
井手酒造
[車] 嬉野ICより約5分
新日本製陶(株)
[車] 嬉野温泉駅より約5分、井手川内交差点より約3分
TEWOFURU
[車] 嬉野温泉駅より約10分、嬉野ICより約20分
うれしのお茶ちゃ村
[バス]平野道バス停より徒歩すぐ [車]嬉野ICより約6分、嬉野温泉駅より約7分
志田焼の里博物館
[車]長崎自動車道武雄北方I Cより約13分 [電車]JR各線武雄温泉駅・長崎本線肥前鹿島駅より車で約13分 [バス]祐徳バス祐徳線「西山」停留所より徒歩約2分
森とリスの遊園地 メルヘン村
JR佐世保線武雄温泉駅からJR九州バス嬉野温泉行きまたは彼杵行きで17分、日出城下車、徒歩20分