【東北観光】酒蔵・ワイナリー巡りでおすすめのスポット10選 見学できる施設も紹介
2024/11/08
2024/01/29
東北地方の山地にあり、日本海にも面している秋田県。田沢湖や秋田駒ヶ岳をはじめ、男鹿のゴジラ岩や角館のシダレザクラなど、自然豊かな観光スポットが詰まった魅力あふれる地域です。温泉地が多いのも特徴で、ハイキングやサイクリングなどを堪能したら、名湯で日頃の疲れとともに心身を癒やすことができます。今回は、秋田県の自然が満喫できるおすすめスポット19カ所をご紹介します。この記事を参考に、ぜひ豊かな自然でリフレッシュしてください。
この記事の目次
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【秋田】快適な旅行をサポート!送迎サービスが利用できるおすすめホテル・旅館7選
秋田の寒い冬を乗り切るには温泉に浸かるのが一番ですね。雪が積もる中、自家用車での旅行はなかなか辛い物があります。今回は公共交通機関を利用して最寄り駅やバス停まで行けば送迎してくれる、快適な送迎サービスが受けられるホテルや宿をご紹介します。送迎に関しては事前予約が必須の場合が多いので、事前にHPなどで調べるのがマストです。
記事を読む▸【秋田・雪見風呂】冬に見たい!美しい雪景色が楽しめるおすすめ温泉宿8選
外に広がる雪景色を見ながら温泉に入る雪見風呂は、秋田など雪が多い地域ならではの冬の楽しみといえるでしょう。では雪見風呂にはどのようなおすすめポイントがあるのでしょうか。そこで秋田で雪見風呂が人気の温泉宿について紹介します。合わせてそれらの宿で露天風呂での雪見風呂が楽しめるかも紹介しましょう。
記事を読む▸県中東部に位置する「田沢湖」は日本一深い湖であり、太陽の光によって湖面がセルリアンブルーに輝きます。ドライブやサイクリングをしながら湖畔の風景を楽しんだり、遊覧船に乗って湖上から景色を眺めたり、自然をたっぷり満喫できるアクティビティが充実。湖周辺にはキャンプ場やレストランもあり、家族や友人と一緒に楽しい時間を過ごせます。2022年には「日本百名月」に認定され、夜には神秘的な雰囲気をまといます。夜の湖面を照らす月明かりを、ぜひ眺めてみては?
田沢湖
“高山植物の宝庫”と呼ばれる「秋田駒ヶ岳」は、まさに花の山。山頂には数百種もの花が咲き乱れ、登山者の心をワクワクさせてくれます。雄大な鳥海山(ちょうかいさん)や岩手山の山並みはもちろん瑠璃色に輝く田沢湖も眺められ、その光景はまるで絵画のよう。JR秋田新幹線・田沢湖駅からのアクセスも便利で、電車とバスで移動しながら、車なしで秋田駒ヶ岳の美しい風景を楽しめますよ。
駒ヶ岳(秋田県)
仙北市の宝のひとつである「角館のシダレザクラ」は、300年を超える風雪に耐えてきた貴重な遺産です。その歴史は古く、1656年に角館を治めることになった佐竹義隣(さたけよしちか)が京都から持ち込んだとされ、今でも約150本が現存しています。花色は白系と淡紅系で、見頃になるとその絶妙な花色が混じり合った美しい景観を演出します。武家屋敷通りの黒板塀に降りそそぐように咲き誇る様は圧巻で、角館の街並みに溶け込むように咲くシダレザクラを見に、毎年多くの観光客でにぎわいます。例年4月下旬~5月上旬が見頃ですが、最新情報をご確認の上おでかけください。
国道341号線沿いに位置する仙北市の「秋扇湖(しゅうせんこ)」は、訪れる人々に素晴らしい景色を見せてくれます。特に紅葉のシーズンは、コバルトブルーの水面に映える色鮮やかな紅葉が見られます。また、湖の北部に架かる新玉川大橋からの眺めもおすすめ。水の多い時期には木々が水没し、水が少ない時期には湿原のような風景が。季節によって様変わりする景色を見られるため、何度も訪れたい場所です。ぜひ、思い出に残る素敵な時間を過ごしてくださいね。
八幡平山頂遊歩道にある「鏡沼」は、幻の絶景が見られることで有名。春の雪解けの様子がまるで龍の目に見えることから「八幡平ドラゴンアイ」といわれています。 5月の中旬から6月の中旬の限られた時期にしか見られない神秘的な景色で、その美しさは、なんと「Cool Japan Award 2019」のNational Park部門で受賞したほど。仙北市と八幡平市観光協会の努力が評価され、八幡平がますます注目される存在となっています。周辺にある「八幡沼」「ガマ沼」と併せて沼巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか?
湯沢市の「小安峡大噴湯(おやすきょうだいふんとう)」は、栗駒山麓の皆瀬川(みなせがわ)上流に広がる美しい景勝地。深いV字谷と湯けむりに包まれた風景は、まるで絵に描いたような美しさです。見どころは、なんといっても吹き出る蒸気や熱湯を間近で感じられる大噴湯です。轟音とともに湯けむりが立ち上がり、迫力満点の光景が広がります。この様子は、江戸時代に各地を旅した“民俗学の先駆者”といわれる菅江真澄(すがえますみ)も驚いたほどの迫力。遊歩道は上流側と下流側に分かれており、景色を堪能しながら30分から40分程度の散策を楽しめます。
小安峡 大噴湯
湯沢市にある「川原毛大湯滝」は上流で沢水と温泉が混ざり合い、約20mの高さからダイナミックに流れ落ちる「滝の湯」です。滝つぼは天然の湯船になっており、大自然の中で至福のひとときを味わえる人気のスポット。7月から9月までが適温時期とされ、簡易脱衣所(夏季のみ)があるので水着に着替えて入りましょう。川原毛大湯滝駐車場から大湯滝へは徒歩15分。川原毛地獄へは徒歩で20分程かかります。
湯沢市に位置する「川原毛地獄」は、日本三大霊地のひとつとされています。いたるところから火山性ガスが噴出し、草木の生えない山肌が露出した光景は、見る者をぞっとさせる地獄のような景色で、その迫力は一度見てみる価値があります。川原毛地獄へのアクセスは、湯沢横手道路須川ICから約30分。冬は積雪により道路が閉鎖されるため、通常11月から5月上旬まで訪れることができないのでご注意ください。
男鹿市(おがし)の最北端に位置する「入道崎」は県屈指の絶景スポットとして知られています。広大な芝生の上で海のパノラマを楽しめ、名物の石焼料理が味わえる飲食店や土産物店が豊富なのも魅力です。バイクツーリングにも最適で、風を感じながら美しい景色を楽しめること間違いなし! 先端には、黒白の横じま模様が印象的な「入道埼灯台」が立っており、数少ない“登れる”灯台としても有名。木々に囲まれた道を進むと灯台が現れ、そこから見渡す絶景の日本海は圧巻ですよ。
入道崎
男鹿市にある「寒風山(かんぷうざん)回転展望台」では、座ったまま360度のパノラマビューを楽しめます。八郎潟から鳥海山までの絶景が広がっており、気分はまるで鳥になったよう。13分で一回転する、日本でも珍しい回転式の仕組みとなっています。館内にはレストランもあるので、男鹿の山々と日本海の絶景の変わりゆく様子を眺めながら、秋田の郷土料理やご当地グルメが味わえます。JR男鹿線脇本駅から車で15分ほどですので、ぜひこの眺望を体験しに訪れてみてください。
寒風山回転展望台
夕焼けで染まった海面と空に映える「ゴジラ岩」は、男鹿を代表する海辺の絶景スポット。多くの写真家や観光客が訪れ、そのダイナミックな景色に魅了されています。特に夕日に照らされた時間帯が人気で、特徴ある岩のシルエットが潮瀬崎(しおせざき)に黒く浮かび、まさにゴジラが火を吹いているかのような迫力が感じられます。また、海面が黄金色に輝く黄昏(たそがれ)時もおすすめ。その時の天気や時間帯によって表情が変わるので、お気に入りの光景を見つけてみてくださいね。
男鹿市に位置する「鵜ノ崎(うのさき)海岸」には、「秋田のウユニ塩湖」と呼ばれる美しい海岸線が広がっています。風のない日は鏡のような水面に空が映し出され、その光景はSNS上でも話題になるほど。干潮時には、曲がりくねった地層から成る海底の岩肌が露出する「鬼の洗濯板」と呼ばれる光景が見られ、「日本の渚100選」にも選ばれている魅力的なスポットです。約1,000万年前の海底にあった地層が隆起してできたということもあり、遠浅で貝や石・化石などもたくさん見つかり、磯遊びにも最適ですよ。
コケに覆われた岩肌の緑と水しぶきの白によるコントラストが美しい「元滝伏流水(もとたきふくりゅうすい)」。 鳥海山の溶岩の末端崖からあふれ出す湧水から成る滝です。滝の大きさは落差約5m・幅約30mで、湧き出す水の水温は一年を通してほぼ10度。常に清涼感が漂い、夏に最適な観光スポットとして知られています。温度差によって生じた霧が周囲を包み込む様子は、えも言われぬ幻想的な光景。コケ岩と水しぶきが織り成す絶景に、心癒やされてみては?
元滝伏流水
にかほ市の「仁賀保高原」は、鳥海山の北麓に広がる標高約500mの丘陵地帯。絶景とアクティビティ満載の心地よいスポット として知られています。展望施設・ひばり荘の360度パノラマ展望台からは、鳥海山と出羽山脈や北麗の高原地帯の美しい風景を楽しめます。時間に余裕のある方は、レンタサイクルを利用して雄大な自然を体感したり、牧草地や湖沼・季節の草花に囲まれたキャンプ場で、自然に触れながらのんびり過ごしたりするのもおすすめです。
仁賀保高原
にかほ市の「中島台・獅子ヶ鼻(ししがはな)湿原」には日本最大級の異形ブナや世界的に珍しいコケ類が群生し、神秘的な空間を作り出しています。散策コースは一周およそ3時間。特に注目すべきは、「あがりこ大王」と呼ばれる樹齢300年以上の幹回り7.62mの異形ブナ。根元から枝分かれしたその圧倒的な存在感で、訪れる人たちを魅了しています。ほかにも、ここでしか見ることのできない「鳥海まりも」や、別名クマの水飲み場と呼ばれる湧水池「出つぼ」など、見どころが満載。鳥海山に染み込んだ水が湧き出す「元滝伏流水」は車約20分で行くことができるので、セットで訪れるとよいでしょう。
中島台・獅子ヶ鼻湿原
鳥海山の修験の拠点であった「金峰神社(きんぷじんじゃ)」の境内を進むと現れる「奈曽の白瀑谷(なそのしらたきだに)」。約10万年以上前の鳥海山の溶岩が、滝の岩盤を形成していると考えられています。落差26m・幅11mの迫力ある名瀑で、水際から見上げると迫力満点。また、少し離れた展望台や吊り橋など、異なるアングルから見るのもおすすめです。吊り橋は21mもの高さですが、長い石段を昇り降りする必要がないため、体力に自信がない方も安心ですよ。
奈曽の白瀑谷
鳥海山の雪解け水が奏でる壮大な絶景として知られるのが、由利本荘市の「法体の滝(ほったいのたき)」です。落差約57m・長さ100mと全国でも珍しい大滝であり、鳥海山の雪解け水が豪快に流れ落ち、自然の力強さを感じさせます。滝田洋二郎監督の映画「釣りキチ三平」のロケ地としても知られており、春から秋まで多くの観光客でにぎわいます。滝つぼ周辺は広い園地が広がり、滝の上流にはトレッキングコースがある「玉田渓谷」も。ブナ林や、川底が削られてできた穴「甌穴」など、変化に富んだ渓流美が楽しめるので、ぜひ足を延ばしてみてくださいね。
法体の滝
秋田市にある「伏伸の滝(ふのしのたき)」は、透き通った水とゆるやかな三段の流れが美しい絶景スポット。水の流れを間近に見ながら散策ができ、芽吹きの春から秋の紅葉まで季節ごとの風景を楽しめます。下流にある殿渕園地(とのぶちえんち)から歩いて数分で行けるため、車で行く場合はこちらの駐車場を利用するとよいでしょう。滝周辺には遊具やバーベキューハウスなどの施設もあり、家族や友人とピクニックやバーベキューを楽しんだり、星空観賞をしたりするのもおすすめです。
美郷町(みさとちょう)にある「美郷町ラベンダー園」は、約2ヘクタールもの広大な畑に約2万株のラベンダーが咲き誇るスポットです。例年6月中旬から7月上旬まで「ラベンダーまつり」が開催され、その香りや美しい景色を存分に楽しむことができます。さまざまな品種のラベンダーが植えられていますが、特に、美郷町オリジナル品種のホワイトラベンダー「美郷雪華(みさとせっか)」が特徴的。白と紫のコントラストが織り成すラベンダー畑を堪能できます。ラベンダーまつりの時期には、摘み取り体験を始め、ラベンダーグッズの販売も。サシェやオイルなど、香りのアイテムをお土産にしてみてはいかがでしょうか?
美郷町ラベンダー園
秋田県には、豊かな自然を楽しめる観光スポットがたくさんあります。特にアウトドアや自然が好きな方には、絶対に訪れてほしい場所です。また温泉地が多くあるため、行く先々で心身を癒やせるのも魅力です。高原や渓谷・湖沼・滝、お花畑など、今回ご紹介した自然あふれる19スポットを参考に、秋田県へ訪れてみてはいかがですか?
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記事企画・監修:旅色編集部 おおもり
ライター:はくしょう