【東海・静岡】熱海の一人旅におすすめの観光スポット16選

2024/10/01

【東海・静岡】熱海の一人旅におすすめの観光スポット16選

静岡県の最東部に位置する熱海市は、三方を山々に囲まれたエリアです。東部は相模灘に面しており、初島などの島々も近いことから海、山、島が揃うリゾート都市として発展してきました。年間を通して春のような温暖な気候で、夏は涼しく冬は暖かいのが魅力のひとつです。市内には東海道新幹線が停まる熱海駅があり、各地からのアクセスも良好。また、熱海といえば江戸時代に徳川家康が訪れた歴史を持つ、日本屈指の温泉地としても知られています。本記事では、そんな熱海市での一人旅におすすめの観光スポットを16カ所ご紹介。絶景を堪能できる施設やゆっくり巡れる美術館、歴史が息づく神社など一人時間を満喫できるスポットが豊富です。本記事を参考に、熱海で充実した一人旅を過ごしてくださいね。

熱海城

360度の絶景と江戸体験を堪能しよう

「熱海城」は熱海の名勝地、錦ヶ浦(にしきがうら)の山頂にそびえ立つお城です。桃山時代の様式にのっとり昭和34年に築城された天守閣は、外層5層、内部9階の高層建築。360度のパノラマが楽しめる天守閣展望台は、熱海市街や湯河原、真鶴半島(まなづるはんとう)などを見渡せる熱海有数の眺望スポットです。江戸のなぞ絵・遊び絵展や江戸の衣装に着替えて記念撮影ができる江戸体験コーナーなどの城内アトラクションも多く、江戸時代の文化に浸れます。

MOA美術館

心揺さぶる美術品と絶景に出合える美術館

「MOA(エムオーエー)美術館」は、東洋美術の絵画や工芸を中心に、国宝3点、重要文化財67点、重要美術品47点を含む約3,500点の収蔵数を誇る美術館です。相模湾や伊豆半島などの雄大な景観を一望できる丘陵地に建っているため、景観美も堪能できます。総檜造りの能楽堂やまるで万華鏡のような円形ホール、海を望むおしゃれなカフェなどの館内施設も見どころです。

來宮神社

歴史が息づく大楠のパワーを感じよう

「來宮(きのみや)神社」は、来福、縁起の神様として古くから信仰されている神社です。縁結びや禁酒祈祷のご利益を求めて、全国から多くの人が訪れています。飲酒による災難から守る酒難除守(しゅなんよけまもり)や良い縁を招く縁結び守などのお守りも多く揃うため、参拝と合わせて授かりましょう。また、樹齢2100年以上の歴史を持つ大楠(おおくす)が有名で、幹を1周まわると寿命が1年延びると伝えられています。

起雲閣

文豪が愛した名邸で優雅なひと時を

熱海の3大別荘と称された「起雲閣(きうんかく)」は、太宰治や三島由紀夫などの著名人に愛された名邸です。日本家屋が美しい和館やアールデコのデザインを基調にしたサンルームのステンドグラス、ローマ風浴室など、見どころが満載。喫茶室ではコーヒーやお菓子などが提供されています。多くのドラマの舞台にもなった、気品あふれる建物をゆっくり巡りましょう。

アタミロープウェイ

テラスから熱海随一の絶景を楽しもう

山麓駅から山頂駅までを約3分半で結ぶ「アタミロープウェイ」。ロープウェイ乗車中は、眼下に広がる熱海の街並みとダイナミックに広がる空や海の景色を堪能できます。ロープウェイを降りると、熱海市街や房総半島、三浦・三崎の海などが望める山頂展望台に到着。絶景を楽しんだあとは大人のテーマパーク「熱海秘宝館」まで足を延ばしてみては? ロープウェイチケットのほか、熱海秘宝館とロープウェイ往復のセット券もあります。

熱海サンビーチ

南国リゾート気分を味わえるビーチ

「熱海サンビーチ」は青い海と白い砂浜が美しいビーチです。南国ムード漂うヤシの並木通りや高層ホテルが立ち並ぶ景色は、まるで海外の高級リゾート地にいるかのような気分にさせてくれます。海の景色を眺めたり、周辺を散歩したりと散策スポットとしても人気です。夜には世界的な照明デザイナー・石井幹子氏が手がけた、日本ではめずらしいビーチライトアップも行われ、幻想的な雰囲気に様変わりします。

家康の湯

疲れた足をリフレッシュできる天然足湯

「家康の湯」は熱海駅前にある、天然温泉を使用した足湯です。泉質はナトリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩で、神経痛や筋肉痛などに効果があるといわれています。オリジナルタオルが購入できる自動販売機が設置されているため、手ぶらでふらっと立ち寄れるのも魅力。足湯部分のお湯は16時以降にすべて抜かれ、毎朝清掃をして新しいお湯を張り直すので、清潔な上に常に源泉掛け流しの湯を楽しめます。

LAND ART PARK「ACAO FOREST」

花と香りに包まれた癒やしの楽園

LAND ART PARK「ACAO FOREST」(ランドアートパーク アカオフォレスト)は、日本庭園やバラ庭園など13の個性的なテーマガーデンから構成される施設です。相模灘を見下ろす約20万坪の広大な敷地内では、四季折々の花々やハーブなどが観察できます。まるで絵画のようなバラの庭は一見の価値あり。ほかにもハーブを使った手作り体験が楽しめる工房や、家族・夫婦・友情を象徴する曽我浅間神社(そがせんげんじんじゃ)などの見どころもあります。

熱海ゴルフ倶楽部

歴史と大自然が融合した名門コース

「熱海ゴルフ倶楽部」は、戦時下の昭和14年に作られた歴史あるゴルフ場です。海原を眼下に見下ろす開放感に満ちたコースは、ツルハシとモッコを使って手作業で造られたもの。名コース設計家の意匠とこの地ならではの大自然が生み出した、芸術品のようなゴルフ場です。戦中戦後の激動を乗り越え“熱海の宝石”と称された名門コースを、一人で贅沢に楽しめます。クラブやシューズのレンタルも可能ですが、数に限りがあるため予約時に問い合わせてみましょう。

姫の沢公園

6万株のツツジが広がる自然のオアシス

「姫の沢(ひめのさわ)公園」は、「日本の都市公園100選」に選ばれている自然公園です。広大な敷地内では、およそ800種の四季折々の植物が見られます。約6万株のツツジが丘をピンク色に染め上げるツツジ園やスイセン園、アジサイ園など、まるで植物園かのような色とりどりの花々が、一年を通じて楽しめます。この公園のもうひとつの楽しみは、自然を満喫しながらのハイキング。植物を観察したり、野鳥の鳴き声に耳を傾けたりしながらのハイキングで、身も心もリフレッシュしてみては?

伊豆山神社

源頼朝も祈った強運の神社で運気アップ

「伊豆山(いずさん)神社」は強運守護、福徳和合、縁結びにご利益があるとされる神社です。源頼朝が源氏の再興を祈願したとされ、戦国時代には後北条氏、江戸時代には徳川将軍家から崇められていました。敷地内には、源頼朝と北条政子が腰掛けて愛を語り合ったと伝わる「腰掛石」があります。源頼朝や北条政子のイラスト入りのむすび守りや、赤と白の龍が描かれた強運守など、種類豊富なお守りも魅力。参拝したあとは、海抜約170mの本殿から広がる相模灘の絶景を堪能しましょう。

熱海山口美術館

五感で楽しむ体験型美術館

「熱海山口美術館」は、山口文化財団が所蔵する約2,000点の美術作品を厳選して展示している美術館です。館内は西洋美術や日本画、陶芸、現代美術などそれぞれのテーマに分けられた13の部屋で構成。体験と学びを大切にする美術館でもあり、入館料には小皿の絵付け体験とドリンク1杯の料金が含まれているのが特徴です。自分好みの絵や文字を書いた小皿は、お土産として持ち帰り可能。また、人間国宝の作家が作った茶器で抹茶を味わう貴重な体験も無料で楽しめます。ドリンクは抹茶のほか、コーヒーや紅茶、ジュースなどもあり大人からお子さんまで楽しめます。

澤田政廣記念美術館

力強く生命力あふれる芸術作品に出合おう

「澤田政廣(さわだせいこう)記念美術館」は、熱海出身の芸術家である澤田政廣の代表作品を集めた美術館です。熱海の海辺で育った澤田氏は19歳で彫刻家を志し、93歳で没するまで多くの木彫作品や絵画、陶芸作品などを創作。こちらの美術館には、彫刻約200点、絵画約1,200点を含む約6,500点の作品が収蔵されています。力強く生命力あふれるブロンズ作品や木彫作品は必見。入り口天井のステンドグラスは、床の映り込みも相まって、頭上と足元の両方楽しめると評判です。

熱海梅園

四季折々の美景を堪能できる公園

「熱海梅園」は、日本でも有数の早咲きの梅が楽しめる公園です。園内には樹齢100年を超える梅の古木を含め、60品種469本の梅があります。例年11月中旬から12月上旬に第1号の梅の花が咲き始め、早咲き・中咲き・遅咲きと順番に開花していくため、長期間梅を楽しめるのが魅力です。また温暖な気候のため、日本でもめずらしく遅い紅葉が楽しめるので、梅まつりやもみじまつりなど、季節のイベントに合わせて訪れるのもおすすめです。園内には、梅見の滝や梅園五橋、中山晋平記念館などたくさんの見どころがあるので、ぜひ訪れてみては?

錦ヶ浦

断崖と奇岩が織りなす絶景を体感しよう

「錦ヶ浦(にしきがうら)」は多賀火山の名残が残る、熱海きっての景勝地です。魚見崎(うおみさき)の南から約1kmにかけて断崖が続く様は圧巻。荒波によって創られた兜岩や基盤岩、烏帽子岩、弁天岩などの奇岩が並びます。施設の一部が錦ヶ浦の上に立つ「ホテルニューアカオ」の宿泊者は、ホテルの屋上庭園から錦ヶ浦と相模湾に浮かぶ初島、大島を眺められます。宿泊しない場合でも、周辺の遊歩道や展望台、熱海遊覧船から存分に眺めることができますよ。

中山晋平記念館

懐かしの音楽とともに心が安らぐ記念館

「中山晋平(なかやましんぺい)記念館」は大正から昭和にかけての作曲家・中山晋平の別荘を移築し、一般公開している施設です。中山氏は「てるてる坊主」「肩たたき」「シャボン玉」など童謡や流行歌などおよそ1,805曲を作曲し、大衆音楽の普及に大きな足跡を残した人物。記念館では、作曲に使用したピアノや直筆の譜面、当時のレコードや蓄音機などの貴重な品々が展示されています。木造建築と日本庭園の静かな佇まいも見どころです。

まとめ

本記事では、熱海市内での一人旅におすすめの観光スポットをご紹介しました。一人旅は自分のペースで旅を楽しめる自由さや、気分や状況に合わせて予定を変えられる柔軟さが魅力。熱海にはふらっと立ち寄れる観光地も多く、一人でも充分楽しめます。温泉や自然、美術作品など旅を通じて視野を広げたり、成長できたりするスポットも豊富です。さまざまな魅力あふれる熱海で、忘れられない思い出を作りましょう。

旅色編集部 おおもり

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記事企画・監修:旅色編集部 おおもり

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