【街歩き観光】京都で着物・浴衣を借りるならここ!おすすめの着物レンタル店7選
2024/12/13
2023/11/20
人間だれしも、断ち切りたい「悪縁」があるものです。人間関係はもとより、病気や悪癖など、すっぱりと断ち切り、よりよい未来に進んでいきたいと思うことはだれでもあるでしょう。そんな時におすすめなのが、縁切りの効果絶大とされる神社やお寺への参拝です。京都や東京など全国にある縁切り効果絶大な神社やお寺、そしてその効果をよりアップさせる待ち受けや参拝の際に注意したいポイントを紹介します。
この記事の目次
目次を開く ▼
人間にはいろいろな願い事がありますが、中でも悪縁を切り、良縁を結びたいという願いは特に叶えたいものの一つではないでしょうか。そこで全国でも特に縁切りの効果絶大と評判になっている神社仏閣を紹介します。なお、こちらの情報は2023年11月時点のものです。実際に行く前に公式HPなどで最新の情報を確認することをおすすめします。
ところで、一口に「縁切り」と言っても、その指し示す内容は多様です。男女などの人間関係がうまくいかないことだけでなく、ギャンブルがやめられないのも「悪縁」でしょうし、病気ももちろん「悪縁」です。縁切りというのはこれらの さまざまな「悪縁」を切る ことを指します。
そこでまず、縁切りにご利益があるとされる神社や仏閣などで切ることができる「悪縁」をいくつか紹介していきましょう。気になる「悪縁」があるか、まずはチェックしてみてください。
「縁切り」と言ってまずイメージされるのが「人間関係」です。交際している相手に問題があるといった男女関係はもちろんですが、職場や学校など、性別を問わず人間関係で悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。
縁切りの効果絶大とされる神社や仏閣の多くは、 「悪縁を切り、良縁を結ぶ」 ということをご利益としています。人間関係の悪縁をまずしっかりと断ち切ることで、あらたな良縁を結ぶことができるとされているのです。
「四苦八苦」という言葉があります。この「四苦」というのは 「生老病死」 のことを指しており、人間が避けることができない苦しみであると言われます。病とは縁切りをしたいという方もまた、多いのではないでしょうか。
病との縁切りをご利益とする神社仏閣も日本各地にあり、病気平癒のご利益がある、また、病気平癒のご利益のある御祭神を祀っているなどという所が多いです。
「金の切れ目が縁の切れ目」と言われるように、お金に関するトラブルは人間関係も破壊してしまいます。特に 借金やギャンブルの趣味は文字通りの「悪縁」 であり、すっぱり断ち切りたいという方も多いのではないでしょうか。このような悪縁や悪癖を断ち切る効果絶大な神社仏閣も多く、多くの参拝客が訪れます。
このように、「縁切り」したいものというのは多様であり、誰もが何かしらの「悪縁」を持っているといってもいいかもしれません。しかし一方で、縁切りの効果絶大な神社仏閣はパワーが強い、行ってはいけないという口コミもあり、どのような参拝をしたらいいのか気になっている方も多いでしょう。
そこで次に、縁切りを願い神社や仏閣に参拝する際のマナーや作法について、注意したいポイントも含めて紹介します。神社に行く前にぜひ確認しておきましょう。
結論から言うと、縁切りを願い神社などに参拝する場合でも、基本的なマナーや作法に関してはそれほど大きな違いがあるわけではありません。ですから、ふだんよく神社などに参拝しているという方であれば、それほど気にすることなく行くことができるでしょう。
ただし、後で述べるように、 縁切りの効果絶大とされる神社仏閣は、パワーが強いところが多い と言われています。ですから基本的なマナー、作法に自信がないという方は、前もってきちんと確認し、守ることをおすすめします。
栃木県足利市にある「門田稲荷神社」は、下野国一宮である八幡宮の境内にあります。1056年、稲荷を祀っていた家の息子が源義家の陣営に参陣することになりました。息子の無事を祈願したところ、息子は大活躍しました。そこで義家が戦勝祈願のために八幡宮を建立した時、この稲荷社もその境内に一緒に建てられることになったと言います。
そして、大正時代ごろには、近くで働く女子工員たちが病との縁切りを祈願するなど、多くの人々の苦しみを取り除く神社として、篤く信仰されるようになり、現在に至っています。
悪縁というと男女関係がイメージされることが多いですが、病や人間関係、ギャンブルなどの悪癖など、その内容は多彩です。これら ありとあらゆる「悪縁」を断ち切るご利益がある というのが門田稲荷神社のすごいところです。
悪縁切りを願う絵馬や、悪縁が流れ落ちるという底に穴があいたひしゃくなどもあり、その場を 訪れただけでも強いパワーを感じる という方も少なくありません。
さまざまな悪縁に悩んでいるならば、ぜひ一度こちらを訪れて祈願してみてはいかがでしょうか。そして悪縁を断ち切ることができたなら、ぜひお礼参りに行き、神様に報告することをおすすめします。
門田稲荷神社
「大杉神社」は「常陸国風土記」に「安婆嶋」と出てくる地に鎮座しており、 「あんばさま」 と呼ばれている神社です。767年、勝道という僧がこの地を訪れ、巨杉に祈念したところ、その地で流行していた病魔が退散したと言われ、後に「大杉大明神」と呼ばれたことに始まります。
江戸時代、この近くを流れる利根川は水運のルートであり、巨杉はそのランドマークの役割を果たしました。そのことから特に海運や水運守護の神様としても篤い信仰を集めました。
鼻高天狗と烏天狗を眷属とし、 鼻高天狗を「ねがい天狗」、烏天狗を「かない天狗」 と呼び、 日本唯一の夢結び大明神 としても知られています。さまざまな願い事が叶う神社として、多くの方が参拝に訪れています。
さまざまなご利益があるとされる大杉神社ですが、中でも特に 悪縁切りと夢叶えのご利益は効果絶大 とされます。大杉神社の悪縁切りでは、土器を使い、心の中で呪言を三度唱え土器を叩き割るか、あるいは悪縁切堂で悪縁切りの人形(ひとがた)に切りたい悪縁の内容を墨書して、浄火で焼き切り、悪縁をさっぱり切り捨てます。
悪縁切りは大杉神社にある悪縁の齋庭、もしくは家の玄関先で行い、破片を齋庭にまくという方法で行います。このようにして悪縁を断ち切ることで、あらたな良縁を結ぶことができるのです。悪縁を断ち切った後、自分の目標、数年後の希望の姿を「夢叶え」で願いましょう。
大杉神社
江戸時代、女性は基本的に自分から離婚をすることができませんでした。しかし全国で2ヶ所だけ、女性が自分から離婚することができるお寺があったのです。そのうちの1つが「満徳寺」でした。
満徳寺は徳川家の祖とされる世良田義季による開基とされ、2代将軍の 徳川秀忠の娘、千姫が豊臣秀頼と別れた後にこちらのお寺に入り、それから再嫁した といわれます。このことから、離婚を望む女性は満徳寺に駆け込み、足掛け3年(25ヵ月)を過ごすと、離縁をすることができるとされたのです。
ただ、寺としては1872年に廃寺となっていて、現在は満徳寺資料館が置かれ、縁切寺の歴史を今に伝えています。
今述べたように、満徳寺というお寺そのものは廃寺となっているのですが、伝えられた史資料などを満徳寺資料館で見学することができます。また本堂や門、庭園などは自由に見学することができます。
この満徳寺資料館で特に注目したい縁切りスポットが 「縁切・縁結厠」 です。「厠」つまり和式トイレですが、用を足す場ではなく、専用のお札を流す場所なのです。その方法が面白いと評判になっています。
白と黒のトイレがあり、白は縁切り、黒は縁結びとなっています。まず縁切札に黒ペンで縁切りしたい人やことを書き、白トイレに流します。それから縁結札に赤ペンで縁結びをしたいことを書いて、黒トイレに流すのです。効果絶大だと評判になっていますので、ぜひ試してみてください。
満徳寺
石川県金沢市の観光スポット、香林坊にある「貴船明神」はさほど大きな神社ではないのですが、京都の貴船神社の末社に当たると言われています。 縁切りと縁結び、両方にご利益がある ということで、観光などで訪れた方がこちらを参拝し、良縁を願うということも多いです。
社務所などはなく、祠があるだけですが、そのご利益は効果絶大といわれているので、ぜひ金沢を訪れた際には行ってみましょう。 参拝方法に注意が必要 なので、間違えないようにしてください。
貴船明神には2つの祠があります。 大きい方が貴船社で縁結びの神様、小さい方が玉姫社で、縁切りの神様 です。そのため、 間違えないように参拝する ことがポイントになります。
縁切りを願う方は、神社を前にして向かって右側から橋を渡り、小さい方の社、つまり縁切りの神様の方に参拝をします。縁結びを願う方は逆に向かって左側から橋を渡って、大きな方の社に参拝するのです。両方を願う方は、先ほども述べたように、まずは縁切りを願い、それから縁結びを願うという順番で参拝するとよいでしょう。
貴船明神
鎌倉といえば、歴史の授業などで学んだことがある歴史的スポットが多い土地柄ですが、 その中にあって東慶寺は、 江戸時代の「かけこみ寺・縁切寺」 としてよく知られます。 寺としては鎌倉時代の1285年(弘安8)、執権・北条時宗の夫人である覚山志道尼により 開創された臨済宗円覚寺派の寺院です。
1616年には豊臣秀頼の娘が千姫の養女として入寺し (のちの天秀尼)、それ以降幕府直轄 の寺となり、女性から離婚できなかった封建時代に、東慶寺に駆け込めば離縁ができる女人救済の寺として、明治に至るまでの600年間、縁切りの寺法を引き継いできました。
現在は、境内、本堂を解放*し、参拝料は無料ですが、必ずお参りをして、お賽銭をご志納ください。 *法要、行事のある場合は建物外からのお参りのみ。 *境内全域写真撮影禁止。
明治維新までの東慶寺は厳しい男子禁制のお寺でしたが、現在では 男女を問わず拝観が可能 です。境内全域で矢野智徳氏指導のもと、「大地の再生」を行っており、 その境内はより自然と近く、四季折々のうつろいを色濃く感じられます。
仏様に手を合わせ、自然に身を置き静かな時間を持つことにより、自分自身が変化する事によって、 さまざまな悪縁とも縁を切る事ができるでしょう。
東慶寺
「陽運寺」は別名 「お岩稲荷」 と呼ばれる日蓮宗のお寺です。「お岩」というのは有名な「東海道四谷怪談」のお岩さんのことです。江戸時代にこの地にお岩さんの霊堂があったのですが、それが戦災に遭ったため、栃木県から薬師堂を移築再建して、現在のお寺が開山したと言われています。
寺の名には 「運気をもたらせ、太陽のように人々の心を温める場所」 という願いが込められています。さまざまな悪縁を断ち切ることができるということで、近年ではSNSの中傷からの縁切りを願う方も多く訪れています。
お岩さんの夫伊右衛門は不貞を働き、お岩さんと別れるために顔がただれる薬を飲ませます。夫の不貞を知ったお岩さんは亡くなり、幽霊となるというのが「東海道四谷怪談」の内容ですが、この お岩さんの強いパワーが悪縁切りに効果絶大 だと言われています。
また、お岩さんは夫を深く愛していたということから、 良縁の縁結びにも効果絶大 であり、悪縁を断ち切り、良縁を結ぶことができた方も多いとされています。
「悪縁」には 恋愛や人間関係にとどまらず、ギャンブルや借金、そして近年ではSNSでの誹謗中傷 などもあげられますが、お岩さんのパワーはこれらの「悪縁」にもご利益があると言われます。さまざまな悪縁が気になっている方はぜひお岩さんのパワーで断ち切ってはいかがでしょうか。
陽運寺
京都は神社やお寺が多く、縁切りの効果絶大とされているところも少なくありません。中でも「貴船神社」は、 観光スポットとしても人気が高く、縁切りでも有名な神社 の一つです。
創建年代は不明ですが、神武天皇の母玉依姫命が黄色い船でこの地にやってきて、水神を祀ったことに始まるといわれます。 水の神様 として、調理など水を取り扱う人々からも篤い信仰を集めます。また、夏は川床、秋の紅葉など見どころも多く、一年を通して多くの参拝者が訪れています。
さて、貴船神社で知られるのが 「丑の刻参り」 ではないでしょうか。これは「丑の年、丑の月、丑の日、丑の刻」に貴船明神が貴船山に降臨したとの由緒にまつわるものとされ、この時に願いをかけると心願成就するといわれていました。
そのため、自分と誰かの縁を結びたい、イコール誰かとほかの人との縁を切りたいというように、縁切りと縁結びが表裏一体のものとして、縁切り、縁結びのご利益があるとされるようになったようです。
なお、貴船神社に参拝するときは「本宮」、「奥宮」、「中宮」の順にするのがおすすめです。 奥宮は縁切り、中宮は「結社」で縁結びにご利益 があるとされるので、まずは 奥宮で悪縁を切り、それから中宮で縁結びを願う とよいでしょう。
貴船神社
千葉県市川市にある「本光寺」は、1341年、日胤上人により堂宇が建立されたことに始まるお寺です。 源頼政が勧請されているお寺 としても知られ、そのご利益を願う方が多く参拝に訪れます。また美しい花が楽しめる庭園も人気が高く、参拝後に庭園をのんびり散策する方も見られます。
この源頼政は「平家物語」で鵺退治をした伝説が描かれており、武勇に優れ、人々を妖怪の恐怖から救った人物としてよく知られています。そのため武将のファンの方なども訪れているようです。
この鵺退治の伝説から、 源頼政は悪縁を断ち切る強いパワーを持つ とされており、本光寺は 縁切り効果絶大なお寺 として広く信仰を集めています。人間関係にとどまらず、病やギャンブルなどの悪癖との縁切りにも効果絶大と言われます。
それとともに本光寺には 縁結びの神様として知られる「愛染明王」が祀られている ため、恋愛などの良縁を結びたいという方にもおすすめです。源頼政のパワーで悪縁を断ち切り、愛染明王の良縁を結ぶご利益をいただくのもいいでしょう。
悪縁切りを願う方には、 「悪縁切り木守り」 も人気が高く、授与していただいて 身につけることで、悪縁から身を遠ざける ことも期待できます。ぜひこちらもチェックしてみてください。
本光寺
縁切りに効果絶大な寺社として、まず間違いなく名前があがる、と言われるほどに有名なのが、京都の「安井金比羅宮」です。天智天皇の時代に藤原鎌足が一堂を創建し、「藤寺」と名づけたことに始まるという古い歴史を持つ神社であり、通称が 「縁切り神社」 と言われています。
怖いくらいに悪縁が断ち切れる と言われるほどであり、 良縁の場合は逆に縁が深くなる とされていることから、縁切りだけでなく、縁結びを願う方も多く参拝に訪れます。
また、御祭神である大物主神が「道開きの神」とされることから、海上や交通の安全に関するご利益も期待できるとされており、多くの方が「道」を開くことを願い、参拝に訪れています。
「安井金比羅宮」の御祭神である崇徳天皇は、讃岐の金刀比羅宮で一切の欲を断ち切ったことから、「断ち切る」効果絶大な神社として古くから信仰を集めてきました。特にあらゆる悪縁を断ち切る神社とされており、 恋愛の悪縁にとどまらず、病気やギャンブルなどすべての悪縁に効果が期待 できます。
特に境内にある 「縁切縁結び碑」 はよく知られています。石の表面が見えないほどにたくさんのお札が貼られている様子を見たことがある方は多いのではないでしょうか。
このお札は「形代」で、本殿に参拝したあと、形代に願い事を書き、まず表から裏に向かって碑の穴をくぐります。これで悪縁を断ち切ります。次に裏から表に逆にくぐり、良縁を願います。最後に形代を碑に貼り付けます。悪縁をすっぱり切り、良縁を結びたいならぜひ参拝してみてください。
安井金比羅宮
「豊川稲荷東京別院」は愛知県豊川市にある 「豊川稲荷」の唯一の直轄寺院 です。大岡越前守忠相が日常的に信仰していた豊川稲荷の分霊を祀ったものです。当時大岡忠相は一般庶民の稲荷信仰が盛んだったことから、日を限り参拝を許しました。1828年、敷地の一部を借り受けて、江戸参詣所を設けたのが始まりです。
豊川「稲荷」という名前ですが、こちらでは豊川ダ枳尼眞天を祀っており、曹洞宗のお寺となっています。古くは大岡忠相をはじめとする多くの武将、そして現在では芸道に携わる人たちからの篤い信仰を集めています。
大岡越前守はよく知られた江戸南町奉行としての活躍や、大名への立身出世から、立身出世のほか、盗難除けのご利益などが有名で、川柳などにもなっていました。
また豊川稲荷東京別院の境内社に 「叶稲荷」 があります。こちらは因縁除けの守護神、叶稲荷尊天が祀られており、 全ての悪縁を断ち切り、開運を授けてくれる と言われています。人間関係の悪縁だけでなく、 地相や家相、方位などさまざまな縁切り を希望する方におすすめします。
豊川稲荷東京別院
大阪市にある「生國魂神社」は「いくたまさん」と親しまれ、大阪最古の神社として多くの方からの信仰を集めています。この 生國魂神社の境内 に、ご縁に関するご利益絶大と言われる神社があります。その神社が 「しぎのさん」と呼ばれる「鴫野神社」 です。
昔この神社は大坂城の東側にあり、「鴫野の弁天さん」と呼ばれていました。豊臣秀吉側室の 淀姫が大坂城からよく参拝に訪れていた と言われており、後に淀姫自身も御祭神として祀られました。そのことから、古くより 女性の守護神 として篤く信仰を集めています。
「鴫野神社」には「心」という漢字に錠前がかけられている個性的なデザインの提灯があります。このデザインがあしらわれた 「心願絵馬」は願いごと(心願)を固く心に誓うことで、心願成就、悪縁切り、良縁結びにご利益がある とされています。
この絵馬の特徴は願い事そのものを書くのではなく、数え年と干支、性別のみを書き、願いの内容は心に固く願うことという点にあります。女性の守護神として、きっとその心願を聞き届けてくれるでしょう。
鴫野神社
大阪市にある「円珠庵」は、別称である「鎌八幡」の名前で有名なお寺です。その昔、この地には一本の榎がありました。その榎は霊木として人々の信仰を集めていました。
1614年、この地に陣を構えた真田幸村がこの風習を聞き、鎌を打ち付け祈念したところ、大阪冬の陣で勝利することができました。また江戸時代初期には学者として知られる契沖がこの地に居を定めて「円珠庵」と称しました。
今では鎌八幡は 悪縁を断ち切りたいという方には強い霊験がある と言われ、多くの方がさまざまな悪縁を断ち切ることを願い訪れる「信仰の寺」となっています。人間関係、病、悪運など、縁切りしたいものがある方はぜひ足を運んでみてください。
円珠庵を訪れると、 たくさんの鎌を打ち込まれた御神木 に気づきます。その鎌にはさまざまな悪縁を断ち切りたいという方々の願いが込められています。また御神木正面には絵馬堂があり、多くの人が切実な願いを絵馬に込めて残していき、実際にそのご利益を体験しています。
ただし、多くの方が信仰のため訪れるということもあって、写真撮影ができないなど、心得るべきことが多くあります。参拝する際にはそれらのマナーをしっかりと守るようにしてください。
円珠庵(鎌八幡)
大阪府東大阪市にある「石切劔箭神社」は、927年にまとめられた「延喜式神名帳」に既に名前が出てくるという、古い歴史を持つ神社です。また神話によると、大和統一が成し遂げられた後、この地の長であった可美真手命が出雲地方の平定に向かう際、宮山に親神である饒速日尊を奉祀されたのを神社の起源とします。
石切劔箭神社という名前はその 御神威が強固な岩を切り裂き、貫き通すほど強大であることを意味 すると言われます。「でんぼの神様」と呼ばれ親しまれていますが、でんぼ(関西の言葉で腫れ物のこと)を鋭い刃物のような威力ですっぱりと断ち切ってしまうことからきています。
言うまでもなく、病気は人間にとって避けがたい「悪縁」です。石切劔箭神社はその 病気の悪縁をすっぱりと断ち切る と言われ、 病気平癒の神様 として古くから篤い信仰を集めています。
特に神社の社殿前にある 「お百度石」を往復して祈願する「お百度参り」は全国的にも有名 で、「でんぼ」を断ち切りたいという方や病との縁切りを願い参拝する方が多いです。拝殿で参拝の後、お心持ちをおさめお百度紐を授与していただいたら、その紐を折りながら願いを捧げましょう。
石切劔箭神社
兵庫県神戸市にある「敏馬神社」は、奈良時代に作られた「摂津国風土記」に、神功皇后が新羅征伐を終え帰還した時、この地で船が動かなくなったので、「美奴売山の神様をこの地にお祀りした」と出てくる神社です。ですから、 神戸の市内でも最古の神社の一つ ということになります。
もともとこの地は西国に船で向かう際の宿泊港として栄えており、「万葉集」の有名な歌人などがこの地で詠んだ歌も多く、江戸時代にも多くの人々が往来するにぎやかな地であったようです。
そのため、古くから 航海安全のご利益 がある神社として信仰を集めていました。また素戔嗚尊を御祭神とするため、 厄除けの神様 としても知られています。
一方で、敏馬神社のご利益で特に知られているのが 「悪縁切り」 です。江戸時代末期頃、この辺りにはお茶屋や芝居小屋などが多くあり、今で言う繁華街として栄えていました。そういったなか、男女の縁切りを祈願する人が多く訪れ、「悪縁切り」の信仰が広く知られるようになりました。
また、花嫁行列は神社の前を通るのを避けたという伝承があり、今でも婚礼家具を積んだ車は神社の前の国道を迂回することもあるようです。
ただ、敏馬神社の神様は 悪縁を断ち切るものの、良縁は切らない と言われています。 奥宮にある縁切りの石祠 に優しく触れながら、縁を切りたい相手の名前とその理由を詳しく唱えると、悪縁を断ち切ることができるとされています。ほかにもいろいろな縁切り方法があるとのことなので、ぜひ確認してみてください。
敏馬神社
奈良市にある「不空院」は、奈良時代の高僧である鑑真が一時滞在した所に空海(弘法大師)が興福寺・南円堂の雛形を建立したことに始まるとされる、歴史ある寺院です。無住となり荒廃した時もありましたが、女性を庇護し技芸上達を助ける「宇賀弁財天女」が祀られていることや、 「不空院」の名前が「福」に通じる ことから、奈良町の芸妓などから篤い信仰を集めるようになりました。
また、不空院は 「駆け込み寺」としての役割 を果たしていたことから、 女人救済の寺 として広く知られるようになりました。
昔、女性からの離縁が困難であった時代、不運な女性を受け入れ守ってくれる「駆け込み寺」というものがあり、不空院もそんな寺のひとつでした。この不空院に助けを求め後に出家した、有名な芸妓のお話はよく知られています。
不空院には 女人救済の「宇賀弁財天女」 のほかにも、 縁切りの神「法竜大善神」縁結びの神「市杵嶋姫大神・黒竜大神」 が祀られています。縁切りと縁結びの神様が並んで祀られているのは、 「結ぶと切るは表裏一体」 との考えがあるからで、まずは悪縁を切りのちに良縁を結ぶようお参りをします。
不空院には、いつも良縁を願う参拝者が多く訪れています。特に女性におすすめしたいお寺の一つと言えるでしょう。
不空院
さて、縁切りの効果絶大な神社や仏閣に参拝するだけでなく、さらにその効果を高めたいという場合、縁切りの効果があると言われるモノを待ち受けにして身につけるという方法があります。スマホなどの待ち受けにすることで、災厄が降りかかるのを防ぐ効果が期待できます。
そこで、縁切りの効果絶大と評判になっている待ち受けをいくつか紹介します。縁切りの参拝に行ったら、これらの待ち受けを上手に利用して、その効果の倍増を願ってはいかがでしょうか。
盛り塩は一般の家などでも玄関に置いているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。 家の中の邪気を払ったり、悪い気が入らないようにする といった、 厄除けの効果が期待 できると言われています。
実際の盛り塩を家に置く場合は、天然の塩を使い、定期的に交換するといったことに注意する必要があると言われますが、待ち受けの場合はきれいに盛られた盛り塩を写真に使えばいいでしょう。特にいろいろな悪縁に悩まされているというような時にはぜひお試しください。
デザートローズというのは 地底からしみ出した水に含まれるミネラル分が結晶化したもの で、バラの花びらのようにきれいな層になっています。その分もろいので、置き石やお守りのように飾って使います。
このデザートローズは、 持ち主を傷つけるものに対し、とても敏感に反応し、遠ざける性質 があると言われます。つまり悪縁切り、厄除けの効果が期待できるのです。一方で自分では悪縁と感じていない場合でも、その人に悪影響があるとなるとばっさりと断ち切るとも言われます。
特に人間関係の悪縁を断ち切る効果絶大と言われているので、人間関係で悩んでいる方はぜひ待ち受けに設定してみてはいかがでしょうか。人間関係をうまくリセットできるかもしれません。
サボテンにはたくさんのとげがあります。この とげは悪縁を断ち切る効果 があると言われています。また風水などではとがったものは運気をはね返す効果があるとされており、とげがそのとがったものであると考えられています。
魔除けや厄除けの効果が高い とされているので、特にいますぐにでも縁切りを願うという方は、大きめなサボテンの写真などを待ち受けにすると効果が期待できそうです。
さて、縁切りの効果絶大と言われる神社や仏閣について調べていると、「怖い」「危険」などという言葉を目にすることがあります。行っていいのか躊躇してしまうという方もいるのではないでしょうか。
先ほども少し触れたのですが、縁切りの効果絶大と言われる神社仏閣というのは、そのパワーが強いところが多い傾向にあります。そのためその強いパワーから恐怖心などを感じる方もいるようなのです。
そこで、縁切りのご利益があると言われるところに参拝に行く場合、注意したいポイントについて紹介します。ぜひこの点を心がけて参拝に向かうようにしましょう。
悪縁を切りたいという願いをもって訪れることが多い縁切り神社は、どうしても 負の感情が集まりやすい 場所でもあります。中には自分の良縁を願うために、ほかの人の良縁を断ち切りたいというような、ちょっと怖い願いを持つ方もいるのです。
また、縁切りのご利益があるとされる神社仏閣の中には、怨霊となった人や不幸に見舞われた人などを
祀っている場合があります。こちらもその 「念」が強いパワー となることで、恐怖心などを感じることにつながる場合があるのです。
このような負の感情はどうしても参拝に来る人の心に影響を与えます。本来の悪縁切りというのは、 悪縁を断ち切り、新しい良縁を引き寄せるというポジティブなもの であるはずです。できるだけポジティブな気持ちで参拝するように心がけることをおすすめします。
縁切り神社のパワーはとても強いものです。基本的に縁切り神社で切れる縁というのは悪縁であり、良縁は切らないと言われることが多いのですが、 中途半端な気持ちで行くと、切りたくない縁まで切れてしまった ということがないとは言えません。
特に参拝の際に、大切な人のことを思い浮かべてしまうと、その人との縁が切れてしまうという説もあります。しっかりと気持ちが固まった時に、十分に注意して参拝しましょう
神社やお寺に参拝に行き、SNSなどにアップするため、写真撮影をする方がいます。しかしそれにはルールがあります。基本的に 神社の本殿などを真正面から撮影したり、祈祷中の様子を撮影したりしてはいけません。
また、縁切りの効果絶大と言われる神社やお寺では、絵馬に願いを書いている方が多いです。不用意に写真撮影をすると、この絵馬が映ってしまう場合があります。このようなことも避けなければなりません。写真撮影を禁止しているところも多いので、しっかり守るようにしてください。
縁切り神社などを参拝する時間は早朝から日中がおすすめです。これらの神社は多くの方が参拝しますから、夕方、夜になると、その参拝者の持つ負のエネルギーがたまりやすく、その影響を受ける可能性があるためです。
一般的に神社などの場合、 早朝は、空気が浄化され、邪気が払われている と言われます。縁切りの効果絶大とされる場所は、どうしても相手に対してネガティブな感情を持つ人が多く参拝する傾向にあるので、
なるべく早い時間に参拝するようにしましょう。
さて、ここまで述べてきたように、悪縁を断ち切り良縁を結ぶというのは表裏一体、セットのようなものです。そのため神社やお寺の中には、縁切りと縁結びの両方のご利益があるという所も多く見られます。そこで最後に、縁結びの効果絶大とされている神社やお寺をいくつか紹介しましょう。
山形県天童市にある「若松寺」は708年に行基により開山されたと伝わる、古い歴史を持つお寺です。その後、空海や円仁などの有名な僧が訪れたとも言われており、多くの方からの篤い信仰を集めていました。有名な「花笠音頭」の中にも「若松さま」と出てきます。
このお寺は 「西の出雲、東の若松」と言われるほどの縁結びのご利益 が知られています。このお寺を訪れ、住職と握手をした女性が、すぐに良縁に恵まれたと言われています。また境内にある 「縁福大風鈴」 を鳴らすと良縁に恵まれる、カップルならば結ばれると言われます。紐を持ち3回鳴らしたら、心静かに合掌しましょう。
若松寺
「札幌諏訪神社」は長野から北海道に入植してきた人が諏訪大社より分霊をいただき、1882年に祀ったのが始まりとされます。こちらは 御祭神が「建御名方之命」と「八坂刀賣之命」で、夫婦神 であり、子供をたくさんもうけたと言われます。
そのことから 縁結びや子宝祈願の効果絶大 と言われており、多くの方が参拝に訪れます。特に鳥居をくぐった先にある 2本の御神木は夫婦御神木 と呼ばれていて、子宝、安産のご利益があるということで、触れてパワーをいただこうという方が多いです。北海道で縁結びを願いたい方はぜひ行ってみてください。
札幌諏訪神社
長崎県長崎市にある「鎮西大社諏訪神社」は、16世紀半ばに長崎に祀られていた3社を起源に持ちます。長崎の有名な祭りである 「長崎くんち」はこの神社の例祭 で、「お諏訪さま」と呼ばれ、親しまれています。
こちらの諏訪神社の参道の敷石には、 男石と女石 が文様のような形で埋め込まれていて、 男性は女石を、女性は男石を踏み、その後に拝殿前にある両性合体石を踏んで参拝すると願いが叶う と言われます。
また 恵比寿、大黒様の恋占い があり、無事にたどりつけると願いが成就するとされるなど、縁結びのご利益が期待できる神社として知られています。縁結びのお守りなどもありますので、ぜひ参拝してみてください。
諏訪神社
さまざまな悪縁を断ち切り、良縁を結ぶというのは、人間誰しもが願うことの一つです。日本にはそんな縁切りや縁結びの効果絶大と言われる神社やお寺がたくさんあります。ぜひ神社やお寺、そして待ち受けのもつパワーで、悪縁を断ち、良縁を結ぶことを願ってみてはいかがですか。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 おおもり
ライター:よしぷー