【秋田】八幡平ドラゴンアイ(鏡沼)とは?行き方や見頃時期など徹底解説

2025/06/20

【秋田】八幡平ドラゴンアイ(鏡沼)とは?行き方や見頃時期など徹底解説

八幡平ドラゴンアイは、秋田県仙北市と岩手県の県境に位置する火口湖。見頃の時期にはエメラルドグリーンに輝く絶景を目掛けて多くの人が集まります。行き方、撮影のコツや、ドラゴンアイと併せて訪れたい温泉、渓谷、施設などの観光スポットをご紹介します。
※こちらの情報は2025年6月時点のものです。実際に行く前にお店の公式HPなどで最新の情報を確認することをおすすめします。

八幡平ドラゴンアイ(鏡沼)とは?

画像はイメージです

どこにある?鏡沼の場所と特徴

秋田県仙北市と岩手県の県境に位置する鏡沼は、標高約1600mの八幡平山頂付近にある直径約50mの火口湖。八幡平ドラゴンアイと呼ばれる神秘的な自然現象が見られることで有名なスポットです。八幡平の頂上駐車場から徒歩約20分とアクセスもよく、八幡平の豊かな自然に囲まれたエリアでもあるため、ハイキングがてら立ち寄るのにもおすすめ。

画像はイメージです

なぜ“ドラゴンアイ”と呼ばれるのか

鏡沼の見どころは「八幡平ドラゴンアイ」と呼ばれる幻の絶景。春の雪解けの時期に沼の中央部分の雪が水に浮かび、エメラルドグリーンに輝く雪解け水と相まって美しい光景を生み出します。「ドラゴンアイ」という名勝は、その龍の目のような光景にちなんで付けられました。

八幡平ドラゴンアイはいつ見られる?

画像はイメージです

見頃はいつ?

「八幡平ドラゴンアイ」の見頃は、例年5月中旬から6月上旬にかけての数週間ほど。気温が上がり始める春先の雪解けの時期を目掛けて行くのがおすすめです。ただ、ドラゴンアイを綺麗に見られる期間はとても短く、その日の天候や気温によっては見られないことも。SNSや公式サイトの情報をチェックしつつ、計画を立てましょう。

画像はイメージです

どんな条件で現れる?

ドラゴンアイの現象が美しく現れるためには、いくつかの条件があります。まず雪解けの進行。鏡沼の中央部分の雪が溶け始め、周囲の水と組み合わさる時期がベストタイミングです。次に、気温と天候。気温が適度に上昇し、晴天が続く頃を目掛けて行くのがおすすめ。最後に、水の透明度。雪解け水が澄んでいると、青く輝く水面と白い雪のコントラストがより鮮明になり、ドラゴンアイの美しさが際立ちます。

画像はイメージです

ベストな時間帯は?

ドラゴンアイを最も美しく鑑賞できる時間帯は、晴れた日の午前7時〜10時ころ。この時間帯は太陽の光の角度が良く、水面のコントラストがはっきりとし、龍の目のような模様が鮮明に見えます。また、朝は風が穏やかで水面が静かになるため、より美しい姿を楽しめます。午後になると天候が変わりやすく、霧が発生することもあるため、午前中のうちに訪問するのがベストです。

行く前に知っておきたいアクセス・駐車場情報

画像はイメージです

八幡平ドラゴンアイへの行き方(登山口・ルート・所要時間)

八幡平ドラゴンアイ(鏡沼)へは、比較的アクセスしやすいルートが整備されています。登山口は、八幡平山頂駐車場が最も便利。整備されたルートなので初心者でも登りやすく、約20分のハイキングで鏡沼まで到達できます。また、八幡沼を巡りながら鏡沼へ向かうルートもおすすめ。約1時間40分のハイキングコースになっており、自然をじっくり楽しみたい方におすすめです。

画像はイメージです

駐車場はある?最寄りの駐車場と混雑状況

八幡平ドラゴンアイを訪れる際は、八幡平山頂レストハウス駐車場が便利です。収容台数は約150台(無料)で、鏡沼までは徒歩約15分。トイレや売店などの設備も整っています。見頃の5月下旬から6月上旬は特に混雑し、週末の午前10時〜13時は駐車場が満車になることが多いです。早朝6〜8時や午後15時以降、平日の訪問なら比較的快適に利用することができます。

画像はイメージです

公共交通機関で行ける?車がない場合のアクセス方法

自家用車で行く場合、東北自動車道「鹿角八幡平IC」から国道341号・八幡平アスピーテライン(県道23号)を経由し、八幡平山頂見返峠駐車場までは約60分。
車がない場合でも、公共交通機関を利用することでドラゴンアイまで行くことができます。JR盛岡駅からは、「八幡平頂上行き」の岩手県北バスを利用すると便利。JR鹿角花輪駅からは、路線バス志張線や予約制観光バス「八郎太郎号」が出ており、志張温泉バス停で下車したのち完全予約制タクシー「ドラゴン号」に乗り換えて八幡平山頂見返峠までアクセスできます。
観光シーズン(5月〜6月)には、臨時シャトルバスの利用もおすすめ。

八幡平ドラゴンアイはどこで撮る?おすすめ撮影スポット

画像はイメージです

八幡平ドラゴンアイのベストアングルは?

八幡平ドラゴンアイ(鏡沼)を最も美しく撮影できるベストアングルは、北東方向から見下ろす位置です。この角度から見ると「龍の目」の形がよりはっきりと浮かび上がります。時間帯は朝7時〜9時頃が理想的。風が少なく水面が穏やかで、撮影はもちろん鑑賞にも最適の時間帯です。幻想的な光景を最高の状態で楽しむために、天候や時間帯を事前にチェックして訪問しましょう。

《八幡平ドラゴンアイ周辺でおすすめの観光スポット》

八幡平ドラゴンアイを鑑賞した後は、周辺の絶景スポットや温泉でゆったりとした時間を過ごしませんか? 八幡平エリアには、美しい自然や歴史を感じられる場所が数多く点在しています。今回はドラゴンアイとセットで訪れたいおすすめ観光スポットをご紹介します。

八幡平ビジターセンター

八幡平の自然と魅力を知ろう

JR秋田新幹線田沢湖駅から羽後交通バスで1時間50分、大沼温泉下車すぐ。八幡平の豊かな自然を学べるビジターセンターです。館内には、八幡平の成り立ちや動植物の生態を紹介する展示があり、季節ごとの風景やハイキングコースの情報も詳しく解説されています。また、地元の自然や観光をより深く体験できるガイドツアーやワークショップも開催されており、誰でも楽しめる工夫がされています。休憩スペースもあり、旅の合間にひと休みするのにもぴったり。

大沼湿原

花の楽園・大沼湿原で四季の彩りを満喫

JR秋田新幹線田沢湖駅から羽後交通・秋北バス八幡平頂上行きで1時間50分、八幡平アスピーテラインの途中に広がる大沼湿原は、ミズバショウやワタスゲなどの美しい花々が季節ごとに咲き誇る自然の宝庫。湿地帯ならではの豊かな生態系が広がり、訪れる人々を癒やしてくれます。木道が整備されており、約30分でゆったりと散策できるのも魅力のひとつ。周辺にはキャンプ場もあり、自然の中でのんびりとした時間を過ごすことができます。爽やかな空気と美しい景色に包まれながら、自然の魅力を存分に楽しんでみませんか?

玉川温泉

日本一の強酸性泉で癒やしの湯治体験

JR田沢湖駅からバスで80分、日本一の強酸性泉として知られる秋田県仙北市の名湯。湯治場として多くの人々に親しまれています。pH1.05という非常に強い酸性の温泉が毎分9000リットル湧出し、豊富な湯量と効能が魅力です。天然岩盤浴も楽しめるのが特徴で、地熱の高い地獄地帯では、ゴザを敷いて岩盤浴をする人々の姿が見られます。周辺には八幡平の雄大な自然が広がり、温泉とともにリラックスできる環境が整っているのも魅力ポイント。

玉川温泉自然研究路

全国的にも有名な湯の恵みを巡る旅

湯量日本一と称される玉川温泉の源泉地帯を歩く玉川温泉自然研究路は、毎分9000リットル湧き出る強酸性温泉を間近で観察できる散策路です。約30分で一周できるため、気軽に温泉地の自然を楽しむことができます。この地で採取される北投石は、台湾の北投温泉と玉川温泉でしか見られない希少な鉱石であり、国の特別天然記念物に指定されています。温泉の湧き出る様子を眺めながら、唯一無二の景観と地球の恵みを感じるひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

曽利の滝

秋田の秘境・曽利の滝で自然の美を堪能

東北自動車道「松尾八幡平IC」から車で60分。秋田県鹿角市にある、秋田焼山を源流とする中ノ沢にかかる約30メートルの滝。紅葉の名所としても知られ、例年10月上旬から中旬にかけて鮮やかな秋の彩りが広がります。滝の周囲には柱状節理の岩壁がそびえ、迫力ある景観が楽しめるのも魅力のひとつです。自然の中で静寂と美しさを感じながら、散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。

八幡平アスピーテライン(秋田県側)

四季折々の絶景を満喫できるドライブウェイ

東北自動車道「鹿角八幡平IC」から30分、八幡平を横断する全長27kmのドライブウェイです。東北地方屈指の絶景スポットとして知られ、春から秋にかけて雄大な自然を楽しむことができます。冬季は積雪のため通行止めとなりますが、春の開通時には道路の両側にそびえ立つ「雪の回廊」が出現し、観光客に人気です。新緑の季節には爽やかな景色が広がり、秋には紅葉が美しく彩ります。ドライブをしながら、八幡平の壮大な自然を満喫できるスポットです。

三ツ石山

三ツ石山で楽しむ絶景と紅葉の名所

東北自動車道「松尾八幡平IC」から20分、岩手県八幡平市と雫石町の境に位置する標高1466メートルの名山。東北百名山のひとつに数えられています。特に秋の紅葉は圧巻で、山肌が鮮やかな赤や黄色に染まり、東北屈指の美しさを誇ります。初心者から上級者まで楽しめる登山ルートもあり、周辺には温泉も点在。登山後の疲れを癒やすのにも最適です。四季折々の景色を楽しみながら、三ツ石山の魅力を満喫できるスポットです。

松川渓谷

雄大な自然美が広がる渓谷

東北自動車「松尾八幡平IC」から15分玄武岩によって形成された約2kmに及ぶ八幡平の渓谷。岩手県を代表する景勝地のひとつです。特に10月中旬から下旬にかけての紅葉は圧巻で、多くの観光客が訪れます。代表的な展望ポイントである「森の大橋」からは、滝のように流れる美しい光景が楽しめます。雄大な自然の中で、四季折々の景色を満喫してみてはいかがでしょうか。

岩手県民の森

自然とふれあう癒やしの時間

東北自動車道「松尾八幡平IC」から20分、岩手山の北側のなだらかな斜面を活かした森林公園八幡平国立公園を一望できるロケーションにあり、豊かな自然の中で野鳥観察や森林浴を楽しむことができます。園内にはキャンプ場や遊歩道、木工センターなどの施設が整備されており、自然体験や木工教室などのイベントも開催されています。森林ふれあい学習館では、森林環境や林業について学ぶことができ、子どもから大人まで楽しめるスポットとして人気です。

松川地熱館(松川地熱発電所)

日本初の商用地熱発電所で学ぶ再生可能エネルギー

東北自動車道「 松尾八幡平IC」から25分、1966年に運転を開始した日本初の商用地熱発電所である松川地熱発電所に関する案内施設。館内では、地熱発電の仕組みをビデオやパネルで解説しており、実際に使用されていた蒸気タービンなどの設備も展示されています。外では地熱発電の特徴的な設備である冷却塔を間近で見ることができ、地熱エネルギーの活用について学ぶ貴重な機会となります。

松尾八幡平ビジターセンター

ビジターセンターで八幡平の自然を学ぼう

東北自動車道「 松尾八幡平IC」から車で10分十和田八幡平国立公園に関する情報を発信する施設。館内では、八幡平地域の動植物や火山の成り立ちについて詳しく紹介されており、映像ホールでは四季折々の景観を体験することができます。併設の物産館「あすぴーて」では、地元の特産品やお土産を購入することができ、観光の拠点としても便利です。八幡平の自然をより深く知ることができる施設として、訪れる価値のあるスポットです。

八幡平ドラゴンアイの神秘的な絶景を体感しよう

画像はイメージです

春から初夏にかけて八幡平の鏡沼に現れる「ドラゴンアイ」は、自然が生み出した神秘的な絶景です。見頃の季節には雪解けが進む中で、中央の雪が溶け残り、まるで龍の瞳のような形を形成します。青と白のコントラストが美しく、毎年多くの観光客がこの幻想的な光景を見に訪れます。撮影スポットや火口湖までの行き方も要チェック。ぜひハイキングを楽しみながら、周辺の滝や渓谷、資料館なども併せて観光してみてください。

旅色編集部 おおもり

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 おおもり

掲載情報の一部の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright MAPPLE, Inc.
Copyright indepth, Inc.
※掲載情報は取材時のものであり、変更が生じている場合がございます。詳細は各施設にご確認下さい。