【岐阜】おすすめ絶景・登山スポット11選 周辺の観光スポットもご紹介
2024/06/13
令和6年能登半島地震の影響により当該地域の交通網や施設等へ被害が出ている場合があります。
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2024/07/03
現実の世界から切り離されたような原始の世界が広がる天空の大平原、雲ノ平。簡単には辿り着けない北アルプスの深淵部にあることから「日本最後の秘境」と呼ばれています。しかしひとたび足を踏み入れたら、そこには日常の生活では見ることのできない、壮大なスケールの光景が広がります。
一度は見てみたい日本最後の秘境と呼ばれる雲ノ平ですが、登山初心者も楽しめるおすすめのコースがあります。ここでは、雲ノ平までの代表的な登山ルートを紹介するとともに、初心者におすすめのコースを紹介します。これから雲ノ平へトライしようという方は、ぜひ参考にしてみてください。
*こちらの情報は2024年2月時点のものです。実際に登山する前に各自治体の公式HPや地域の山小屋の情報などで最新の情報を確認されることをおすすめします。
この記事の目次
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雲ノ平は、北アルプスの最深部に位置し、標高約2,500から2,700メートルの日本で最も高い位置にある溶岩台地で、面積は約25万平方メートルあります。雲ノ平最大の見どころは、視界360度に広がる庭園と称される高山植物の花々が咲き誇る群生地です。
雲ノ平は、湿原の泥炭層にできた池沼と岩が点在する高山植物の宝庫で、それぞれの高山植物の群生地には、その形容から日本庭園、スイス庭園、ギリシャ庭園など、庭園の名前がつけられた8つの区域があり、日本最後の秘境と呼ばれるに相応しい神秘的な美しさを誇っています。
雲ノ平には、太平洋側からもたらされる湿った空気が大量の雨を降らせ、溶岩台地に湿原をつくり、高山ならではの植物が繁殖しています。雲ノ平を象徴するチングルマやエゾノツガザクラ、燃えるように情熱的なエゾツツジや淡く上品なイワブクロなど、雲ノ平の厳しい環境に咲き誇る花の絨毯に目を奪われます。
北アルプスの入門コースとして多くの登山家が歩く表銀座コースの一部となっている燕岳や、八ヶ岳連峰最高峰の赤岳を踏破し、登山における装備や道具類、登山スケジュールの組み方などを一通り習得したら、次のステップとして、雲ノ平へチャレンジされることをおすすめします。北アルプスの最深部にあるだけに、雲ノ平へ到着した時の達成感は何物にも代えがたいものがあります。
これから初めて雲ノ平登山をする場合、まずはコース選びとスケジュールの組み立てが重要になります。雲ノ平は、北アルプスの最深部にあるため、一日での日帰りができる距離にはありません。当然ながら一泊二日で行くか二泊三日で行くか、あるいは三泊四日で行くか、登山経験の習得状況や体力によって組み立てる必要があります。
それによってコース選びや装備、道具の準備も異なってきます。雲ノ平の登山経験者からの情報収集や山小屋での天候情報もチェックし、状況によっては行程変更も視野に入れながら無理な計画は立てずに、余裕を持った行程で登山するように心掛けましょう。
富山県富山市有峰折立にある折立登山口は、北アルプスの太郎山、黒部五郎岳、三俣蓮華岳、双六岳から西鎌尾根を経て槍ヶ岳へ向かう通称、西銀座ダイヤモンドコースの登山口です。登山口周辺には、富山地方鉄道有峰線の折立バス停、登山者用の無料駐車場が100台、無料で50張り分のテントが張れる折立キャンプ場、休憩所となる折立ヒュッテなどの施設が整っています。折立登山口からの平均的なコースタイムは、片道一泊二日で約10時間5分です。
新穂高温泉登山口は、新穂高温泉駅近くにあり、新穂高温泉から鏡平、双六岳、三俣蓮華岳を経由し黒部源流を渡り雲ノ平まで行くコースの登山口です。周辺に多くの駐車場があり有料と無料に分かれています。新穂高温泉登山口からの平均的なコースタイムは、片道一泊二日で約12時間50分です。
高瀬ダム登山口は、野口五郎岳、水晶岳、鷲羽岳、祖父岳と縦走し雲ノ平まで行く、裏縦走ルートの登山口です。登山口までは、JR大糸線信濃大町駅からタクシーを利用して七倉経由で約45分。車の場合は、長野道安曇野インターチェンジから約50kmで七倉山荘前の50台分の無料駐車が可能な駐車場へ停めて、高瀬ダムまでは一般車通行止めのため認可タクシーを利用します。高瀬ダム登山口からの平均的なコースタイムは、片道三日で約15時間です。
雲ノ平への一般的なアクセス方法は、上記3カ所の登山口が主な出発点になります。登山経験値によって、それぞれに適したコースがあるので自分に合ったコース選びと当日の体力や天候なども考慮しながら余裕を持ったスケジュールを組み立てましょう。東京、大阪方面からの各登山口までのアクセス方法は以下のとおりです。
DATA
[折立登山口]
東京:新宿から直通の高速バスで8時間10分、東京駅から東北新幹線で富山まで2時間10分と富山駅からの直通バスで2時間。
大阪:富山駅まで特急で3時間30分と有峰口駅まで富山地方鉄道で1時間で、さらに有峰口駅から折立まで路線バスで55分。
[新穂高温泉登山口]
東京:JR新宿駅からJR松本駅まで特急で2時間30分、JR松本駅から平湯温泉まで直行バスで1時間35分、平湯温泉バスターミナルから新穂高温泉まで路線バスで30分。
大阪:大阪駅JR高速バスターミナルから高山濃飛バスセンターまで高速バスで5時間20分、高山から新穂高温泉まで路線バスで1時間24分。
[高瀬ダム登山口]
東京:JR新宿バスターミナルから七倉山荘まで高速バスで5時間15分、七倉山荘から高瀬ダム登山口までタクシーで15分。
大阪:大阪駅JR高速バスターミナルから松本まで高速バスで5時間50分、松本から大糸線で信濃大町まで1時間、信濃大町から七倉山荘までタクシーで45分、七倉山荘から高瀬ダム登山口までタクシーで15分。
折立から雲ノ平へのピストンルートは、一泊二日でも行けないことはないですが、雲ノ平へ初めて登山する方は、まずは無理をせずにゆっくりと二泊三日の行程をおすすめします。特に途中、薬師小屋から雲ノ平へ400メートルの高度を上げて進む急登りは一番の難所でもあり、天候が悪い場合などは足元を取られやすいので、慎重な対応が必要です。
折立登山口の薬師岳登山口と書かれた標識から進み、ちょっと傾斜がきつい標高500メートルの三角点までコースタイム90分。次に太郎平まで傾斜は少ないプラス標高400メートルを3時間で進みます。太郎平小屋へ着いたら水分補給と休憩。次に薬師沢小屋まで約90分、約400メートル高度を下げます。途中沢沿いで小さい橋を3カ所渡るので足元注意です。薬師小屋までは約6時間。初日は薬師小屋に宿泊します。
薬師小屋から90分、急登りで有名な場所を約400メートル高度を上げて進みます。雲ノ平入口の最初に辿り着くのがアラスカ庭園。ここから約50分。約2時間20分で雲ノ平山荘へ到着。雲ノ平山荘で休憩し、ここから折り返しです。雲ノ平山荘で休憩の後、薬師小屋まで下ります。登りに比べて下りでの滑り落ちや転倒の事故が最も多いのでここは慎重に下ります。薬師小屋に到着しここで一泊します。
体力を温存した上で薬師小屋を出発し、太郎平小屋まで急な坂と沢沿いを進んでいきます。太郎平小屋に到着し休憩。太郎平小屋から三角点、折立まで進み到着です。
折立登山口から雲ノ平へ向かい、祖父岳、ワリモ岳、鷲羽岳と縦走し、もう一方の登山口新穂高温泉登山口へ出る縦走ルートです。登山道は整備されているので初心者にとってもアタックしやすいルートです。三泊四日という長時間のロードになるので、しっかりとした体調管理と天候の予測をしながら余裕をもってスケジュールを組み立てましょう。また、二日目に雲ノ平での滞在を長く取って周辺を散策するなど、雲ノ平を存分に満喫します。
初日は、折立登山口から三角点、五光岩ベンチ、太郎平小屋、薬師沢小屋へと進み薬師沢小屋に1泊する折立・雲ノ平山荘ピストンルートと同じルートになります。三角点と五光岩ベンチでそれぞれ20分の休憩を挟んで、約6時間45分のコースタイムです。
薬師沢小屋から雲ノ平山荘までは、折立・雲ノ平山荘ピストンルートと同じルートになります。薬師沢小屋からアラスカ庭園へと進み、1時間ちょっと祖父岳まで足を伸ばします。アラスカ庭園と祖父岳でそれぞれ約20分の休憩を挟んで、コースタイム約4時間です。早朝6時に出発すれば午前中10時には雲ノ平へ到着するので、終日雲ノ平を楽しみましょう。
雲ノ平山荘を出発し、雲ノ平キャンプ場分岐、祖父岳分岐、祖父岳と進み、岩苔乗越、ワリモ北分岐、鷲羽岳、三保山荘、三俣蓮分岐と縦走し、双六小屋に到着。双六小屋に1泊します。祖父岳で10分、ワリモ北分岐で10分、三俣山荘で40分の休憩を挟んで、ここまでコースタイム約7時間半です。
双六岳小屋を出発し、弓折乗越、鏡平山荘、シシウドが原、秩父沢出合、小池新道登山口を経由してわさび平小屋に到着。わさび平小屋から笠新道登山口を経由して新穂高温泉バス停に到着です。それぞれ約10分ずつの休憩を挟みながら約6時間半のコースタイムです。
折立登山口から途中、高天原を経由して雲ノ平へ向かうルートです。途中の高天原では、渓流釣りを楽しんだり、高天原山荘近くの露天風呂に浸かったり、夜には満天の夜空を眺めたりとひと味違った登山を楽しむことができます。
初日は、折立登山口から三角点、太郎平小屋、薬師沢小屋へと進み薬師沢小屋に1泊する折立・雲ノ平山荘ピストンルートと同じルートになります。薬師沢小屋では、川釣りでイワナなどが釣れ、夜には地上では見ることのできない、圧倒的な星の数が広がる満天の夜空を楽しむことができます。
薬師沢小屋を出てB沢出合まで約2時間進み休憩約30分。高天原峠まで約3時間進み休憩約20分、高天原山荘まで約50分で到着です。高天原山荘から約20分下ったところに高天原温泉があります。山奥の川沿いにある露天風呂は、男性用、女性用、混浴の3種類あり、ミルキーブルーの濃厚な硫黄が香る天然温泉です。山歩きで疲れた身体をしっかりと癒やしてくれます。
高天原山荘を出て約50分で高天原峠に到着。10分の休憩を挟んで約1時間20分で雲ノ平へ到着。ここで約40分の休憩です。 休憩しながらゆったりと雄大な雲ノ平の風景を楽しみましょう。雲ノ平を出発し、祖母岳分岐、アラスカ庭園を経由し薬師沢小屋まで約1時間半で到着。薬師沢小屋で一泊します。
薬師沢小屋を出発したら太郎平小屋、三角点と進み折立まで、途中の休憩を30分ずつ挟みながら約6時間の帰路ルート。帰路は休憩を挟んでいても疲れが蓄積されているので、慌てずにゆっくりと進むようにしましょう。
折立登山口から雲ノ平を周回して黒部五郎岳まで二泊三日で行くコースです。ほぼ全ルートの登山道がしっかりと整備されているので安心して楽しめる初心者向けの登山コースです。黒部五郎岳頂上から見る五郎カールの眺望は感動のひと言です。初心者向けですが、二泊三日で縦走するので各ポイントでの休憩時間はあまり取れません。
初日は、早朝4時半に折立登山口から三角点、太郎平小屋で休憩。北ノ俣岳、赤木岳、中俣乗越、黒部五郎岳と縦走し、黒部五郎小舎到着17時45分まで休憩約30分を挟んで約13時間のコースタイムです。
黒部五郎小舎を早朝5時半に出発し、三俣蓮華岳、三俣山荘、鷲羽岳、ワリモ岳、祖父岳と縦走し、雲ノ平山荘到着15時まで休憩1時間半を挟んで約9時間半のコースタイムです。
雲ノ平山荘を出発し、薬師沢小屋、太郎平小屋、三角点、折立登山口まで休憩50分を挟んで約11時間半のコースタイムです。
雲ノ平山荘は、北アルプスの名峰に囲まれ大平原の中に佇む山荘です。7月の高山植物が咲き誇る時期には、辺り一面がお花畑になる美しい景色に眼を奪われます。2010年に建て替えられ、木の温もりが感じられる趣のある山小屋で、雲ノ平の中心部に位置するため、雲ノ平登山を目指す人にとっては、一度は宿泊してみたい人気の山小屋です。
また雲ノ平山荘は、これまでの登山者のための宿泊施設としてだけでなく、人と自然の関係性を築くための前線基地として、さまざまな新しい取り組みを行っています。国立公園の危機的な管理体制を民間レベルの協力体制によって打開しようとする試みや、アーティスト支援と環境保全に寄与するアウトドア小物ブランドnubis umbraの運営など、まさに、これからの人と自然のあり方を次世代へ繋げる前線基地としての役割も担っています。
雲ノ平山荘
薬師沢小屋は、奥黒部の最深部、黒部本流と薬師沢との合流付近に立つ山小屋。どの登山口からも早くて一日を要し、新穂高温泉方面への縦走ルートの中継宿泊所としても利用されています。また渓流釣りの場所としても人気の山小屋で、山登りとはひと味違うアウトドアが楽しめます。
薬師沢小屋
太郎平小屋は、折立登山口から約4時間半から5時間の場所にあり、北アルプス縦走の要衝となっています。4差路にあって、北は薬師岳、東が雲ノ平、南が黒部五郎岳に通じています。宿泊は150人が収容でき、1泊2食付きで13,000円、素泊まり8,000円、食事は別に頼むと夕食4,500円、朝食2,500円、お弁当1,000円となっています。また歩いて20分ほどの場所に100張り分のテント場があり、一人2,000円となっています。
太郎平小屋
高天原山荘は、水晶岳の麓に位置し、北アルプス最深部の秘境の地と呼ばれる高天原に佇む山荘です。完全予約制の収容人数50名の宿泊施設があり、ゆったりと食事ができる食堂や大自然を肌で感じるテラスなどが完備。客間の照明のランプが山奥の雰囲気を盛り立てます。また、近くには渓流に湧く天然温泉があり、雲ノ平へ向かう途中の長旅の疲れを癒やしてくれます。
高天原山荘
高天原温泉は、北アルプス水晶岳のふもと標高約2,100メートルの場所にあります。山奥にあるため徒歩でしか行くことができず、どの登山口からも距離があり一日で辿り着くことは不可能。そのため、途中の山小屋で一泊する必要があり、日本一遠い温泉と呼ばれています。単純硫黄泉の源泉をそのまま注いだ露天風呂が沢沿いに3つあり、「からまつの湯」と呼ばれています。
新穂高温泉は、岐阜県高山市奥飛騨温泉郷にあり、北アルプスへの登山口としても有名です。最深部の新穂高地区、栃尾温泉寄りの蒲田地区、高台に位置する中尾地区の3地区に分かれており、北アルプスの眺めなど開放的な景色が楽しめる数多くの露天風呂を総称して新穂高温泉と呼びます。寸志で入浴可能な露天風呂「新穂高の湯」や各旅館には、豊富な湯量を活かした巨大な露天風呂などがあります。
新穂高温泉
2023年7月と8月の山岳遭難は、警視庁が統計を取り始めてから最も多く738件発生し、その内死者・行方不明者は61名になっており、そのほとんどが長野県、静岡県、富山県、山梨県、岐阜県といった日本アルプス周辺に集中しています。
夏山であってもこれだけの数の山岳遭難が発生しているように、その要因として挙げられるのが、天候悪化に伴う視界不良による滑り落ち、転倒、落石やロッククライミング中の転落などです。特に加齢や体力不足に伴う疲労で足元がふらつき、滑り落ちたり転倒したりするケースが多く、日頃からトレーニングを行い、自分の体力に合ったコースとスケジュールを組み立て、絶対に無理はしないという心掛けが重要です。
雲ノ平登山の際に事前の装備をどのようにしたらいいか、目的とする山と登山コース、日程、自分自身の年齢と体力などによってさまざまですが、基本的に重要な点は、天候への対処と体力の温存回復のための装備です。
雲ノ平登山には予想を上回る体力が必要となり、また体力消耗も想定外のケースが多々あります。また天候の変化も予想を裏切る急変が起こることも多々です。そうした想定外の事態を予測して、万全以上の余裕を持った装備をすることが重要です。
[登山道具三種の神器]登山靴:防水用の登山靴は必須です。リュック:さまざまな形状や大きさがありますが、おすすめは30Lサイズ。レインウエア:防水性に加えて、ムレを逃がす透湿性がおすすめ。
[登山用着用品]ベースレイヤー、ミドルレイヤー、アウター、パンツ、靴下、帽子、手袋
[登山用必須の持ち物]ヘッドライト、登山地図・GPSアプリ、携帯電話・バッテリー、水分、行動食、非常食、健康保険証、ゴミ袋
万が一に滑り落ちたり、転倒したりして動けなくなった場合、救助を待つ間に非常食などがあると体力を温存できるだけでなく、精神的な落ち着きを取り戻すことができたりします。特にチョコレートは保存食としても便利で、カロリーも高いので体力維持に役に立ちます。水とチョコレートだけで助かったケースも多々あるので、雲ノ平登山の際は非常食を携帯しておくことをおすすめします。
かつて湖の底だった場所が幾たびかの火山活動を経て現在の地形になったのは、今からおよそ10万年前とされる雲ノ平。草原の中に点在する池塘や火山岩がさまざまな大自然の造形美を広げています。そして周囲を見渡すと、その溶岩台地をぐるりと取り囲むように雄大な山々が眼前に迫ります。雲ノ平は、日常では得ることのできない素晴らしい自然景観が魅力です。途中に出会う高山植物や雄大な景色を楽しみながら雲ノ平登山を満喫してみてはいかがでしょう。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 おおもり
ライター:zukzuk22
雲ノ平山荘
薬師沢小屋
折立登山口から徒歩約7時間15分
太郎平小屋
高天原山荘
新穂高温泉
[バス]東京バスタ新宿より高速バスで平湯温泉まで約4時間半、平湯温泉より路線バスで約30分