【京都】卒業・修学旅行で絶対に行くべきおすすめ観光スポット17選

2024/11/07

【京都】卒業・修学旅行で絶対に行くべきおすすめ観光スポット17選

一生に一度は行きたい場所の1つが「京都」。卒業旅行や修学旅行先にも選ばれる京都は、歴史や文化の深さから観光スポットがたくさんあるため、どこに行けばよいか迷ってしまう場合もありますよね。この記事では、卒業・修学旅行で必ず行っておきたい京都の観光スポットを17カ所厳選して紹介しています。京都の歴史や文化に触れるスポットや、大自然を味わえるスポットなど多彩な観光地をピックアップしているので、気になる場所がきっと見つかりますよ。この記事を読んで、ぜひ学友たちとの旅行にお役立てください。

【京都市上京区】北野天満宮

学問の神・菅原道真を祀る梅の名所

北野天満宮は、全国約1万2000社の天満宮・天神社の総本社。御祭神は菅原道真とその妻・息子の三柱です。境内いたるところにある「牛」は菅原道真が丑年生まれの伝説から天神さんのお使いとされています。頭をなでると学業成就などのご利益が授けられるので、ぜひなでてみるのもよいでしょう。国宝のご本殿は「八棟造・権現造」で、神社建築の歴史を伝える遺構。何度も火災にあい、現在の建物は豊臣秀頼によって建てられたものです。京都随一の梅の名所として知られるほか、毎月25日の天神市(天神さん)は露店や参拝客でにぎわいます。

【京都市左京区】貴船神社

鴨川の水源地に鎮座する貴船神社の総本宮

鴨川の水源地にある貴船神社は、全国約500社ある貴船神社の総本宮。水の供給をつかさどる龍神を祀り、古くから雨ごいや雨止めの神事が行われます。貴船神社には本宮、奥宮、結社の3社があり、本宮社殿前の石垣からあふれる御神水は貴船山の湧き水。浮かべると文字が浮かぶ「水占(みずうら)みくじ」で有名です。旅行の思い出に、友人と運試しはいかがでしょうか。奥宮の御祭神は磐長姫命(いわながひめのみこと)で、縁結びのご利益が。奥宮の本殿の真下の龍穴(りゅうけつ)は日本三大龍穴のひとつです。

【京都市左京区】下鴨神社境内 河合神社

日本一の美麗神を祀る神社は鴨長明のゆかりの地

河合神社は下鴨神社の摂社、糺(ただす)の森の南端に鎮座する古社で、ご祭神は玉依姫命(たまよりひめのみこと)。玉依姫命は非常に美しく、日本第一の美麗神として知られます。そのため河合神社は、手鏡を模した鏡絵馬に理想の自分の顔を描いて行う「美人祈願」も有名ですよ。また「方丈記」の鴨長明とゆかりのある神社でもあります。鴨長明は下鴨神社の神職で、宮廷歌人として活躍した人物。境内の一角には鴨長明が晩年を過ごした「方丈の庵」が再現されています。

【京都市北区~伏見区】鴨川

清流・鴨川で京都の四季を味わう

京都市内の南北を流れる鴨川は清流で知られ、今も昔も人々の生活の中心です。鴨川沿いは芝生が敷かれた場所もあり、四季折々の風景を楽しんだり、せせらぎを聞きながら休憩したりリラックスできますよ。鴨川の中に置かれた石は「橋」の役割もあります。ドラマやアニメでお馴染みの飛び石で鴨川を渡るのも楽しいですよ。春は桜、夏は川床、秋は紅葉を楽しめる鴨川沿いは解放感たっぷり。多くの映像作品のロケ地になった聖地・鴨川デルタで友人とともに作品の世界観にひたるのも、いい思い出になります。

【京都市東山区】八坂庚申堂

色鮮やかなくくり猿に願いを込めよう

八坂庚申堂(やさかこうしんどう)の正式名称は金剛寺で、天台宗の寺院です。中国・道教の三尸説(さんしせつ)に仏教、神道、修験道などが結びついて生まれたのが庚申信仰。ご本尊の青面金剛(しゅうめんこんごう)は60日ごとの庚申の日前夜に人の体内から出てくる三尸を抑える力があるとされます。境内で見られる「見ざる言わざる聞かざる」の三猿は、青面金剛の使いともされています。学生最後の旅で「1つ欲を我慢すれば願いが1つかなう」くくり猿に願いを込めましょう。

【京都市下京区】京都タワー

灯台をイメージした京都のランドマーク

京都のシンボル・京都タワーは、京都の活性化を導く“まちなかの灯台”をイメージして建造されました。京都市街で一番高い地上100mの展望台からは、京都の市街地が見渡せます。日本で初めて、鉄骨を使わず円筒形の鋼板をつなぎ合わせる「モノコック構造」で建造された京都タワー。ビルの屋上に建っているのが特徴的です。京都駅と地下通路でつながっており、大浴場やレストランもあります。京都駅からの旅のスタートに朝風呂とモーニングはいかがでしょうか。

【京都市下京区】京都水族館

京都は水族館も侮れない!水の生き物との距離が縮まる体験も

京都水族館は、鴨川に生息する天然記念物オオサンショウウオやペンギン、アザラシなどを展示する内陸型水族館。見て楽しむだけではなく、ワークショップやバックヤードツアーなどの体験プログラムも充実しています。2020年には5,000匹ものクラゲを展示する「クラゲワンダー」がオープン。実験室を模して造られた「京都クラゲ研究部」では、飼育スタッフの作業の様子を間近で見学できますよ。オオサンショウウオの形をした肉まんや、ペンギン型のおにぎりなど、かわいく写真映えする軽食も楽しめます。

【京都市下京区】京都鉄道博物館

京都鉄道博物館 提供

京都鉄道博物館 提供

京都鉄道博物館 提供

京都鉄道博物館 提供

記念碑的な電車や蒸気機関車がズラリと並ぶ

蒸気機関車や新幹線など54両を展示・収蔵している京都鉄道博物館は、京都水族館のすぐ近くにあります。0系新幹線電車の第1号車や、ギネスブックにも掲載された500系新幹線電車、国鉄最大級のC62形蒸気機関車など心躍る展示が盛りだくさん。運転士体験ができる「運転シミュレータ」や、日本最大級の「鉄道ジオラマ」など遊べて学べるコーナーも充実しており、子どもも楽しめますよ。特別展示やバックヤードツアーなども開催されるため、公式サイトをチェックしましょう。

【京都市右京区】渡月橋

嵐山の顔たる渡月橋・景観を損ねない風情に京らしさを感じる

大堰川にかかる渡月橋は、嵐山にある人気の景勝地で、上流が保津川、下流が桂川と呼ばれます。嵐山の顔としても有名で、特に春の桜と秋の紅葉は見事です。渡月橋は空海の弟子の高僧が対岸の法輪寺に渡るための橋としてかけたため、法輪寺橋と呼ばれていました。鎌倉時代、亀山上皇の詠んだ歌からあとに「渡月橋」と呼ばれるように。現在の渡月橋は昭和9年に作られたもので、嵐山の景観を損ねないよう欄干などは木材で建造されています。3駅からアクセスできる好立地のため、旅行の日程にも取り入れやすいでしょう。

【京都市西京区】嵐山モンキーパークいわたやま

野生のニホンザルと信頼関係を築いた特別な場所

約120頭の野生のニホンザルが暮らす嵐山モンキーパーク。嵐山連峰のひとつである岩田山で野生のニホンザルの餌付けをし、一般公開しているめずらしい施設です。休憩所は展望台になっているため京都市内を一望でき、柵などの仕切りなく野生の猿が過ごしている様子を見られます。「猿に危害を与えない」ルールを徹底し猿との信頼関係を築いたため、猿は人を怖がらず攻撃もしないため、2mほどの距離までなら、近づいても大丈夫です。非日常の距離で、猿との出会いが楽しめます。

【京都市右京区】東映太秦映画村

時代劇の撮影所で江戸時代にタイムトリップ

東映太秦(とうえいうずまさ)映画村は、時代劇の撮影セットを通じて体験できるテーマパークです。撮影セットでは、実際にテレビや映画の撮影も行っています。時代劇コスプレをして映画のセットで写真を撮れば、よい記念になるでしょう。忍者屋敷やお化け屋敷、立体迷路などのアトラクションも豊富なため1日中楽しめます。エヴァンゲリオンや仮面ライダーなど東映アニメキャラクターとのコラボイベントも開催されているので、公式サイトでイベント情報を確認してみてくださいね。

【京都市右京区】キモノフォレスト

京友禅の森の夜は幻想的!龍の愛宕池で願うとご利益が

京福電鉄嵐山線、通称「嵐電(らんでん)」の嵐山駅のキモノフォレスト。京友禅の生地をアクリルで包んだポールを、京友禅の林に見立てています。嵐山駅の敷地に600本建てられている光景は優美かつ圧巻です。夜にはポール内部のLEDが光り幻想空間に。京友禅の並木道になっている「着物の小径」を 進めば撮影スポットでもある「龍の愛宕池(あたごいけ)」にたどり着きます。龍の愛宕池から湧き出る霊峰・愛宕山の伏流水が願いを叶える御利益が期待できるので、祈願してみてはいかがでしょうか。

【京都市伏見区】伏見稲荷大社

参拝必須!1,300年以上の歴史を持つ稲荷大社の総本宮

伏見稲荷大社は、全国に30,000社あるとされる稲荷大社の総本宮で1,300年以上の歴史を持ちます。神域・稲荷山のふもとに本殿があり、御祭神の稲荷大神は五穀豊穣・商売繁盛・家内安全・諸願成就の神として広く信仰されています。五穀豊穣の「稲が成る」から「イナリ」の名がついたとの説も。朱塗りの鳥居が連なる「千本鳥居」は京都でも有数のフォトスポット、ぜひ卒業前や修学旅行の思い出にしてくださいね。境内には、稲荷大神のお使いである白い狐の姿があちこちに見られます。

【宇治市】平等院

平安時代の関白が思い描いた極楽浄土

平安時代に貴族の別荘地だった宇治市にあるのは、10円硬貨や1万円札で馴染み深い平等院鳳凰堂です。平等院は平安後期(1052年)に関白藤原頼通によって開かれました。翌年、極楽浄土をイメージして建立された阿弥陀堂が、江戸時代になって屋根の鳳凰から「鳳凰堂」と呼ばれるように。鳳凰堂内部は、創建当時の仏像や絵画などが残される指定文化財の宝庫です。併設する平等院ミュージアム鳳翔館で平等院に伝わる宝物や再現CGを見ながら、当時の京都に思いを馳せましょう。

【宮津市】天橋立

日本三景・天橋立は自然が作り出した奇跡の地形

日本海・宮津湾にある天橋立(あまのはしだて)は松島・宮島とともに日本三景の1つです。幅20~170m、全長約3.6キロの砂浜に松が生い茂るめずらしい地形は、何千年もの歳月をかけて自然が作り出した奇跡の地形。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が天に通おうとして立てたはしごが、寝ている間に倒れたとの逸話が「天橋立」と呼ばれるようになったゆえんの1つとされています。徒歩で片道50分ほどです。展望台からの眺めも素晴らしいですが、自分の足で渡るのも特別な体験になりますよ。

【京都市右京区~亀岡市】嵯峨野トロッコ列車

クラシカルなトロッコ列車で嵐山の四季を楽しむ

嵯峨野トロッコ列車は、使われなくなった線路の観光利用を目的に1990年に誕生しました。保津川沿いの片道7.3キロの区間を、約25分かけてゆっくり走行します。トロッコ列車はちょっと早い自転車くらいの速度なので、四季折々の風景を楽しめ、撮影もしやすいです。アールデコ調のクラシカルな木製椅子と裸電球で、タイムスリップした気分になれますよ。トロッコ嵯峨駅はJR嵯峨嵐山に隣接しているため、京都駅からのアクセスも良好です。

【亀岡市】保津川下り

スリル満点の渓流下りは約2時間の特別体験

保津川下りは、1606年に丹波地方の産物を京へ送るための産業水路としてはじまった日本最古の川下りです。亀岡から嵐山まで、約16キロの渓流を約2時間かけて下ります。熟練の船頭さんの手漕ぎ舟での急流下りは、スリル満点でまるで天然のアトラクション。人が踏み入れない山間の渓流のため、大自然に囲まれた非日常な体験ができますよ。行きはトロッコ列車、帰りは保津川下りもよいですね。ライフジャケットを装着するので、安心して乗船できます。

まとめ

卒業・修学旅行におすすめな京都の観光スポット17カ所をご紹介しました。神社仏閣はもちろん、水族館や博物館なども京都ならではの特色がありますよ。楽しいだけでなく、多くの学びや経験を得られるでしょう。また京都は利便性が高い一方でしっかりと自然が守られているため、四季が堪能できるのもポイントです。自然を楽しみたい方は、トロッコ列車や保津川下り、鴨川散策などもおすすめですよ。この記事を参考に、友人たちとの京都満喫旅を楽しんでください。

旅色編集部 おおもり

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記事企画・監修:旅色編集部 おおもり

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