【2025年版】京都のおすすめお土産22選!知る人ぞ知る逸品まで幅広く紹介
2025/02/13
2025/06/26
京都の中心部に位置する「京都御所(きょうとごしょ)」は、歴史と文化が息づく特別な場所。かつて天皇が暮らし、政治の中心として栄えた歴史を体感できる貴重な史跡です。今回は、京都御所の歴史や見どころ、アクセス方法、そして京都御所観光の前後に立ち寄りたい周辺のおすすめスポットまで、最新情報を交えて詳しくご紹介します。
京都御所 Photo by PIXTA
京都御所は、平安京遷都(794年)から明治維新(1869年)にかけて、天皇や宮廷文化が育まれた都の中心地です。現在の位置に定着したのは1331年以降で、その後約540年間、歴代天皇が居住や執務を行ってきました。現在は宮内庁が管理する皇室関連施設で、市民や観光客が自然と歴史を感じながら散策できる広大な「京都御苑(きょうとぎょえん)」(環境省管理)の北西寄りに位置しています。
紫宸殿 Photo by PIXTA
紫宸殿は、平安時代からの由緒を持つ正殿であり、宮廷の重要な儀式が行われた場所です。檜皮葺(ひわだぶき)の素木造(しらきづくり)で、蔀戸(しとみど)や唐戸(からど)を用いた平安時代の建築様式を伝えています。東西約33m、南北約23mの規模を持ち、南庭には白砂が敷き詰められています。
清涼殿 Photo by PIXTA
清涼殿は、平安時代から天皇が日常を過ごしていた御殿。九間四面の構造で、昼は政務にあたり、夜は寝室としても機能していました。『枕草子』にも描かれた滝口の武士による点呼が行われ、王朝文化の実態を伝える重要な建物です。
御池庭 Photo by PIXTA
御池庭は、小御所と御学問所の前に広がる回遊式庭園です。江戸時代前期に前田玄以が作庭し、後に小堀遠州が整備したとされます。池には欅橋や石橋が架かり、州浜には栗石が敷き詰められています。春の新緑や秋の紅葉など、季節ごとに異なる自然景観が楽しめるのも魅力です。
諸大夫の間 Photo by PIXTA
諸大夫の間は、参内者の格式に応じた3室(虎の間・鶴の間・桜の間)で構成され、それぞれに岸岱や狩野永岳ら幕末の絵師による襖絵が飾られています。公卿から諸大夫まで、身分別に待機する控えの場として使われていました。
京都御所では、事前申込不要の無料ガイドツアーが実施されており、より深く歴史を学びたい方におすすめです。ガイドツアーの詳細や最新スケジュールは、宮内庁京都事務所の公式サイトでご確認ください。
・最寄り駅:地下鉄烏丸線「今出川駅」から徒歩約5分、市バス「烏丸今出川」下車 徒歩約7分
・京都駅からのアクセス:地下鉄烏丸線で乗り換えなし、約10分で今出川駅に到着します
・参観時間:9時~16時20分(最終退出は17時)
・休止日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日~1月4日)、行事等で休止の場合あり
・入場料:無料。事前申込不要で誰でも気軽に参観できます
・注意事項:入場時に手荷物検査があります。混雑時は早めの来場がおすすめです
京都御苑内のスポット
京都御苑西側に位置する蛤御門は、正式名称を「新在家御門」といいます。天明の大火(1788年)や宝永の大火(1708年)などで初めて開門された故事から「焼けて口開く蛤」に例えられ、現在の名称が定着しました。1864年の禁門の変(蛤御門の変)では長州藩と幕府軍が激戦を繰り広げ、現在も門柱や梁に残る弾痕が当時の戦いの痕跡を伝えています。京都御苑の外郭にある9つの門のひとつで、明治期の整備事業により現在地に移設。烏丸通沿いに佇む歴史の証人として、幕末ファン必見のスポットです。
京都御苑南西、九条池畔に建つ拾翠亭は、江戸時代後期(寛政年間・1789-1801年)に五摂家のひとつ・九条家が茶会や歌会用に建造した数寄屋風書院造りの別邸です。九条家ゆかりの現存する貴重な建物で、2階からは池を望む優雅な景観が広がり、当時の公家文化を体感できます。一般公開は木・金・土曜日(9時30分~15時30分)に限られており、参観料は300円で庭園と内部の鑑賞が可能。京都御苑の静寂に包まれた隠れ家的空間として親しまれています。
京都御苑周辺のスポット
京都御所の北側に位置する相国寺は、1382年に室町幕府三代将軍・足利義満によって創建された臨済宗相国寺派の大本山です。京都五山第二位の格式を持ち、世界遺産の金閣寺(鹿苑寺)や銀閣寺(慈照寺)は当寺の山外塔頭として知られます。最大の見どころは重要文化財の法堂(はっとう)で、天井に描かれた狩野光信筆の「蟠龍図」は手を叩くと反響音が生じる「鳴き龍」として有名。通常非公開ですが、春と秋の特別拝観期間(10時~16時)に法堂・方丈・開山堂が公開され、枯山水庭園も鑑賞可能。
相国寺
ランチにおすすめのお店
スマートフォン内に保存されている画像を、ドリンクやクッキーに高画質でプリントできる京都初のフォトプリントカフェです。プリント可能なドリンクは、「コーヒー」「カフェオレ」「ミルクティー」「抹茶オレ」「ココア」「イチゴオレ」の6種類から選ぶことができます。抹茶オレには、京都府の「祇園辻利」の抹茶を使用するなど味にもこだわっています。
※京都御所より徒歩約10分
ACO CAFE
歴史ある同志社大学の「今出川寒梅館」1階にあるカフェレストラン。11時からのランチタイムでは、シェフのこだわりはそのままに、リーズナブルなランチやカフェメニューがワンコインから堪能できます。ふわふわのスポンジに、ほろ苦いキャラメルとたっぷりのクリームシャンティをのせた「エンゼルフードケーキ バニラキャラメル」など、スイーツもおすすめ。
※京都御所より徒歩約15分
Hamac de Paradis 寒梅館
贅沢なイメージのすき焼きをお重スタイルで楽しめるお店。看板メニューの「すきやき重」はリーズナブルで、とろけるような牛肉が美味しいと好評。京都ならではの“おばんざい”とのセットメニューが特におすすめです。町家をリノベーションした和モダンな店内にも、ぜひ注目してみてください。
※京都御所より徒歩約10分
丑屋 よ平
ディナーにおすすめのお店
料理対決番組に出演した経歴を持つ店主・梶憲司氏が、2001年に開店した日本料理店です。本格京料理のコースは3,900円から提供しています。季節コースの「雪」「月」「花」のほか、鍋コースなど種類が豊富。店内は全室テーブルと椅子を備え、料理人の技を眺められるカウンター席や庭が望める個室、座敷席を完備しています。
※京都御所より徒歩約10分
京料理かじ
大正時代に建てられた京町家を改装した居酒屋。地元食材を使った料理や酒のつまみには、いずれもアイデアとひと手間がかけられています。一番のおすすめは、お店の名物「あぶり鯖寿司」。焼津産の脂の乗った新鮮なサバと京都産コシヒカリを使ったシャリの間には、京都の三大漬物のひとつ「すぐき」と大葉が。香ばしく炙られたサバの風味や食感と、絶妙なハーモニーを奏でています。
※京都御所より徒歩約10分
まんざら本店
木造の趣ある佇まいが印象的なイタリア料理店。イタリアンを楽しめる“ちょっぴり大人なトラットリア”がコンセプトで、シェフとの距離がより近くに感じられるもてなしが魅力です。ディナーメニューの「プリフィックスコース」は、毎日替わる旬の逸品や季節ごとの食材を使ったおすすめのアラカルト料理から、好きな前菜・パスタ・メイン料理を選べます。また「特別コース」は、前菜からドルチェまでの豪華なフルコース仕立てとなっています。
※京都御所より徒歩約5分
Cucina Italiana東洞
京都御所は、日本の歴史と文化の核ともいえる特別な場所。京都御苑の豊かな自然に包まれながら、格式ある建築と静謐な空気を堪能できる貴重な体験ができます。歴史探訪の前後に、周辺のカフェや京料理店で一息つく時間も、旅の満足度をぐっと高めてくれるでしょう。京都を訪れる際は、ぜひ京都御所を中心にした一日を計画してみてください。
※掲載情報は2025年6月時点のものです。最新情報は京都御所公式サイトや各施設の公式サイト等でご確認ください。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 なかやま
ライター:旅色編集部 なかやま