【宮城観光】仙台のお花見・桜スポット11選!名所から穴場まで幅広く紹介

2025/02/25

【宮城観光】仙台のお花見・桜スポット11選!名所から穴場まで幅広く紹介

4月になると、東北地方でも桜が咲き始め、各地の公園や観光スポットなどの桜の名所は多くの人々でにぎわいます。中でも仙台は緑が豊かで、ライトアップも行われるため、特に人気があります。そこで、仙台のお花見の名所として人気のスポットを、穴場も含めて広くご紹介します。なお、こちらの情報は2024年2月時点のものです。実際に訪れる前に、公式HPなどで最新の情報を確認することをおすすめします。

まずはお花見のマナーと持ち物を解説

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マナー①桜の木に触れない

桜の花は美しく、間近で楽しみたくなるものです。しかし、桜の木は非常にデリケートで、傷ついたり、ジュースなどがかかったりすると、その部分から腐って枯れてしまうことがあります。また、桜の木の根は浅い場所にあるため、根元を踏んだりシートで覆ったりすると、傷ついたり呼吸ができなくなったりして、木を傷める原因になります。

そのため、桜の木には触れないようにしましょう。花や枝だけでなく、根元も同様です。また、飲み物をかけるのも避けるべきです。桜は少し離れた場所から鑑賞するようにしましょう。

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マナー②場所取りに配慮する

桜の下で飲食を楽しむのは、お花見の醍醐味のひとつです。家族やグループ、職場などでお花見を計画している方も多いことでしょう。美しい桜を楽しむために、早朝からレジャーシートを広げて場所取りをする人もいるかもしれません。

桜の見頃は短いため、その貴重な期間に花を愛でたいと多くの方がお花見に出かけます。人数に合わないほど広いスペースを占領することは避け、みんなが桜を楽しめるように譲り合いの精神を大切にしたいものです。また、通路や近隣の家の前にシートを敷くのも避けましょう。

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マナー③大声で騒ぐのはNG

きれいな桜の下での飲食は、気の置けない仲間とのひと時を一層楽しいものにしてくれます。しかし、節度を忘れた行動は避けるべきです。お花見の場所は公共の場であり、周りには大人も子どもも多くの人々が桜を見ています。

大声で騒いだり歌ったりして、周囲の人々に迷惑をかけることは避けましょう。特にお酒が入ると自制心が効きにくくなることがあるため、十分に注意しましょう。

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マナー④ゴミは持ち帰る

桜の見ごろの時期になると、桜の名所には多くの人々が集まります。そのため、ゴミがたくさん出ます。ゴミ捨て場が設置されていても、あふれていることが少なくありません。せっかくの美しい景色が台無しになってしまうことがあります。

お花見を楽しむ際は、自分で出したゴミは必ず持ち帰りましょう。飲食をする予定の方はもちろん、散策を予定している場合でも、ゴミ袋を用意しておくことをおすすめします。みんなが気持ちよく桜を楽しめるよう、心配りを忘れずに行動しましょう。

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お花見に欠かせない必需品

では、お花見を楽しむためにはどのようなものを準備すればよいのでしょうか。まず、飲食をする場合は、レジャーシートと飲食物が必需品です。クーラーボックスを用意しておけば、冷たい飲み物やフルーツを冷たく保ちながら楽しむことができます。

また、お花見の際に忘れてはならないのが防寒対策です。「花冷え」という言葉があるように、桜の時期には気温が低くなることがあります。夜桜のライトアップを見に行く場合はもちろん、昼間のお花見でも羽織るものを持参するなど、しっかりと防寒対策をしましょう。

【仙台のお花見・桜スポット11選】

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「杜の都」仙台には魅力的な桜スポットがたくさん

仙台は「杜の都」と呼ばれています。この言葉には、伊達政宗の時代から多くの木を植え、豊かな緑をシンボルとして育ててきたという意味が込められていると言われています。

そのため、仙台には都心部にも緑が多く、桜の美しいスポットがたくさんあります。仙台城などの観光地や都心部の公園も桜の名所として知られているので、アクセスしやすい場所でのんびりとお花見を楽しんでください。

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仙台の桜の開花時期

次に、仙台の桜の開花時期についてです。仙台は東北地方に位置するため、全国的に見ても気温が低めです。そのため、桜の開花時期も他の地域より遅めになります。

その年の気候にもよりますが、仙台の桜の開花は例年、4月初旬から中旬頃となります。また、桜の品種によっては、4月上旬からゴールデンウィークの前半頃までお花見が楽しめることもあります。桜の開花予想をチェックして、お花見の予定を立てることをおすすめします。

八木山ベニーランド

園内で楽しむお花見

「八木山ベニーランド」は1968年にオープンした仙台を代表する遊園地です。約30種類のアトラクションがあり、子どもだけでなく大人も楽しめるスポットです。デートで訪れたことがある方も多いのではないでしょうか。アクセスも、最寄りの地下鉄駅から徒歩約5分と便利です。

園内には約700本の桜が植えられており、アトラクションを楽しみながらお花見ができるのも魅力の一つ
です。八木山は丘陵地に位置しているため、桜の見頃が市内より少し遅くなるため、その年の2度目のお花見を楽しみたい方にもぴったりです。

西公園

仙台最古の公園は、仙台のシンボルのひとつ

西公園は、1875年(明治8年)に開園した仙台市内で最も古い公園です。仙台のシンボルとも言える広瀬川沿いに位置し、隣接する定禅寺通と合わせて、仙台を象徴する一帯を形成しています。

公園内には約190本の桜があり、仙台の花見の名所として知られています。毎年、多くの方がお花見に訪れ、ゆったりとした広瀬川の流れを感じながらお花見を楽しんでいます。桜の見頃は例年4月中旬頃です。

仙台東照宮

重要文化財の建物と桜の取り合わせが美しい

仙台東照宮は、第二代仙台藩主・伊達忠宗によって1654年に創建されました。伊達家と徳川家が姻戚関係にあり、また仙台藩の財政難を江戸幕府が支援したことを背景に、江戸幕府初代将軍・徳川家康を御祭神として祀る東照宮が建てられたのです。

東照宮があるこの場所は、家康が仙台に来訪した際、伊達政宗とともに休息を取った場所でもあります。また、仙台城の鬼門(北東)を封じるために、この地が建設地として選ばれました。本殿や唐門などは、現在、国の重要文化財に指定されています。

陸奥国分寺薬師堂

駅からのアクセスも良好、薬師堂と桜の風景は趣深い

「陸奥国分寺」の創建は740年頃とされ、室町時代に衰退しましたが、伊達政宗によって再興されました。1607年に建てられた薬師堂を中心に、25の僧房を擁する大寺院として繁栄しました。

明治時代以降、神仏分離令により規模が大幅に縮小され、現在に至ります。薬師堂は現在、国の重要文化財に指定されています。地下鉄の最寄り駅からのアクセスも良好で、快適なお花見を楽しむことができます。

定義如来西方寺

五重塔と桜の組み合わせは一見の価値あり

西方寺は、一般的に「定義如来」と呼ばれる寺院で、1706年に創建されました。平氏が1185年の壇ノ浦の戦いで敗れた後、この場所に隠れ住んだ平家の重臣・平貞能が「平定義」に改名したことが、この地名の由来とされています。定義の死後、その墓の上に小堂が建てられ、1706年に寺院として整備されました。

1986年には、宮城県内初の五重塔が完成し、寺の新しいシンボルとなっています。この五重塔を背景に桜が咲く景色は、撮影スポットとしても人気です。現在では年間100万人以上が訪れ、宮城県を代表する観光スポットの一つとして知られています。

榴岡公園

仙台を代表する桜の名所

「榴岡公園」の始まりは、仙台藩四代藩主・綱村が京都から1000本余りの桜を取り寄せてこの地に植えたことに由来すると言われています。現在、公園内には約370本の桜があり、仙台を代表する桜の名所となっています。最寄り駅から徒歩1分というアクセスの良さも魅力です。

桜の季節には、多くの人々が桜の下でお花見を楽しむ光景が見られ、仙台の春の風物詩の一つとなっています。観光の際には、ぜひ足を運んでみることをおすすめします

三神峯公園

桜の数は仙台市内一、華やかな雰囲気が楽しめる

「三神峯公園」は、かつて学校や学生寮があった場所に造られ、1967年に開園しました。仙台市内で最も多くの桜が植樹されており、仙台南部の桜の名所として広く知られています。春になると、多くの人々がお花見を楽しみに訪れます

例年、桜の見頃は4月上旬から中旬で、この期間には桜祭りなども開催され、華やかな雰囲気が楽しめます。桜の数や種類も豊富で、訪れる人々を魅了します。

錦町公園

杜の都・仙台 令和版 わがまち緑の名所100選 サクラが美しい春の錦町公園

杜の都・仙台 令和版 わがまち緑の名所100選 新緑の錦町公園

コヒガンザクラで一足早くお花見を

「錦町公園」は仙台駅から徒歩圏内の都心に位置する公園です。園内には多くの木々が植えられており、近隣の住民はもちろん、ビジネスマンなども仕事の合間に一休みする場所として利用しています。

この公園には、ソメイヨシノのほかにコヒガンザクラもあり、芝生広場を囲むように植えられています。コヒガンザクラはソメイヨシノより約1週間早く開花するため、仙台市内で一足早いお花見が楽しめる穴場スポットでもあります。そのボリューム感のある花々は見ごたえがありますので、ぜひ一度足を運んで楽しんでください。

高森山公園

仙台市緑の名所100選(写真) 頂上のサクラ

仙台市緑の名所100選(写真) 登り口付近(撮影:青木敏浩)

中世の古城址、本丸跡からの絶景もおすすめ

「高森山公園」は、かつて陸奥国留守職を務めた伊沢氏の居城であった岩切城の跡地です。そのため、岩切城の土塁や堀などの遺構が残っており、歴史ファンにも人気のスポットとなっています。

公園内には約400本の桜が咲き誇り、仙台市内でも穴場の桜スポットとして知られています。本丸まで続く坂道には桜の並木があり、春になるとその美しい景色が訪れる人々を魅了します。桜並木を進んで本丸跡にたどり着くと、仙台市街や太平洋を一望できる絶景が広がります。美しい桜と壮大な景色の両方をぜひお楽しみください。

貝ヶ森中央公園

仙台市緑の名所100選(写真) サクラの咲く季節、公園上から見る風景(撮影:畑山富治)

仙台市緑の名所100選(写真) 新緑が美しい公園、噴水がシンボル

落ち着いた雰囲気の、住宅地にある公園

「貝ヶ森中央公園」は、自然の起伏を生かして作られた公園です。池と緑が調和した美しい風景が広がり、地元の方々にとっては散策にぴったりの穴場スポットとなっています。また、某人気シリーズの聖地としても知られています。

公園の入口付近には藤棚があり、これもよく知られたスポットです。しかし、桜の名所としても人気が高く、美しい池とピンク色に彩られた桜のコントラストが魅力的です。池沿いに続く園路を歩きながら、桜を楽しんでゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

青葉山公園

仙台市緑の名所100選(写真) 五色沼より隅櫓方向を望む

仙台市緑の名所100選(写真) 桜の小径

仙台市緑の名所100選(写真) 春、満開のサクラと長沼

仙台を代表する観光スポット、見どころもたくさん

この地は、仙台藩62万石を治めた伊達氏の居城、仙台城があった場所です。特に、伊達政宗の騎馬像は観光スポットとして人気が高く、実際に訪れたことのある方も多いでしょう。

青葉山公園は、仙台を代表する桜の名所としても知られています。仙台市博物館周辺を中心に約480本の桜が植えられ、見頃の時期には仙台城大手門脇櫓周辺や長沼沿いなど、あちこちで美しい桜と景色のコラボレーションを楽しめます。

また、仙台第二高等学校方面に向かう道には「桜の小径」と呼ばれる桜並木があり、満開の時期には圧巻の景色が広がります。ぜひ、時間に余裕を持って、じっくりと桜の美しさを堪能してください。

仙台の桜の名所で春の景色を堪能しよう

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仙台には多くの桜の名所があり、桜祭りやライトアップされた夜桜見物を楽しめる場所も数多くあります。観光スポットとしても知られるこれらの場所は、華やかな景色に彩られ、訪れる人々を魅了します。ぜひ、仙台の桜の名所で美しい春の景色を堪能してみてください。

旅色編集部 おおもり

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記事企画・監修:旅色編集部 おおもり

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