瀬戸内国際芸術祭とは?楽しみ方やあわせて訪れたいおすすめ観光スポットをご紹介!

2024/12/26

瀬戸内国際芸術祭とは?楽しみ方やあわせて訪れたいおすすめ観光スポットをご紹介!

「瀬戸内国際芸術祭」は、瀬戸内の島々を舞台に開催される現代アートの祭典。アートだけでなく、船で移動しながら美しい景色を堪能したり、島々の人々と交流を深めたりと、さまざまな体験ができます。今回はそんな瀬戸内国際芸術祭の楽しみ方を紹介します。あわせて訪れたい観光スポットや、グルメもチェックしましょう。なおこの情報は2024年12月時点のものです。実際に訪れる際は、施設の公式HPなどで最新情報をご確認ください。

瀬戸内国際芸術祭の歴史から楽しみ方まで徹底解説!

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瀬戸内の島々を舞台に開催される「瀬戸内国際芸術祭」。国内外から約100万人の観光客が訪れる、日本を代表する国際的な芸術祭です。アートはもちろん、景色や人々との交流など、ここでしかできない体験ができますよ。まずは、瀬戸内国際芸術祭の楽しみ方や歴史をチェックしてみましょう。

瀬戸内国際芸術祭とは?

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3年に1度開催される「瀬戸内国際芸術祭」は、約100日間の会期で、春・夏・秋の3シーズンに分かれています。アートを道しるべに島々をめぐりながら、アーティストや地域住民との交流、瀬戸内の美しい景色やグルメに出会うことができますよ。国内のみならず、海外からも注目を集めています。

瀬戸内国際芸術祭の歴史

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瀬戸内国際芸術祭は、2006年に香川県庁が「ベネッセアートサイト直島」プロジェクトと連携し、計画が開始されました。2010年7月19日に第1回が開催され、香川の直島・豊島・小豆島・高松港などが会場となりました。

瀬戸内国際芸術祭の楽しみ方

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アートを通じてさまざまな体験ができる「瀬戸内国際芸術祭」。船に乗って瀬戸内の島をめぐりながら景色を楽しんだり、地元ならではの美味しいグルメを堪能するなど、瀬戸内海の島々をアートと共に満喫できます。アートだけじゃない、瀬戸内国際芸術祭の楽しみ方を紹介します。

船に乗って瀬戸内海の景色を堪能

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瀬戸内国際芸術祭の特徴は、船で移動すること。島に到着するまでの間、瀬戸内の美しい海や島々の景色を堪能できます。晴れた日に見える遠くの島や、綺麗な夕焼けなど、季節や時間帯によってさまざまな顔を見せる瀬戸内の景色を、ゆっくりとお愉しみください。

ここでしか見られないアート作品やイベント

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瀬戸内国際芸術祭は、瀬戸内の島々と沿岸部、全17エリアで展開されています。各エリアでは、それぞれ特有の地域資源を生かしてアート作品やイベントを手掛けており、普通の美術館では味わえないその土地ならではのアートを楽しめますよ。

地元ならではのグルメを味わう

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瀬戸内国際芸術祭の開催地には、地元の食材を使ったグルメを味わえる店がたくさんあります。ランチにぴったりの食事処から、ひと息つけるおしゃれなカフェまでさまざまな店があるので、お気に入りの店を探してみてください。

便利な機能がついた公式アプリを活用しよう

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瀬戸内国際芸術祭は、来場者の方々が瀬戸内の旅をスムーズに楽しめるよう、公式アプリを無料配布しています。作品・主要スポットまでの簡単経路検索をはじめ、島・会場の混雑情報なども確認できるので、ぜひ活用してください。

【2025年】瀬戸内国際芸術祭の会期・会場

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2025年も瀬戸内国際芸術祭の開催が決定しています。約100日間の会期は、春・夏・秋に分かれているので、それぞれの会期のスケジュールや会場を事前に確認しておきましょう。アートはもちろん、瀬戸内の景色やグルメもお楽しみください。

2025年の会期

2025年の瀬戸内国際芸術祭は、「春会期」が4月18日〜5月25日の38日間、「夏会期」が8月1日〜31日の31日間、秋会期が10月3日から11月9日の38日間です。季節によってさまざまな楽しみ方や体験ができるのが、嬉しいポイント。

会場・アクセス

2025年の瀬戸内国際芸術祭が開催される島・会場は17エリア。「直島」「豊島」「女木島」「男木島」「小豆島」「大島」「犬島」「瀬戸大橋エリア」「本島」「高見島」「粟島」「伊吹島」「高松港エリア」「宇野港エリア」「志度・津田エリア」「引田エリア」「宇多津エリア」になります。高松港を拠点に、各島・各エリアにアクセスするのがおすすめです。

【レジャー】あわせて訪れたいおすすめ観光スポット16選

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瀬戸内国際芸術祭が開催される島には、さまざまな観光スポットがあります。瀬戸内の景色を満喫できるスポットから、体験型スポットまで魅力的なスポットが充実しているので、いろいろなスポットを巡ってみましょう。

小豆島の自然のなかで数々のアクティビティを体験したり、自然あふれる公園は、お子さん連れの観光にもおすすめです。船に乗って、瀬戸内ならではの観光をお楽しみください。

小豆島大観音

“しあわせ観音様”の愛称で親しまれる美しい大観音

“しあわせ観音様”の愛称で親しまれる「小豆島大観音」は、小豆島のパワースポット。フランスで開催された「ARC+国際作品コンテスト」で1位に輝いたほどの美しさです。

大観音像の本尊は、胎内の「護摩殿」に納められており、道中には14,000体の胎内仏が並べられています。エレベーターもありますが、スリランカの“佛歯寺”の姉妹寺院としてお釈迦様の歴史も学べるので、階段で上がるのもおすすめですよ。

子安観音寺

安産祈願や子授成就で有名なパワースポット

400年以上の歴史を誇る「子安観音寺」は、安産祈願や子授成就で有名なスポット。境内には遠くから捉えられるほど大きな、十数mの高さがある銀色の稚児大師像が鎮座しています。

本堂は正面に竜が掘られており、天井を埋め尽くす約500種類の花が描かれています。また、本堂の手前では、砂紋の美しい枯山水を鑑賞できますよ。参拝者にはおもてなしのうどんが振る舞われることから、「うどん寺」とも呼ばれています。

SHIMAASOBI

瀬戸内海をSUPで散歩しよう

小豆島の自然のなかで、さまざまな遊びと絶景を満喫できる「SHIMAASOBI」。目の前は穏やかな瀬戸内海、背後は四季折々の山に囲まれた最高のロケーションで、オートキャンプ・SUP・釣り・海水浴・ハイキング・テントサウナなどをお楽しみください。

瀬戸内海の美しい海でのSUPは、とくにおすすめ。インストラクターがいるので、初心者の方も安心して体験できます。4〜9月はサンセットSUPも可能です。

中山のほたる

ホタルの放つ幻想的な光

小豆島町中山地区の殿川流域にある「ホタルの郷」では、今年も美しく光るホタルをみることができます。はっぴを着たホタルガイドもいるので、気軽に声をかけて初夏の風物詩を楽しみましょう。

サン・オリーブ温泉

エステ湯やハーブ湯などがあり、眼下には海が広がる

「サン・オリーブ温泉」は、道の駅小豆島オリーブ公園内に建つ多目的施設。温泉は3階にあり、窓からはエーゲ海を思わせる景色が見渡せますよ。スチームサウナ、ハーブ湯、遠赤サウナ、エステ湯などが楽しめます。

寒霞溪

ダイナミックな渓谷美に感動。四季折々の山の表情も魅力

「寒霞溪」は、日本三大渓谷のひとつと称される小豆島を代表する景勝地。1300万年以上前の火山活動で形成され、約200万年にわたって浸食された渓谷は、春の新緑、夏の深緑、秋の紅葉、冬の雪景色と四季を通じて楽しめます。

ベネッセハウスミュージアム

美術館とホテルが一体化しためずらしい施設

「ベネッセハウス ミュージアム」は美術館とホテルが一体となった施設として1992年に開館しました。ホテル滞在者はいつでも美術館に行けるようになっている、めずらしい施設として注目を集めています。建物は建築家・安藤忠雄によって設計されました。

大阪城残石記念公園

大阪城残石や器具の展示を楽しめる

江戸幕府の大坂城拡張・修築工事の際、小豆島から石垣用の石が産出されました。「大阪城残石記念公園」の展示施設の敷地には、船に積まれる予定だった石が残されているほか、石の運搬に使用した器具の展示、当時の様子を再現した港湾が整備されています。

豊島

美しい自然の現代アートの島

直島とともに現代アートの島として知られる「豊島」。棚田の一角に建つ「豊島美術館」や、美術家・横尾忠則氏による美術館があります。島中央の展望台からは瀬戸内海の大パノラマが広がり、自然が美しいですよ。

小瀬石鎚神社・重岩(小豆島)

頂上から小豆島の絶景を望もう

重岩不動石鎚神社のご神体。小豆島には大阪城の石垣用の石を切り出した場所が20カ所ほど残っており、ここはそのうちの1カ所です。頂上の重岩まで駐車場から徒歩20分。途中、急な階段があるので注意してください。

エンジェルロード(小豆島)

余島まで渡れる天使の道

「エンジェルロード」は、小豆島で最も人気の観光スポット。干潮時には道が現れて余島まで渡ることができます。

道の駅 小豆島オリーブ公園

ギリシャのような風景や天然温泉が楽しめる施設

海を見下ろす小高い丘に広がる「小豆島オリーブ公園」にはオリーブの木やハーブが植えられ、ギリシャ風の建物が建っています。テニスやハーブクラフトを楽しんだり、温泉でのんびりできますよ。

地中美術館

作品の特徴に合わせた建築空間が魅力

「地中美術館」は2004年に設立された美術館で、クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレルの3名の作品だけが展示されており、それぞれの作品の特徴に合わせた建築空間が設けられています。建築家・安藤忠雄によって設計された建物の大半は、周囲の景観を損なわないよう地下に埋設されています。

二十四の瞳映画村(小豆島)

映画「二十四の瞳」の世界観に浸ろう

「二十四の瞳映画村」は、映画「二十四の瞳」の撮影で使われたセットを改築した展示施設。園内にある壺井栄文学館では、原作者である壺井栄が愛用していた調度品や各作品の生原稿などを展示しており、映画館「松竹座」では「二十四の瞳」を常時上映しています。

石門洞(小豆島)

寒霞渓の中腹にある紅葉の名所

「石門洞」は渓谷の美しさで知られる寒霞渓の中腹にあり、岩肌にできた天然の岩窟の中に建てられた本堂が目を見張ります。紅葉の名所でもあり、例年の見頃は11月中旬〜下旬です。

小豆島銚子渓 自然動物園 お猿の国

野生のサルを間近に見る

多くの野生のサルが生息している銚子渓。「自然動物園 お猿の国」は、そのなかで餌づけに成功した約300匹のサルを集めています。迫力あるボスザルやかわいい赤ちゃんザルなど、愛嬌たっぷりの猿たちと大自然の中でふれあいましょう。

【グルメ】あわせて訪れたいおすすめ観光スポット4選

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瀬戸内の島々には、瀬戸内ならではのグルメを味わえる人気の飲食店が充実しています。香川ならではのコシが強くモチモチとした食感のうどんが自慢のうどん専門店や、こだわりのコーヒーをゆっくり味わえるカフェは、ランチや休憩にぴったり。

瀬戸内らしい、絶品グルメをご堪能ください。「手延べそうめん」をはじめとする、小豆島の特産品やお土産が揃う店もあるので、お土産を購入する際はぜひ足を運んでみてください。

さぬきうどん 來家

コシが強いモチモチ食感の極上さぬきうどん

連日、開店とともに多くのお客さんが訪れる「さぬきうどん 來家」は、人気のセルフうどん店。コシが強くモチモチとした食感のうどんは、シンプルで飽きがきません。極上のうどんに合わせるのは、昆布・イリコ・カツオなどを使った風味豊かなダシ。

「山芋ぶっかけ」、「温玉ぶっかけ」など、冷たいぶっかけうどんが人気メニューです。天ぷら、煮物、和え物の小鉢など、こだわりのうどんと一緒に豊富なサイドメニューも楽しめます。

SPARKY'S Coffee

一年中“ハロウィンテイスト”のおしゃれカフェ

2016年、宮ノ浦エリアにオープンした「SPARKY'S Coffee」は、一年中“ハロウィンテイスト”のおしゃれなカフェ。モーニングは焼きたてトーストとコーヒー、ランチは日替わりランチプレート、カフェタイムは自家製スイーツやユニークなアレンジコーヒーを提供しています。

ユニークな盛り付けやプレートは、写真映え抜群。自家製コーヒーで作った「カフェジェリーオレ」、自家栽培のレモンを使った「瀬戸内レモンスカッシュ」などはテイクアウトでも楽しめます。

BLUE BEAT BLAND CAFE

自家製スイーツと共に自慢のコーヒーを

“小豆島にないものを作りたい”との思いからオープンした「BLUE BEAT BLAND CAFÉ」。「ONIBUS COFFEE」や高松の「SchopBean」から仕入れた、こだわりの豆のコーヒーを味わえますよ。ハンドドリップで一杯ずつ丁寧に淹れる、自慢のコーヒーをお楽しみください。

ボリューム満点のハンバーガーや、チーズケーキ・ブラウニー・ガトーショコラといった自家製スイーツも用意。10席ほどの小さなカフェですが、ゆっくりとした時間を過ごせます。

春日堂(株)福田港フェリー前店

小豆島のめずらしい名産品も揃う土産店

小豆島・福田港の目の前に立つ「春日堂(株)福田港フェリー前店」は、明治40年創業の老舗菓子工房「春日堂」が営んでいます。「春日堂」が製造した土産商品はもちろん、小豆島の名産品「手延べそうめん」など、さまざまな商品を取り揃えています。

焼酎で練った生地でこしあんを包んだ「ほろよい酒まんじゅう」、すり潰したワカメが麺に練り込まれた「わかめ素麺」は、小豆島でもあまりお目にかかれない逸品。

【宿】あわせて訪れたいおすすめ観光スポット5選

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瀬戸内国際芸術祭が開催される瀬戸内の島々には、特別な時間を過ごせる魅力的な宿が充実しています。なかでも人気なのが、絶景オーシャンビューの宿。部屋や温泉から、素晴らしい景色を満喫できますよ。

リゾート気分を味わえるホテルだけでなく、リーズナブルに宿泊できる民宿もあるので、お好みの宿をチェックしてみてください。食事や温泉が自慢の、瀬戸内のおすすめ宿を紹介します。

瀬戸内SUPリゾート碧

全室オーシャンビューの完全プライベート宿

瀬戸内海と田ノ浦半島を望む「瀬戸内SUPリゾート碧」は、全室4室の完全プライベートを満喫できる宿。全室開放的なオーシャンビューで、海へと続くテラスからは、時間によって表情を変える海を独り占めできます。便利なキッチンも完備しており、長期滞在にもおすすめ。

SUPA公認インストラクターの指導のもとSUPで海面を散歩したり、ヨガとマリンスポーツを組み合わせた「SUPヨガ」を体験できたりと、海のアクティビティも満喫できますよ。

オリビアン小豆島 夕陽ヶ丘ホテル

「日本の夕陽百選」「夕日の美しい宿」に選定

2021年、瀬戸内海を一望する小豆島の高台にオープンしたリゾートホテル「オリビアン小豆島 夕陽ヶ丘ホテル」。“Green Harmony~自然と人を繋ぐ~”をテーマに掲げており、広大な敷地にイングリッシュガーデン、芝生広場、ツリーハウス、夕陽ヶ丘いちご園・みかん園を併設しています。

「夕日の美しい宿」で全国3位に選ばれた自慢の夕日を、館内各所で楽しめますよ。瀬戸内海を一望できる「天空の露天風呂」で、心も身体もリフレッシュしましょう。

小豆島 三都の郷

木の温もりあふれる古民家宿

自然豊かな三都半島に位置する「小豆島 三都の郷」は、古民家をリノベーションした宿。木の温もりを感じる宿には、趣が異なる全6室の客室があります。

露天風呂「ウバメガシ」と内風呂「ウバメガシ」の2カ所の湯殿は、貸切で利用可能。星を眺めながら、ゆっくりと湯浴みをお愉しみください。夕食は、宿併設の「カフェはまひるがお」で、地元の魚介や野菜、「オリーブ牛」などを盛り込んだ、季節の会席料理を味わえます。

ビジネス民宿マルセ

素泊まりプランもあるアットホームな宿

土庄港フェリー乗り場から徒歩ですぐの場所にある「ビジネス民宿マルセ」は、気軽に宿泊できるアットホームな雰囲気の宿。8畳・6畳・4畳半の落ち着いた趣の和室は、旅の目的や人数によって選べるのでとても便利。

全室に、テレビ、エアコン、ドライヤー、空気清浄機、浴衣などが備わっており、快適に過ごせますよ。素泊まりでもパンとワンドリンクが付く、朝食無料のお得なサービスを提供しています。

ホテルライトスタイル

木とレンガ造りのかわいらしいホテル

アートの島として有名な直島に佇む「ホテルライトスタイル」は、街はずれにある小さくてかわいらしいホテル。木とレンガ造りの2階建てで、部屋は照明、壁、テラスなど細部までとことんこだわっています。

エコノミー、スタンダード、コーナーツインルームの3タイプから、好きな客室をお選びください。ホテルに隣接する「直島パスタ-REGALO-」では、瀬戸内海の新鮮な食材を使った絶品イタリアンを楽しめますよ。

瀬戸内海の島々でアートに触れる旅に出かけよう

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瀬戸内国際芸術祭は、アートだけでなく瀬戸内の島々ならではの景色やグルメなど、ここでしかできない体験を満喫できるイベントです。船に乗って瀬戸内の島々を巡りながら、島の良さを発見してみてください。瀬戸内ならではの、アートに触れる旅を楽しみましょう。

旅色編集部 おおもり

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記事企画・監修:旅色編集部 おおもり

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